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重要なお話。
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「「レイモンドさまーあーそびーましょー」」
「………1かげつぶりだな」
「「ウチもいろいろありましてー」」
「オレよりだいじなことなのか」
レイモンドは大分ほっとかれたせいかややグレかけている。
「かぞくがげんきでなかよしなのがいちばんだいじなのですレイモンドさま」
カイルはキリッとレイモンドを見た。
………まあプチ脱走とか誕生日に怯える父様に癒しの踊りをしたり、癒され過ぎて睡魔に襲われて眠ったダークが正座して子供たちに叱られたり、もうすぐ学校に上がるブレナンの支度を揃えたり、早くしないと誰かに取られちゃうから、そろそろ婚約をとかふざけた事を言い出したクロエをクールダウンさせたりと色々あったのは確かだ。
我が家は何か凪のような平穏が長くはもたないシステムになっているようだ。
呼び出しを食らって、職員室に向かう生徒のような心持ちで王宮に子供たちを連れてやって来た私とルーシーだが、先ずはレイモンド王子のご機嫌伺いをしつつ、後は子供たちを放牧させとけば良かろうとカイルにお任せし、ライリー殿下とナスターシャ妃殿下が待つ私室の方へ向かう。
何故か今回は謁見の間でないのが不思議だが、王族など権力者は気紛れなものである。身分の低いものはヘイヘイと従うしかないのだ。
「ねえルーシー」
「なんでございましょう」
「まさか婚約とかそんな話じゃないわよね?」
「確か殿下も妃殿下も、ある程度のお年頃になるまでは仲良くする程度で、と仰っておられたかと」
「そうよねそうよね?まだ4歳だものアナも」
廊下を案内するメイドの後ろを付いていきながらコソコソと話をする。
クロエはジークライン一筋なので、どう考えてもレイモンド王子に嫁ぐとか現時点では有り得ない。
まあジークラインも牽制していったみたいだし、クロエに声がかかることはなかろう。
だが残るアナはと言えば、今のところ色気より食い気や遊びの方が楽しいようで、チャンバラごっこや穴掘りなど男の子っぽい遊びを喜んでするようなところがある。良く言えばおおらか、悪く言えばガサツな子である。
コレを未来の皇太子妃にするのもどうかと思う。
「まあ、いざ話が出たらどうにもなりませんけども」
「………嫌な事を言わないでよ。せめて12………いや15歳位まではこう、いいお友達として過ごして、そのままフェードアウトを狙ってるんだから」
「まだ諦めてないんですねリーシャ様。夢は寝て見るものでございます。
わたくしクロエ様が全くお心が変わらないようなのでアチラは諦めましたし、アナスタシア様も何だかんだ言って身近にはレイモンド王子位しか年頃の殿方がおられないじゃございませんか。
第一、学校に上がって他の男の子たちを見て乙女心でも育ってくれないことには、恋とか愛とか今のアナ様には欠片も存在しておりませんから。
いっそ学校にいる間に誰かと間違いでもおかしてくれれば王族ラインは断ち切れると思うのですが、今は何とも」
「間違いは間違いで困るけども、まあその方がよしと思えてしまう自分も反省しなくてはいけないわね。
………それにしても、だとしたらお呼び出しの理由は何なのかしらねえ」
「当たって砕け散れと申しますし、まずはお話を伺いましょう」
「砕け散りたくはないけど、用件はさっさと片付けるに限るわね」
私たちは笑顔を作り直し、殿下たちの待つ部屋へと入る。
「リーシャ!お久しぶりね。入って入って」
「やあシャインベック夫人!よく来てくれたね!」
ナスターシャが笑顔で出迎えた。
椅子に座って紅茶を飲んでいたライリーも笑顔である。
怖い。
めっちゃ怖い。
いつもなら、
「(こんなに来る間隔が空くなんて)私たちと会いたくないのかしら。寂しいわぁ」
としょんぼりした振りしてチクチク嫌味をかましてくるのに、そんな気配すらない。
私の心のカラータイマーが警報を発している。
「ご無沙汰致しまして誠に申し訳ありません」
とりあえず淑女の礼をしつつ、勧められるままソファーに腰を下ろす。
ルーシーはソファーの背後で待機である。
「あの、何か、その、重要なお話があるとか伺いましたのですけれども、私などが伺っても宜しいのでしょうか?」
(意訳:おいおい子爵夫人にどんな重要な話があるっちゅうねん。子供たち連れてきて可愛い王子と遊ばせたってるんやからええやろ。帰らしてや)
「ええ、実はね。我が国も騎士団との親善試合とか、年に一度の建国祭はあっても、圧倒的に娯楽が不足してると思うのよ」
「………はあ。左様でございますね」
(意訳:それは前から思うとったけども、お国で考えてもらわなアカン話やしな)
「それでね、私以前にレイモンドがお芝居をしてるのを観て思ったのよ。お芝居を見せるイベントがあってもいいんじゃないかしらって!」
「それは、結構なお話でございますね」
(意訳:アカン、話が見えん。あったら確かに観に行きたいけどもやな。それのどこが重要な話なんや)
「リーシャもそう思うでしょう?
何日かに渡って幾つものお芝居をしてね、最終日に観に来た人が投票をして面白かった作品ベスト3とかに国から褒美を出すの。
とっても盛り上がりそうじゃない?」
「ええ、それは楽しそうでございますね!」
(意訳:ほー、ほんまに面白そうやないか。ルーシー休みくれるんかな?内容によっては私も幾つかの芝居観たいもんやなー)
「それで、ウチのレイモンドもお忍びと言うか、子供部門で出そうと思うのよ。だから、ね?」
「………はい?」
(意訳:何がね?や。嫌な予感がしてきたでおい)
「演技が上手い子が出ないとしょうがないじゃない。だからアナたちみんなにも出演して欲しいのよ」
「ウチの子たちを、ですか?いえっ、それは不敬になるのでは………」
(意訳:本人たち絶対ノリノリでやりたがると思うけども、王子とやって下手な事をしたら仕舞いやないか。断固拒否やで拒否)
「そんなことないわ。演技の間は無礼講ですもの!楽しみじゃなくて?脚本も幾つか書かせたのよツテがあったから」
「………さようで、ございますか。そうまで仰って頂けるのであれば………」
(意訳:何やもう出口塞がれとるやないか。まあ子供のお遊戯会とでも思えばええっちゅうことやな。まあ子供たちがちゃんと衣装着てお芝居をする姿も楽しそうっちゃぁ楽しそうやな。ダークと観るのもええかも知れん)
「ありがとう!貴女なら賛成してくれると思ったの。でね、話はここからなんだけど、貴女にもせっかくだから出て欲しいの。大人向けの芝居も幾つかやるけどヒロインが足りなくてねぇ。何作も同じ子がヒロインやっても面白くないじゃない?」
「………私は演技など全く不調法でして。ご迷惑しかお掛けしませんのでそちらはちょっと辞退させて頂きたく………」
(意訳:油断してたらいきなり爆弾投げ込んできおったで妃殿下さまよ。何で私がやらなあかんのや。観客の前で演技するなんて出来る訳なかろう。無理や無理!年季の入ったヒッキーやぞこちとら。恥をかくのがオチやで。絶対やらん!やらんぞ!)
「大丈夫よ!リーシャなら立ってるだけで絵になるから安心して!
それでね、2ヶ月しかないから急いで色々決めないと。まずはお稽古の場所なのだけれど………」
人の話をドスルーしてどんどん話を進めるナスターシャに、
(別の意味でなんて厄介な事案………。立ってるだけで絵になるなら、もう絵でも出しとけば良くね?聞こうや人の希望は)
と心の中で土砂降りの雨と警報が鳴り響く私に、背後からそっと労るように私の肩に手を置いたルーシーを見上げると、俯いたまま涙目で………苦しそうに笑いを堪えていた。
帰ったら覚えとけよルーシー。
「………1かげつぶりだな」
「「ウチもいろいろありましてー」」
「オレよりだいじなことなのか」
レイモンドは大分ほっとかれたせいかややグレかけている。
「かぞくがげんきでなかよしなのがいちばんだいじなのですレイモンドさま」
カイルはキリッとレイモンドを見た。
………まあプチ脱走とか誕生日に怯える父様に癒しの踊りをしたり、癒され過ぎて睡魔に襲われて眠ったダークが正座して子供たちに叱られたり、もうすぐ学校に上がるブレナンの支度を揃えたり、早くしないと誰かに取られちゃうから、そろそろ婚約をとかふざけた事を言い出したクロエをクールダウンさせたりと色々あったのは確かだ。
我が家は何か凪のような平穏が長くはもたないシステムになっているようだ。
呼び出しを食らって、職員室に向かう生徒のような心持ちで王宮に子供たちを連れてやって来た私とルーシーだが、先ずはレイモンド王子のご機嫌伺いをしつつ、後は子供たちを放牧させとけば良かろうとカイルにお任せし、ライリー殿下とナスターシャ妃殿下が待つ私室の方へ向かう。
何故か今回は謁見の間でないのが不思議だが、王族など権力者は気紛れなものである。身分の低いものはヘイヘイと従うしかないのだ。
「ねえルーシー」
「なんでございましょう」
「まさか婚約とかそんな話じゃないわよね?」
「確か殿下も妃殿下も、ある程度のお年頃になるまでは仲良くする程度で、と仰っておられたかと」
「そうよねそうよね?まだ4歳だものアナも」
廊下を案内するメイドの後ろを付いていきながらコソコソと話をする。
クロエはジークライン一筋なので、どう考えてもレイモンド王子に嫁ぐとか現時点では有り得ない。
まあジークラインも牽制していったみたいだし、クロエに声がかかることはなかろう。
だが残るアナはと言えば、今のところ色気より食い気や遊びの方が楽しいようで、チャンバラごっこや穴掘りなど男の子っぽい遊びを喜んでするようなところがある。良く言えばおおらか、悪く言えばガサツな子である。
コレを未来の皇太子妃にするのもどうかと思う。
「まあ、いざ話が出たらどうにもなりませんけども」
「………嫌な事を言わないでよ。せめて12………いや15歳位まではこう、いいお友達として過ごして、そのままフェードアウトを狙ってるんだから」
「まだ諦めてないんですねリーシャ様。夢は寝て見るものでございます。
わたくしクロエ様が全くお心が変わらないようなのでアチラは諦めましたし、アナスタシア様も何だかんだ言って身近にはレイモンド王子位しか年頃の殿方がおられないじゃございませんか。
第一、学校に上がって他の男の子たちを見て乙女心でも育ってくれないことには、恋とか愛とか今のアナ様には欠片も存在しておりませんから。
いっそ学校にいる間に誰かと間違いでもおかしてくれれば王族ラインは断ち切れると思うのですが、今は何とも」
「間違いは間違いで困るけども、まあその方がよしと思えてしまう自分も反省しなくてはいけないわね。
………それにしても、だとしたらお呼び出しの理由は何なのかしらねえ」
「当たって砕け散れと申しますし、まずはお話を伺いましょう」
「砕け散りたくはないけど、用件はさっさと片付けるに限るわね」
私たちは笑顔を作り直し、殿下たちの待つ部屋へと入る。
「リーシャ!お久しぶりね。入って入って」
「やあシャインベック夫人!よく来てくれたね!」
ナスターシャが笑顔で出迎えた。
椅子に座って紅茶を飲んでいたライリーも笑顔である。
怖い。
めっちゃ怖い。
いつもなら、
「(こんなに来る間隔が空くなんて)私たちと会いたくないのかしら。寂しいわぁ」
としょんぼりした振りしてチクチク嫌味をかましてくるのに、そんな気配すらない。
私の心のカラータイマーが警報を発している。
「ご無沙汰致しまして誠に申し訳ありません」
とりあえず淑女の礼をしつつ、勧められるままソファーに腰を下ろす。
ルーシーはソファーの背後で待機である。
「あの、何か、その、重要なお話があるとか伺いましたのですけれども、私などが伺っても宜しいのでしょうか?」
(意訳:おいおい子爵夫人にどんな重要な話があるっちゅうねん。子供たち連れてきて可愛い王子と遊ばせたってるんやからええやろ。帰らしてや)
「ええ、実はね。我が国も騎士団との親善試合とか、年に一度の建国祭はあっても、圧倒的に娯楽が不足してると思うのよ」
「………はあ。左様でございますね」
(意訳:それは前から思うとったけども、お国で考えてもらわなアカン話やしな)
「それでね、私以前にレイモンドがお芝居をしてるのを観て思ったのよ。お芝居を見せるイベントがあってもいいんじゃないかしらって!」
「それは、結構なお話でございますね」
(意訳:アカン、話が見えん。あったら確かに観に行きたいけどもやな。それのどこが重要な話なんや)
「リーシャもそう思うでしょう?
何日かに渡って幾つものお芝居をしてね、最終日に観に来た人が投票をして面白かった作品ベスト3とかに国から褒美を出すの。
とっても盛り上がりそうじゃない?」
「ええ、それは楽しそうでございますね!」
(意訳:ほー、ほんまに面白そうやないか。ルーシー休みくれるんかな?内容によっては私も幾つかの芝居観たいもんやなー)
「それで、ウチのレイモンドもお忍びと言うか、子供部門で出そうと思うのよ。だから、ね?」
「………はい?」
(意訳:何がね?や。嫌な予感がしてきたでおい)
「演技が上手い子が出ないとしょうがないじゃない。だからアナたちみんなにも出演して欲しいのよ」
「ウチの子たちを、ですか?いえっ、それは不敬になるのでは………」
(意訳:本人たち絶対ノリノリでやりたがると思うけども、王子とやって下手な事をしたら仕舞いやないか。断固拒否やで拒否)
「そんなことないわ。演技の間は無礼講ですもの!楽しみじゃなくて?脚本も幾つか書かせたのよツテがあったから」
「………さようで、ございますか。そうまで仰って頂けるのであれば………」
(意訳:何やもう出口塞がれとるやないか。まあ子供のお遊戯会とでも思えばええっちゅうことやな。まあ子供たちがちゃんと衣装着てお芝居をする姿も楽しそうっちゃぁ楽しそうやな。ダークと観るのもええかも知れん)
「ありがとう!貴女なら賛成してくれると思ったの。でね、話はここからなんだけど、貴女にもせっかくだから出て欲しいの。大人向けの芝居も幾つかやるけどヒロインが足りなくてねぇ。何作も同じ子がヒロインやっても面白くないじゃない?」
「………私は演技など全く不調法でして。ご迷惑しかお掛けしませんのでそちらはちょっと辞退させて頂きたく………」
(意訳:油断してたらいきなり爆弾投げ込んできおったで妃殿下さまよ。何で私がやらなあかんのや。観客の前で演技するなんて出来る訳なかろう。無理や無理!年季の入ったヒッキーやぞこちとら。恥をかくのがオチやで。絶対やらん!やらんぞ!)
「大丈夫よ!リーシャなら立ってるだけで絵になるから安心して!
それでね、2ヶ月しかないから急いで色々決めないと。まずはお稽古の場所なのだけれど………」
人の話をドスルーしてどんどん話を進めるナスターシャに、
(別の意味でなんて厄介な事案………。立ってるだけで絵になるなら、もう絵でも出しとけば良くね?聞こうや人の希望は)
と心の中で土砂降りの雨と警報が鳴り響く私に、背後からそっと労るように私の肩に手を置いたルーシーを見上げると、俯いたまま涙目で………苦しそうに笑いを堪えていた。
帰ったら覚えとけよルーシー。
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