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マッチョというパワーワード。

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 秋深し 隣は何を する人ぞ
 
 
 という訳で、まあ気分転換をしたくなると会社ではペイントで「ぼぼぼ、ボクは赤が好きなんだな」と色んなサンタクロースに扮したアニメキャラを描き出すか、脳内で新しい話のプロットを練り出すか(妄想ではないのだ。プロットである)、自宅ではメモ帳に落書きをし出すかストレッチという名目でふなっしーのようにヒャッハーとダンシングして孫の手を踏んづけて痛みにうずくまったりしている私だが(家なら小説の続きを書け)、人間誰しも集中力は永遠には続かない。
 
 適度に気分転換するのはメンタル的にも大変よろしいと思うので、私は常に気分転換を考えている。
 考えているうちに本来の目的を忘れてしまうほど気分転換がメインになったりもしているのだがまあそれはさておき、マッチョである。
 
 
 私は恋愛的な好みとしては別にマッチョが大好きな訳ではない。あってもなくても困らない、まあステーキについてるエシャロットみたいなモノなのであるが、1つの作品として見ると大好きである。
 
 人の筋肉というのはこのようについているのか、というのがあからさまに分かるし、見た目のインパクトもある。そして制服系の服装には素晴らしく映える。
 言葉のパワーとしても来るものがある。面白い。
 
 
 いや、決してマッチョを馬鹿にしている訳ではない。むしろ尊敬していると言ってもいい。
 
 あの筋肉は努力をしないとどうやっても身に付かないものなのだ。
 皆だって東大に入ろうと一生懸命勉強してる人を馬鹿にしたりしないだろう。
 
 ただ、マッチョの存在はコミカルなものにもなれるのだ。
 
 
 私は基本笑いが好きだ。
 嗤いではなく笑いなので勘違いしないで欲しい。
 
 そんな私にマッチョというワードを与えると、もそもそといじり出す。
 
 落書きしてるうちに、映画のタイトルにあったら面白いのでは、などと考えたりする。
 
「インディペンデンスマッチョ」
「マッチョリックス」
「フーテンの寅マッチョ」
「七人のマッチョ」
「スター・ウォーズ エピソードマッチョ」
「バックトゥーザマッチョ」
「時計じかけのマッチョ」
「マッチョ・ラプソディ」
「ハリーポッター アズガバンのマッチョ」
 
 ……などなど、考え出すとキリがない。
 タイトルにマッチョが入るだけで内容がどうこう言うより圧がすごい。
 中身がどうでもいいから観てみたい、そんな気にならないだろうか。私は確実になるタイプだ。
 
 
 正直、いいトシした大人が何いってんだと思われるだろうが、想像するというのは楽しい作業だ。
 
 脳からどんどんシワがなくなっていくような不安はあるが、どうせボケたらつるっつるになって想像ではなく幻覚被害妄想の類いになるのだし、理性があるうちに好きな想像をとことん広げておいた方が人生楽しいのである。
 
 

 でもぶっちゃけ、真面目で馬鹿な事などしたこともなかったような友達のお父さんも早めにボケてしまったりしていたので、脳の活性化という意味では馬鹿な事をとことん真剣に考えたりするのもリハビリとしてはいいのではないかと勝手に考えている(当社比)。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
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