191 / 217
191話 夏の大型コラボ!④
しおりを挟む
「ミミちゃんっ」
「はいっ」
一回戦の開始から五分が経過したことをエリナ先輩が告げ、その数秒後にあたしとミミちゃんは勝利に王手をかけた。
付き合いの長さと絆の強さを存分に発揮して的確に連携し、水に浮かぶおっぱいの様子にチラチラと視線を送りつつ、相手に得点を許さないまま試合を進めている。
体力や時間配分を考慮して、予行練習の時と同じ三点先取の一セットマッチ。
このまま勢いに乗って勝ち切りたい。
「劣勢だけど、諦めるにはまだ早いよ」
「その通り、まだまだ逆転できるにゃっ」
あと一点とはいえ、油断は禁物だ。
ここから三点連続で取られて負けるなんてことも、可能性としては決して有り得ない話じゃない。
「あっ、ごめん!」
考えているそばから、あたしのレシーブミスによってボールが想定と逆の方向へ飛んでいく。
「ドンマイです、焦らなくて大丈夫ですよっ」
「うんっ、ありがと!」
ミミちゃんの励ましによって元気を回復したあたしは、先ほどのミスを帳消しにするべく積極的に動き、とっさに仕掛けたフェイントが功を奏して試合を制することとなった。
ここでいったんプールサイドに上がり、タオルで体を拭いてから水分補給を行う。
勝ったあたしたちは、続けて一期生との二回戦に臨むことになる。休めるうちに体を休めておかないと。
勝利者インタビューとして五分ほどミミちゃんと共に実況席で話した後、再びベンチに腰かけて次の試合が始まるのを待つ。
「いよいよアタシたちの出番ね、シャテーニュ。疲れが残る相手を一方的に叩きのめすのは心苦しいけど、手加減せずボッコボコにするわよ!」
「そのセリフ、負けフラグっぽくない? まぁいいや。ネココちゃんとスノウちゃん、次の実況と解説よろしくねー」
先輩たちと交代して実況席に座った三期生の二人が先ほどの試合についてコメントを拾いつつ感想を話し、あたしとミミちゃんは静かにイチャイチャしながら休憩し、エリナ先輩とシャテーニュ先輩は試合に向けて準備運動を始める。
「予行練習の時は負けちゃったから、今日は先輩たちにリベンジしようねっ」
「そうですね、このまま全勝を目指しましょうっ」
ミミちゃんと拳を合わせ、ゆっくりと立ち上がる。
先輩たちも強敵だけど、あたしたちならきっと勝てる。
それはそれとして、ミミちゃんのスク水姿の破壊力が尋常じゃない。
いま考えるようなことじゃないけど、着替える前には土下座してでも写真を撮らせてもらわないと。
「はいっ」
一回戦の開始から五分が経過したことをエリナ先輩が告げ、その数秒後にあたしとミミちゃんは勝利に王手をかけた。
付き合いの長さと絆の強さを存分に発揮して的確に連携し、水に浮かぶおっぱいの様子にチラチラと視線を送りつつ、相手に得点を許さないまま試合を進めている。
体力や時間配分を考慮して、予行練習の時と同じ三点先取の一セットマッチ。
このまま勢いに乗って勝ち切りたい。
「劣勢だけど、諦めるにはまだ早いよ」
「その通り、まだまだ逆転できるにゃっ」
あと一点とはいえ、油断は禁物だ。
ここから三点連続で取られて負けるなんてことも、可能性としては決して有り得ない話じゃない。
「あっ、ごめん!」
考えているそばから、あたしのレシーブミスによってボールが想定と逆の方向へ飛んでいく。
「ドンマイです、焦らなくて大丈夫ですよっ」
「うんっ、ありがと!」
ミミちゃんの励ましによって元気を回復したあたしは、先ほどのミスを帳消しにするべく積極的に動き、とっさに仕掛けたフェイントが功を奏して試合を制することとなった。
ここでいったんプールサイドに上がり、タオルで体を拭いてから水分補給を行う。
勝ったあたしたちは、続けて一期生との二回戦に臨むことになる。休めるうちに体を休めておかないと。
勝利者インタビューとして五分ほどミミちゃんと共に実況席で話した後、再びベンチに腰かけて次の試合が始まるのを待つ。
「いよいよアタシたちの出番ね、シャテーニュ。疲れが残る相手を一方的に叩きのめすのは心苦しいけど、手加減せずボッコボコにするわよ!」
「そのセリフ、負けフラグっぽくない? まぁいいや。ネココちゃんとスノウちゃん、次の実況と解説よろしくねー」
先輩たちと交代して実況席に座った三期生の二人が先ほどの試合についてコメントを拾いつつ感想を話し、あたしとミミちゃんは静かにイチャイチャしながら休憩し、エリナ先輩とシャテーニュ先輩は試合に向けて準備運動を始める。
「予行練習の時は負けちゃったから、今日は先輩たちにリベンジしようねっ」
「そうですね、このまま全勝を目指しましょうっ」
ミミちゃんと拳を合わせ、ゆっくりと立ち上がる。
先輩たちも強敵だけど、あたしたちならきっと勝てる。
それはそれとして、ミミちゃんのスク水姿の破壊力が尋常じゃない。
いま考えるようなことじゃないけど、着替える前には土下座してでも写真を撮らせてもらわないと。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
身体だけの関係です‐原田巴について‐
みのりすい
恋愛
原田巴は高校一年生。(ボクっ子)
彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。
ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。
その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。
毎日19時ごろ更新予定
「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。
良ければそちらもお読みください。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる