149 / 211
149話 運動後のシャワー……の前に
しおりを挟む
すっかり汗だくになって帰宅したあたしとミミちゃんは、手洗いうがいを済ませ、冷蔵庫にあったスポーツドリンクでしっかりと水分を補給し、着替えを持って二人で脱衣所に行く。
汗をたっぷり吸い込んだ衣類を脱いで裸になると、わずかにひんやりとした脱衣所の空気によってささやかな爽快感を味わえた。
「ミミちゃんっ」
狭くないとはいえ、密室には変わらない空間。
汗をかいたミミちゃんが放つフェロモンは、あたしの理性をあっさりと粉砕した。
脱いだ服を洗濯機に入れた直後のミミちゃんにガバッと抱き着き、胸の谷間に顔を埋めて本能の赴くままに深く息をする。
「ひゃっ!?」
「ごめん、ちょっと我慢できそうにない」
おっぱいの柔らかさを顔で堪能しながら、いまの精神状態を正直に告げた。
あたしは背中に回した手を少し下げ、おっぱいに勝るとも劣らない迫力と柔らかさと弾力その他諸々を備えたお尻を鷲掴みにする。
これでお腹はほどよく引き締まって芸術的なくびれを形成しているのだから、反則を通り越して犯罪的な肉体と言わざるを得ない。
「んっ」
胸に顔を埋められた挙句にお尻まで触られるとは思っていなかったのか、ミミちゃんが驚いたような声を漏らす。
「ゆ、ユニコちゃんばっかり、ずるいです」
ミミちゃんは不満気な声でそう言うと、あたしの背中に手を回してギュッと抱きしめてくれた。
これ以上ないぐらいに二人の肌が密着し、お互いの汗が混ざり合う。
「ミミちゃん……」
顔を上げて、ミミちゃんの瞳を見つめる。
「ちゅっ」
背伸びをして顔を近付け、引き寄せられるように唇を重ねた。
毎日してるのに飽きる兆しすらなく、初めての時と比べても遜色ない興奮と幸福感に包まれながらキスをする。
唇が性感帯になったのかと思うほど、筆舌に尽くしがたい快楽が全身に伝播していく。
「もっと、してもいい?」
息継ぎの合間に訊ねると、これが返事とばかりに唇を塞がれた。
本来の目的であるシャワーのことなど二の次にして、熱い抱擁とキスをひたすらに続ける。
滴り落ちた唾液が、密着した二人の間に吸い込まれていく。
すぐさまティッシュで拭くべきなんだろうけど、もともと汗でベトベトなんだから些細なことは気にしない。
「んぅっ!」
永遠に続いてほしいとさえ思えた幸せな時間は、唐突に中断の時を迎えた。
運動後の疲労した状態で背伸びをし続けたことで、両足のふくらはぎがつってしまったからだ。
「いたたっ」
あたしは直立することもままならず、その場に尻もちをついてしまう。
「大丈夫ですか!?」
「あ、足、つっちゃったみたい。ふくらはぎ」
「どっちの足ですか?」
「どっちも……」
「分かりました。膝を伸ばして、そのまま少しじっとしていてください」
ミミちゃんは心配そうな表情を浮かべつつも、迅速かつ丁寧に対応してくれた。
爪先を掴んでゆっくりと引っ張ってくれたり、ふくらはぎを絶妙な力加減でマッサージしてくれたり。
「そこからだと、あたしのアソコ丸見えだね~」
痛みが和らいで余裕ができるや否や、変なことを言ってミミちゃんをからかう。
「あっ、うっ……えっと、その……っ!」
ミミちゃんは顔が一気に赤くなり、慌てて視線を逸らした。
もっと近い距離で隅々まで何度も見ているのに、相変わらずの初々しい反応。かわいすぎる。
「ミミちゃん、ありがとっ」
あたしはいろんな意味での感謝を込めて、お礼の言葉を口にした。
汗をたっぷり吸い込んだ衣類を脱いで裸になると、わずかにひんやりとした脱衣所の空気によってささやかな爽快感を味わえた。
「ミミちゃんっ」
狭くないとはいえ、密室には変わらない空間。
汗をかいたミミちゃんが放つフェロモンは、あたしの理性をあっさりと粉砕した。
脱いだ服を洗濯機に入れた直後のミミちゃんにガバッと抱き着き、胸の谷間に顔を埋めて本能の赴くままに深く息をする。
「ひゃっ!?」
「ごめん、ちょっと我慢できそうにない」
おっぱいの柔らかさを顔で堪能しながら、いまの精神状態を正直に告げた。
あたしは背中に回した手を少し下げ、おっぱいに勝るとも劣らない迫力と柔らかさと弾力その他諸々を備えたお尻を鷲掴みにする。
これでお腹はほどよく引き締まって芸術的なくびれを形成しているのだから、反則を通り越して犯罪的な肉体と言わざるを得ない。
「んっ」
胸に顔を埋められた挙句にお尻まで触られるとは思っていなかったのか、ミミちゃんが驚いたような声を漏らす。
「ゆ、ユニコちゃんばっかり、ずるいです」
ミミちゃんは不満気な声でそう言うと、あたしの背中に手を回してギュッと抱きしめてくれた。
これ以上ないぐらいに二人の肌が密着し、お互いの汗が混ざり合う。
「ミミちゃん……」
顔を上げて、ミミちゃんの瞳を見つめる。
「ちゅっ」
背伸びをして顔を近付け、引き寄せられるように唇を重ねた。
毎日してるのに飽きる兆しすらなく、初めての時と比べても遜色ない興奮と幸福感に包まれながらキスをする。
唇が性感帯になったのかと思うほど、筆舌に尽くしがたい快楽が全身に伝播していく。
「もっと、してもいい?」
息継ぎの合間に訊ねると、これが返事とばかりに唇を塞がれた。
本来の目的であるシャワーのことなど二の次にして、熱い抱擁とキスをひたすらに続ける。
滴り落ちた唾液が、密着した二人の間に吸い込まれていく。
すぐさまティッシュで拭くべきなんだろうけど、もともと汗でベトベトなんだから些細なことは気にしない。
「んぅっ!」
永遠に続いてほしいとさえ思えた幸せな時間は、唐突に中断の時を迎えた。
運動後の疲労した状態で背伸びをし続けたことで、両足のふくらはぎがつってしまったからだ。
「いたたっ」
あたしは直立することもままならず、その場に尻もちをついてしまう。
「大丈夫ですか!?」
「あ、足、つっちゃったみたい。ふくらはぎ」
「どっちの足ですか?」
「どっちも……」
「分かりました。膝を伸ばして、そのまま少しじっとしていてください」
ミミちゃんは心配そうな表情を浮かべつつも、迅速かつ丁寧に対応してくれた。
爪先を掴んでゆっくりと引っ張ってくれたり、ふくらはぎを絶妙な力加減でマッサージしてくれたり。
「そこからだと、あたしのアソコ丸見えだね~」
痛みが和らいで余裕ができるや否や、変なことを言ってミミちゃんをからかう。
「あっ、うっ……えっと、その……っ!」
ミミちゃんは顔が一気に赤くなり、慌てて視線を逸らした。
もっと近い距離で隅々まで何度も見ているのに、相変わらずの初々しい反応。かわいすぎる。
「ミミちゃん、ありがとっ」
あたしはいろんな意味での感謝を込めて、お礼の言葉を口にした。
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ハナノカオリ
桜庭かなめ
恋愛
女子高に進学した坂井遥香は入学式当日、校舎の中で迷っているところをクラスメイトの原田絢に助けられ一目惚れをする。ただ、絢は「王子様」と称されるほどの人気者であり、彼女に恋をする生徒は数知れず。
そんな絢とまずはどうにか接したいと思った遥香は、絢に入学式の日に助けてくれたお礼のクッキーを渡す。絢が人気者であるため、遥香は2人きりの場で絢との交流を深めていく。そして、遥香は絢からの誘いで初めてのデートをすることに。
しかし、デートの直前、遥香の元に絢が「悪魔」であると告発する手紙と見知らぬ女の子の写真が届く。
絢が「悪魔」と称されてしまう理由は何なのか。写真の女の子とは誰か。そして、遥香の想いは成就するのか。
女子高に通う女の子達を中心に繰り広げられる青春ガールズラブストーリーシリーズ! 泣いたり。笑ったり。そして、恋をしたり。彼女達の物語をお楽しみください。
※全話公開しました(2020.12.21)
※Fragranceは本編で、Short Fragranceは短編です。Short Fragranceについては読まなくても本編を読むのに支障を来さないようにしています。
※Fragrance 8-タビノカオリ-は『ルピナス』という作品の主要キャラクターが登場しております。
※お気に入り登録や感想お待ちしています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる