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133話 一種の羞恥プレイ②
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あたしの動画編集技術は決して高くない。
けど、できる限り頑張って作ったし、選んだシーンに関して言えば絶対の自信がある。
まずは対戦格闘ゲームであたしとコラボした際の様子。
『んぁっ、ゆ、ユニコちゃんっ、ちょっと待っ、んっ、んっ、やだっ、あんっ』
防戦一方となったミミちゃんが、なんともエッチな――もとい、形勢逆転のため懸命に抗おうとする必死な声を漏らす。
『くらえ!』
最初はあたしの声をカットしていたけど、不自然になったので再度編集した。
容赦ない一撃を受けたミミちゃんの悲鳴をもって、最初のシーンは終わり。
続いて、ミミちゃんの部屋でのオフコラボ。ホラーゲームを実況するミミちゃんを、あたしが隣で見守っている。
『ゆ、ユニコちゃん、もうクリアでよくないですか?』
『いやいや、まだ自宅から出ただけだよ』
『でも……ひゃうっ!?』
『リスナーさん! ミミちゃんが抱き着いてきた! 羨ましいでしょ~!』
『そ、そんなこと言ってないで、クリアまでの最短ルートを教えてくださいっ。ネタバレしてもいいですからっ』
『ダメだよ、あたしはミミちゃんが自力でクリアするのを見守るためにここにいるんだから』
怖さのあまりズルをしようとするミミちゃんもまたかわいい。
泣きそうになりながらも頑張って自力でクリアしたミミちゃんに、あたしは無意識のうちに拍手を送っていた。
見守り係と言いつつ途中で何度か意地悪な驚かせ方をしてしまったのは、少なからず反省している。
ミミちゃんがこの配信の後すぐにパンツを穿き替えた件について、あたしはどんな拷問を受けようとも他言しない。
次は、ミミちゃんが晩酌配信やコラボ配信などで飲食した際に『おいしい』と言った場面が連続して流れる。
言い方や声の大きさは当然ながらバラバラ。共通点を挙げるとすれば、どれもひたすらにかわいい。
何気にこの動画で最も編集に時間をかけた部分でもあり、声に合わせて『かわいい!』というテロップを入れている。
以降もミミちゃんのかわいいシーンが続き、動画はあっという間に終了した。
「編集はまだまだだけど、我ながら素晴らしい動画だったな~。ミミちゃん、どうだった?」
「か、顔から、火が出そうです」
無理やり絞り出したような声で、ミミちゃんがポツリと漏らす。
嫌がっているとかではなく、本当にただただ照れている感じだ。
耳まで赤くなって、視線は少しうつむきがち。
無意識なのか恥ずかしさを紛らわせるためなのか、あたしの手をギュッと握りしめている。
「でも……ありがとうございます」
ミミちゃんは視線をこちらに向けると、はにかむような笑顔でそう言った。
「どういたしまして! ミミちゃんも気が向いたらあたしの切り抜き作ってみてよ~」
「いいんですか? ユニコちゃんの恥ずかしいシーン、たくさん詰め込んじゃいますよ?」
「大丈夫、それはそれで羞恥プレイとして楽しむから!」
あたしはミミちゃんに対してのみ、ドМの一面も持ち合わせている。
今回のように二人で視聴すれば、きっといろんな意味で満足できるはずだ。
けど、できる限り頑張って作ったし、選んだシーンに関して言えば絶対の自信がある。
まずは対戦格闘ゲームであたしとコラボした際の様子。
『んぁっ、ゆ、ユニコちゃんっ、ちょっと待っ、んっ、んっ、やだっ、あんっ』
防戦一方となったミミちゃんが、なんともエッチな――もとい、形勢逆転のため懸命に抗おうとする必死な声を漏らす。
『くらえ!』
最初はあたしの声をカットしていたけど、不自然になったので再度編集した。
容赦ない一撃を受けたミミちゃんの悲鳴をもって、最初のシーンは終わり。
続いて、ミミちゃんの部屋でのオフコラボ。ホラーゲームを実況するミミちゃんを、あたしが隣で見守っている。
『ゆ、ユニコちゃん、もうクリアでよくないですか?』
『いやいや、まだ自宅から出ただけだよ』
『でも……ひゃうっ!?』
『リスナーさん! ミミちゃんが抱き着いてきた! 羨ましいでしょ~!』
『そ、そんなこと言ってないで、クリアまでの最短ルートを教えてくださいっ。ネタバレしてもいいですからっ』
『ダメだよ、あたしはミミちゃんが自力でクリアするのを見守るためにここにいるんだから』
怖さのあまりズルをしようとするミミちゃんもまたかわいい。
泣きそうになりながらも頑張って自力でクリアしたミミちゃんに、あたしは無意識のうちに拍手を送っていた。
見守り係と言いつつ途中で何度か意地悪な驚かせ方をしてしまったのは、少なからず反省している。
ミミちゃんがこの配信の後すぐにパンツを穿き替えた件について、あたしはどんな拷問を受けようとも他言しない。
次は、ミミちゃんが晩酌配信やコラボ配信などで飲食した際に『おいしい』と言った場面が連続して流れる。
言い方や声の大きさは当然ながらバラバラ。共通点を挙げるとすれば、どれもひたすらにかわいい。
何気にこの動画で最も編集に時間をかけた部分でもあり、声に合わせて『かわいい!』というテロップを入れている。
以降もミミちゃんのかわいいシーンが続き、動画はあっという間に終了した。
「編集はまだまだだけど、我ながら素晴らしい動画だったな~。ミミちゃん、どうだった?」
「か、顔から、火が出そうです」
無理やり絞り出したような声で、ミミちゃんがポツリと漏らす。
嫌がっているとかではなく、本当にただただ照れている感じだ。
耳まで赤くなって、視線は少しうつむきがち。
無意識なのか恥ずかしさを紛らわせるためなのか、あたしの手をギュッと握りしめている。
「でも……ありがとうございます」
ミミちゃんは視線をこちらに向けると、はにかむような笑顔でそう言った。
「どういたしまして! ミミちゃんも気が向いたらあたしの切り抜き作ってみてよ~」
「いいんですか? ユニコちゃんの恥ずかしいシーン、たくさん詰め込んじゃいますよ?」
「大丈夫、それはそれで羞恥プレイとして楽しむから!」
あたしはミミちゃんに対してのみ、ドМの一面も持ち合わせている。
今回のように二人で視聴すれば、きっといろんな意味で満足できるはずだ。
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