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50話 汗ばむ肌も魅力的①
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用事のため少しばかり遠出していたあたしとミミちゃんは、運動不足気味な生活を送っているということもあり、早めに電車を降りて一駅分歩いて帰ることにした。
おしゃべりしながらのんびりと歩き、夕焼けに彩られていた街並みがすっかり夜の景色へと移り変わった頃に家へと到着。
「こんなに歩いたの久しぶりだよ~」
「いい運動になりましたね」
洗面所で手を洗っていると、全身にうっすらと汗をかいていることに気付く。
ドッと汗が噴き出しているわけではないものの、気にならないと言えば嘘になる。
シャワーを浴びれば済む話だけど、あたしはふと、リスナーさんから頂いたとある品物を思い出した。
「ミミちゃん、あたしの部屋で待ってて!」
あたしはそれだけ言い残して洗面所を去り、ダイニングへと向かう。
目的の品を手に取り、リスナーさんに感謝しつつ自室へ移動する。
「お待たせ!」
「あっ――なるほど、そういうことですか」
勢いよく登場したあたしが持っている物を見て、ミミちゃんが納得の声を上げた。
「この汗拭きシートで、ミミちゃんの体を隅々まで拭いちゃうよ~!」
本当にありがたい話で、自分で買わなくてもいいぐらい汗拭きシートがプレゼントとして届いている。
また近いうちに、仲よく使わせてもらったことを配信で報告しないと。
「え? 自分で拭くからいいですよ」
キョトンとした顔で告げるミミちゃん。
当然ながら、このあたしが「それもそうだね」と言って素直に汗拭きシートを渡すわけがない。
「やだ! ミミちゃんの体はあたしが拭くから、ミミちゃんはあたしの体を拭いて!」
特に知略を巡らすわけでもなく、正面からの直球勝負を仕掛ける。
するとミミちゃんは、なにを言っても無駄であると察したらしく、苦笑混じりにうなずいた。
「それじゃ、いますぐ服を脱いでっ。もちろん下着もね!」
「はーい」
ベッドに座ったまま脱衣を始めるミミちゃんを、あたしはさも自分の特権であるとでも言うかのように堂々と眺める。
畳まれた衣服が重なるにつれて、ミミちゃんは生まれたままの姿に近づいていく。
国宝すらも霞むほどの価値がある下着姿が惜しげもなく晒され、白魚のような指がブラのホックを外す。
直後、本人の丁寧な所作とは裏腹に、拘束から解き放たれて自由を得たおっぱいが、まるで意思を持っているかのように揺れ弾む。
効果音を付けるとしたら、なにがいいだろう。
『ぷるんっ』とか『たぷんっ』もいいけど、少しばかりインパクトが弱い。
この迫力を伝えるには、『ぶるんっ!』とか『だぷんっ!』みたいに、濁点や感嘆符を用いた方がしっくりくる気がする。
なんてことを真剣に考えている間にミミちゃんはパンツを脱ぎ終え、一糸まとわぬ姿となった。
「脱いでから言うのもなんですけど、パンツまで脱がなくてもよかったんじゃないですか?」
「そんなことないよ! あたしはすっごく嬉しいもん!」
「答えになってないような気が……まぁ、喜んでくれているなら、いいですけど」
ミミちゃんは若干呆れつつも、あたしの心底嬉しそうな顔を見て、はにかんだような笑顔を浮かべる。
ベッドに座っているミミちゃんがあたしの方を見ると上目遣いになるわけだけど、照れた表情と相まって尋常じゃなくかわいい。食べたいぐらいかわいい。正直に言うといますぐ抱きたい。
「さてと、それじゃあ始めよっか」
ベッドに乗ってミミちゃんの背後に回り、汗拭きシートを取り出す。
「よろしくお願いします」
と言いもって、ミミちゃんは艶やかな黒髪を体の前面に流した。
背中を拭きやすいようにという配慮なのは分かっているけど、唐突に姿を見せたうなじの魅力は筆舌に尽くしがたく。
理性が飛ぶ寸前、自分の太ももを思いっきりつねることによってどうにか平常心を保つことができた。
あんまり意識したことなかったけど、あたしはめちゃくちゃ性欲が強いのかもしれない。
おしゃべりしながらのんびりと歩き、夕焼けに彩られていた街並みがすっかり夜の景色へと移り変わった頃に家へと到着。
「こんなに歩いたの久しぶりだよ~」
「いい運動になりましたね」
洗面所で手を洗っていると、全身にうっすらと汗をかいていることに気付く。
ドッと汗が噴き出しているわけではないものの、気にならないと言えば嘘になる。
シャワーを浴びれば済む話だけど、あたしはふと、リスナーさんから頂いたとある品物を思い出した。
「ミミちゃん、あたしの部屋で待ってて!」
あたしはそれだけ言い残して洗面所を去り、ダイニングへと向かう。
目的の品を手に取り、リスナーさんに感謝しつつ自室へ移動する。
「お待たせ!」
「あっ――なるほど、そういうことですか」
勢いよく登場したあたしが持っている物を見て、ミミちゃんが納得の声を上げた。
「この汗拭きシートで、ミミちゃんの体を隅々まで拭いちゃうよ~!」
本当にありがたい話で、自分で買わなくてもいいぐらい汗拭きシートがプレゼントとして届いている。
また近いうちに、仲よく使わせてもらったことを配信で報告しないと。
「え? 自分で拭くからいいですよ」
キョトンとした顔で告げるミミちゃん。
当然ながら、このあたしが「それもそうだね」と言って素直に汗拭きシートを渡すわけがない。
「やだ! ミミちゃんの体はあたしが拭くから、ミミちゃんはあたしの体を拭いて!」
特に知略を巡らすわけでもなく、正面からの直球勝負を仕掛ける。
するとミミちゃんは、なにを言っても無駄であると察したらしく、苦笑混じりにうなずいた。
「それじゃ、いますぐ服を脱いでっ。もちろん下着もね!」
「はーい」
ベッドに座ったまま脱衣を始めるミミちゃんを、あたしはさも自分の特権であるとでも言うかのように堂々と眺める。
畳まれた衣服が重なるにつれて、ミミちゃんは生まれたままの姿に近づいていく。
国宝すらも霞むほどの価値がある下着姿が惜しげもなく晒され、白魚のような指がブラのホックを外す。
直後、本人の丁寧な所作とは裏腹に、拘束から解き放たれて自由を得たおっぱいが、まるで意思を持っているかのように揺れ弾む。
効果音を付けるとしたら、なにがいいだろう。
『ぷるんっ』とか『たぷんっ』もいいけど、少しばかりインパクトが弱い。
この迫力を伝えるには、『ぶるんっ!』とか『だぷんっ!』みたいに、濁点や感嘆符を用いた方がしっくりくる気がする。
なんてことを真剣に考えている間にミミちゃんはパンツを脱ぎ終え、一糸まとわぬ姿となった。
「脱いでから言うのもなんですけど、パンツまで脱がなくてもよかったんじゃないですか?」
「そんなことないよ! あたしはすっごく嬉しいもん!」
「答えになってないような気が……まぁ、喜んでくれているなら、いいですけど」
ミミちゃんは若干呆れつつも、あたしの心底嬉しそうな顔を見て、はにかんだような笑顔を浮かべる。
ベッドに座っているミミちゃんがあたしの方を見ると上目遣いになるわけだけど、照れた表情と相まって尋常じゃなくかわいい。食べたいぐらいかわいい。正直に言うといますぐ抱きたい。
「さてと、それじゃあ始めよっか」
ベッドに乗ってミミちゃんの背後に回り、汗拭きシートを取り出す。
「よろしくお願いします」
と言いもって、ミミちゃんは艶やかな黒髪を体の前面に流した。
背中を拭きやすいようにという配慮なのは分かっているけど、唐突に姿を見せたうなじの魅力は筆舌に尽くしがたく。
理性が飛ぶ寸前、自分の太ももを思いっきりつねることによってどうにか平常心を保つことができた。
あんまり意識したことなかったけど、あたしはめちゃくちゃ性欲が強いのかもしれない。
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