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26 絶対に逃がさない!
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ディアマンテは朝から機嫌が悪かった。
木材採取場所でも無言で誰とも言葉を交わさない。その様子から、「夜の行為」が上手くいかなかったことを察した同僚の青年達は、ソッとしておこうと口々に言い合った。
昨日の痴態の所為で、ルーチェはディアマンテに朝の愛撫を許さなかった。代わりに指から採取した血を大きなスプーンに用意していた。
「……マスター、これは?」
「どう見ても貴方の燃料でしょ? 何かご不満?」
「……」
ディアマンテはその血を一気に吸い込むと、少し血で濡れた唇を妖しく舐めながらルーチェに近づいていく。ルーチェはそっぽを向いて反対方向へと逃げようとするが、簡単に拘束されて壁ドンの体勢になった。
二メートル以上あるディアマンテと一五三センチのルーチェでは、大人と子供ほどの身長差だ。ディアマンテの胸の下にルーチェの顔があるのだから、かなり前屈みにならないとキスすらできない。
もちろんディアマンテは身体を前に屈ませてルーチェの唇を奪いにいく。しかしルーチェは手を口の前に置き、「血をあげたのだからキスは必要ないでしょ!」と言いながらディアマンテを睨む。
「キスは必要だ……。マスターと俺との繋がり。もちろん、燃料補給の意味も大きいが……」
「あの血で燃料は十分よ! それにコレも持って行って」
小瓶に入った赤い物をディアマンテに突き出したルーチェは「お昼ご飯よ」と呟く。ディアマンテはそれがルーチェの血だと瞬時に気が付く。
「マスター、俺は――」
ディアマンテが何かを言おうとしたが、ルーチェは「早く仕事に行きなさい! マスター命令よ!」と声を荒らげて遮る。そしてそのまま顔を真っ赤にさせて、自室へと走って入ってしまうのだ。
命令と言われては為す術もないディアマンテは、小さな子供のように何度も何度もルーチェの部屋の方を振り返りながら、寂しそうにドアから出て仕事に向かったのだった。
「……血だけでは駄目だ。マスターの口を吸わないと。できればずっと触れていたい。本当はマスターと身体の奥深くまで繋がりたいのに……」
そう考えれば考えるほどに身体は熱く燃えるように滾り出す。ディアマンテはこの感情がいまいち理解できなかったが、身体の中心の逸物がムクムクと熱をもって反応する。
「なあ、ディアマンテって機嫌悪そうにしていたけれど勃起してねえか……?」
「言ってやるな。同じ男なら黙っておいてやるのも礼儀だぜ……」
****
昼休憩になり、ディアマンテはルーチェの家へと戻る。昼食だと血を渡されていたが、ルーチェの愛蜜が飲みたいので、いつも通りに家のドアを開けて中に入った。
「……マスター? 何処にいる?」
明らかに人気のない室内。スンスンと鼻を動かす。そして瞬時にルーチェがいないことを理解する。いつもの場所に魔女のとんがり帽子もマントも置いていないのだから。
「俺を置いて何処に行った! だから側から離れたくなかったんだ!」
ドンと大きな音を立ててダイニングテーブルを叩くディアマンテは、感情が乏しい筈なのに眼が大きく見開き眉間に皺が寄っている。美しく長い銀髪は宙に浮くように立ち上がり、チカチカと電流が流れているように光り出した。
「絶対に逃がさない! もう二度と側から離れない……、二度とだ!」
入り口に置いていた使えもしない剣を握り、一歩一歩が重いディアマンテは、大きな音を立てて家から飛び出していくのだった。
****
ルーチェは激しい頭痛とともにゆっくりと目を開けていく。視界はチカチカとしており、瞼は何度も閉まりそうになったが、それでも何とか目を開く。
「こ、ここは……どこ?」
少し殺風景な部屋は大きなベッドが一台置いてあるだけで、窓も椅子も机もなかった。そのベッドの上に横になっているルーチェは、頭を押さえながら上体を起こしていく。
ジャランと自分の周囲から音がする。ルーチェの視界には鉄の鎖が見えた。そしてその鎖は何故か頭を押さえている右手に繋がれている。驚いたルーチェは左側の手も動かしたが、そちらにも鎖は当たり前のように繋がっていた。
「どういうこと? どうして私は繋がれているの?」
混乱するルーチェの耳に誰かの足音が聞こえてくる。その足音は部屋の前で止まった。重厚なドアがゆっくりと音を立てながら開けられ、その扉の向こうにはルーチェが一番会いたくない人物が立っていた。
「んー、魔女ルーチェ。お目覚めかな?」
「ダンバルドさん、これはどういうことですか!」
「フフフ、やはり怒った顔も可愛いですねえ……」
今までにないほどにニタニタと薄ら笑いを浮かべるダンバルドは、自慢の髭を撫でながらルーチェに近づく。
「んー、私は心底ガッカリしました。貴方ときたら、昼間からあの男に股を開き淫らな行為をしている。ああ、魔女はやはり卑猥な生き物ですねえ」
「それは……。でもどうしてそれを! 正か盗み見を……!」
「んー、未来の愛人の日常を知っておくのは当たり前。貴方がどんなふうに身悶えて声を上げていたのかも、密偵は事細やかに報告してくれています。官能小説が書けるほどに……」
ダンバルドがベッドまであと数歩のところでルーチェは大声をあげた。
「それ以上近づくなら攻撃します! 私は魔女よ!」
それを聞いて高笑いをするダンバルドは、「これは愉快だ」と何度も言う。その様子にムッとするルーチェは、「フエゴ!」と炎の魔法を唱えるが、指先からは何も現れない。同じように数回繰り返すが、全く炎はでなかった。
――どうして? 私にはジオンのペンダントが……。
ルーチェが胸のペンダントを触ろうとすると、そこにあるはずのペンダントは無い。青ざめるルーチェは身体中を弄るようにするが、何処にもペンダントは無かった。
「んー、貴方がお探しの物はコレかな……?」
声に釣られてダンバルドの方を見ると、彼の手にジオンのネックレスが光ってぶら下がっていたのだった。
木材採取場所でも無言で誰とも言葉を交わさない。その様子から、「夜の行為」が上手くいかなかったことを察した同僚の青年達は、ソッとしておこうと口々に言い合った。
昨日の痴態の所為で、ルーチェはディアマンテに朝の愛撫を許さなかった。代わりに指から採取した血を大きなスプーンに用意していた。
「……マスター、これは?」
「どう見ても貴方の燃料でしょ? 何かご不満?」
「……」
ディアマンテはその血を一気に吸い込むと、少し血で濡れた唇を妖しく舐めながらルーチェに近づいていく。ルーチェはそっぽを向いて反対方向へと逃げようとするが、簡単に拘束されて壁ドンの体勢になった。
二メートル以上あるディアマンテと一五三センチのルーチェでは、大人と子供ほどの身長差だ。ディアマンテの胸の下にルーチェの顔があるのだから、かなり前屈みにならないとキスすらできない。
もちろんディアマンテは身体を前に屈ませてルーチェの唇を奪いにいく。しかしルーチェは手を口の前に置き、「血をあげたのだからキスは必要ないでしょ!」と言いながらディアマンテを睨む。
「キスは必要だ……。マスターと俺との繋がり。もちろん、燃料補給の意味も大きいが……」
「あの血で燃料は十分よ! それにコレも持って行って」
小瓶に入った赤い物をディアマンテに突き出したルーチェは「お昼ご飯よ」と呟く。ディアマンテはそれがルーチェの血だと瞬時に気が付く。
「マスター、俺は――」
ディアマンテが何かを言おうとしたが、ルーチェは「早く仕事に行きなさい! マスター命令よ!」と声を荒らげて遮る。そしてそのまま顔を真っ赤にさせて、自室へと走って入ってしまうのだ。
命令と言われては為す術もないディアマンテは、小さな子供のように何度も何度もルーチェの部屋の方を振り返りながら、寂しそうにドアから出て仕事に向かったのだった。
「……血だけでは駄目だ。マスターの口を吸わないと。できればずっと触れていたい。本当はマスターと身体の奥深くまで繋がりたいのに……」
そう考えれば考えるほどに身体は熱く燃えるように滾り出す。ディアマンテはこの感情がいまいち理解できなかったが、身体の中心の逸物がムクムクと熱をもって反応する。
「なあ、ディアマンテって機嫌悪そうにしていたけれど勃起してねえか……?」
「言ってやるな。同じ男なら黙っておいてやるのも礼儀だぜ……」
****
昼休憩になり、ディアマンテはルーチェの家へと戻る。昼食だと血を渡されていたが、ルーチェの愛蜜が飲みたいので、いつも通りに家のドアを開けて中に入った。
「……マスター? 何処にいる?」
明らかに人気のない室内。スンスンと鼻を動かす。そして瞬時にルーチェがいないことを理解する。いつもの場所に魔女のとんがり帽子もマントも置いていないのだから。
「俺を置いて何処に行った! だから側から離れたくなかったんだ!」
ドンと大きな音を立ててダイニングテーブルを叩くディアマンテは、感情が乏しい筈なのに眼が大きく見開き眉間に皺が寄っている。美しく長い銀髪は宙に浮くように立ち上がり、チカチカと電流が流れているように光り出した。
「絶対に逃がさない! もう二度と側から離れない……、二度とだ!」
入り口に置いていた使えもしない剣を握り、一歩一歩が重いディアマンテは、大きな音を立てて家から飛び出していくのだった。
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ルーチェは激しい頭痛とともにゆっくりと目を開けていく。視界はチカチカとしており、瞼は何度も閉まりそうになったが、それでも何とか目を開く。
「こ、ここは……どこ?」
少し殺風景な部屋は大きなベッドが一台置いてあるだけで、窓も椅子も机もなかった。そのベッドの上に横になっているルーチェは、頭を押さえながら上体を起こしていく。
ジャランと自分の周囲から音がする。ルーチェの視界には鉄の鎖が見えた。そしてその鎖は何故か頭を押さえている右手に繋がれている。驚いたルーチェは左側の手も動かしたが、そちらにも鎖は当たり前のように繋がっていた。
「どういうこと? どうして私は繋がれているの?」
混乱するルーチェの耳に誰かの足音が聞こえてくる。その足音は部屋の前で止まった。重厚なドアがゆっくりと音を立てながら開けられ、その扉の向こうにはルーチェが一番会いたくない人物が立っていた。
「んー、魔女ルーチェ。お目覚めかな?」
「ダンバルドさん、これはどういうことですか!」
「フフフ、やはり怒った顔も可愛いですねえ……」
今までにないほどにニタニタと薄ら笑いを浮かべるダンバルドは、自慢の髭を撫でながらルーチェに近づく。
「んー、私は心底ガッカリしました。貴方ときたら、昼間からあの男に股を開き淫らな行為をしている。ああ、魔女はやはり卑猥な生き物ですねえ」
「それは……。でもどうしてそれを! 正か盗み見を……!」
「んー、未来の愛人の日常を知っておくのは当たり前。貴方がどんなふうに身悶えて声を上げていたのかも、密偵は事細やかに報告してくれています。官能小説が書けるほどに……」
ダンバルドがベッドまであと数歩のところでルーチェは大声をあげた。
「それ以上近づくなら攻撃します! 私は魔女よ!」
それを聞いて高笑いをするダンバルドは、「これは愉快だ」と何度も言う。その様子にムッとするルーチェは、「フエゴ!」と炎の魔法を唱えるが、指先からは何も現れない。同じように数回繰り返すが、全く炎はでなかった。
――どうして? 私にはジオンのペンダントが……。
ルーチェが胸のペンダントを触ろうとすると、そこにあるはずのペンダントは無い。青ざめるルーチェは身体中を弄るようにするが、何処にもペンダントは無かった。
「んー、貴方がお探しの物はコレかな……?」
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