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19 さらなる燃料製造レバーを発見した

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 ディアマンテとの生活を始めて一週間が過ぎた辺りに、漁港の街にある果物屋の女将からディアマンテに仕事があると声を掛けられる。ちょうど、二人で食料の買い出しに来ており、せっかくだからと求人募集をしている仕事場に二人で顔を出すことにした。

「うちはね、森で木を切って木材を作っているんだよ。それを港に運んで船に積む。そこまで全部をできる人が欲しいのだが……。君ならできそうだね!」

 木材屋の主人――毛深い男が、感心したようにディアマンテの身体を眺めている。木材屋の主人も筋肉が盛り上がった身体をしているが、ディアマンテの筋肉は彫刻のように美しく、同性でも惚れ惚れするのだろう。

「就業時間はどれ位なのだ? 俺は余りマスターから離れられない」
「え? ああ、そうだなあ……。朝から夕方までだから――」
「無理だ! 燃料補給――」
「わーーーー! ディアマンテったら、お昼ご飯でしょ!」
「えっと、まあ、昼飯時は家に帰ってもいいぞ。どうせ大半は森の中で木を切っているからな。纏まってから港に運んだりするし」

 ディアマンテはまだ納得していないようだったが、木材屋の主人が提示した賃金が思いの外多く、ルーチェが喜んだので「マスターが嬉しいのなら」と了承した。


「では、明日からお願いします!」と笑顔でディアマンテの代わりに挨拶するルーチェと、その横で少し不機嫌そうなディアマンテが店から出ていく。すると店の奥から「んー、主人助かりました」と、聞き慣れた声が店内に響き渡るのだ。

「ダンバルドさん……。言われた通りに多めの賃金で雇いましたが、本当に多く払う分を保証してくれるのですよね?」
「んー、当たり前じゃないですか。ここの木材は全てうちで買い取ります。この森で採れる木材は良い物なのでね……」
「そうですか? しかし、どうしてあのディアマンテっていう男を? もちろん、力がありそうだし、うちとしては助かりますが……」

 木材屋の主人の方を、髭をゆっくりと撫でながら見るダンバルドの瞳は氷のように冷たかった。それは深く追求するなと圧力をかけている。主人は喉まで出かかった言葉を飲み込む。

「んー、楽しくなってきましたねえ」

 ダンバルドは足取りも軽く店を出て、店の裏で待機していた豪華な馬車に急いで乗るのだった。

****

「んぁ……、駄目。うぅ……、あぁぁぁ!」

 ピチャピチャという湿った音とルーチェの嬌声が室内に響いていた。大きな身体をしたディアマンテが、小柄なルーチェの下半身に顔を埋め、動物のように一心不乱に秘部を舐めている。ルーチェはベッドの上のシーツを掴んで、ビクビクと身体を痙攣させていた。

 この淫猥な光景は、あの日から毎晩続けられていた。

 昼間は毎時間のようにキスを強請るディアマンテに、最初は戸惑っていたルーチェも次第に馴れていっていたが、この秘部を舐められる行為にはまだちっとも馴れない。

 ルーチェは最初は断固拒否の姿勢だったが、その拒否した日は毎時間ディアマンテに起こされて、そのたびに濃厚なキスをお見舞いされてしまい、翌日は酷い寝不足になった。そのときの辛さを思って、この淫らな行為は了解せねばならない状況になってしまっている。

「んぁ……! ちょ、ちょっと――」

 ディアマンテの舌は秘部から離れてルーチェの身体を昇っていく。そして身体の割には大きな乳房に到達した。

 ピンク色のまだ開発されていない二つの小さな突起は、小さく小刻みに震えており、ディアマンテの繰り広げるであろう「何か」を心待ちにしているようだった。

「本で見たが、ここは乳が出る場所なのだろう? マスターの乳は、俺にとって燃料になるのか試したい」
「え? 乳って……。私、お母さんではないから出ないわよ」
「……母ではないと出ないのか? それでも試してみたい」

 ルーチェが「駄目」という前に、ディアマンテは胸の突起を口に含んで吸い出す。もちろん母乳は全く出ない。しかしディアマンテは諦めないようで、突起を吸いながら両手で柔らかい胸を形が変わるほどに揉みしだく。

「あぁん! やぁ……」

 脚をバタバタさせるルーチェをグッと引っ張り上げて対面座位の体勢にしたディアマンテは、大きな身体を曲げて胸を吸い続ける。ルーチェの脚はディアマンテの胴体に絡まり、ギュッと締め付けていた。

 もちろん、どんなに胸を吸っても母乳は出てこない。しかしディアマンテはそこが愛蜜を製造するレバーだということを発見したようだ。嬌声を上げ続けるルーチェの下半身から、甘く濃い匂いが漂ってきたのだから。

「マスター、乳はどうやら出ないが、燃料は下の穴からもっと出てきたぞ。これは、下の穴の上にある小さな赤い突起と同じ役割――」
「うるさいーーーー! もう燃料補給は終わり! 明日から仕事でしょう? もう、寝る時間!」

 ルーチェによって部屋から追い出されたディアマンテは、寂しそうに何度も振り返りながら自室へと入っていくのだった。 
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