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プロローグ
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「もう! 付いてこないでって言っているでしょう!」
薄暗い森の中で響く女の声。周囲には人影はなく、シーンと静まりかえっている。
小柄な少女と呼ぶにはもう似つかわしくない、少女よりは大人寄りの女が顔を膨らませて大股で歩いていた。服装は少女趣味でフリルの多いゴシック系。白のパフスリーブのブラウスに、リボンの付いた黒色の大きく広がったワンピースを着ている。足元は茶色の皮の編み上げブーツを履いていおり、少し大きな紫のマントを羽織っていた。
頭には黒のとんがり帽子を被っており、帽子からはみ出ている髪はロングの少し茶色いくせ毛。そのクリクリとした髪が、女が歩く振動で少し弾んでいる。
「マスター! この辺は危ない。余り遠くに行かない方がいい……」
女の後ろから付いてくる男は、身長が二メートル以上はある大男だが、彫りの深い顔は恐ろしいほどに美しかった。感情の読み取れない氷のような表情が、その美しさを更に際立たせる。そして白銀の長い髪を一つに束ねており、身体は簡素な布の服で覆われているが、薄い布の服では隠せないほどに鍛え上げられた筋肉を身に纏っていた。
女の三歩が男の一歩と変わらないので、男はわざとゆっくり女の後に付いて歩く。
「だから、マスターって言わないでよ。私はルーチェよ、ディアマンテ!」
自分でルーチェと名乗った女は、振り返って大男ディアマンテを見る。ディアマンテはキョトンとした顔をしていた。意味が分からないと言いたげだ。
「……貴方は私に命を吹き込んだマスターだ。どうして、マスターと呼んではいけない? 私は貴方の下僕、ゴーレムだ」
「だ、だから嫌なの! こんな小さく若い私が、貴方みたいな大男にマスター呼びされているのは変でしょ! みんな誤解するわ……」
「……変ではないと思うが?」
ディアマンテは大きな身体を少しかがめて、小さなルーチェの顔を覗き込む。すると彼の美しい瞳が、ルーチェの視界に飛び込んだ。その美しい瞳孔は黒いが角膜はシルバーで、虹彩は正しくダイヤモンドのようにキラキラと光っている。思わずウットリとした表情で、ディアマンテの瞳を見てしまったルーチェは、ハッと我に返り、彼を軽く押しのけてそっぽを向く。
「じゃあ貴方のマスターは辞めるわ。だって……、ディアマンテったらエッチなことしてくるのですもの! ああ、もう……、思い出しただけで……!」
顔を真っ赤にするルーチェは「初めてだったのに」とブツブツ呟いている。そんな彼女を見て、首を横斜めに傾けたディアマンテは、「口を吸ったのが嫌だったのか?」と尋ねた。その言葉を聞いて更に顔を赤らめたルーチェは、「キャー!」と声を上げて闇雲に走り出す。
無我夢中で走るルーチェは自分でも何処に向かっているか分からない。けれども、その逃走は呆気なく終わりを告げた。
何故かルーチェより先回りしていたディアマンテが、ルーチェの進行方向に立っていたからだ。
「……マスター、この先は崖だ。危ない」
ルーチェをグッと抱き上げたディアマンテは、そのまま彼女を肩に軽々と担いで元来た道を戻っていく。
「キャー! こ、こういうことも、普通はしないのよ!」
「どうしてだ? 昨日読んだ本には男が女をこうやって運んでいた」
「この世界では普通だとしても、私のいた元の世界ではこんな運び方したら大問題です! 女性は物ではないって怒られるわ! 下着だって……見えてしまうじゃない!」
「……俺はマスターを物だと思ってなどない。マスターは俺の大事な人だ」
ディアマンテはルーチェを肩から下ろし、胸の前で抱きかかえる。「これで満足か?」と言いたげな顔でジッとルーチェを見つめる。ルーチェは更に恥ずかしくなり「これも駄目! 下ろして!」と絶叫するのだ。
そっとルーチェを地面に戻すディアマンテは、ルーチェが逃げないようにギュッとルーチェの手を握っている。その仕草が子供のようで、ルーチェの胸は少しキュッと締め付けられた。
「俺はマスターの体液が燃料だ。それを定期的に貰わないと停止する。動かない人形に逆戻りだ……。マスターは血を分けてくれていたが、それをしているとマスターの命が危なくなる。だから口から粘膜を摂取したのだ……」
「た、確かに……。血をいつも与え続けるのは大変よ。だけれど、キスは……。キスは恋人同士でするものなのよ!」
「昨日読んだ本に……」
「だから! この世界の常識と私のいた世界の常識は違うのーー! 私はこの世界に来てから、殆どをこの静寂の森で過ごしているの。だから貞操観念は元の世界のまま! 奔放なこの世界に毒されていません!」
興奮して話すルーチェとは対照的に、ディアマンテは無表情で黙って聞いている。ディアマンテは表情に乏しく、感情が余り顔には表れていない。美しい顔は正しく動かない彫刻のようだった。ルーチェが思う存分言いたいことを言い終わった頃に、ディアマンテがゆっくりと口を開く。
「マスター、ではその恋人というものに俺となれば良いのでは? 恋人ならマスターの口を吸っても良いのだろう?」
「な、何言っているのよ! なりません! 恋人は愛し合っている二人がなるものなの。ディアマンテは恋人の意味を分かっていないでしょ?」
それを聞いて大きく頷くディアマンテは、「今夜、本を読んで調べる」と言うのだが、ルーチェは「調べなくていいです」と返した。
「マスターは、俺のマスターを辞めて俺の命を止めるのだな……。俺のことはいらないから捨てるのだな……?」
キラキラ光る瞳でルーチェをジッと見つめ、大きな身体に似つかわしくない弱気な雰囲気を醸し出す。そんなディアマンテに捨てられた子犬(大型犬種)を重ねるルーチェは、「私、捨て犬に弱いの……」と呟いた。
「す、捨てないから……。私が作ったゴーレムだし、最後まで面倒をみます……」
その言葉を聞いて安心したようなディアマンテは、「さあ、家に帰ろうマスター」とルーチェに告げる。ルーチェはまだ納得していない顔だが、「そ、そうね……」と家に向かって少し重い足取りで歩き出す。
そんなルーチェの少し後ろを歩くディアマンテの表情は、乏しい筈の表情とは打って変わり妖しく微笑んでいる。「マスター、永遠に離れない……」と、ルーチェに聞こえないように呟き、あの美しい瞳でジッと見つめるのだった。
薄暗い森の中で響く女の声。周囲には人影はなく、シーンと静まりかえっている。
小柄な少女と呼ぶにはもう似つかわしくない、少女よりは大人寄りの女が顔を膨らませて大股で歩いていた。服装は少女趣味でフリルの多いゴシック系。白のパフスリーブのブラウスに、リボンの付いた黒色の大きく広がったワンピースを着ている。足元は茶色の皮の編み上げブーツを履いていおり、少し大きな紫のマントを羽織っていた。
頭には黒のとんがり帽子を被っており、帽子からはみ出ている髪はロングの少し茶色いくせ毛。そのクリクリとした髪が、女が歩く振動で少し弾んでいる。
「マスター! この辺は危ない。余り遠くに行かない方がいい……」
女の後ろから付いてくる男は、身長が二メートル以上はある大男だが、彫りの深い顔は恐ろしいほどに美しかった。感情の読み取れない氷のような表情が、その美しさを更に際立たせる。そして白銀の長い髪を一つに束ねており、身体は簡素な布の服で覆われているが、薄い布の服では隠せないほどに鍛え上げられた筋肉を身に纏っていた。
女の三歩が男の一歩と変わらないので、男はわざとゆっくり女の後に付いて歩く。
「だから、マスターって言わないでよ。私はルーチェよ、ディアマンテ!」
自分でルーチェと名乗った女は、振り返って大男ディアマンテを見る。ディアマンテはキョトンとした顔をしていた。意味が分からないと言いたげだ。
「……貴方は私に命を吹き込んだマスターだ。どうして、マスターと呼んではいけない? 私は貴方の下僕、ゴーレムだ」
「だ、だから嫌なの! こんな小さく若い私が、貴方みたいな大男にマスター呼びされているのは変でしょ! みんな誤解するわ……」
「……変ではないと思うが?」
ディアマンテは大きな身体を少しかがめて、小さなルーチェの顔を覗き込む。すると彼の美しい瞳が、ルーチェの視界に飛び込んだ。その美しい瞳孔は黒いが角膜はシルバーで、虹彩は正しくダイヤモンドのようにキラキラと光っている。思わずウットリとした表情で、ディアマンテの瞳を見てしまったルーチェは、ハッと我に返り、彼を軽く押しのけてそっぽを向く。
「じゃあ貴方のマスターは辞めるわ。だって……、ディアマンテったらエッチなことしてくるのですもの! ああ、もう……、思い出しただけで……!」
顔を真っ赤にするルーチェは「初めてだったのに」とブツブツ呟いている。そんな彼女を見て、首を横斜めに傾けたディアマンテは、「口を吸ったのが嫌だったのか?」と尋ねた。その言葉を聞いて更に顔を赤らめたルーチェは、「キャー!」と声を上げて闇雲に走り出す。
無我夢中で走るルーチェは自分でも何処に向かっているか分からない。けれども、その逃走は呆気なく終わりを告げた。
何故かルーチェより先回りしていたディアマンテが、ルーチェの進行方向に立っていたからだ。
「……マスター、この先は崖だ。危ない」
ルーチェをグッと抱き上げたディアマンテは、そのまま彼女を肩に軽々と担いで元来た道を戻っていく。
「キャー! こ、こういうことも、普通はしないのよ!」
「どうしてだ? 昨日読んだ本には男が女をこうやって運んでいた」
「この世界では普通だとしても、私のいた元の世界ではこんな運び方したら大問題です! 女性は物ではないって怒られるわ! 下着だって……見えてしまうじゃない!」
「……俺はマスターを物だと思ってなどない。マスターは俺の大事な人だ」
ディアマンテはルーチェを肩から下ろし、胸の前で抱きかかえる。「これで満足か?」と言いたげな顔でジッとルーチェを見つめる。ルーチェは更に恥ずかしくなり「これも駄目! 下ろして!」と絶叫するのだ。
そっとルーチェを地面に戻すディアマンテは、ルーチェが逃げないようにギュッとルーチェの手を握っている。その仕草が子供のようで、ルーチェの胸は少しキュッと締め付けられた。
「俺はマスターの体液が燃料だ。それを定期的に貰わないと停止する。動かない人形に逆戻りだ……。マスターは血を分けてくれていたが、それをしているとマスターの命が危なくなる。だから口から粘膜を摂取したのだ……」
「た、確かに……。血をいつも与え続けるのは大変よ。だけれど、キスは……。キスは恋人同士でするものなのよ!」
「昨日読んだ本に……」
「だから! この世界の常識と私のいた世界の常識は違うのーー! 私はこの世界に来てから、殆どをこの静寂の森で過ごしているの。だから貞操観念は元の世界のまま! 奔放なこの世界に毒されていません!」
興奮して話すルーチェとは対照的に、ディアマンテは無表情で黙って聞いている。ディアマンテは表情に乏しく、感情が余り顔には表れていない。美しい顔は正しく動かない彫刻のようだった。ルーチェが思う存分言いたいことを言い終わった頃に、ディアマンテがゆっくりと口を開く。
「マスター、ではその恋人というものに俺となれば良いのでは? 恋人ならマスターの口を吸っても良いのだろう?」
「な、何言っているのよ! なりません! 恋人は愛し合っている二人がなるものなの。ディアマンテは恋人の意味を分かっていないでしょ?」
それを聞いて大きく頷くディアマンテは、「今夜、本を読んで調べる」と言うのだが、ルーチェは「調べなくていいです」と返した。
「マスターは、俺のマスターを辞めて俺の命を止めるのだな……。俺のことはいらないから捨てるのだな……?」
キラキラ光る瞳でルーチェをジッと見つめ、大きな身体に似つかわしくない弱気な雰囲気を醸し出す。そんなディアマンテに捨てられた子犬(大型犬種)を重ねるルーチェは、「私、捨て犬に弱いの……」と呟いた。
「す、捨てないから……。私が作ったゴーレムだし、最後まで面倒をみます……」
その言葉を聞いて安心したようなディアマンテは、「さあ、家に帰ろうマスター」とルーチェに告げる。ルーチェはまだ納得していない顔だが、「そ、そうね……」と家に向かって少し重い足取りで歩き出す。
そんなルーチェの少し後ろを歩くディアマンテの表情は、乏しい筈の表情とは打って変わり妖しく微笑んでいる。「マスター、永遠に離れない……」と、ルーチェに聞こえないように呟き、あの美しい瞳でジッと見つめるのだった。
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