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最終部:タワー・オブ・バベル
その375 最後の手段
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ヒィィィン……
箱形の機械は中央のガラスを光らせていた。動きは無く、今なら破壊するチャンスかもしれない! そう思ったのは私だけではなく、ソキウスとクラウスさんが動いていた。
「何かよくわからないけどぶった切ればいいんだろ!」
「こいつ、収束レンズ砲とか言ってたな……? 太陽光を吸収しているのか?」
ユウリがぶつぶつと何かを言っている間にソキウスとクラウスさんの二人が突っ込んでいく。そこに箱形の機械が喋りだす。
「接近警報。エネルギー三十%で発射します」
「発射だって!? まずい!? 避けろ二人とも! みんな、あのガラスの射線上から離れろ! できるだけ遠くに!」
ユウリが叫び、フレーレの手を取って離れ、それを聞いた私達も慌てて散り散りに離れていく。だが、前に出ていた二人は反応が遅れた。
「へ?」
「後もうちょっとだっ!」
キュィィン……
魔力ではないエネルギーの塊が収束していくのが分かり、私は背筋が寒くなる。回避が間に合わない……! クイックシルバーで助けるか、そう思った時、
<いけないにゃ!>
バスがそう叫んで駆け出したのだ! そしてソキウスとクラウスさんに体当たりしてごろごろと転がっていく。
直後、ジジジ……と、箱形の機械のガラスからものすごい熱量が放出された!
ズオ……!
「きゃああああ!?」
「うわあああ……!」
私達はその余波で吹き飛ばされ、地面を転がる。次に目を開けた時、床が溶けて嫌な匂いと煙を出していた。
「何これ……当たったらケガどころじゃないわよ……」
「……太陽の熱を吸収してそれを打ち出しているんだ。食らったら跡形も残らないだろう」
「あ、あぶねぇ……助かったぜバステト……」
<無茶しちゃダメにゃ。主は……>
バスがチラリと女神姉妹を向くと、上手い連携であちらも叩き落したようだった。
『太陽砲とは神裂は本気で殺しに来ているね。っと、こっちもか』
「収束レンズ砲発射準備」
『こっちはなんとかする! そっちは頼んだわよ!』
「わ、分かった! 死ぬなよ!」
レイドさんが応えると、再び女神姉妹は戦闘を開始する。
さて、こちらを何とかしないとね……
「動けないのであれば分散して叩こう。あの威力の高い魔法のような攻撃は一直線にしか攻撃できないみたいだし」
レイドさんの言葉にノゾムが頷き、補助魔法をかける。
「……それがいいだろうな。《フェンリルアクセラレータ》」
「おっし! 今度こそぶっ壊してやるぜ!」
「行くぞ!」
レイドさん、ソキウス、クラウスさん、ノゾムにカイムさんとニールセンさんが駆け出しサイドからの攻撃を仕掛け始めたので、私達も遠距離からの攻撃を開始した。
「シューティングスター!」
「《マジックアロー》!」
「くっ……あのレンズ、硬いわね……!」
ドガガガガガ!
「うおおおお!」
「修復完了。反撃を開始します」
ダララララ!
「あぶねっ!? こいつ!」
「大盾で防ぐからいけ!」
「サンキュー!」
カルエラートさんの防御を受け、クラウスさんが肉薄し、重い一撃が入った。
ガシャン!
「損傷度七十%、エネルギー充電八十%……斜線上に標的無し。自足歩行モードへ移行します」
「何をするつもりか分からないけど、このまま破壊してやる!」
ガキン!
「傷が入った! いまだ! ”オーガクラッシュ”」
レイドさんのつけた傷の上からソキウスが大剣を叩きつけると、ベギン! と何かが壊れる音がした。あと一息かと思ったところで、箱形の機械がその場でグルンと回転しだす。
「うわっと!?」
ギリギリ全員が回避すると、箱形の機械が距離を取り始めた!? なんか足が生えて動いてる!?
「待ちやがれ!」
「待てクラウス!」
「標的をロック……発射」
<……!>
「チッ、さっきのあれか!」
クラウスさんは回避するが、その直線状には私とフレーレ、アイリがいて、慌てて回避行動をとる!
「ちょっとちょっと!?」
「危ない!」
「念のため《シャインウォール》を!」
ジュゥゥゥゥ……
「ひえー……」
「こらクラウス! ちゃんとこっちのことまで考えて動きなさいよ!」
「わ、悪い! っと!?」
「話している暇はないぞ! こいついくら何でもタフすぎる……!」
「エネルギー充填……」
修理された機銃での攻撃や、素早い移動で修復の時間を稼いでいるような感じがするわね。エネルギーを充填する間に何とかしないと……そこで私の横に立っていたバスが小さく呟いた。
<……なるほど、そういうことかにゃ。なら……>
「あ、どこ行くの!?」
<主のところにゃ!>
バスが走っていく先には女神姉妹。見ればあちらがわもあのエネルギーを充填しているところだった。そこにバスがエクソリアさんに話かけ、若干渋い顔をする。
「何を話しているんだろ?」
しかし、今はそれどころではないので、私はすぐにレイドさんたちの方へと目を向けた。やはり、移動されると攻撃がしにくいのでダメージよりも修復の方が勝っているみたい……
「いくらフェンリルアクセラレータがあるとはいえ、体力がもつかどうか!」
「足を壊せば……!」
<ダメにゃ!>
「え!? くっ……ぐあ!?」
カイムさんが足を破壊しようとしたところで、バスが叫んでカイムさんがその場を離れ、機銃の攻撃を回避をするも体当たりで吹き飛ばされた。
「バステト、どういうことだ?」
<わたしにいい考えがあるにゃ。あいつが百%と言ったらみんなルーナ達のところへ行くにゃ>
「? よくわからんが……だそうだみんな!」
「分かりました! それまではできる限り破壊を!」
「おらあ! “ヘルズクラッシュ”ぅ! ははは! これだけやって壊れねぇとはな! おもしれぇ力尽きるまでぶっ放してやるぁ!」
「あのガラスが壊れさえすれば……!」
「私達の対策で防弾仕様……お父さん、陰険ね……!」
ガキン!
チュン!
ガシャン!
「エネルギー充填、百%」
機銃や本体を破壊しては再生というのを繰り返し、バスの言うエネルギー百%の状況を作り出した! そしてバスが叫ぶ!
<正念場にゃ! 人化の法!>
「バス!?」
光に包まれたバスは虎耳の小柄な女の子ではなく、死んだときと同じであろう、黒いショートカットをした大人の女性へと変貌を遂げる。
「ターゲット……」
<みんなごめんなさい! そしてこっちも!>
「なにを……うおおおおお!?」
『こちらは退避済みだ!』
「レイドさん! みんな!」
何とバスはその場にいたレイドさん達を蹴り飛ばし、私達のところへと運び、持っていたレイピアをエクソリアさん達が戦っていた箱形の機械へと投げ、レイピアが突き刺さった。
その瞬間、
「ロック」
箱形の機械は二つとも中央に居るバスへと向いた。
「あんたまさか!?」
<あ、気づいちゃいましたか? さすがはルーナさんです。このままじゃジリ貧……これしか思いつきませんでした。このキカイは大技を撃つ前に一番近くにいる人を狙って撃っていることに気づいたんです。エネルギーは百%、これなら確実に――>
「発射します」
「バス……!? 《クイック……」
助けに入るには遅すぎた。最後ににこっとほほ笑み……
ゴォァァァァァァ!
バスは光の中へと消え、箱形の機械はお互いを撃ち合った。
「アラート、ダメージ損傷60……70……修復……シュウフク……しゅうふ……」
「バスーーーー!!」
ドジュゥゥゥゥ……
「そんな……バスちゃん……!」
「バステト……くそ……!」
箱形の機械はお互い蒸発するように消え、そしてバステトもまた、その姿を消してしまった――
箱形の機械は中央のガラスを光らせていた。動きは無く、今なら破壊するチャンスかもしれない! そう思ったのは私だけではなく、ソキウスとクラウスさんが動いていた。
「何かよくわからないけどぶった切ればいいんだろ!」
「こいつ、収束レンズ砲とか言ってたな……? 太陽光を吸収しているのか?」
ユウリがぶつぶつと何かを言っている間にソキウスとクラウスさんの二人が突っ込んでいく。そこに箱形の機械が喋りだす。
「接近警報。エネルギー三十%で発射します」
「発射だって!? まずい!? 避けろ二人とも! みんな、あのガラスの射線上から離れろ! できるだけ遠くに!」
ユウリが叫び、フレーレの手を取って離れ、それを聞いた私達も慌てて散り散りに離れていく。だが、前に出ていた二人は反応が遅れた。
「へ?」
「後もうちょっとだっ!」
キュィィン……
魔力ではないエネルギーの塊が収束していくのが分かり、私は背筋が寒くなる。回避が間に合わない……! クイックシルバーで助けるか、そう思った時、
<いけないにゃ!>
バスがそう叫んで駆け出したのだ! そしてソキウスとクラウスさんに体当たりしてごろごろと転がっていく。
直後、ジジジ……と、箱形の機械のガラスからものすごい熱量が放出された!
ズオ……!
「きゃああああ!?」
「うわあああ……!」
私達はその余波で吹き飛ばされ、地面を転がる。次に目を開けた時、床が溶けて嫌な匂いと煙を出していた。
「何これ……当たったらケガどころじゃないわよ……」
「……太陽の熱を吸収してそれを打ち出しているんだ。食らったら跡形も残らないだろう」
「あ、あぶねぇ……助かったぜバステト……」
<無茶しちゃダメにゃ。主は……>
バスがチラリと女神姉妹を向くと、上手い連携であちらも叩き落したようだった。
『太陽砲とは神裂は本気で殺しに来ているね。っと、こっちもか』
「収束レンズ砲発射準備」
『こっちはなんとかする! そっちは頼んだわよ!』
「わ、分かった! 死ぬなよ!」
レイドさんが応えると、再び女神姉妹は戦闘を開始する。
さて、こちらを何とかしないとね……
「動けないのであれば分散して叩こう。あの威力の高い魔法のような攻撃は一直線にしか攻撃できないみたいだし」
レイドさんの言葉にノゾムが頷き、補助魔法をかける。
「……それがいいだろうな。《フェンリルアクセラレータ》」
「おっし! 今度こそぶっ壊してやるぜ!」
「行くぞ!」
レイドさん、ソキウス、クラウスさん、ノゾムにカイムさんとニールセンさんが駆け出しサイドからの攻撃を仕掛け始めたので、私達も遠距離からの攻撃を開始した。
「シューティングスター!」
「《マジックアロー》!」
「くっ……あのレンズ、硬いわね……!」
ドガガガガガ!
「うおおおお!」
「修復完了。反撃を開始します」
ダララララ!
「あぶねっ!? こいつ!」
「大盾で防ぐからいけ!」
「サンキュー!」
カルエラートさんの防御を受け、クラウスさんが肉薄し、重い一撃が入った。
ガシャン!
「損傷度七十%、エネルギー充電八十%……斜線上に標的無し。自足歩行モードへ移行します」
「何をするつもりか分からないけど、このまま破壊してやる!」
ガキン!
「傷が入った! いまだ! ”オーガクラッシュ”」
レイドさんのつけた傷の上からソキウスが大剣を叩きつけると、ベギン! と何かが壊れる音がした。あと一息かと思ったところで、箱形の機械がその場でグルンと回転しだす。
「うわっと!?」
ギリギリ全員が回避すると、箱形の機械が距離を取り始めた!? なんか足が生えて動いてる!?
「待ちやがれ!」
「待てクラウス!」
「標的をロック……発射」
<……!>
「チッ、さっきのあれか!」
クラウスさんは回避するが、その直線状には私とフレーレ、アイリがいて、慌てて回避行動をとる!
「ちょっとちょっと!?」
「危ない!」
「念のため《シャインウォール》を!」
ジュゥゥゥゥ……
「ひえー……」
「こらクラウス! ちゃんとこっちのことまで考えて動きなさいよ!」
「わ、悪い! っと!?」
「話している暇はないぞ! こいついくら何でもタフすぎる……!」
「エネルギー充填……」
修理された機銃での攻撃や、素早い移動で修復の時間を稼いでいるような感じがするわね。エネルギーを充填する間に何とかしないと……そこで私の横に立っていたバスが小さく呟いた。
<……なるほど、そういうことかにゃ。なら……>
「あ、どこ行くの!?」
<主のところにゃ!>
バスが走っていく先には女神姉妹。見ればあちらがわもあのエネルギーを充填しているところだった。そこにバスがエクソリアさんに話かけ、若干渋い顔をする。
「何を話しているんだろ?」
しかし、今はそれどころではないので、私はすぐにレイドさんたちの方へと目を向けた。やはり、移動されると攻撃がしにくいのでダメージよりも修復の方が勝っているみたい……
「いくらフェンリルアクセラレータがあるとはいえ、体力がもつかどうか!」
「足を壊せば……!」
<ダメにゃ!>
「え!? くっ……ぐあ!?」
カイムさんが足を破壊しようとしたところで、バスが叫んでカイムさんがその場を離れ、機銃の攻撃を回避をするも体当たりで吹き飛ばされた。
「バステト、どういうことだ?」
<わたしにいい考えがあるにゃ。あいつが百%と言ったらみんなルーナ達のところへ行くにゃ>
「? よくわからんが……だそうだみんな!」
「分かりました! それまではできる限り破壊を!」
「おらあ! “ヘルズクラッシュ”ぅ! ははは! これだけやって壊れねぇとはな! おもしれぇ力尽きるまでぶっ放してやるぁ!」
「あのガラスが壊れさえすれば……!」
「私達の対策で防弾仕様……お父さん、陰険ね……!」
ガキン!
チュン!
ガシャン!
「エネルギー充填、百%」
機銃や本体を破壊しては再生というのを繰り返し、バスの言うエネルギー百%の状況を作り出した! そしてバスが叫ぶ!
<正念場にゃ! 人化の法!>
「バス!?」
光に包まれたバスは虎耳の小柄な女の子ではなく、死んだときと同じであろう、黒いショートカットをした大人の女性へと変貌を遂げる。
「ターゲット……」
<みんなごめんなさい! そしてこっちも!>
「なにを……うおおおおお!?」
『こちらは退避済みだ!』
「レイドさん! みんな!」
何とバスはその場にいたレイドさん達を蹴り飛ばし、私達のところへと運び、持っていたレイピアをエクソリアさん達が戦っていた箱形の機械へと投げ、レイピアが突き刺さった。
その瞬間、
「ロック」
箱形の機械は二つとも中央に居るバスへと向いた。
「あんたまさか!?」
<あ、気づいちゃいましたか? さすがはルーナさんです。このままじゃジリ貧……これしか思いつきませんでした。このキカイは大技を撃つ前に一番近くにいる人を狙って撃っていることに気づいたんです。エネルギーは百%、これなら確実に――>
「発射します」
「バス……!? 《クイック……」
助けに入るには遅すぎた。最後ににこっとほほ笑み……
ゴォァァァァァァ!
バスは光の中へと消え、箱形の機械はお互いを撃ち合った。
「アラート、ダメージ損傷60……70……修復……シュウフク……しゅうふ……」
「バスーーーー!!」
ドジュゥゥゥゥ……
「そんな……バスちゃん……!」
「バステト……くそ……!」
箱形の機械はお互い蒸発するように消え、そしてバステトもまた、その姿を消してしまった――
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