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第六部:救済か破滅か
その178 儀式
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「……分かったわ。私は何をすればいいの?」
「ルーナ!? 決心が早すぎますよ!?」
エクソリアさんの言葉で、全員の寝ぼけていた頭が冴え渡る。私は即答し、フレーレが驚愕の声をあげた。続いてレイドさんも疑問と抗議を口にする。
「ちょっと待ってくれ、俺達は何も説明を聞かされていない。もし戦う事になったらどうするのかとか無いのか?」
『言いたいことは分かるよ。けど、この方法はきっと反対するだろうから内容については言えない。ただ、そうだね……やろうとしていることはルーナと姉さんを引き剥がす為の作戦だね。成功確率は7割ってところかな? 以前のルーナなら1割あるかどうかだったからこれは飛躍的な進歩だ」
パチパチと手を叩くエクソリアさん。お父さんとパパが、少し不機嫌な口調で反論をする。
「流石にそれだけで大事な娘をどうぞ、と言うわけにはいかんのだが? 他に方法は無いのか?」
「だな。他にあって、成功率が高くなるならそれを目指すわけにはいかんのか?」
するとそれについてはフォルサさんが説明をしてくれる。
「この二対の剣がここにあるのが奇跡みたいなものなの。それに、今からやる方法以外だと、世界は助かるけどルーナは失われるけど、それでいいなら時間をかけても構わないわよ」
流石と言うべきか、フォルサさんは話が上手い。方法は違えど世界は救える。けど『確実に私が死ぬ』方を選ぶはずが無いからだ。さらに続けてエクソリアさんがレイドさんのもう一つの質問に答えていた。
『君達に武装してきてもらったのは勿論戦う可能性があるからさ。何人かには話したと思うけど、姉さんはボクと比べ物にならないくらい強大な力を持っている。寝首を掻いてもボクは休息を取らなければいけないほどにね。そこでボク達は全滅するかもしれないから、ルーナが助かってもすぐにおしまいって事になるかもしれないよ』
ざわざわと皆が話し合っているところに私は自分の頬を叩いて大声で叫んだ。
「どっちにせよ、フォルサさんとエクソリアさんの案よりいいものがあると思えないし、何より私の事ですから! やりましょう!」
「ルーナ……」
「大丈夫よ。フレーレの師匠なんだし、変な事にはならないと思うけど?」
「いえ……フォルサさんだから心配なんですけど……」
「どういう意味かしらフレーレちゃん?」
真顔でフレーレに詰め寄るフォルサさんをかわし、私の背中へ逃げるフレーレ。ま、これくらい軽い方が気が楽だよね。
「何かあったら斬るからな……」
「お兄ちゃん、そういう気持ちは大切だと思うけど目が怖いわよ」
「(私もフレーレさんにいい所を見せたい……)」
「ママがついてるから、頑張ってね」
「ありがとう!」
私は皆に手を振って、少し離れた所で待つエクソリアさんとフォルサさんの所へ向かう。それに合わせて女神の守護獣も一緒についてきた。
<さて、大仕事かのう>
<これが最後になるといいけどにゃ……ゆっくり寝たいにゃ>
<ぴー。あんた寝てばっかりじゃない……>
『はいはい、並んで並んで。それじゃルーナ、女神のアイテムを全て身につけてもらえるかい?』
「あ、はい。節制の腕輪はすでにつけてあるから……」
私は隻眼ベアーマーを外し、誠実の胸当てを装備する。
首に勇気のクロス、頭に忍耐のサークレット、右の指に寛容のリング、左手に慈愛の盾、右手に愛の剣を持ち、女神のアイテムで身を固めた。
「いいじゃない。かなり強そうよ? それじゃ、あなた達お願いね」
<いっちょやりますかね>
<いつでもいいぞ>
<オイラ達の力を受け取ってくれよな?>
<ついてきた早々、死亡フラグが立ってるぴょん……>
チェイシャ達が私をぐるりと取り囲み、配置が完了するとエクソリアさんが蒼い剣を持ち、フォルサさんが紅い剣を持った。
そして一人ずつもごもごと何かを唱え始めた。
<……節制はやりすぎれば強欲へと反動する……>
チェイシャが呟くと、私の足元を光の筋が走り、次の守護獣へと向かう。
<勇気持って事を成し遂げても、気持ち一つで怠惰に堕ちる>
<寛容であれと受け入れるだけではなく、時には憤怒する事も必要>
次々と光の線が走っていく……これは……。 う……。
<抑えすぎた忍耐はやがて暴食へと至る>
<慈愛の対象に嫉妬することなかれ>
<誠実に居たつもりでも、誰かにとっては傲慢に見えるかもしれない>
<愛の先は欲にまみれてはならない>
やがて七角形に線が結ばれたその時、足元から光の本流が私を包む。眩しい光の中でうっすら目を開けると、チェイシャ達守護獣はその場に倒れて動かなくなった。
そして私の体に変化が起きる。
ザワッと髪の毛が逆立ち、見る見るうちに青くなっていったのだ。そして私の口から私でない者の声が聞こえてきた。
『……ようやく……ようやく復活したわ! まずはエクソリア! お仕置きのじか……!?』
アルモニアが最後まで言葉を紡げなかったのも無理はない。私の髪が完全に青になった瞬間、エクソリアさんが高速で踏み込み、蒼剣ディストラクションが私の心臓を貫いていたからだ。ごほ、っと口から血を吐く私。意識はあるが、痛みはまるで感じない。恐らくアルモニアさんが前に出ているせいだろう。
そのままエクソリアさんは剣を引き抜き、続けてフォルサさんが私の体に宝玉を埋め込み、何かを呟いていた。
「<リガーディレス・ディビジョン>! エクソリア!」
『よし! 受け取った!』
『ば、かな事を……!? 水晶を抜けばルーナは……!?』
私の体からアルモニアさんの気配が抜けていき、フォルサさんが紅い剣を私の体に突き刺した!
「これで間に合うはず……! 再生剣リヴァイブよルーナの心臓を再生せよ!」
珍しく冷や汗をかいて焦っているな、と夢心地でその光景を見ていたが、その内意識がだんだん戻ってくると、手足の間隔が戻り、さらに痛みが襲ってきた……!
「か、体が動いた……げほ!?」
「まだ動いちゃダメよ! ……もう少し……」
ひんやりとした剣が私の体から抜けていくのを感じる……。心臓の痛みはすでになく、剣が私の体から抜け出た時、胸の傷も消えていた。
膝から崩れる私と、フッと笑い、前のめりに倒れるフォルサさん。
私はたまらず地面に寝転がると、フレーレやレイドさんの声が段々近くなってきているのが分かった。
「ルーナ! フォルサさん! <リザレクション>」」
「こんな方法だったとは……何て無茶を……しっかりしろルーナ!」
ぺしぺしと私の頬を叩くレイドさんに、親指を立てて微笑むとレイドさんがホッとした様子でため息をついた。
そして……。
『フフフ……流石は我が妹ね。こんなウルトラCを編み出すなんて』
『ボクだけで考えたわけではないけどね? だがこれでルーナの体も心配が無くなった。心置きなく復活するといい……姉さん』
水晶を地面に置くと、ピシピシと音を立て砕け散り、煙が噴出す。エクソリアさんが、こちらも珍しく険しい顔をしてその様子を見ていた。
やがて煙が薄くなってくると、人影がうっすらと見えてくる……現われたその姿は、エクソリアさんに良く似ていた。だが、髪は長く、顔立ちも美人といった感じだ。閉じていた目をゆっくりと開け、アルモニアさんは口を開く。
『私は女神アルモニア……ついに目覚めることが出来た……エクソリア、借りは返させて貰うわよ?』
ゾクリとする冷たい声で、エクソリアさんへ言葉を放った。
「ルーナ!? 決心が早すぎますよ!?」
エクソリアさんの言葉で、全員の寝ぼけていた頭が冴え渡る。私は即答し、フレーレが驚愕の声をあげた。続いてレイドさんも疑問と抗議を口にする。
「ちょっと待ってくれ、俺達は何も説明を聞かされていない。もし戦う事になったらどうするのかとか無いのか?」
『言いたいことは分かるよ。けど、この方法はきっと反対するだろうから内容については言えない。ただ、そうだね……やろうとしていることはルーナと姉さんを引き剥がす為の作戦だね。成功確率は7割ってところかな? 以前のルーナなら1割あるかどうかだったからこれは飛躍的な進歩だ」
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するとそれについてはフォルサさんが説明をしてくれる。
「この二対の剣がここにあるのが奇跡みたいなものなの。それに、今からやる方法以外だと、世界は助かるけどルーナは失われるけど、それでいいなら時間をかけても構わないわよ」
流石と言うべきか、フォルサさんは話が上手い。方法は違えど世界は救える。けど『確実に私が死ぬ』方を選ぶはずが無いからだ。さらに続けてエクソリアさんがレイドさんのもう一つの質問に答えていた。
『君達に武装してきてもらったのは勿論戦う可能性があるからさ。何人かには話したと思うけど、姉さんはボクと比べ物にならないくらい強大な力を持っている。寝首を掻いてもボクは休息を取らなければいけないほどにね。そこでボク達は全滅するかもしれないから、ルーナが助かってもすぐにおしまいって事になるかもしれないよ』
ざわざわと皆が話し合っているところに私は自分の頬を叩いて大声で叫んだ。
「どっちにせよ、フォルサさんとエクソリアさんの案よりいいものがあると思えないし、何より私の事ですから! やりましょう!」
「ルーナ……」
「大丈夫よ。フレーレの師匠なんだし、変な事にはならないと思うけど?」
「いえ……フォルサさんだから心配なんですけど……」
「どういう意味かしらフレーレちゃん?」
真顔でフレーレに詰め寄るフォルサさんをかわし、私の背中へ逃げるフレーレ。ま、これくらい軽い方が気が楽だよね。
「何かあったら斬るからな……」
「お兄ちゃん、そういう気持ちは大切だと思うけど目が怖いわよ」
「(私もフレーレさんにいい所を見せたい……)」
「ママがついてるから、頑張ってね」
「ありがとう!」
私は皆に手を振って、少し離れた所で待つエクソリアさんとフォルサさんの所へ向かう。それに合わせて女神の守護獣も一緒についてきた。
<さて、大仕事かのう>
<これが最後になるといいけどにゃ……ゆっくり寝たいにゃ>
<ぴー。あんた寝てばっかりじゃない……>
『はいはい、並んで並んで。それじゃルーナ、女神のアイテムを全て身につけてもらえるかい?』
「あ、はい。節制の腕輪はすでにつけてあるから……」
私は隻眼ベアーマーを外し、誠実の胸当てを装備する。
首に勇気のクロス、頭に忍耐のサークレット、右の指に寛容のリング、左手に慈愛の盾、右手に愛の剣を持ち、女神のアイテムで身を固めた。
「いいじゃない。かなり強そうよ? それじゃ、あなた達お願いね」
<いっちょやりますかね>
<いつでもいいぞ>
<オイラ達の力を受け取ってくれよな?>
<ついてきた早々、死亡フラグが立ってるぴょん……>
チェイシャ達が私をぐるりと取り囲み、配置が完了するとエクソリアさんが蒼い剣を持ち、フォルサさんが紅い剣を持った。
そして一人ずつもごもごと何かを唱え始めた。
<……節制はやりすぎれば強欲へと反動する……>
チェイシャが呟くと、私の足元を光の筋が走り、次の守護獣へと向かう。
<勇気持って事を成し遂げても、気持ち一つで怠惰に堕ちる>
<寛容であれと受け入れるだけではなく、時には憤怒する事も必要>
次々と光の線が走っていく……これは……。 う……。
<抑えすぎた忍耐はやがて暴食へと至る>
<慈愛の対象に嫉妬することなかれ>
<誠実に居たつもりでも、誰かにとっては傲慢に見えるかもしれない>
<愛の先は欲にまみれてはならない>
やがて七角形に線が結ばれたその時、足元から光の本流が私を包む。眩しい光の中でうっすら目を開けると、チェイシャ達守護獣はその場に倒れて動かなくなった。
そして私の体に変化が起きる。
ザワッと髪の毛が逆立ち、見る見るうちに青くなっていったのだ。そして私の口から私でない者の声が聞こえてきた。
『……ようやく……ようやく復活したわ! まずはエクソリア! お仕置きのじか……!?』
アルモニアが最後まで言葉を紡げなかったのも無理はない。私の髪が完全に青になった瞬間、エクソリアさんが高速で踏み込み、蒼剣ディストラクションが私の心臓を貫いていたからだ。ごほ、っと口から血を吐く私。意識はあるが、痛みはまるで感じない。恐らくアルモニアさんが前に出ているせいだろう。
そのままエクソリアさんは剣を引き抜き、続けてフォルサさんが私の体に宝玉を埋め込み、何かを呟いていた。
「<リガーディレス・ディビジョン>! エクソリア!」
『よし! 受け取った!』
『ば、かな事を……!? 水晶を抜けばルーナは……!?』
私の体からアルモニアさんの気配が抜けていき、フォルサさんが紅い剣を私の体に突き刺した!
「これで間に合うはず……! 再生剣リヴァイブよルーナの心臓を再生せよ!」
珍しく冷や汗をかいて焦っているな、と夢心地でその光景を見ていたが、その内意識がだんだん戻ってくると、手足の間隔が戻り、さらに痛みが襲ってきた……!
「か、体が動いた……げほ!?」
「まだ動いちゃダメよ! ……もう少し……」
ひんやりとした剣が私の体から抜けていくのを感じる……。心臓の痛みはすでになく、剣が私の体から抜け出た時、胸の傷も消えていた。
膝から崩れる私と、フッと笑い、前のめりに倒れるフォルサさん。
私はたまらず地面に寝転がると、フレーレやレイドさんの声が段々近くなってきているのが分かった。
「ルーナ! フォルサさん! <リザレクション>」」
「こんな方法だったとは……何て無茶を……しっかりしろルーナ!」
ぺしぺしと私の頬を叩くレイドさんに、親指を立てて微笑むとレイドさんがホッとした様子でため息をついた。
そして……。
『フフフ……流石は我が妹ね。こんなウルトラCを編み出すなんて』
『ボクだけで考えたわけではないけどね? だがこれでルーナの体も心配が無くなった。心置きなく復活するといい……姉さん』
水晶を地面に置くと、ピシピシと音を立て砕け散り、煙が噴出す。エクソリアさんが、こちらも珍しく険しい顔をしてその様子を見ていた。
やがて煙が薄くなってくると、人影がうっすらと見えてくる……現われたその姿は、エクソリアさんに良く似ていた。だが、髪は長く、顔立ちも美人といった感じだ。閉じていた目をゆっくりと開け、アルモニアさんは口を開く。
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