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第四部:ルーナの秘密

登場人物 サブキャラサイド【第三部時点】※警告この時点までのネタバレあり

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 イルズ(36)

 ジョブ:ギルド職員の皮を被った重戦士 レベル 82

 得意武器:クレイモア

 趣味:コーヒーを飲みながら新聞を読む フォルティスをからかう

 【概要】

 アルファの町にある冒険者ギルドの受付に座るインテリ感が漂う職員。
 新人冒険者への注意は怠らず、しっかりとルールと危険性を伝えてくれる職員の鑑だったりする。

 その一方で、酒を飲むと陽気になりノリが非常に良くなるという面がある。

 ルーナが登録する時かなり世話をしたので、頑張ってほしいと思いつつ出しゃばらないよう見守っている。
 
 侯爵であるフォルティスへ軽口を叩ける人物の一人。
 ギルドマスターのファロスと共に、パーティを組んでいたことがあり、その頃からの付き合いでかなり苦労をかけられた様子。そのためこれくらいはいいだろうとからかっている。

 冒険者を止めて4年経つが腕は衰えておらず、第一部では大剣・クレイモアを担いでスタンピードに参加するなどまだまだ現役で戦える。



 ファロス(48)

 ジョブ:ギルドマスターの皮を被った槍術師 レベル85

 得意武器:槍

 趣味:ギルドに来る冒険者とダーツで勝負すること

 【概要】

 アルファの町にある冒険者ギルドのギルドマスター。一人称は「僕」で、その温和な人柄が冒険者達に慕われている。
 しかし怒ると冷酷無比の冒険者時代の顔を見せる事もしばしばあるそうだ。

 第一部ではフレーレを助けた後、一人残ったルーナを救援に行くなど、冒険者達に危険があるとその足で助けに行くほど面倒見がいい。

 かつてイルズとパーティを組んでいたが、年を取ってしまったとギルドマスターになった。
 槍捌きはアルファの町で右に並ぶものは居ないレベルで洗練されており、弟子希望も後を絶たないが笑いながら断っていると言う。



 フォルティス(24)

 ジョブ:裁判監督官 レベル (冒険者時代は15)

 得意武器:剣 本

 趣味:ボードゲーム(チェス系統) アフタヌーンティー ルーナを追う事


 【恩恵】

 <平等バランス
 
 【概要】

 その22で初登場。
 ルーナに一目惚れをし事あるごとに追いかけているが何度も躱されている不憫な侯爵。
 基本的には平等の恩恵があるため、冷静に物事を見る事ができるが、ルーナが絡むと冷静さを失い、度々執事のパリヤッソに止められている。

 普段は女性の誘いを断る【鋼の男】と言われているため、ルーナ相手にしつこく言い寄るのは珍しいとイルズは面白がっており、行く末を見守られていたりする。第二部ではルーナを襲った伯爵を調べさせるなど、権力を行使することもある。「使えるものは使う」派。

 ルーナ達が旅立つ際に必ず現れるのも上記の「使えるものは使った」結果なのだがイマイチ活かせない……。
 4年前は冒険者として活動していたが向いていないときっぱり諦め今の仕事をするようになる。
 もっとも冒険者は長く続けるつもりは無かった。リクエストがあれば外伝を書くかも?


 ソフィア(28)

 ジョブ:メルティの母

 得意武器:怒っている時に出す微笑み

 趣味:料理

 【概要】

 メルティとメアリの母。
 夫を亡くし、一人で子供育てている母親だが、メルティが長く生きられない事を知り、可哀相だと思いながらも精一杯生きて欲しいとある程度は好きにさせていた。
 その結果、アントンに出会いメルティを早く失ってしまう事に……。

 アントンのせいでメルティが、と思っていないわけではないが、家へ招いたりメルティの相手をしてもらったりと我儘を聞いてもらっていたりしており、恨んでも生き返る訳ではないと割り切っている。

 レイドに蘇生はしないのかと聞かれた際に生き返っても長く生きられないと言っていたが本心は二度も娘が死ぬところを見たくないという感情があったようだ。
 
 

 パリヤッソ(35)

 ・ジョブ:執事(マスターシーフ) レベル60

 ・得意武器:ダガー 弓

 ・趣味:特に無し

 【概要】

 フォルティスに仕える執事。正体は名のあるマスターシーフでファロスとイルズと何かしら関係があるらしい。

 調査・諜報・潜入とシーフ技能が格段に高いため、フォルティスの仕事の手伝い(証拠集め等)をするには相性が良いため仕えている部分もあったりする。
 第二部ではルーナを襲った人物と伯爵邸の調査。第三部ではフォルティスを旅立たせないように止める等、意外と出番は多い。

 茶髪を後ろで束ねていて細身ながら筋肉質という痩せマッチョ。おっさんの割にモテる。


 フィオナ(19)

 ・ジョブ:戦士 レベル 24 (リタイア)

 ・得意武器:剣

 ・趣味:酒を飲む 新しい剣を眺めに武器屋行く事


 【概要】

 ルーナが最初に入ったパーティメンバーの一人。
 豪快な性格で、人の言う事を鵜呑みにする傾向があり、ディーザにルーナ無い事無い事を吹き込まれて追放を支援してしまう。

 アントンに好意があり、盲目レベルで好きだった様子。
 ルーナ自体はアントンに興味が無かった様子を見ていたので、追放するまではルーナとは普通に接していた。
 女性ばかりで気は楽だったとのこと。

 剣士で鎧を着るので胸は邪魔だとよく文句を言っていた。かなり大きく、フレーレを上回る。

 第一部で隻眼ベアに肉を齧られ標的にされ、さらに隻眼ベアと再会した際にアントン・ディーザに見捨てられてしまい精神を壊した。

 ルーナとフレーレに助けられ、一命は取り留めているが、第一部の隻眼ベア討伐後アントンとディーザをナイフで刺すという凶行に及んだ。

 背が高く、ツリ目でオレンジの髪を二つ結びにして垂らしていた。胸は大きく、性格も豪快だったため人気があったが今は病院でひっそりと暮らしていて、あまり喋らなくなってしまった。ギリギリ奴隷にはならなかった。



 ディーザ=アンベルス(19)

 ・ジョブ:属性魔法使い レベル24

 ・得意武器:ロッド

 ・趣味:自分磨き 化粧 パーティで優越感に浸る

 【魔法】

 <フレイムストライク>

 【概要】

 ルーナをパーティから追い出した元凶。
 アントンを独り占めしたいがために、フィオナとフレーレを焚き付けた。
 実力が普通だったにも関わらず、豪華な生活を捨てられなかったため、デッドリーベアの討伐へと赴くも失敗。

 顔に傷を負う、フィオナに刺されるなどそれなりの罰を受け、実家へと強制送還されてしまう。

 アンベルスという家名を持つ貴族で、親バカの父が居る。

 ルーナはあの時追放していなくても何らかの方法で結局は追いだしたであろう、第一部のある意味裏ボス。



 クラウス(24)

 ・ジョブ:剣士 レベル67

 ・得意武器:剣 斧 大剣

 ・趣味:ナンパ

 【概要】

 パーティ”ブラックブレード”のリーダー。

 基本的に言動と行動はチャラい男だが、戦闘能力は高く、割と常識人だったりする。
 ルーナを可愛いと思いつつ、脈が無いと思えばすぐに引っ込める潔さも。

 アルファの町に所属しているわけではなく、あちこちのギルドへ渡り歩いたり、個別で依頼を受けたりするのでアルファの町に居ることは稀。
 イルズと仲が良く、酒場へと繰り出すこともあるとか。

 パーティメンバーはプリースト、シーフ、ハンターとバランスが良いが魔法使いが居ないので硬い敵は苦手。




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登場人物紹介はこれでひとまず終了です。

キャラ個別の話が見たいなどあれば感想などでお知らせくださいませ。

それでは引き続き「パーティを追い出されましたがむしろ好都合です!」をお楽しみください。


 
 
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