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その50 久しぶりのギルドへ
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「夕方には戻るよ」
「行ってらっしゃい。晩御飯はどうする? その子が居たら大変じゃないかねえ」
「もし用意してくれるなら頼めるか? もちろんお代は出す」
「そうこなくっちゃね。パパとママから離れるんじゃないよ」
「ぴゅい……!」
宿のおかみさんが俺の懐で顔を出しているフォルスへ笑いかけていた。
フォルスはその言葉に服の襟をしっかり握ってふんふんしていた。
おかみさんは不用意に触ったりしないので、警戒はしているが怖がっては居ない様子である。
「んー! 荷物と装備がないのは楽でいいわー」
宿を出て町へ繰り出すと、隣で歩くセリカが大きく伸びをしながら言う。ここのところずっと馬車旅だったから装備を外すのも久しぶりだ。
ここに来るまでいくつか町や村はあるが、フォルスのこともあり野営の気を使わずに済むため立ち寄らなかった。
「だな。鎧が無くてちょっと胸元が寂しいな。フォルスは不安そうだ」
「ぴゅーい」
顔半分だけ出して周囲を確認するフォルスだが、なにかを探しているような感じだ。
「どうした?」
「ぴゅい」
「なにかしら……?」
なにやら手をにゅっと出してから首に手を持って行く。そこで前後に動かしてなにかを現していた。首……まさか?
「あ、もしかしてジョーとリリアを探しているのか?」
「ぴゅいぴゅい♪」
「当たった!? ラッヘさんすごい!」
どうやらそうらしい。俺はフォルスの顎を撫でながら告げる。
「あいつらは自分達の部屋にいるから散歩はしないぞ? ここまで走りっぱなしだったからゆっくりさせてやれ」
「ぴゅー」
「あ、ちょっと不満そう。まあ、朝の散歩とか楽しそうだったもんね」
野営中はフォルスの運動を兼ねて、馬達と近くを少し散歩するのが日課だった。
なので今日もそうだと思ったのかもしれない。
「帰ったら顔を見に行こう。っと、こっちだ」
「はーい」
「ぴゅーい」
「あはは、真似してる。それにしても、人が多いところね」
セリカが肩を竦めて周囲を見渡していた。
人が多いのはもちろん、肌の色が違ったり、明らかにこの辺の人間じゃないなと思われる顔つきの者などがいて色々な地域から来たと思わせる。
商業都市ならではの光景だ。
「この国にしかないものを求め来た、なんて他国の人間が居たりするからな。隣国も近いし」
「確かに。ラッヘさんについて来なかったらこういうのも縁が無かったんだろうなあ」
「セリカは優秀だからどこかで城にスカウトされていたかもしれないけどな」
「んふー、ありがと♪」
そう言って腕を絡ませてくるセリカ。口に出しておくことが大事だと師匠に言われていたからこういうのは割と言う。
恥ずかしい、などという感情でチャンスを逃したりはできないだろ、と。
「あ、ここね」
「ああ。さて、カルバーキンは居るかな――」
知り合いの名を口にしながらギルドの扉を開ける。すると外とはまた違った喧騒に包まれた。
「広い……!」
「冒険者から直接素材を買い付ける商人も多いからな」
圧倒されるセリカの手を取って奥へと歩いていく。酒場と併設されたギルド内は人で溢れており、煙草と酒の匂いが鼻を刺激する。
「ぷちゅん……!」
「お、くしゃみか?」
「ぴゅひゅー」
「人が多いから緊張しているかな」
かもしれないなとセリカに返してそのまま奥へ。周囲を見渡した後、フォルスは顔を引っ込めたので怖くなったかもしれない。後でミルクを買ってやろう。
「ん? お、ラッヘさんか……!」
「なんだって? おお、久しぶりだな……!?」
「え、マジ? 本当だ!」
「よう、元気そうだな。まだ死んでなかったか」
「そりゃこっちのセリフだ!?」
そんなことを考えていると周囲の冒険者達が俺に気付いたようで次々に声をかけてきた。
「わ、すごい!? みんな知っているのね」
「まあ、色々あったからな。最初に声をかけてきた奴は酔った勢いでアームブレイカーを挑んできて倒した。次の奴は喧嘩だな」
「あー、ありそう」
冒険者なら誰もが通る道みたいなものなのでセリカにも覚えがあるようだ。
ま、確かにあの頃は師匠と別れてすぐだったから知名度もなにもあったもんじゃないから仕方ない。
「可愛い子を連れているな。いくらだったんだ?」
「失礼なことを言うな。俺の彼女だ」
「「「な……!?」」」
娼婦を買ってこんなところに来るわけがないだろうと言い、尋ねてきた奴の鼻の先を指で弾いてやった。
そんな中、周囲が驚愕の声を顔に彩られていた。
「そういうことだからちょっかいを出すなよ?」
「あ、ああ、そりゃラッヘさんの彼女だって分かってたら出すわけねえ」
「死にたくねえもんな」
「ちょっと驚いたが、まあ同じ男だってことで安心したぜ! おごってやるよ!」
「ありがたい。けど、ちょっと用事があってな。後でまた頼む」
冒険者達はそれならと笑って道を開けてくれた。気のいいヤツらで助かるな。
「ラッヘさんはやっぱ凄いよね……」
「まあ、ドラゴンを相手にするより人間の方が楽だからな。師匠は最初、対人のやり方を教えてくれたし」
「ぴゅーい?」
「たくさん骨も折れたなあ」
「ぴゅい……」
「ははは、今は大丈夫だよ」
そんな話をしているとフォルスが心配して俺の顎を舐めてくれた。
「なんだか騒いでいると思ったら君かラッヘ」
「え?」
「ああ、居てくれたかカルバーキン」
柔和な笑みを浮かべて声をかけてきたのは探し人のカルバーキンだった。
「行ってらっしゃい。晩御飯はどうする? その子が居たら大変じゃないかねえ」
「もし用意してくれるなら頼めるか? もちろんお代は出す」
「そうこなくっちゃね。パパとママから離れるんじゃないよ」
「ぴゅい……!」
宿のおかみさんが俺の懐で顔を出しているフォルスへ笑いかけていた。
フォルスはその言葉に服の襟をしっかり握ってふんふんしていた。
おかみさんは不用意に触ったりしないので、警戒はしているが怖がっては居ない様子である。
「んー! 荷物と装備がないのは楽でいいわー」
宿を出て町へ繰り出すと、隣で歩くセリカが大きく伸びをしながら言う。ここのところずっと馬車旅だったから装備を外すのも久しぶりだ。
ここに来るまでいくつか町や村はあるが、フォルスのこともあり野営の気を使わずに済むため立ち寄らなかった。
「だな。鎧が無くてちょっと胸元が寂しいな。フォルスは不安そうだ」
「ぴゅーい」
顔半分だけ出して周囲を確認するフォルスだが、なにかを探しているような感じだ。
「どうした?」
「ぴゅい」
「なにかしら……?」
なにやら手をにゅっと出してから首に手を持って行く。そこで前後に動かしてなにかを現していた。首……まさか?
「あ、もしかしてジョーとリリアを探しているのか?」
「ぴゅいぴゅい♪」
「当たった!? ラッヘさんすごい!」
どうやらそうらしい。俺はフォルスの顎を撫でながら告げる。
「あいつらは自分達の部屋にいるから散歩はしないぞ? ここまで走りっぱなしだったからゆっくりさせてやれ」
「ぴゅー」
「あ、ちょっと不満そう。まあ、朝の散歩とか楽しそうだったもんね」
野営中はフォルスの運動を兼ねて、馬達と近くを少し散歩するのが日課だった。
なので今日もそうだと思ったのかもしれない。
「帰ったら顔を見に行こう。っと、こっちだ」
「はーい」
「ぴゅーい」
「あはは、真似してる。それにしても、人が多いところね」
セリカが肩を竦めて周囲を見渡していた。
人が多いのはもちろん、肌の色が違ったり、明らかにこの辺の人間じゃないなと思われる顔つきの者などがいて色々な地域から来たと思わせる。
商業都市ならではの光景だ。
「この国にしかないものを求め来た、なんて他国の人間が居たりするからな。隣国も近いし」
「確かに。ラッヘさんについて来なかったらこういうのも縁が無かったんだろうなあ」
「セリカは優秀だからどこかで城にスカウトされていたかもしれないけどな」
「んふー、ありがと♪」
そう言って腕を絡ませてくるセリカ。口に出しておくことが大事だと師匠に言われていたからこういうのは割と言う。
恥ずかしい、などという感情でチャンスを逃したりはできないだろ、と。
「あ、ここね」
「ああ。さて、カルバーキンは居るかな――」
知り合いの名を口にしながらギルドの扉を開ける。すると外とはまた違った喧騒に包まれた。
「広い……!」
「冒険者から直接素材を買い付ける商人も多いからな」
圧倒されるセリカの手を取って奥へと歩いていく。酒場と併設されたギルド内は人で溢れており、煙草と酒の匂いが鼻を刺激する。
「ぷちゅん……!」
「お、くしゃみか?」
「ぴゅひゅー」
「人が多いから緊張しているかな」
かもしれないなとセリカに返してそのまま奥へ。周囲を見渡した後、フォルスは顔を引っ込めたので怖くなったかもしれない。後でミルクを買ってやろう。
「ん? お、ラッヘさんか……!」
「なんだって? おお、久しぶりだな……!?」
「え、マジ? 本当だ!」
「よう、元気そうだな。まだ死んでなかったか」
「そりゃこっちのセリフだ!?」
そんなことを考えていると周囲の冒険者達が俺に気付いたようで次々に声をかけてきた。
「わ、すごい!? みんな知っているのね」
「まあ、色々あったからな。最初に声をかけてきた奴は酔った勢いでアームブレイカーを挑んできて倒した。次の奴は喧嘩だな」
「あー、ありそう」
冒険者なら誰もが通る道みたいなものなのでセリカにも覚えがあるようだ。
ま、確かにあの頃は師匠と別れてすぐだったから知名度もなにもあったもんじゃないから仕方ない。
「可愛い子を連れているな。いくらだったんだ?」
「失礼なことを言うな。俺の彼女だ」
「「「な……!?」」」
娼婦を買ってこんなところに来るわけがないだろうと言い、尋ねてきた奴の鼻の先を指で弾いてやった。
そんな中、周囲が驚愕の声を顔に彩られていた。
「そういうことだからちょっかいを出すなよ?」
「あ、ああ、そりゃラッヘさんの彼女だって分かってたら出すわけねえ」
「死にたくねえもんな」
「ちょっと驚いたが、まあ同じ男だってことで安心したぜ! おごってやるよ!」
「ありがたい。けど、ちょっと用事があってな。後でまた頼む」
冒険者達はそれならと笑って道を開けてくれた。気のいいヤツらで助かるな。
「ラッヘさんはやっぱ凄いよね……」
「まあ、ドラゴンを相手にするより人間の方が楽だからな。師匠は最初、対人のやり方を教えてくれたし」
「ぴゅーい?」
「たくさん骨も折れたなあ」
「ぴゅい……」
「ははは、今は大丈夫だよ」
そんな話をしているとフォルスが心配して俺の顎を舐めてくれた。
「なんだか騒いでいると思ったら君かラッヘ」
「え?」
「ああ、居てくれたかカルバーキン」
柔和な笑みを浮かべて声をかけてきたのは探し人のカルバーキンだった。
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