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その19 ラッヘとドラゴン
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さて、一通り休憩をした俺達は再びギルドへと向かっていた。
「すぴー……」
「寝ちゃった。よく寝るよねこの子」
「赤ちゃんとはそういうものじゃないのか?」
そんな中、抱っこされたフォルスはフッと寝てしまっていた。
会う前からよく寝ていたので気にならなかったが、そういや最近は興奮状態だったせいかあんまり寝てなかった気がする。
「ま、可愛いからいいか」
「……お前はドラゴンに町を壊されて両親を奪われた。そいつが憎くないのか?」
「え? んー……あくまでもやったのはあの黒いドラゴンだからかな。まあ、大きい個体相手なら憎いと思うかもしれないけど……」
「けど?」
セリカがフォルスの顔を指でつついた後、話を続ける。
「なにも知らない赤ちゃんまで憎むのは違うかなって思ったのよ!」
「……」
確かにその意見はよくわかる。
人間も罪を犯す者もいるが、その仲間や家族がまともなら糾弾はしないだろう。
「いつか。もし、将来そいつが人に害を為すとしたら俺はフォルスを斬るつもりだ。それはそいつの母親にも言われたこと。お前はどう思う?」
「……」
隣を歩くセリカの目を見て尋ねてみた。これは最初から決めていたことなので、今後一緒に行くなら言っておくべきだと思った。
何と答えるか? 考えるために黙り込んだセリカの言葉を待つ。
「……多分、ラッヘさんの味方をすると思う。あの黒いドラゴンみたいに暴れ回る存在なら、ね」
「そうか」
「でもね」
それが聞ければ満足だと思っていると、セリカはさらに言葉をつづけた。
「ん?」
「そうならないように育てればいいのよ! せっかく赤ちゃんなんだし、言うことを聞いてくれるように可愛がればいいのよ。その内、喋れるんでしょうから」
「あ、ああ、確かに」
確かに喋れるようになれば意思の疎通はできるかと思ったと同時に、そういえばこいつも喋るようになるなと言われて気づいた。
「ドラゴンってどれくらい生きるんだろうな……」
「さあ……」
「ぴゅー……」
よく考えたら幼体がどれだけ長いかなど、さっぱり分からないんだよな。
ドラゴンは災厄であり討伐すべき存在。これが基本なので、出会ったら倒すか倒されるかしかない。
「……お前、もしかして凄いのか?」
顔を近づけて目を細めると、寝ているのに何故か嬉しそうに俺の鼻を舐めた。
この可愛……いや、凶悪な魔物の生態は未だ謎に包まれていると考えれば、ヤギのミルクで腹を壊すという発見も無駄ではなかった気がする。
「私達が死ぬまでには喋って欲しいかなあ。あー。ほら、フォルス、あー」
「ぴゅーすー……」
「あはは、全然ダメねー♪」
セリカも嬉しそうに笑いながら抱っこしたフォルスにキスをしていた。
ま、なるようにしかならないかと肩を竦めて先を急ぐ。
しばらくしてギルドに到着すると、入り口でワイズが立って待っていた。
「戻って来たぞ」
「ああ、おかえり。用意できているよ。報酬は四十万セロだ」
「助かる。これでしばらくはなにもしなくて良さそうだが、多くないか?」
先ほど飲んだカウヒーは一杯三百セロで、宿の素泊まりだとだいたい三千セロってところなので結構な金額だ。
それでも武器防具を揃えようと思ったら一式で十万からかかるため、決して無駄遣いはできないのだが。
「おっと、それで終わりだと思ってもらったら困るよ。ブレイドタイガーの素材分はこっち」
「あれ、そんなに!?」
セリカが追加で受け取ったのはさらに十五万セロだった。なんと、報酬だけで四十万とは……
「破格じゃないか?」
「いやあ、本当に困っていたからね。森の浅いところで採れる薬の材料になるキノコとか薬草も手が出せなかったし、ケガをした冒険者も居て他の魔物も退治できなかったりとかさ」
「あー、イレギュラーが居ると困るよね。私も別の町で依頼を受けたことあるわ」
「そうなのか」
「ラッヘさんはドラゴンが主に倒す相手だからねえ」
あははとワイズが頭を掻きながら笑う。そこでセリカが首を傾げる。ついでにフォルスも真似をしていた。
「そういえば……ドラゴン討伐ってどれくらいお金が入るの? あれって厄災級でしょ?」
「ふむ」
「冒険者としての仕事はたまにしかやってないって言ってたけど、お金どれくらいあるのかなって気になっちゃった」
今回のブレイドタイガーは破格だったが、基本的に入る金額は魔物にもよるが平均三万から五万。
しかも毎日それだけ実入りがあるわけじゃないから金欠はよくあるのだ。
で、俺の収入が気になったらしいと。
「……驚くなよ?」
「うんうん! ……で?」
「ごにょごにょ」
「ぴゅいぴゅい……」
俺がセリカに耳打ちをすると――
「噓でしょ!? 一体で四百五十万……!?」
「声が大きい!?」
「ぴー!?」
「まあ、ドラゴンだからねえ……」
「ああ、ごめんねフォルス……」
セリカの驚きの声でフォルスがびっくりして起きてしまった。確かに高額だが特に命がけな相手のため相応と言ってもいいような気がする。
実際、俺以外の人間は一人で討伐することなんてないので折半になるから、今のブレイドタイガーと同じくらいの金額で収まるだろう。
「貯金はあまり無いけどな。装備とポーションで使う」
「それでもん千万くらいあるんでしょ? 三十頭くらい狩ってるって聞いたわよ」
「まあな」
フォルスの親を倒した時は村の依頼だったし、ドラゴン素材をいくつか持ってきたのでチャラにしてある。討伐したことは報告されているはず。後で国から俺に補助が入るため赤字にはならないだろう。
「だからドラゴンだけでもやっていけるのか……」
「装備とかの修復は結構かかるから質素だぞ」
たまに冒険者の依頼をやるのは頼まれることが多いからだけど、路銀が怪しい時は受けている。十年もこの生活をしていれば慣れもする。
「ま、ラッヘさんの収入はともかく気をつけてね。その子を連れて王都はちょっと難易度高いと思うけど」
「そうだな……なんとかなると思いたい」
「それじゃまたね!」
「ぴゅー♪」
報酬を受け取った俺達は少し買い物をした後、ジョー達を回収して荷台屋へ向かう。
そういえば十四時と言っていたけど、もう夕方近くか。さて、どうだろう?
「すぴー……」
「寝ちゃった。よく寝るよねこの子」
「赤ちゃんとはそういうものじゃないのか?」
そんな中、抱っこされたフォルスはフッと寝てしまっていた。
会う前からよく寝ていたので気にならなかったが、そういや最近は興奮状態だったせいかあんまり寝てなかった気がする。
「ま、可愛いからいいか」
「……お前はドラゴンに町を壊されて両親を奪われた。そいつが憎くないのか?」
「え? んー……あくまでもやったのはあの黒いドラゴンだからかな。まあ、大きい個体相手なら憎いと思うかもしれないけど……」
「けど?」
セリカがフォルスの顔を指でつついた後、話を続ける。
「なにも知らない赤ちゃんまで憎むのは違うかなって思ったのよ!」
「……」
確かにその意見はよくわかる。
人間も罪を犯す者もいるが、その仲間や家族がまともなら糾弾はしないだろう。
「いつか。もし、将来そいつが人に害を為すとしたら俺はフォルスを斬るつもりだ。それはそいつの母親にも言われたこと。お前はどう思う?」
「……」
隣を歩くセリカの目を見て尋ねてみた。これは最初から決めていたことなので、今後一緒に行くなら言っておくべきだと思った。
何と答えるか? 考えるために黙り込んだセリカの言葉を待つ。
「……多分、ラッヘさんの味方をすると思う。あの黒いドラゴンみたいに暴れ回る存在なら、ね」
「そうか」
「でもね」
それが聞ければ満足だと思っていると、セリカはさらに言葉をつづけた。
「ん?」
「そうならないように育てればいいのよ! せっかく赤ちゃんなんだし、言うことを聞いてくれるように可愛がればいいのよ。その内、喋れるんでしょうから」
「あ、ああ、確かに」
確かに喋れるようになれば意思の疎通はできるかと思ったと同時に、そういえばこいつも喋るようになるなと言われて気づいた。
「ドラゴンってどれくらい生きるんだろうな……」
「さあ……」
「ぴゅー……」
よく考えたら幼体がどれだけ長いかなど、さっぱり分からないんだよな。
ドラゴンは災厄であり討伐すべき存在。これが基本なので、出会ったら倒すか倒されるかしかない。
「……お前、もしかして凄いのか?」
顔を近づけて目を細めると、寝ているのに何故か嬉しそうに俺の鼻を舐めた。
この可愛……いや、凶悪な魔物の生態は未だ謎に包まれていると考えれば、ヤギのミルクで腹を壊すという発見も無駄ではなかった気がする。
「私達が死ぬまでには喋って欲しいかなあ。あー。ほら、フォルス、あー」
「ぴゅーすー……」
「あはは、全然ダメねー♪」
セリカも嬉しそうに笑いながら抱っこしたフォルスにキスをしていた。
ま、なるようにしかならないかと肩を竦めて先を急ぐ。
しばらくしてギルドに到着すると、入り口でワイズが立って待っていた。
「戻って来たぞ」
「ああ、おかえり。用意できているよ。報酬は四十万セロだ」
「助かる。これでしばらくはなにもしなくて良さそうだが、多くないか?」
先ほど飲んだカウヒーは一杯三百セロで、宿の素泊まりだとだいたい三千セロってところなので結構な金額だ。
それでも武器防具を揃えようと思ったら一式で十万からかかるため、決して無駄遣いはできないのだが。
「おっと、それで終わりだと思ってもらったら困るよ。ブレイドタイガーの素材分はこっち」
「あれ、そんなに!?」
セリカが追加で受け取ったのはさらに十五万セロだった。なんと、報酬だけで四十万とは……
「破格じゃないか?」
「いやあ、本当に困っていたからね。森の浅いところで採れる薬の材料になるキノコとか薬草も手が出せなかったし、ケガをした冒険者も居て他の魔物も退治できなかったりとかさ」
「あー、イレギュラーが居ると困るよね。私も別の町で依頼を受けたことあるわ」
「そうなのか」
「ラッヘさんはドラゴンが主に倒す相手だからねえ」
あははとワイズが頭を掻きながら笑う。そこでセリカが首を傾げる。ついでにフォルスも真似をしていた。
「そういえば……ドラゴン討伐ってどれくらいお金が入るの? あれって厄災級でしょ?」
「ふむ」
「冒険者としての仕事はたまにしかやってないって言ってたけど、お金どれくらいあるのかなって気になっちゃった」
今回のブレイドタイガーは破格だったが、基本的に入る金額は魔物にもよるが平均三万から五万。
しかも毎日それだけ実入りがあるわけじゃないから金欠はよくあるのだ。
で、俺の収入が気になったらしいと。
「……驚くなよ?」
「うんうん! ……で?」
「ごにょごにょ」
「ぴゅいぴゅい……」
俺がセリカに耳打ちをすると――
「噓でしょ!? 一体で四百五十万……!?」
「声が大きい!?」
「ぴー!?」
「まあ、ドラゴンだからねえ……」
「ああ、ごめんねフォルス……」
セリカの驚きの声でフォルスがびっくりして起きてしまった。確かに高額だが特に命がけな相手のため相応と言ってもいいような気がする。
実際、俺以外の人間は一人で討伐することなんてないので折半になるから、今のブレイドタイガーと同じくらいの金額で収まるだろう。
「貯金はあまり無いけどな。装備とポーションで使う」
「それでもん千万くらいあるんでしょ? 三十頭くらい狩ってるって聞いたわよ」
「まあな」
フォルスの親を倒した時は村の依頼だったし、ドラゴン素材をいくつか持ってきたのでチャラにしてある。討伐したことは報告されているはず。後で国から俺に補助が入るため赤字にはならないだろう。
「だからドラゴンだけでもやっていけるのか……」
「装備とかの修復は結構かかるから質素だぞ」
たまに冒険者の依頼をやるのは頼まれることが多いからだけど、路銀が怪しい時は受けている。十年もこの生活をしていれば慣れもする。
「ま、ラッヘさんの収入はともかく気をつけてね。その子を連れて王都はちょっと難易度高いと思うけど」
「そうだな……なんとかなると思いたい」
「それじゃまたね!」
「ぴゅー♪」
報酬を受け取った俺達は少し買い物をした後、ジョー達を回収して荷台屋へ向かう。
そういえば十四時と言っていたけど、もう夕方近くか。さて、どうだろう?
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