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第五章:スヴェン公国都市
その59 誤算
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謎の襲撃者(いや、間違いなくセーレだろうけど)を撃退した僕達はさらに速度を上げてレジナさんを追う。
「大丈夫かなあ……」
「母ちゃんは強いから大丈夫だよ!」
僕の呟きに、ぴょこんと御者台に顔を出してそんなことを言うのはシルバだ。強さはあの裏オークションで見ているのでそう簡単にやられないと思うけど……
「問題は公王様だよ。シロップだけ助けられればいいけど、下手に手を出して処罰されるのはまずいんだ」
「でも、バンデイルさんは良い人だって言ってませんでしたか?」
バンデイルさんは公王様がいい人だと言った。だけど、僕は公王様のことを知らないので、最悪の状況を考えないといけない。
「……セーレってやつに操られている可能性も考えないいけないってことだよ。そういう魔族がいてもおかしくないでしょ?」
「まあ、そうですねえ。わたしは見たことありませんが、お嬢様は見たことがありますか?」
「そ、そもそも見ていないんですけど……私……」
冷たいタオルを頭に乗せたベルゼラが幸薄い《顔で笑いながら言う。うん、ゆっくり寝てて欲しい。そんな会話をしていると、少し先で爆発が起こった。
ドン! ギギギ……
「爆発!? もしかして! ごめん、もうひと頑張り頼むよ!」
「ひひーん!」
僕の声に呼応し、馬たちは息を切らせながらも応えてくれる。後でゆっくり休ませてやらないとと思っていると、ルビアが荷台で声を上げる。
「飛びだす準備をしておくわよエリィ」
「はい!」
「へーい」
「す、すみません……」
「きゅん!」
流石だね準備がいい。
そして僕達はすぐに現場に到着した。
「レジナさん!」
「気をつけろ、こいつら強い」
そういうレジナさんはバトルアクスを両手に持ち呟く。騎士たちに囲まれたレジナさんはあちこちに切り傷ができていた。
「やっぱりあなたでしたか!」
威勢よくエリィが荷台から降りてロッドを突きつける!
「いや、エリィ知らないでしょ!? 僕の背中でぐっすりだったじゃない!」
「えへへ、ちょっと言ってみたかったんです」
「レオス、エリィ、冗談はそれくらいで。出てきたわよ」
ルビアが構えると、豪華な荷台からセーレ、そして公王様が降りてきてセーレが口を開く。執事の姿をしてないところを見ると、これはやっぱり……
「拳聖に賢聖……やはりあなた方でしたか。この狼が強襲してきた時点で分かりましたが」
「シロップちゃんはどこ? 知っての通りあたし達は聖職。それに前回の戦いで強さは知っているはずよね? 大人しく返してもらえないかしら?」
「公王様! 子狼はそこにいるセーレが無理やり誘拐してきたんです。返していただけませんか?」
「奴隷なら分かりますが、誘拐はまずいと思います。騎士たちに剣を下げるよう言ってくれませんか」
僕達が公王様に申し伝えると、目だけ僕達に向ける。冷ややかな目だと思った瞬間、
「……私に命令する気か、無礼な。狼ともども斬れ!」
「!?」
ルビアが驚愕の顔を浮かべていると、騎士達が僕達にも剣を向けた。騎士達は無言で、気持ち悪いくらい統率が取れている。
「セーレ、お前が公王様を……」
「あの時の魔法使いか。お察しのとおりだ! 《フレイム》!」
「わわ!? ちょっと!」
「いきなり!? <フルシールド>!」
バス子が慌てて僕の後ろに隠れ、僕は全員をカバーできるくらいのフルシールドを使うとフレイムは消滅する。それが合図となり、騎士達が一斉に飛びかかってくる。
「ハッ! レジナさん、あたし達と一緒に!」
「悪いね、一人で何とかするつもりだったけど、こいつら隙がないんだよ」
「……」
相手は四人だ、ただの騎士相手ならルビアが一人で制圧できるけど、確かにレジナさんの言う通り隙が無い。というより隙がなくなるようお互いをフォローしている感じだ。
「ならこれでどう! フッ!」
「《ウォータバレット》!」
「!」
ルビアのカウンターが騎士の頭を捉え、エリィの魔法がトドメに入る。だがそれを別の騎士がタックルで魔法から逃れる。
「いいところだったのに、残念ね」
「バス子ちゃん、そっちは大丈夫ですか! 《ファイア》!」
「当たらないけど、足止めくらいはできてますよぅ! あ、ありがとうございます!」
もう一人はバス子、そしてもう一人はレジナさんが相手取り、エリィは三人のフォローという感じの動きになっていた。
「……」
もちろん僕にも一人騎士がにじり寄ってくる。剣を抜いて牽制しているけど、あまり時間をかけるのはよろしくない。セーレの能力が物体を運ぶならシロップがまたどこかへ飛ばされてもおかしくない。
「クク、公王。ここは騎士に任せて我らは先へ」
「うむ」
やっぱりね。騎士たちを捨て石にするくらいはやってくれると思ったよ! でもそうは商人が卸さない。
「《クリエイトアース》!」
「!?」
僕は足で魔法を使い、目の前の騎士の足元の土を盛り上げて宙に浮かす。そのまま空中に浮いた騎士にボールくらいのファイヤーボールをぶち当ててセーレにぶつける。
「うげ!?」
「エリィ達、頼んだよ! 《クリエイトアース》×3!」
ダンダンダン! と足を地面に叩きつけてそれぞれの騎士達も宙へ!
「ナイス!」
「アタックですよ!」
「ぶっとべええ!」
いきなり足元がおろそかにされた騎士達が態勢を立て直す前に一気に制圧。それを尻目にセーレへを迫る僕。
「な、なんだ今の魔法は!? チッ、おのれ、公王先に乗っていろ、すぐに片づける」
「……」
公王様は無言で歩き出す。追いかけたいけど、まずはこいつからだ。
「冥王の命令か? スヴェン公国を支配して何をするつもりなんだ? 大魔王はもう倒されたんだよ!」
「冥王様のことを知っているだと? ……お前、まさかフォーアネーム領主のところにいた冒険者か!? ダンタリオンが退けられたという!」
「あいつダンタリオンって言うのか、新しい情報をありがとう! 探して居たけどお前に聞いても良さそうだね、冥王の目的はなんだ!」
セブン・デイズをうまく避けていたセーレだったけど僕の剣撃の速さにはついてこれないようで徐々に押していく。
「ぐぐ……強い……なんてね! 《エクスプロージョン》!」
「上級魔法!? <インフェルノブラスト>!」
ゼロ距離で撃ち合いをしていたところに上級火炎魔法のエクスプロージョンを放ってきた。僕は咄嗟に左手から地獄の業火とも言える大魔王を消し炭にした魔法を使う。
「お、おおおお!?」
「せい!」
「ぐあ! 《ゲイルスラッシュ》!」
「<フルシールド><ファイヤーボール>!」
「な、何だと!? ぐふ……!?」
ズドン、と鈍い音と焼ける匂いを出して片膝をつくセーレ。その首に剣を当てて僕は言う。
「僕相手に魔法で挑んだのは間違いだったね、元々剣より魔法の方が得意なんだ。さあ、公王様を解放して洗いざらい聞かせてもらうよ」
「ぐ……」
「こっちも大丈夫ですよレオス君! それにしても本当に強いです!」
騎士達もエリィ達が拘束し、動けなくなっていた。これで公国都市に行く前にカタがついた。
――その瞬間
ガラガラガラ……!
「? ……あんた!?」
「馬車……? え!?」
「どうしたのエリィ? なんだって!?」
僕とエリィ、そしてルビアの目が大きく見開かれる。
なぜなら――
「ようやく見つけたぞレオス。こいつらは騎士か? それにその馬車、貴族のものじゃないか……?」
「レオバール! 何でこんなところに!?」
僕がもう一度驚くと、もっと驚くことを口にする。
「お前が盗んだアレンの装備を返してもらいにきた」
「はあ!? ふざけないでよ、レオバールも見てたろ、あれは僕が買い取ったんだ!」
「……知らんな。それに貴族の騎士相手に剣を向けているところを見ると、強盗でもしていたのか? エリィもルビアも騙されて加担させられたんだろう?」
「ち、違いますよ! この人たちは――」
「そう! そうなんです! この荷台に乗っているのはスヴェン公国の公王様。この田舎者が急に襲ってきたのです! 恐らく公王様の暗殺を目論んでいるのかと! 助けてください剣聖様!」
「ほう、少し見ないうちに大それたことをするようになったなレオス。なら、ここで斬っても構わんか……? 行け」
「ありがたき! 回収……!」
「あ!?」
騎士たちの姿がフッと消え、セーレがニヤリと笑い、後ずさる。
「逃がさない……!」
「動くなレオス! ”空刃”」
「!? <フルシールド>」
ガイン!
鈍い音が僕のフルシールドを直撃し、ヒビが入る。流石は剣聖、連続で受ければ割られていたかも。
「それではごきげんよう!」
「待て!」
「動くなと言っている!」
ガキィィン!
追おうとした僕に一気に踏み込んできたレオバール。それを受けるとルビアが叫ぶ。
「止めなさいレオバール! レジナさん馬車を追って! 無茶しないように!」
「分かった!」
「母ちゃん頑張って!」
レジナさんが僕の脇を抜けていく。僕はすぐにレオバールを蹴り飛ばし間合いを開ける。
「自分が何をしたか分かっているのかレオバール」
「知らんな。さあ、強盗は始末しないといけないな」
聞く耳持たずか、レオバール……いや、こいつには分からせてやる必要がありそうだね。
「大丈夫かなあ……」
「母ちゃんは強いから大丈夫だよ!」
僕の呟きに、ぴょこんと御者台に顔を出してそんなことを言うのはシルバだ。強さはあの裏オークションで見ているのでそう簡単にやられないと思うけど……
「問題は公王様だよ。シロップだけ助けられればいいけど、下手に手を出して処罰されるのはまずいんだ」
「でも、バンデイルさんは良い人だって言ってませんでしたか?」
バンデイルさんは公王様がいい人だと言った。だけど、僕は公王様のことを知らないので、最悪の状況を考えないといけない。
「……セーレってやつに操られている可能性も考えないいけないってことだよ。そういう魔族がいてもおかしくないでしょ?」
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冷たいタオルを頭に乗せたベルゼラが幸薄い《顔で笑いながら言う。うん、ゆっくり寝てて欲しい。そんな会話をしていると、少し先で爆発が起こった。
ドン! ギギギ……
「爆発!? もしかして! ごめん、もうひと頑張り頼むよ!」
「ひひーん!」
僕の声に呼応し、馬たちは息を切らせながらも応えてくれる。後でゆっくり休ませてやらないとと思っていると、ルビアが荷台で声を上げる。
「飛びだす準備をしておくわよエリィ」
「はい!」
「へーい」
「す、すみません……」
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そういうレジナさんはバトルアクスを両手に持ち呟く。騎士たちに囲まれたレジナさんはあちこちに切り傷ができていた。
「やっぱりあなたでしたか!」
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「いや、エリィ知らないでしょ!? 僕の背中でぐっすりだったじゃない!」
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「拳聖に賢聖……やはりあなた方でしたか。この狼が強襲してきた時点で分かりましたが」
「シロップちゃんはどこ? 知っての通りあたし達は聖職。それに前回の戦いで強さは知っているはずよね? 大人しく返してもらえないかしら?」
「公王様! 子狼はそこにいるセーレが無理やり誘拐してきたんです。返していただけませんか?」
「奴隷なら分かりますが、誘拐はまずいと思います。騎士たちに剣を下げるよう言ってくれませんか」
僕達が公王様に申し伝えると、目だけ僕達に向ける。冷ややかな目だと思った瞬間、
「……私に命令する気か、無礼な。狼ともども斬れ!」
「!?」
ルビアが驚愕の顔を浮かべていると、騎士達が僕達にも剣を向けた。騎士達は無言で、気持ち悪いくらい統率が取れている。
「セーレ、お前が公王様を……」
「あの時の魔法使いか。お察しのとおりだ! 《フレイム》!」
「わわ!? ちょっと!」
「いきなり!? <フルシールド>!」
バス子が慌てて僕の後ろに隠れ、僕は全員をカバーできるくらいのフルシールドを使うとフレイムは消滅する。それが合図となり、騎士達が一斉に飛びかかってくる。
「ハッ! レジナさん、あたし達と一緒に!」
「悪いね、一人で何とかするつもりだったけど、こいつら隙がないんだよ」
「……」
相手は四人だ、ただの騎士相手ならルビアが一人で制圧できるけど、確かにレジナさんの言う通り隙が無い。というより隙がなくなるようお互いをフォローしている感じだ。
「ならこれでどう! フッ!」
「《ウォータバレット》!」
「!」
ルビアのカウンターが騎士の頭を捉え、エリィの魔法がトドメに入る。だがそれを別の騎士がタックルで魔法から逃れる。
「いいところだったのに、残念ね」
「バス子ちゃん、そっちは大丈夫ですか! 《ファイア》!」
「当たらないけど、足止めくらいはできてますよぅ! あ、ありがとうございます!」
もう一人はバス子、そしてもう一人はレジナさんが相手取り、エリィは三人のフォローという感じの動きになっていた。
「……」
もちろん僕にも一人騎士がにじり寄ってくる。剣を抜いて牽制しているけど、あまり時間をかけるのはよろしくない。セーレの能力が物体を運ぶならシロップがまたどこかへ飛ばされてもおかしくない。
「クク、公王。ここは騎士に任せて我らは先へ」
「うむ」
やっぱりね。騎士たちを捨て石にするくらいはやってくれると思ったよ! でもそうは商人が卸さない。
「《クリエイトアース》!」
「!?」
僕は足で魔法を使い、目の前の騎士の足元の土を盛り上げて宙に浮かす。そのまま空中に浮いた騎士にボールくらいのファイヤーボールをぶち当ててセーレにぶつける。
「うげ!?」
「エリィ達、頼んだよ! 《クリエイトアース》×3!」
ダンダンダン! と足を地面に叩きつけてそれぞれの騎士達も宙へ!
「ナイス!」
「アタックですよ!」
「ぶっとべええ!」
いきなり足元がおろそかにされた騎士達が態勢を立て直す前に一気に制圧。それを尻目にセーレへを迫る僕。
「な、なんだ今の魔法は!? チッ、おのれ、公王先に乗っていろ、すぐに片づける」
「……」
公王様は無言で歩き出す。追いかけたいけど、まずはこいつからだ。
「冥王の命令か? スヴェン公国を支配して何をするつもりなんだ? 大魔王はもう倒されたんだよ!」
「冥王様のことを知っているだと? ……お前、まさかフォーアネーム領主のところにいた冒険者か!? ダンタリオンが退けられたという!」
「あいつダンタリオンって言うのか、新しい情報をありがとう! 探して居たけどお前に聞いても良さそうだね、冥王の目的はなんだ!」
セブン・デイズをうまく避けていたセーレだったけど僕の剣撃の速さにはついてこれないようで徐々に押していく。
「ぐぐ……強い……なんてね! 《エクスプロージョン》!」
「上級魔法!? <インフェルノブラスト>!」
ゼロ距離で撃ち合いをしていたところに上級火炎魔法のエクスプロージョンを放ってきた。僕は咄嗟に左手から地獄の業火とも言える大魔王を消し炭にした魔法を使う。
「お、おおおお!?」
「せい!」
「ぐあ! 《ゲイルスラッシュ》!」
「<フルシールド><ファイヤーボール>!」
「な、何だと!? ぐふ……!?」
ズドン、と鈍い音と焼ける匂いを出して片膝をつくセーレ。その首に剣を当てて僕は言う。
「僕相手に魔法で挑んだのは間違いだったね、元々剣より魔法の方が得意なんだ。さあ、公王様を解放して洗いざらい聞かせてもらうよ」
「ぐ……」
「こっちも大丈夫ですよレオス君! それにしても本当に強いです!」
騎士達もエリィ達が拘束し、動けなくなっていた。これで公国都市に行く前にカタがついた。
――その瞬間
ガラガラガラ……!
「? ……あんた!?」
「馬車……? え!?」
「どうしたのエリィ? なんだって!?」
僕とエリィ、そしてルビアの目が大きく見開かれる。
なぜなら――
「ようやく見つけたぞレオス。こいつらは騎士か? それにその馬車、貴族のものじゃないか……?」
「レオバール! 何でこんなところに!?」
僕がもう一度驚くと、もっと驚くことを口にする。
「お前が盗んだアレンの装備を返してもらいにきた」
「はあ!? ふざけないでよ、レオバールも見てたろ、あれは僕が買い取ったんだ!」
「……知らんな。それに貴族の騎士相手に剣を向けているところを見ると、強盗でもしていたのか? エリィもルビアも騙されて加担させられたんだろう?」
「ち、違いますよ! この人たちは――」
「そう! そうなんです! この荷台に乗っているのはスヴェン公国の公王様。この田舎者が急に襲ってきたのです! 恐らく公王様の暗殺を目論んでいるのかと! 助けてください剣聖様!」
「ほう、少し見ないうちに大それたことをするようになったなレオス。なら、ここで斬っても構わんか……? 行け」
「ありがたき! 回収……!」
「あ!?」
騎士たちの姿がフッと消え、セーレがニヤリと笑い、後ずさる。
「逃がさない……!」
「動くなレオス! ”空刃”」
「!? <フルシールド>」
ガイン!
鈍い音が僕のフルシールドを直撃し、ヒビが入る。流石は剣聖、連続で受ければ割られていたかも。
「それではごきげんよう!」
「待て!」
「動くなと言っている!」
ガキィィン!
追おうとした僕に一気に踏み込んできたレオバール。それを受けるとルビアが叫ぶ。
「止めなさいレオバール! レジナさん馬車を追って! 無茶しないように!」
「分かった!」
「母ちゃん頑張って!」
レジナさんが僕の脇を抜けていく。僕はすぐにレオバールを蹴り飛ばし間合いを開ける。
「自分が何をしたか分かっているのかレオバール」
「知らんな。さあ、強盗は始末しないといけないな」
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