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第一章:覚醒の時
その9 バカップルとの出会い
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「よっ、ほっ」
早朝から僕は軽快に街道を走っていた。
元々人の往来が多い訳ではないし、早朝なら目立つことも無いだろうと浮遊魔法の<レビテーション>を使ってちょっと長いスキップをする感じでひた走る。
「もうちょっと魔力操作をうまくやらないと安定しないね。町に着くまでに練習――」
とか思っていると、何かの気配がして僕は着地する。集中してみると明確な殺気が僕を威圧してくるのが分かり、そちらに目を向けると突然矢が飛んできた!
「……!」
カン! カン!
「げひゃひゃ」
「きひひひ!」
「#$%!」
現れたのはゴブリンが三匹。よく見かける雑魚モンスターってところだね。弓、長剣、槍とそれぞれ武器がバラバラだ。
こいつらは一匹単位だと雑魚なんだけど、群れると結構厄介で、知恵はいくらか回るので罠にかけられる冒険者も稀にいるくらい。
「お金にはならないから戦うのは面倒だけど、もうちょっとで町だし退治しとこうか。どうせ弱いし」
あまり放置しておくと数が増えて町を襲うようになるから見かけたらゴキ〇リと同じく即倒しておくのが冒険者の鉄則だったりする。ちなみに冒険者一人で三匹相手は少々厳しいレベルかな。
「げひゃ!」
僕の言葉を理解したのか、槍を持ったゴブリンが槍を振り上げて叫ぶ、それが合図となり、こちらへ走ってきた!
「どれくらい切れるのか試してみようか! ……あれ、柄の宝石が赤い。こんな色だったっけ?」
昨日は黒かった気がするけど……おっと!
「ДИ☆△!」
ブオン!
何を言っているのか分からないゴブリンの長剣が僕に振り下ろされるが体を捻ってそれを回避する。続けざまに槍が飛んでくるが、それはセブン・デイズで受け止める。
ガキン!
「軽いし手に馴染む剣だね、これなら!」
「○$☆!」
長剣ゴブリンが尚も襲いかかってくるので、剣で受けていた槍を弾き、槍ゴブリンがのけ反ったところへ一気に踏込んで袈裟がけにセブン・デイズを振り下ろす。
スッ……
「え!?」
手ごたえが無い!? 外した!? そう思っていたが――
「げひゃひゃひゃ!」
槍ゴブリンがざまぁとばかりに槍で突きかかってくるが、その上半身はすでに地面に落ちていた。僕が戦慄していると長剣ゴブリンが叫びながら迫ってきていた。
「&#$!」
「しつこい!」
スッ……
やはり手ごたえが無い感触だけど、長剣ゴブリンは斬りかかってきた反動のまま、上半身だけがスポーンと抜けた様に転がって行った。
「やっばいなこれ。本当に切れ味が凄いだけ魔剣なのかな……? さて、と」
「きひ!?」
前衛二人で殺せると踏んでいたと思われる何もしていない弓ゴブリンが怯む。逃げるか? こういうときは仲間を呼ぶために逃げるんだけど……
「きひぃ!」
「突っかかってきたね!」
背を向けたらファイヤーボールと考えていたところに、背中の矢をつがえようとゴブリンが手を伸ばす。魔法を使うか接近するかを決めかねていると弓ゴブリンの頭にダガーが刺さった!
ドカッ!
「ぎひぃ!?」
「そこの人大丈夫! ……って二匹倒している!?」
「無事か旅の人?」
軽装だけど守るべき箇所は皮鎧でしっかりガードしている女の子がダガーを回収しながら驚き、その後ろから剣士っぽい男が姿を現して僕に話しかけてきた。セブン・デイズについた血を振り払って鞘に納めながら答える。
「あ、うん。助けてくれてありがとう。おかげでケガも無いよ」
「いや、その足元の二匹は君が倒したんでしょ?」
「たまたまだよ、そっちの弓ゴブリンが傍観してくれたおかげで倒せたんだ。君達は?」
僕が尋ねると、女の子が仁王立ちでふふんと、鼻息を鳴らしながらブイサインをして名乗りをあげた。
「アタシはリラ。冒険者よ! ジョブはシーフ! あ、シーフって言っても盗賊じゃないよ? ダンジョンとかで宝を探すいいシーフよ!」
それはトレジャーハンターでいいのではなかろうか。そう思っていると横の剣士っぽい男がリラの頭をスコンと叩き、ため息を吐きながら自己紹介を始める。
「まだ冒険者ですらないだろ……オレはエコール。冒険者志望の剣士だ」
「へえ、強そうに見えるけど冒険者じゃないんだ。僕はレオス。見ての通り商人だよ」
二人と握手を交わして挨拶をすると、エコールが目を細めて僕を見る。
「強そうだと言ってくれるのは素直に嬉しいが……商人? 君が? え?」
「確かに防具も無いし、どうみても一般人だよねえ……商人がゴブリン相手に逃げないで倒しちゃうって……」
そう言われてみれば確かに……二人の気配に気づかなかった僕もポンコツである。うーん、やっぱり微妙にまだ馴染んでないのかなあ。それはそうと誤魔化さなければ。
「あ、あはは、びっくりしたと思うけど、この剣のおかげなんだ。とある取引で手に入れたんだけど、襲われたから咄嗟に抜いて応戦したら切れ味抜群でこの通りってわけ」
シュラ……
剣を抜くと、エコールがごくりと喉を鳴らし冷や汗を出す。
「……素晴らしい剣だ。白金貨でいくらするか見当もつかない……なるほど、それならゴブリンを倒せても納得がいく。良い買い物をしたんだな」
「まあねー」
まさか国王様と交渉して得たとは言えない。
「ふうん? ね、それよりゴブリンの死体を埋めて先に進まない? 仲間が寄ってきても面倒だし」
そうだね、と相槌をうって、僕たちはゴブリンの死体から金目のものを剥ぎ取って地面に埋めた。ただの商人が魔法を使う訳にも行かないのでもちろん手で掘りましたとも。
作業が終わって僕が歩き出すと、どうも向かっている方向は同じなようで、自然と一緒に歩きはじめた。
「レオスはどこに行くつもり? やっぱりこの先にあるミドラの町?」
ミドラの町っていうのがあるんだ。大魔王城から帰った時はこっちの道じゃなかったから良く分からないんだよね。
「そうそう。食料と水を確保して、地図を買おうかなって」
「そうか。あの町なら大抵のものはあるだろう。レオスは仕入れか何かでここへ?」
「……そんなところ。それより、君達はどこへ行くの?」
僕が大魔王を倒したパーティにいたことは内緒なのでここは適当に合わせておこう。やっぱり冒険者証は必要だなあ。商人がフラフラ一人で仕入れをすることはないから言い訳用に持っておきたい。
「アタシ達もミドラの町よ! 冒険者になるため今日まで頑張って修行したんだから!」
「オレ達はこの森を抜けた反対側にある村の出身なんだ。村の周辺に出る魔物を倒していたんだけど、冒険者になって依頼として退治すればお金になって村も潤う。そう思って出て来たんだ」
「いいね、そういうの」
「ストレートに言うわね……て、照れるじゃない……」
「痛っ!? で、二人は恋人同士?」
すると水を飲んでいたエコールがブッと吹き出した。
「ば、馬鹿言うな! こんながさつな女と誰がこ、こ、こ恋人だってんだ!」
「こっちだってカッコつけしいなんかお断りよ!」
あ、やば、何か地雷踏んだ? 二人がいがみ合いだし、とりあえず<スリープポリン>で眠らせるかとか考えていると、眼前に大きな防壁が見えてきた。
「お、あれがミドラの町? ……うわ!?」
僕が額に手を当てて見ると、リラが僕の背中に飛び乗って叫ぶ。
「そうそう! さあて、冒険者試験、必ず受かるわよ!」
「はは、が、頑張ってね……ん? 冒険者試験? そんなのあったっけ? お金を出して適性調べた後に許可証くれないの?」
「いつの時代の話だ……まあ、商人なら分からんでもないから教えるけど、実力がない者に依頼を任せられないと、ギルドがルールを設けたんだ。ランクで討伐できる魔物も代わるし、ランクを上げるにも試験がある。さ、もうすぐだ行こう」
「なによ、カッコつけてさ。村じゃ方言丸出しの癖に」
「おま、そったらこといっちゃなんねぇべさ!?」
なるほどね、確かにアレンみたいな自信過剰なヤツがお金に目がくらんで強敵と戦って死ぬ可能性は少しでも取り除いておきたい気はする。試験があるならやっぱり冒険者はやめておこうかな? でもなぜか嫌な予感しかしない……
早朝から僕は軽快に街道を走っていた。
元々人の往来が多い訳ではないし、早朝なら目立つことも無いだろうと浮遊魔法の<レビテーション>を使ってちょっと長いスキップをする感じでひた走る。
「もうちょっと魔力操作をうまくやらないと安定しないね。町に着くまでに練習――」
とか思っていると、何かの気配がして僕は着地する。集中してみると明確な殺気が僕を威圧してくるのが分かり、そちらに目を向けると突然矢が飛んできた!
「……!」
カン! カン!
「げひゃひゃ」
「きひひひ!」
「#$%!」
現れたのはゴブリンが三匹。よく見かける雑魚モンスターってところだね。弓、長剣、槍とそれぞれ武器がバラバラだ。
こいつらは一匹単位だと雑魚なんだけど、群れると結構厄介で、知恵はいくらか回るので罠にかけられる冒険者も稀にいるくらい。
「お金にはならないから戦うのは面倒だけど、もうちょっとで町だし退治しとこうか。どうせ弱いし」
あまり放置しておくと数が増えて町を襲うようになるから見かけたらゴキ〇リと同じく即倒しておくのが冒険者の鉄則だったりする。ちなみに冒険者一人で三匹相手は少々厳しいレベルかな。
「げひゃ!」
僕の言葉を理解したのか、槍を持ったゴブリンが槍を振り上げて叫ぶ、それが合図となり、こちらへ走ってきた!
「どれくらい切れるのか試してみようか! ……あれ、柄の宝石が赤い。こんな色だったっけ?」
昨日は黒かった気がするけど……おっと!
「ДИ☆△!」
ブオン!
何を言っているのか分からないゴブリンの長剣が僕に振り下ろされるが体を捻ってそれを回避する。続けざまに槍が飛んでくるが、それはセブン・デイズで受け止める。
ガキン!
「軽いし手に馴染む剣だね、これなら!」
「○$☆!」
長剣ゴブリンが尚も襲いかかってくるので、剣で受けていた槍を弾き、槍ゴブリンがのけ反ったところへ一気に踏込んで袈裟がけにセブン・デイズを振り下ろす。
スッ……
「え!?」
手ごたえが無い!? 外した!? そう思っていたが――
「げひゃひゃひゃ!」
槍ゴブリンがざまぁとばかりに槍で突きかかってくるが、その上半身はすでに地面に落ちていた。僕が戦慄していると長剣ゴブリンが叫びながら迫ってきていた。
「&#$!」
「しつこい!」
スッ……
やはり手ごたえが無い感触だけど、長剣ゴブリンは斬りかかってきた反動のまま、上半身だけがスポーンと抜けた様に転がって行った。
「やっばいなこれ。本当に切れ味が凄いだけ魔剣なのかな……? さて、と」
「きひ!?」
前衛二人で殺せると踏んでいたと思われる何もしていない弓ゴブリンが怯む。逃げるか? こういうときは仲間を呼ぶために逃げるんだけど……
「きひぃ!」
「突っかかってきたね!」
背を向けたらファイヤーボールと考えていたところに、背中の矢をつがえようとゴブリンが手を伸ばす。魔法を使うか接近するかを決めかねていると弓ゴブリンの頭にダガーが刺さった!
ドカッ!
「ぎひぃ!?」
「そこの人大丈夫! ……って二匹倒している!?」
「無事か旅の人?」
軽装だけど守るべき箇所は皮鎧でしっかりガードしている女の子がダガーを回収しながら驚き、その後ろから剣士っぽい男が姿を現して僕に話しかけてきた。セブン・デイズについた血を振り払って鞘に納めながら答える。
「あ、うん。助けてくれてありがとう。おかげでケガも無いよ」
「いや、その足元の二匹は君が倒したんでしょ?」
「たまたまだよ、そっちの弓ゴブリンが傍観してくれたおかげで倒せたんだ。君達は?」
僕が尋ねると、女の子が仁王立ちでふふんと、鼻息を鳴らしながらブイサインをして名乗りをあげた。
「アタシはリラ。冒険者よ! ジョブはシーフ! あ、シーフって言っても盗賊じゃないよ? ダンジョンとかで宝を探すいいシーフよ!」
それはトレジャーハンターでいいのではなかろうか。そう思っていると横の剣士っぽい男がリラの頭をスコンと叩き、ため息を吐きながら自己紹介を始める。
「まだ冒険者ですらないだろ……オレはエコール。冒険者志望の剣士だ」
「へえ、強そうに見えるけど冒険者じゃないんだ。僕はレオス。見ての通り商人だよ」
二人と握手を交わして挨拶をすると、エコールが目を細めて僕を見る。
「強そうだと言ってくれるのは素直に嬉しいが……商人? 君が? え?」
「確かに防具も無いし、どうみても一般人だよねえ……商人がゴブリン相手に逃げないで倒しちゃうって……」
そう言われてみれば確かに……二人の気配に気づかなかった僕もポンコツである。うーん、やっぱり微妙にまだ馴染んでないのかなあ。それはそうと誤魔化さなければ。
「あ、あはは、びっくりしたと思うけど、この剣のおかげなんだ。とある取引で手に入れたんだけど、襲われたから咄嗟に抜いて応戦したら切れ味抜群でこの通りってわけ」
シュラ……
剣を抜くと、エコールがごくりと喉を鳴らし冷や汗を出す。
「……素晴らしい剣だ。白金貨でいくらするか見当もつかない……なるほど、それならゴブリンを倒せても納得がいく。良い買い物をしたんだな」
「まあねー」
まさか国王様と交渉して得たとは言えない。
「ふうん? ね、それよりゴブリンの死体を埋めて先に進まない? 仲間が寄ってきても面倒だし」
そうだね、と相槌をうって、僕たちはゴブリンの死体から金目のものを剥ぎ取って地面に埋めた。ただの商人が魔法を使う訳にも行かないのでもちろん手で掘りましたとも。
作業が終わって僕が歩き出すと、どうも向かっている方向は同じなようで、自然と一緒に歩きはじめた。
「レオスはどこに行くつもり? やっぱりこの先にあるミドラの町?」
ミドラの町っていうのがあるんだ。大魔王城から帰った時はこっちの道じゃなかったから良く分からないんだよね。
「そうそう。食料と水を確保して、地図を買おうかなって」
「そうか。あの町なら大抵のものはあるだろう。レオスは仕入れか何かでここへ?」
「……そんなところ。それより、君達はどこへ行くの?」
僕が大魔王を倒したパーティにいたことは内緒なのでここは適当に合わせておこう。やっぱり冒険者証は必要だなあ。商人がフラフラ一人で仕入れをすることはないから言い訳用に持っておきたい。
「アタシ達もミドラの町よ! 冒険者になるため今日まで頑張って修行したんだから!」
「オレ達はこの森を抜けた反対側にある村の出身なんだ。村の周辺に出る魔物を倒していたんだけど、冒険者になって依頼として退治すればお金になって村も潤う。そう思って出て来たんだ」
「いいね、そういうの」
「ストレートに言うわね……て、照れるじゃない……」
「痛っ!? で、二人は恋人同士?」
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「ば、馬鹿言うな! こんながさつな女と誰がこ、こ、こ恋人だってんだ!」
「こっちだってカッコつけしいなんかお断りよ!」
あ、やば、何か地雷踏んだ? 二人がいがみ合いだし、とりあえず<スリープポリン>で眠らせるかとか考えていると、眼前に大きな防壁が見えてきた。
「お、あれがミドラの町? ……うわ!?」
僕が額に手を当てて見ると、リラが僕の背中に飛び乗って叫ぶ。
「そうそう! さあて、冒険者試験、必ず受かるわよ!」
「はは、が、頑張ってね……ん? 冒険者試験? そんなのあったっけ? お金を出して適性調べた後に許可証くれないの?」
「いつの時代の話だ……まあ、商人なら分からんでもないから教えるけど、実力がない者に依頼を任せられないと、ギルドがルールを設けたんだ。ランクで討伐できる魔物も代わるし、ランクを上げるにも試験がある。さ、もうすぐだ行こう」
「なによ、カッコつけてさ。村じゃ方言丸出しの癖に」
「おま、そったらこといっちゃなんねぇべさ!?」
なるほどね、確かにアレンみたいな自信過剰なヤツがお金に目がくらんで強敵と戦って死ぬ可能性は少しでも取り除いておきたい気はする。試験があるならやっぱり冒険者はやめておこうかな? でもなぜか嫌な予感しかしない……
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