87 / 105
第87話 村へ戻る前に
しおりを挟む
「というわけで母さんは去っていったよ」
「残念……」
「いやいやクレアさん、これは朗報ですよ!」
レストランに到着するのとほぼ同時にクレアと合流した。
プラーボが居るため、マスターに言ってオープンテラスを用意してもらい、料理を待つ。
そこでかくかくしかじかをしたところ、クレアが母さんと一緒に食事が出来なかったことを残念がっていた。
しかし、サーナは何故か元気にクレアに話しかける。
「どういうこと?」
「お母さまが貴族ということは、妻をいっぱい取れるということ……! だから『選ばれなくてもいい』んですよ」
「あ……!」
『そういえばそうなるねー』
もぐもぐとエビとキノコと白身魚のクリームシチューを食べながらうんうんと頷くフリンク。ご飯を食べて落ち着いたらしい。
「しかし、そう言われても現状は平民の農家だし難しいんじゃないか?」
「じゃあ今ここでどっちか選んでくださいよぅ」
「むう」
「私は折角だし、二人とも受け入れてくれるならそれでもいいわ。ちょっとミドリさんに聞いてみよう」
サーナとクレアはかなり乗り気になっていた。確かに選べと言われても即答できないため俺は小さくなるしかない。
後三年……向こうの成人である20歳くらいまではのんびりしたかったが、この世界は初婚が早かったりするし覚悟を決めるべきか。
二人とも違う魅力があるからなあ。サーナはちょっとアホっぽいが結構考えているんだよな。体質のせいもあるんだろうけど。
クレアはまあ、ずっと一緒だったし安心できる。それはなによりもいいことだ。
「……考えておこう」
「約束ですよ? あ、クリンこぼしてますよ」
『くおん』
流石にスプーンは使えないのでいわゆるお皿に直接口をつける食べ方だが、プラーボのようにキレイに舐めとれず、鼻の頭についたりこぼしたりしていた。
「見て見て、あの子熊可愛いー」
「でもあの大きさになるなら怖いかも……」
「小さいころが一番いいもんねー」
まあ、その仕草は愛らしい。それは通る人の言葉でよく分かる。クリンはぬいぐるみのようだからだ。
いや、それはどうでもいい……
帰ってからおじさんに聞いてみるか? というかクレアもついてきそうな勢いだ。
『くおん!』
「ほら、大人しくしてください」
そんなことを考えていると、クリンが急に暴れ出した。サーナが抱っこするもなにかに興味を示していた。
「なんだ?」
「あ。あれじゃない?」
クレアが指さした先に視線を合わせるとそこには結構な量が入った卵のカゴを抱えた女性が見えた。
それだけならまあ普通なのだけど、足元にニワトリが一緒だった。恐らくあれに興味を引かれているのかもしれない。
『くおーん♪』
「こけ? ……こけー!?」
嬉しそうな声をあげるクリンだが、ニワトリはびっくりして委縮していた。そりゃ捕食者に狙われたと感じるだろうしな。
『クリン、怖がっているからダメだよー』
『くおん……』
「よしよし、わたし達が遊んであげますから」
「それじゃそろそろ屋敷に戻る? 私はお仕事がもう少しあるから後で行くわ」
「プリンを食ったらだな。あの卵、多分プリン用だろ?」
「あー」
そういうことかとクレアが手をポンと打つ。そして俺の読み通り、レストランに入っていく。納品なのだろう。
「待っててね」
「こけ」
「賢い」
『お散歩かなー?』
「こ、こけー!?」
「こら!?」
そこでフリンクがバレルロールをしながらニワトリに近づいていた。フリンクもでかいというだけでニワトリにとっては恐怖の対象でしかないだろう。
俺は慌ててフリンクの尻尾を掴んで引き寄せた。
『うわあ!?』
「クリンよりもでかいお前がびびらせてどうする!?」
「こけー……」
ニワトリは店の壁にへばりついて弱々しい鳴いていた。そこへクレアが少しだけ近づき、しゃがんで言う。
「ごめんねー。こっちは怖くないからね? これ以上近づかないから安心して」
「こ、こけ……」
頷く。
どうやらクレアの言葉を理解したらしい。そこへ卵を持っていた女性とマスターが店から出てきた。
「お、どうした? ニワトリと遊んでいるのか?」
「あ、マスター! プリンを持ってきてくれたの?」
「おう! 最近特にプリンの消費が激しくてな。あちこちの養鶏場に頼んでいるのさ。いつもありがとよ」
「こけっこ!」
マスターの言葉に元気よくニワトリが応えた。俺達はテーブルに戻り、女性とニワトリは立ち去っていく。
『くおーん』
「まあ友達は諦めるんですね。どう考えても食われると思いますし。さて、これがプリンですか」
「まあ食ってくれ。レンが考案したウチの名物だ! さっき貴族の方も食べてくれたんだぜ!」
「おじさんも食べたのか……」
「ん?」
「いや、なんでも」
周りに知られると面倒なので、クレアとサーナに小声で言うなと伝えておく。
ここでそこを話したら問題になるというのが分かったようで、深く頷いてくれた。
「あ、美味しい! わたし好きです!」
「ちょっと味が濃くなった?」
「卵黄の量を変えたりして味を研究しているんだぜ! 濃いのは俺好みだな。子供は普通のが好きみたいだ」
「へえ、流石ね」
マスターは研究熱心だった。だけど、俺が伝えたという部分はしっかり宣伝しているそうな。
どうもここで食べた冒険者達が広めているようだと言う。……おじさんが来たのももしかして?
だとしたら俺が引き寄せたのかと少々母さん達に悪いことをした気がする。
ひとまず食事を終えた俺達はクレアを残して村へ戻ることにした――
「残念……」
「いやいやクレアさん、これは朗報ですよ!」
レストランに到着するのとほぼ同時にクレアと合流した。
プラーボが居るため、マスターに言ってオープンテラスを用意してもらい、料理を待つ。
そこでかくかくしかじかをしたところ、クレアが母さんと一緒に食事が出来なかったことを残念がっていた。
しかし、サーナは何故か元気にクレアに話しかける。
「どういうこと?」
「お母さまが貴族ということは、妻をいっぱい取れるということ……! だから『選ばれなくてもいい』んですよ」
「あ……!」
『そういえばそうなるねー』
もぐもぐとエビとキノコと白身魚のクリームシチューを食べながらうんうんと頷くフリンク。ご飯を食べて落ち着いたらしい。
「しかし、そう言われても現状は平民の農家だし難しいんじゃないか?」
「じゃあ今ここでどっちか選んでくださいよぅ」
「むう」
「私は折角だし、二人とも受け入れてくれるならそれでもいいわ。ちょっとミドリさんに聞いてみよう」
サーナとクレアはかなり乗り気になっていた。確かに選べと言われても即答できないため俺は小さくなるしかない。
後三年……向こうの成人である20歳くらいまではのんびりしたかったが、この世界は初婚が早かったりするし覚悟を決めるべきか。
二人とも違う魅力があるからなあ。サーナはちょっとアホっぽいが結構考えているんだよな。体質のせいもあるんだろうけど。
クレアはまあ、ずっと一緒だったし安心できる。それはなによりもいいことだ。
「……考えておこう」
「約束ですよ? あ、クリンこぼしてますよ」
『くおん』
流石にスプーンは使えないのでいわゆるお皿に直接口をつける食べ方だが、プラーボのようにキレイに舐めとれず、鼻の頭についたりこぼしたりしていた。
「見て見て、あの子熊可愛いー」
「でもあの大きさになるなら怖いかも……」
「小さいころが一番いいもんねー」
まあ、その仕草は愛らしい。それは通る人の言葉でよく分かる。クリンはぬいぐるみのようだからだ。
いや、それはどうでもいい……
帰ってからおじさんに聞いてみるか? というかクレアもついてきそうな勢いだ。
『くおん!』
「ほら、大人しくしてください」
そんなことを考えていると、クリンが急に暴れ出した。サーナが抱っこするもなにかに興味を示していた。
「なんだ?」
「あ。あれじゃない?」
クレアが指さした先に視線を合わせるとそこには結構な量が入った卵のカゴを抱えた女性が見えた。
それだけならまあ普通なのだけど、足元にニワトリが一緒だった。恐らくあれに興味を引かれているのかもしれない。
『くおーん♪』
「こけ? ……こけー!?」
嬉しそうな声をあげるクリンだが、ニワトリはびっくりして委縮していた。そりゃ捕食者に狙われたと感じるだろうしな。
『クリン、怖がっているからダメだよー』
『くおん……』
「よしよし、わたし達が遊んであげますから」
「それじゃそろそろ屋敷に戻る? 私はお仕事がもう少しあるから後で行くわ」
「プリンを食ったらだな。あの卵、多分プリン用だろ?」
「あー」
そういうことかとクレアが手をポンと打つ。そして俺の読み通り、レストランに入っていく。納品なのだろう。
「待っててね」
「こけ」
「賢い」
『お散歩かなー?』
「こ、こけー!?」
「こら!?」
そこでフリンクがバレルロールをしながらニワトリに近づいていた。フリンクもでかいというだけでニワトリにとっては恐怖の対象でしかないだろう。
俺は慌ててフリンクの尻尾を掴んで引き寄せた。
『うわあ!?』
「クリンよりもでかいお前がびびらせてどうする!?」
「こけー……」
ニワトリは店の壁にへばりついて弱々しい鳴いていた。そこへクレアが少しだけ近づき、しゃがんで言う。
「ごめんねー。こっちは怖くないからね? これ以上近づかないから安心して」
「こ、こけ……」
頷く。
どうやらクレアの言葉を理解したらしい。そこへ卵を持っていた女性とマスターが店から出てきた。
「お、どうした? ニワトリと遊んでいるのか?」
「あ、マスター! プリンを持ってきてくれたの?」
「おう! 最近特にプリンの消費が激しくてな。あちこちの養鶏場に頼んでいるのさ。いつもありがとよ」
「こけっこ!」
マスターの言葉に元気よくニワトリが応えた。俺達はテーブルに戻り、女性とニワトリは立ち去っていく。
『くおーん』
「まあ友達は諦めるんですね。どう考えても食われると思いますし。さて、これがプリンですか」
「まあ食ってくれ。レンが考案したウチの名物だ! さっき貴族の方も食べてくれたんだぜ!」
「おじさんも食べたのか……」
「ん?」
「いや、なんでも」
周りに知られると面倒なので、クレアとサーナに小声で言うなと伝えておく。
ここでそこを話したら問題になるというのが分かったようで、深く頷いてくれた。
「あ、美味しい! わたし好きです!」
「ちょっと味が濃くなった?」
「卵黄の量を変えたりして味を研究しているんだぜ! 濃いのは俺好みだな。子供は普通のが好きみたいだ」
「へえ、流石ね」
マスターは研究熱心だった。だけど、俺が伝えたという部分はしっかり宣伝しているそうな。
どうもここで食べた冒険者達が広めているようだと言う。……おじさんが来たのももしかして?
だとしたら俺が引き寄せたのかと少々母さん達に悪いことをした気がする。
ひとまず食事を終えた俺達はクレアを残して村へ戻ることにした――
41
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない
しめさば
ファンタジー
急遽異世界へと転生することになった九条颯馬(30)
小さな村に厄介になるも、生活の為に冒険者に。
ギルドに騙され、与えられたのは最低ランクのカッパープレート。
それに挫けることなく日々の雑務をこなしながらも、不慣れな異世界生活を送っていた。
そんな九条を優しく癒してくれるのは、ギルドの担当職員であるミア(10)と、森で助けた狐のカガリ(モフモフ)。
とは言えそんな日常も長くは続かず、ある日を境に九条は人生の転機を迎えることとなる。
ダンジョンで手に入れた魔法書。村を襲う盗賊団に、新たなる出会い。そして見直された九条の評価。
冒険者ギルドの最高ランクであるプラチナを手にし、目標であるスローライフに一歩前進したかのようにも見えたのだが、現実はそう甘くない。
今度はそれを利用しようと擦り寄って来る者達の手により、日常は非日常へと変化していく……。
「俺は田舎でモフモフに囲まれ、ミアと一緒にのんびり暮らしていたいんだ!!」
降りかかる火の粉は魔獣達と死霊術でズバッと解決!
面倒臭がりの生臭坊主は死霊術師として成り上がり、残念ながらスローライフは送れない。
これは、いずれ魔王と呼ばれる男と、勇者の少女の物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる