52 / 105
第52話 セキトとギルドマスター
しおりを挟む
「どうしたんですか?」
「旦那様の指示でお前達のことを話しに来たのだ。町に現れれば丁重にするようにな」
「ローク様が……」
「カイ様もな。こういう絵も用意してな」
どうやらフリンクが出てきた時に町の人が驚かないようにと配慮を考えてくれていたらしい。セキト様はそう言ってやたらとでかいキャンバスを見せてくれた。
「あ、フリンク!」
『僕だ! カイが描いたの?』
「いや、奥様だ」
「マジか」
「ああ」
若干コミカルな感じもあるが、間違いなくフリンクの絵だった。色合いもちゃんとバンドウイルカである。アリシャ様に絵の才能があったとは。
「まあ、ちょうどギルドマスターへと話したところだ。もう来ていたとは思わなかったが」
「幼馴染が――」
「お、おい、あんたは何者だ? ギルドマスターにこいつらのことを話しただって?」
「私も知りたいわ」
俺とセキト様が話していると、ロアンとクレアが間に入って来た。するとセキト様が絵を引っ込めてから口を開く。
「私はセキトという。バートリィ家の執事と言えばわかるか」
「な!?」
「ああ、レンが助けた貴族の」
クレアには話していたので手をポンと打って納得する。だが、報せを受けて俺達を連れて来た三人は困惑の表情が浮かんでいた。
「な、なんだいそりゃ?」
「おやおやこれは……」
アディアとボーリックが呟く中、セキト様の後ろから知らない人がやってきて続けた。
「まあ、そういうことだ。こちらから出向こうと思っていたが、連れて来てくれて助かったぞ」
「ギ、ギルドマスター……」
ロアンが驚いた顔で現れた男を見て呟く。なるほど、この人がギルドマスターか。
「ウチの者が迷惑をかけたか? 君がレンだな、俺はコントラ。この町のギルドの長をしている」
「レンです、よろしくお願いします。で、こっちが精霊のフリンクです」
『よろしくー!』
「むう……絵では信じがたかったが、本当に存在するのを見るとびっくりするなあ。よろしくお願いします精霊様。それで、ロアンが連れて来たのか?」
「あ、は、はい……」
コントラさんに言われてギクリとするロアン。俺を見せしめにでもするつもりで連れて来たのだから気まずいのはわかる。
まあ、町の人に言われて確認をしようとしただけだし、俺は気にしていない。
「えっと、町の人が驚いて通報したみたいなんですよ。それで彼等が質問のためギルドに来て欲しいと言われてここにきました」
「ですねえ。まあフリンクは目立つし、ロアンさん達は仕事をしただけって感じです」
「ふむ」
「おお、レンさん大人ぁ」
アディアが感心したように呟く。ボーリックもうんうんと明らかに不審な頷き方をしていた。
「ということなのか?」
「そ、そうです。通報を受けたのは間違いありません……」
ロアンは悔しそうに俺を見て呻くようにそう口にするが、クレアの前で恥をかいたとか思ってそうだな。
仕事をした、という点が先に来ているのでクレアは恐らくダサいなどと思っていないはずだ。
『それじゃあ僕達はまた町に戻っていいのかな?』
「そうだな。今日はなにをしにきたんだ?」
「私が案内するつもりで連れて来たんですよ! いやあ、先に行っておけばよかったなとちょっと申し訳ないです」
「クレアちゃんがか? 友達なのかい」
「幼馴染で――」
「君がクレアか」
「え? 私を知っているんですか?」
そこでセキト様がクレアの名を聞き目を細めた。なんでだ? そう考えていると、話が続けられた。
「カイ様とサーナがレンのことを」
「うおおおお!?」
「きゃあ!?」
「うわ!? な、なんだレン!?」
嫌な予感がしたので俺は慌ててセキト様に飛び掛かった。そのまま誤魔化すため、クレアを回れ右させてから扉に向かって歩き出す。
「とりあえず誤解は解けたみたいだから町の散策に戻りますね! ほら、行くぞフリンク」
『ほーい!』
「なんだったんだ?」
「さあ……」
フリンクの上で子供たちが首を傾げていた。だけど、これはいい移動だったなと俺は外に向かいながら思う。
「なら俺も一緒に行こう。散策中に不審がられても俺が居れば弁明もできるし、町の人も安心できる」
「あ、いいですね! セキト様はもう帰って大丈夫ですよ」
「酷いな貴様……!?」
クレアにサーナとカイ様の話が入るとまた面倒なことになるからな。
それでも町にフリンクのことが知れ渡れば頻繁に出入りしても良さそうだ。そこは素直に礼を言いたい。
「ロアン達はどうする?」
「う、えっと……」
「ボクはいくよー、フリンクと遊びたいし! 今日の依頼はもうないんだよね」
「そうだな……よし、俺も行くぞ! クレアさんを守らないと……!」
「ええ? レンが居るから大丈夫なんだけど」
「ぐは……!?」
「まあまあ、いいじゃないか。冒険者が一緒なら町の人達も安心だろ」
割と辛辣に返すがクレアは別に嫌味とか皮肉ではなく『本当にそう思っている』ため悪気など一切ない。
仕事をしようとしていたロアンとしては残念な結果だ。なので、一緒に行くことを提案した。
「……ふん、監視を自分から望むとはおかしな奴だ」
「ったく、口が減らない奴だなあ。まあ、いいけど」
ひとまず町を歩き回るのは問題なくなりそうなので良かった。
次はどこへ行くのかねえ?
「旦那様の指示でお前達のことを話しに来たのだ。町に現れれば丁重にするようにな」
「ローク様が……」
「カイ様もな。こういう絵も用意してな」
どうやらフリンクが出てきた時に町の人が驚かないようにと配慮を考えてくれていたらしい。セキト様はそう言ってやたらとでかいキャンバスを見せてくれた。
「あ、フリンク!」
『僕だ! カイが描いたの?』
「いや、奥様だ」
「マジか」
「ああ」
若干コミカルな感じもあるが、間違いなくフリンクの絵だった。色合いもちゃんとバンドウイルカである。アリシャ様に絵の才能があったとは。
「まあ、ちょうどギルドマスターへと話したところだ。もう来ていたとは思わなかったが」
「幼馴染が――」
「お、おい、あんたは何者だ? ギルドマスターにこいつらのことを話しただって?」
「私も知りたいわ」
俺とセキト様が話していると、ロアンとクレアが間に入って来た。するとセキト様が絵を引っ込めてから口を開く。
「私はセキトという。バートリィ家の執事と言えばわかるか」
「な!?」
「ああ、レンが助けた貴族の」
クレアには話していたので手をポンと打って納得する。だが、報せを受けて俺達を連れて来た三人は困惑の表情が浮かんでいた。
「な、なんだいそりゃ?」
「おやおやこれは……」
アディアとボーリックが呟く中、セキト様の後ろから知らない人がやってきて続けた。
「まあ、そういうことだ。こちらから出向こうと思っていたが、連れて来てくれて助かったぞ」
「ギ、ギルドマスター……」
ロアンが驚いた顔で現れた男を見て呟く。なるほど、この人がギルドマスターか。
「ウチの者が迷惑をかけたか? 君がレンだな、俺はコントラ。この町のギルドの長をしている」
「レンです、よろしくお願いします。で、こっちが精霊のフリンクです」
『よろしくー!』
「むう……絵では信じがたかったが、本当に存在するのを見るとびっくりするなあ。よろしくお願いします精霊様。それで、ロアンが連れて来たのか?」
「あ、は、はい……」
コントラさんに言われてギクリとするロアン。俺を見せしめにでもするつもりで連れて来たのだから気まずいのはわかる。
まあ、町の人に言われて確認をしようとしただけだし、俺は気にしていない。
「えっと、町の人が驚いて通報したみたいなんですよ。それで彼等が質問のためギルドに来て欲しいと言われてここにきました」
「ですねえ。まあフリンクは目立つし、ロアンさん達は仕事をしただけって感じです」
「ふむ」
「おお、レンさん大人ぁ」
アディアが感心したように呟く。ボーリックもうんうんと明らかに不審な頷き方をしていた。
「ということなのか?」
「そ、そうです。通報を受けたのは間違いありません……」
ロアンは悔しそうに俺を見て呻くようにそう口にするが、クレアの前で恥をかいたとか思ってそうだな。
仕事をした、という点が先に来ているのでクレアは恐らくダサいなどと思っていないはずだ。
『それじゃあ僕達はまた町に戻っていいのかな?』
「そうだな。今日はなにをしにきたんだ?」
「私が案内するつもりで連れて来たんですよ! いやあ、先に行っておけばよかったなとちょっと申し訳ないです」
「クレアちゃんがか? 友達なのかい」
「幼馴染で――」
「君がクレアか」
「え? 私を知っているんですか?」
そこでセキト様がクレアの名を聞き目を細めた。なんでだ? そう考えていると、話が続けられた。
「カイ様とサーナがレンのことを」
「うおおおお!?」
「きゃあ!?」
「うわ!? な、なんだレン!?」
嫌な予感がしたので俺は慌ててセキト様に飛び掛かった。そのまま誤魔化すため、クレアを回れ右させてから扉に向かって歩き出す。
「とりあえず誤解は解けたみたいだから町の散策に戻りますね! ほら、行くぞフリンク」
『ほーい!』
「なんだったんだ?」
「さあ……」
フリンクの上で子供たちが首を傾げていた。だけど、これはいい移動だったなと俺は外に向かいながら思う。
「なら俺も一緒に行こう。散策中に不審がられても俺が居れば弁明もできるし、町の人も安心できる」
「あ、いいですね! セキト様はもう帰って大丈夫ですよ」
「酷いな貴様……!?」
クレアにサーナとカイ様の話が入るとまた面倒なことになるからな。
それでも町にフリンクのことが知れ渡れば頻繁に出入りしても良さそうだ。そこは素直に礼を言いたい。
「ロアン達はどうする?」
「う、えっと……」
「ボクはいくよー、フリンクと遊びたいし! 今日の依頼はもうないんだよね」
「そうだな……よし、俺も行くぞ! クレアさんを守らないと……!」
「ええ? レンが居るから大丈夫なんだけど」
「ぐは……!?」
「まあまあ、いいじゃないか。冒険者が一緒なら町の人達も安心だろ」
割と辛辣に返すがクレアは別に嫌味とか皮肉ではなく『本当にそう思っている』ため悪気など一切ない。
仕事をしようとしていたロアンとしては残念な結果だ。なので、一緒に行くことを提案した。
「……ふん、監視を自分から望むとはおかしな奴だ」
「ったく、口が減らない奴だなあ。まあ、いいけど」
ひとまず町を歩き回るのは問題なくなりそうなので良かった。
次はどこへ行くのかねえ?
51
お気に入りに追加
187
あなたにおすすめの小説
【完結】愛ってずいぶんお軽いものね【番外編追加】
紫楼
恋愛
ダメ王子との婚約を押し付けられましたが、心変わりは仕方ないのでこちらも自由に生きていきたいと思います。
なんてね!予想通りなので痛くも痒くもないんです。
でもその後の予定が思いがけない事ばかりで驚きの連続でした。
ポメラのざまぁ回追加しました。
かなり痛いので残酷注意です。
王子のざまぁはいらないかも。
サファイア達の新婚編は少し書きたいかなと思っています。
夫が離縁に応じてくれません
cyaru
恋愛
玉突き式で婚約をすることになったアーシャ(妻)とオランド(夫)
玉突き式と言うのは1人の令嬢に多くの子息が傾倒した挙句、婚約破棄となる組が続出。貴族の結婚なんて恋愛感情は後からついてくるものだからいいだろうと瑕疵のない側の子息や令嬢に家格の見合うものを当てがった結果である。
アーシャとオランドの結婚もその中の1組に過ぎなかった。
結婚式の時からずっと仏頂面でにこりともしないオランド。
誓いのキスすらヴェールをあげてキスをした風でアーシャに触れようともしない。
15年以上婚約をしていた元婚約者を愛してるんだろうな~と慮るアーシャ。
初夜オランドは言った。「君を妻とすることに気持ちが全然整理できていない」
気持ちが落ち着くのは何時になるか判らないが、それまで書面上の夫婦として振舞って欲しいと図々しいお願いをするオランドにアーシャは切り出した。
この結婚は不可避だったが離縁してはいけないとは言われていない。
「オランド様、離縁してください」
「無理だ。今日は初夜なんだ。出来るはずがない」
アーシャはあの手この手でオランドに離縁をしてもらおうとするのだが何故かオランドは離縁に応じてくれない。
離縁したいアーシャ。応じないオランドの攻防戦が始まった。
★↑例の如く恐ろしく省略してますがコメディのようなものです。
★読んでいる方は解っているけれど、キャラは知らない事実があります。
★9月21日投稿開始、完結は9月23日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
せいぎの勇者~百合ゲー勇者のお残しで幸せになれるのか不安な兄である~
鏑木 うりこ
BL
妹共に死んだ兄・晴翔と妹・青葉は青葉の物凄く強い希望によりいわゆる「百合ゲー」に酷似した世界に転生した。晴翔の希望は何も聞かれなかった……。
世界の半分(女性)はすべて青葉にメロメロどっきゅん★な世界で晴翔は常に危険と隣り合わせ!
すいません、後で書き足します……。
(多分)主人公総受けのR18作品となります。
いわゆる「ついてない」カントボーイ(で、合ってますよね? まだ理解度が低い……)
最後は一人に絞る予定(ハッピーエンド)ですが、予想外の動きをしたら流動的に変わるかもしれないので地雷の方は回避していただけると助かります。
まだ主人公が鬼ツッコミしているだけです……。
ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む
紫楼
ファンタジー
酔っ払って寝て起きたらなんか手が小さい。びっくりしてベットから落ちて今の自分の情報と前の自分の記憶が一気に脳内を巡ってそのまま気絶した。
私は放置された16歳の少女リーシャに転生?してた。自分の状況を理解してすぐになぜか王様の命令で辺境にお嫁に行くことになったよ!
辺境はイケメンマッチョパラダイス!!だったので天国でした!
食べ物が美味しくない国だったので好き放題食べたい物作らせて貰える環境を与えられて幸せです。
もふもふ?に出会ったけどなんか違う!?
もふじゃない爺と契約!?とかなんだかなーな仲間もできるよ。
両親のこととかリーシャの真実が明るみに出たり、思わぬ方向に物事が進んだり?
いつかは立派な辺境伯夫人になりたいリーシャの日常のお話。
主人公が結婚するんでR指定は保険です。外見とかストーリー的に身長とか容姿について表現があるので不快になりそうでしたらそっと閉じてください。完全な性表現は書くの苦手なのでほぼ無いとは思いますが。
倫理観論理感の強い人には向かないと思われますので、そっ閉じしてください。
小さい見た目のお転婆さんとか書きたかっただけのお話。ふんわり設定なので軽ーく受け流してください。
描写とか適当シーンも多いので軽く読み流す物としてお楽しみください。
タイトルのついた分は少し台詞回しいじったり誤字脱字の訂正が済みました。
多少表現が変わった程度でストーリーに触る改稿はしてません。
カクヨム様にも載せてます。
婚約者がおバカだったので。自由を満喫しようと思います?
紫楼
恋愛
いろいろ危なっかしい王子の補佐として望まれた公爵令嬢はお役目を果たすため地道に足場を固めていた。
唯一の失敗は王子の行動を放置していたこと。
いきなり婚約破棄を言い渡されたけど、別に全く困らないし、悲しくもない。
枷が外れたのだから自由になりましょう!
数話で終わる予定。
現在ストップしているお話のキャラたちがストライキ中なので出たがってるキャラたちを解放して脳内をリセットしたいので、もし他作品をお持ちの方は今しばしお許し下さい。
ありきたり設定のなんちゃってご都合ファンタジーです。
あまり深く考えず読んでください。
誤字脱字は仕様です。極力気をつけますが^^;
別サイトにも掲載しています。
イージーモードにしてもらったはずがちっともイージーっぽくないのでどないしたろ?
紫楼
ファンタジー
「あ、死んだ・・・」
死は解放だ。
ラッキーって思ったら、次の瞬間神様という奴らが揃って謝ってきた。
私の人生が最低だったのは女神の足元で不貞腐れているヤツのせいだったとか。
もう何でも良いから昇天させてくれ。出来れば二度と生まれ変わらないように。
そう言ったら「償いを」とか大騒ぎ。
めんどくさいから適当に出来ないんだろ?って事を要求したら全部受け入れた上に元凶に対する罰もしっかり受け入れられた。
前世がしんどくて不幸だった分、楽して幸せに生きれるようにしてもらったんだけど、なんか違う。
あれだ。日本人と外国人の常識や法律が違うってやつと一緒だ。
思っていたのと全然違うけど、前世とは全く違う環境だから楽しむしかないよね?
設定ゆるゆる、独自世界設定なので細かいことは気にしてはいけません。
主人公はめちゃくちゃ口が悪いです。
エセ関西弁、近畿圏で色々混ざってる感じです。
先行き不明。主人公の気の向くまま、キャラクターが勝手に動くのを止めないのでなんでも許せる人だけお楽しみください。
R指定は保険です。魔物も出るし暴力はあると思います。
主人公の過去はトラウマに引っ掛かるとかあるかもしれないのでご注意を。
不定期更新。
カクヨムさまにも掲載してます。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる