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今夜だけ ※
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くちゅくちゅと耳を塞ぎたくなるような水音が、寝室に響く。
「あ…だめ…あっ…」
あれからずっと、蔵上の長い指で蜜壺をしつこいほど弄られている。
羞恥で泣きそうな理恵子とは対照的に、何故か彼は上機嫌だ。
「見て。ほら、これ、理恵子さんの」
いつの間にか『理恵子さん』と呼ばれているが、それどころじゃない。
目の前に見せられた彼の人差し指には、透明の粘液がついていて、それが何かわかった瞬間、カッと顔が熱くなる。
「そ、そんなの見せないでっ…」
「なんでですか?これは理恵子さんが俺の手で気持ちよくなった証拠ですよ。…ああ、えっちな匂いがする…」
「ちょっ!?」
光悦した顔で自分の指の匂いを嗅いだ彼はあろうことか、その指を口の中に入れ、美味しそうに舐めた。
(なんなの、この人!?)
「ん。美味しい。…もっと舐めていいですか?」
「へ?ちょっ…やめっ…あっ…」
返事も待たずに彼は股の間に顔を寄せて、蜜口の上の突起。クリトリスを舐め始めた。
「やっ…やだっ!汚いからやめてっ!」
(そんなところ、夫にだって舐められたことがないのに)
彼の肩を押して必死にやめさせようとするが、びくともしない。
「大丈夫。綺麗ですよ。せっけんの匂いがするし。…ここの毛、うすいんですね。舐めやすい…」
言いながらクリトリスを舌ではじかれると、電流を流されたような快感が身体を走る。
「やだっ…ああっ」
「あ、イキそう?イってもいいですよ」
「ひぁっ!」
たまらずびくんと身体を痙攣させ、達してしまった。
夫とのセックスでは一度も達したことがなかったので、こんなに簡単に達したことに驚いた。
うつろな目で息を整えていると、彼の手が臀部を撫でた。
「ひゃうっ」
「あは、可愛い。理恵子さん、お尻綺麗ですね。白くてすべすべ」
「え?あっ…ちょっ…やめて…あっ!」
「ああ、ごめんなさい。手がすべりました」
偶然入っちゃいましたという感じで、彼の指が濡れた蜜口に入り込む。
「っ、なに言って…ああっ」
彼の人差し指が探るように内壁をなぞった。
「へ、へんたいっ…」
「そうみたいですね。俺も自分で自分にびっくりです。こんなの初めてなんで。…あ。もしかしてここ好き?」
「ああっ」
彼の指が膣内のある部分を押すと、びくんと身体が震えた。
「気持ちよさそう。またイっていいですよ」
「やっ、ちょっ…まっ…あうっ!」
また達してしまった。彼に触れられた部分が、どこもかしこも気持ちよくて怖い。
「ああ、本当に可愛い。…うん。大分ほぐれたかな。ちょっと待ってて下さいね」
「…んっ…」
ずるっと指が抜かれる感触すら、快感に感じてしまい、小さな声が漏れた。
彼がベッドから降りて、ベッドサイドに置かれたバッグから避妊具を取り出す様子をぼんやりと見つめる。
まるでAVを見ているような気分で、未だに現実感がなかったが、装着を終えたベッドに再び乗ってきた蔵上の声で、現実に引き戻される。
「理恵子さん」
「んっ…」
ちゅっと触れるだけのキスがなんだか安心する。
「あ…くらかみくっ…」
「”そうや”」
「…え?」
「俺の名前。草哉って呼んで下さい」
呼んでもいいのだろうか。
一瞬ためらったが、彼の熱っぽい瞳を見た瞬間、自分の中にどうしようもない欲求が湧き上がるのを感じた。
(この人が、欲しい)
「…そうや、くん。…きて…」
誘うように、求めるように彼に手を伸ばすと、彼は顔を赤くして小さな声で呟いた。
「っ…だから可愛すぎだって…」
ゆっくりと両足を開かされて、蜜口に昂ぶるものが触れた。
耳元で低く甘い声を囁かれる。
「挿れますね」
「んっ…」
くちゅりと粘液が触れ合う音がして、壁を押し広げて陰茎がゆっくり入ってきた。
「っっ!!」
裂けるような痛みに思わず顔が歪むが、上に乗る彼も苦しそうに眉間に皺を寄せた。
「っ!…せまっ!…りえこさ…力、ぬいてっ…まだ全部入ってないっ…」
「っ…む、りぃっ…」
苦しくて途切れ途切れに声を出した。
確かに6年も誰にも触られていないが、一応経験者なのに。まるで処女に戻った気分だ。
眉間に皺を寄せて痛みに耐えていると、唇が重ねられた。
「んぅっ!…ふぁっ」
唇の隙間から彼の舌が侵入してきて、口内を優しくなぞられると、彼の舌の感触の気持ちよさに力が抜けていく。
(ああ、この人とのキス、好き)
その瞬間、ずんっと奥まで貫かれた。
「んあっ!?」
お腹の奥が苦しくて、口がはくはくと空気を求めた。
「っ…全部、入りましたよ…。ああ、すっげぇ。本物…やっと…」
後半ぼそりと何か呟いたが、痛みを我慢するのに必死で聞こえなかった。
「…動きますね」
「え?ちょ、まっ!」
ぐんっと腰を動かして、一旦彼のものが出て行ったかと思ったら、また深く突き刺された。
「ああっ!」
彼の背中に必死にしがみついて、その痛みに耐える。
ぱちゅんぱちゅんと肌が触れる音と共に、彼は抽送を速める。
何度かそうするうちに、自分の身体の変化に気づいた。
裂けるような痛みはもうなく、代わりに繋がっている部分からビリビリと電流のような快楽が広がっていく。
揺らされる度に、口から勝手に甘い声が出てくる。
「…んっ…あっ…はぁんっ…ああんっ…」
「はぁっ…理恵子さん…声…少し抑えてっ…可愛すぎてすぐ出ちゃうからっ…」
「んっ…そんなこと…あんっ…いわれてもぉっ…あっ」
勝手に出てくるんだからしょうがない。
こんなの知らない。意識が飛びそうになるほどの快楽は、恐怖を感じるほどだ。
「ああ…理恵子さん…理恵子さん…」
「やっ!イクっ!イッちゃうっ!!…ああっ!!」
「くっ!俺も!」
そのまま自分の膣内でゴム越しに精を放たれたのを感じ、ぐったりと彼に体を預けた。
余韻が収まらない。まだ身体がしびれている。
はぁはぁと息をして、シーツに顔をうずめた。
なにこれ。めちゃめちゃ気持ちよかった。こんなこと初めてだ。
セックスがあんなに苦手だったはずなのに。自分の身体じゃないみたい。
ぐったりとベッドに体を預けていると、お尻に何か温かいものが触れた。
「え?」
「ごめんなさい。もう一回したいです。…ダメ、ですか?」
目を潤ませて見つめられ、きゅうっと胸が高鳴る。
(か、可愛い)
きっともうこんな風に誰かに抱かれることはないだろう。
蔵上だって、酔いが冷めればきっと「なんであんなおばさんを抱いたんだろう」って後悔するに決まってる。
ならばせめて今だけは。
自分から彼の首に手を回して、身体を密着させた。
「…いいよ。もっとして」
「っ!?…ああ、もうっ!!」
怒らせただろうかと思った次の瞬間、ベッドに再び引き戻され、首筋に吸い付かれる。
「んっ」
「今夜だけは、俺の…」
『今夜だけ』
また言われたその言葉に、今度はチクリと胸が痛むのを感じた。
抱かれる前はそれでもいいって思ってたのに、抱かれたら離れるのが嫌だと思ってしまう自分がいる。
すがるようにぎゅっと抱きつくと、彼も抱きしめ返してくれた。
(このまま時が止まればいいのに)
優しいキスを受けながら、ぼんやりとそんなことを考えた。
「あ…だめ…あっ…」
あれからずっと、蔵上の長い指で蜜壺をしつこいほど弄られている。
羞恥で泣きそうな理恵子とは対照的に、何故か彼は上機嫌だ。
「見て。ほら、これ、理恵子さんの」
いつの間にか『理恵子さん』と呼ばれているが、それどころじゃない。
目の前に見せられた彼の人差し指には、透明の粘液がついていて、それが何かわかった瞬間、カッと顔が熱くなる。
「そ、そんなの見せないでっ…」
「なんでですか?これは理恵子さんが俺の手で気持ちよくなった証拠ですよ。…ああ、えっちな匂いがする…」
「ちょっ!?」
光悦した顔で自分の指の匂いを嗅いだ彼はあろうことか、その指を口の中に入れ、美味しそうに舐めた。
(なんなの、この人!?)
「ん。美味しい。…もっと舐めていいですか?」
「へ?ちょっ…やめっ…あっ…」
返事も待たずに彼は股の間に顔を寄せて、蜜口の上の突起。クリトリスを舐め始めた。
「やっ…やだっ!汚いからやめてっ!」
(そんなところ、夫にだって舐められたことがないのに)
彼の肩を押して必死にやめさせようとするが、びくともしない。
「大丈夫。綺麗ですよ。せっけんの匂いがするし。…ここの毛、うすいんですね。舐めやすい…」
言いながらクリトリスを舌ではじかれると、電流を流されたような快感が身体を走る。
「やだっ…ああっ」
「あ、イキそう?イってもいいですよ」
「ひぁっ!」
たまらずびくんと身体を痙攣させ、達してしまった。
夫とのセックスでは一度も達したことがなかったので、こんなに簡単に達したことに驚いた。
うつろな目で息を整えていると、彼の手が臀部を撫でた。
「ひゃうっ」
「あは、可愛い。理恵子さん、お尻綺麗ですね。白くてすべすべ」
「え?あっ…ちょっ…やめて…あっ!」
「ああ、ごめんなさい。手がすべりました」
偶然入っちゃいましたという感じで、彼の指が濡れた蜜口に入り込む。
「っ、なに言って…ああっ」
彼の人差し指が探るように内壁をなぞった。
「へ、へんたいっ…」
「そうみたいですね。俺も自分で自分にびっくりです。こんなの初めてなんで。…あ。もしかしてここ好き?」
「ああっ」
彼の指が膣内のある部分を押すと、びくんと身体が震えた。
「気持ちよさそう。またイっていいですよ」
「やっ、ちょっ…まっ…あうっ!」
また達してしまった。彼に触れられた部分が、どこもかしこも気持ちよくて怖い。
「ああ、本当に可愛い。…うん。大分ほぐれたかな。ちょっと待ってて下さいね」
「…んっ…」
ずるっと指が抜かれる感触すら、快感に感じてしまい、小さな声が漏れた。
彼がベッドから降りて、ベッドサイドに置かれたバッグから避妊具を取り出す様子をぼんやりと見つめる。
まるでAVを見ているような気分で、未だに現実感がなかったが、装着を終えたベッドに再び乗ってきた蔵上の声で、現実に引き戻される。
「理恵子さん」
「んっ…」
ちゅっと触れるだけのキスがなんだか安心する。
「あ…くらかみくっ…」
「”そうや”」
「…え?」
「俺の名前。草哉って呼んで下さい」
呼んでもいいのだろうか。
一瞬ためらったが、彼の熱っぽい瞳を見た瞬間、自分の中にどうしようもない欲求が湧き上がるのを感じた。
(この人が、欲しい)
「…そうや、くん。…きて…」
誘うように、求めるように彼に手を伸ばすと、彼は顔を赤くして小さな声で呟いた。
「っ…だから可愛すぎだって…」
ゆっくりと両足を開かされて、蜜口に昂ぶるものが触れた。
耳元で低く甘い声を囁かれる。
「挿れますね」
「んっ…」
くちゅりと粘液が触れ合う音がして、壁を押し広げて陰茎がゆっくり入ってきた。
「っっ!!」
裂けるような痛みに思わず顔が歪むが、上に乗る彼も苦しそうに眉間に皺を寄せた。
「っ!…せまっ!…りえこさ…力、ぬいてっ…まだ全部入ってないっ…」
「っ…む、りぃっ…」
苦しくて途切れ途切れに声を出した。
確かに6年も誰にも触られていないが、一応経験者なのに。まるで処女に戻った気分だ。
眉間に皺を寄せて痛みに耐えていると、唇が重ねられた。
「んぅっ!…ふぁっ」
唇の隙間から彼の舌が侵入してきて、口内を優しくなぞられると、彼の舌の感触の気持ちよさに力が抜けていく。
(ああ、この人とのキス、好き)
その瞬間、ずんっと奥まで貫かれた。
「んあっ!?」
お腹の奥が苦しくて、口がはくはくと空気を求めた。
「っ…全部、入りましたよ…。ああ、すっげぇ。本物…やっと…」
後半ぼそりと何か呟いたが、痛みを我慢するのに必死で聞こえなかった。
「…動きますね」
「え?ちょ、まっ!」
ぐんっと腰を動かして、一旦彼のものが出て行ったかと思ったら、また深く突き刺された。
「ああっ!」
彼の背中に必死にしがみついて、その痛みに耐える。
ぱちゅんぱちゅんと肌が触れる音と共に、彼は抽送を速める。
何度かそうするうちに、自分の身体の変化に気づいた。
裂けるような痛みはもうなく、代わりに繋がっている部分からビリビリと電流のような快楽が広がっていく。
揺らされる度に、口から勝手に甘い声が出てくる。
「…んっ…あっ…はぁんっ…ああんっ…」
「はぁっ…理恵子さん…声…少し抑えてっ…可愛すぎてすぐ出ちゃうからっ…」
「んっ…そんなこと…あんっ…いわれてもぉっ…あっ」
勝手に出てくるんだからしょうがない。
こんなの知らない。意識が飛びそうになるほどの快楽は、恐怖を感じるほどだ。
「ああ…理恵子さん…理恵子さん…」
「やっ!イクっ!イッちゃうっ!!…ああっ!!」
「くっ!俺も!」
そのまま自分の膣内でゴム越しに精を放たれたのを感じ、ぐったりと彼に体を預けた。
余韻が収まらない。まだ身体がしびれている。
はぁはぁと息をして、シーツに顔をうずめた。
なにこれ。めちゃめちゃ気持ちよかった。こんなこと初めてだ。
セックスがあんなに苦手だったはずなのに。自分の身体じゃないみたい。
ぐったりとベッドに体を預けていると、お尻に何か温かいものが触れた。
「え?」
「ごめんなさい。もう一回したいです。…ダメ、ですか?」
目を潤ませて見つめられ、きゅうっと胸が高鳴る。
(か、可愛い)
きっともうこんな風に誰かに抱かれることはないだろう。
蔵上だって、酔いが冷めればきっと「なんであんなおばさんを抱いたんだろう」って後悔するに決まってる。
ならばせめて今だけは。
自分から彼の首に手を回して、身体を密着させた。
「…いいよ。もっとして」
「っ!?…ああ、もうっ!!」
怒らせただろうかと思った次の瞬間、ベッドに再び引き戻され、首筋に吸い付かれる。
「んっ」
「今夜だけは、俺の…」
『今夜だけ』
また言われたその言葉に、今度はチクリと胸が痛むのを感じた。
抱かれる前はそれでもいいって思ってたのに、抱かれたら離れるのが嫌だと思ってしまう自分がいる。
すがるようにぎゅっと抱きつくと、彼も抱きしめ返してくれた。
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