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原石
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連れて行かれたのは、そこから歩いて数分の、年代物の十階建てのビルだった。さすがに大使館や領事館が林立する界隈だけあって、古い割には汚らしくはなく、むしろ趣がある。
「ここ?」
「こんなだけどね、日当たりだけはいい」
男はちょっと笑って肩をすくめてみせてから、ネクタイを締めなおし、スーツの襟を整えた。そうすると、今度は顎に適当に伸びている髭が途端に違和感をとともにその存在を主張し始める。
けれどそれも、嫌悪感を与えるものではなく、むしろかっちりすぎるのを防ぐ遊びの部分にも見えた。
年齢の割に素直で無邪気なところを見せたり、きちんと身なりを整えてもどこか緩んでいたり――そんなギャップがマリアの興味を惹きつける。
「ちょっとした事務所なんだけど、君は、ある人物に顔を見せてくれるだけでいいから」
『事務所』と聞いて、ひょっとすると、危ない場所なのではないだろうか、と警戒をしたけれど、中に入ると、ゴージャスな部屋に怖い顔をしたサングラスのお兄さんが座っていて、女子供を海の向こうに売るような――という想像は、半分は正解で、半分は間違っていた。
最上階部分のその一室は、ふかふかの絨毯が敷かれている。室内の真ん中には、事務所というには似つかわしくない革張りのソファの応接セット。その向こうには、重厚なデザインの書机があった。
部屋だけ見れば、どこかの会社の社長室のようだ。
1人掛けのソファに、入り口に背を向け、書机の向こうの夕景に目を向けて座っている、短い白髪の後頭部が見える。
「連れてきました」
やせ細った白髪頭の老人の横で、男がマリアの背中を押し、一歩前に歩み出させた。
先ほどまでの男との外でのやり取りからは一転して漂う緊張感に、マリアも背筋を正す。
白髪の老人が、わずかに顔をマリアに向け、横目で彼女を上から下までねめつけた。
枯れて細くなった声が、マリアを傍へ呼びつける。逆らえば、折れてしまいそうな気がして、マリアは言われたとおり彼の横へ跪く。
針金に皮を張り付けたような指先が、マリアの顔に伸び、長い前髪をそっと掻き分けると、わずかに白濁した瞳で、老人がマリアの瞳の奥をじっと覗き込んだ。
目をそらすのも失礼な気がして、マリアも彼の瞳を見つめ返した。
何の感情も浮かべていないそれは、まるでビー玉のようだ。
それでもそこから何か一つでも探り出そうと、マリアはじっと彼を見つめる。
しかし、彼女が何かを探し当てる前に、老人は小さく頷いて再び視線を窓の外へ戻した。
それまで黙って成り行きを窺っていた男が、おずおずと、老人に向かって口を開いた。
「それで……?」
「お前にしては……まあ、良かろう」
明らかにほっとした様子で、男が心の底から笑みを漏らすと、面談は、それで終わった。
「どういうこと?」
それまでの緊張を解いた男の表情は、無防備な嬉しさで縁取られている。
「場所を変えようか」と言った男の、無邪気な笑顔に、マリアは釣られた。
彼の開けたドアから、無機質なコンクリートの上を冷たく乾いた風が、オリーブオイルとニンニクの香りを運んでくる。
頭上には、橙から藍に色づき始めた空。小さく見える飛行機が、切り取り線を描くように飛んでいる。
マリアは、わずかに身震いした。どうしてそうなったのか分からない。だがどんな理由にしろ、それをこの男には知られたくなくて彼女は、慌てて「どういうこと?」と再び、最ほどよりも強めの口調で男に詰め寄った。
言い方がきつくなったのは、たぶん、自分に理解できないことが起こったからだ。自分だけ蚊帳の外に置かれたような気がして、なぜかもどかしさに襲われている。
友人たちと一緒のときは、むしろ、蚊帳の外においてくれたほうがありがたいと思うのに、どうしてか、この男に対しては違っていて、それもまた苛立ちの原因の一つだ。
けれども男は、マリアの気持ちを、点けたばかりの煙草の煙とともに受け流した。
こういうところは大人だな、とそこでもまた少しイライラする。
「そういうところは、子供だな」
まるでマリアの心の中を見透かしたように、同じセンテンスを用いて反対のことを、嗤いながら男が言った。
「……自分に理解できないことが、腹立たしいんです」
マリアが不本意ながらもそう口にすると、男は「若いねぇ」と笑う。
「若くてはいけませんか」
「いや。理解できないことなんて、生きてれば沢山ある。――それにいちいち反応するのは若さで……俺は、うらやましいよ」
全くうらやましくなさそうに嗤うのが、また腹の奥をぞわぞわさせた。
マリアの不本意な様子に、彼はくっと喉の奥で笑うと、その手を彼女の頬へと伸ばす。
先ほどの枯れ枝のような指とは違って、適度に肉がついた、すらりとした指だった。指先から、わずかに苦味を含んだ草の香りが漂う。
男は、あの老人と同じように、マリアの頬にかかる髪をその指で優しく掻き分け、まっすぐに目を見つめた。そうされると、負けまいと目を逸らせない。
(結構、背が高かったんだな――)
こんなに至近距離で、自分よりも背の高い男からこんな風に見つめられたことなどなかったマリアは、瞳を覗き込まれていることよりも、そちらのほうが気にかかった。
満足そうに男が放った「なるほど……」という言葉でマリアは我に返る。
「なんですか?」
半ば見とれてしまった自分に、また腹が立って、口調に棘が立った。
男はその棘に気がつかないのか、触れてもダメージは受けないのか、依然口元に笑みを浮かべたままだ。
「いや、やっぱり俺、ラッキーボーイかも……ってさ」
「ボーイって……おじさんでしょ?」
「ひでぇ。俺、まだ三十代なんだけど……でも、まあ、あれか。君たちからすると、やっぱりおじさんか……」
反論しつつも、自分の言葉に納得したのが、見た目はどうであれ、素直で可愛らしい。
一方で、どんな風に見られようとも気にしない人なのだと思っていたのに、自分の言葉がきっかけで目の前でがっかりされたら、なんだか悪いことを言ったような気がして、少し申し訳なくもなる。
「……」
マリアは言葉を失った。
「いいよ。――今日の俺、結構、いい気分だから」
申し訳なくて、謝罪の言葉を探しているうちに、あっさり気持ちを切り替えた男がのほほんと笑顔をみせる。
それも、なんだか腹立たしい。
「もしかして、言葉で嬲られて喜ぶタイプですか?」
せっかく男がフォローしてくれたというのに、どうしてこう口に出してから後悔するような嫌味を言ってしまうのだろう。
けれど、やっぱり男は腹を立てることなく、「面白いね、君」と楽しそうに笑った。その――明らかにこの状況を楽しんでいる様子が、この場をコントロールできない――というか、逆に振り回されているマリアの苛立ちをさらに倍増させる。
「いや――どうやら、テキトーに拾ったのが、原石だったみたいだからさ」
意味が分からず、説明を求めようとしたとき、男の目元がふわりと弛み、夢見るように「きれいだな……」と呟いた。
男の無防備な表情に、思いがけなく、心臓が跳ねた。
「ここ?」
「こんなだけどね、日当たりだけはいい」
男はちょっと笑って肩をすくめてみせてから、ネクタイを締めなおし、スーツの襟を整えた。そうすると、今度は顎に適当に伸びている髭が途端に違和感をとともにその存在を主張し始める。
けれどそれも、嫌悪感を与えるものではなく、むしろかっちりすぎるのを防ぐ遊びの部分にも見えた。
年齢の割に素直で無邪気なところを見せたり、きちんと身なりを整えてもどこか緩んでいたり――そんなギャップがマリアの興味を惹きつける。
「ちょっとした事務所なんだけど、君は、ある人物に顔を見せてくれるだけでいいから」
『事務所』と聞いて、ひょっとすると、危ない場所なのではないだろうか、と警戒をしたけれど、中に入ると、ゴージャスな部屋に怖い顔をしたサングラスのお兄さんが座っていて、女子供を海の向こうに売るような――という想像は、半分は正解で、半分は間違っていた。
最上階部分のその一室は、ふかふかの絨毯が敷かれている。室内の真ん中には、事務所というには似つかわしくない革張りのソファの応接セット。その向こうには、重厚なデザインの書机があった。
部屋だけ見れば、どこかの会社の社長室のようだ。
1人掛けのソファに、入り口に背を向け、書机の向こうの夕景に目を向けて座っている、短い白髪の後頭部が見える。
「連れてきました」
やせ細った白髪頭の老人の横で、男がマリアの背中を押し、一歩前に歩み出させた。
先ほどまでの男との外でのやり取りからは一転して漂う緊張感に、マリアも背筋を正す。
白髪の老人が、わずかに顔をマリアに向け、横目で彼女を上から下までねめつけた。
枯れて細くなった声が、マリアを傍へ呼びつける。逆らえば、折れてしまいそうな気がして、マリアは言われたとおり彼の横へ跪く。
針金に皮を張り付けたような指先が、マリアの顔に伸び、長い前髪をそっと掻き分けると、わずかに白濁した瞳で、老人がマリアの瞳の奥をじっと覗き込んだ。
目をそらすのも失礼な気がして、マリアも彼の瞳を見つめ返した。
何の感情も浮かべていないそれは、まるでビー玉のようだ。
それでもそこから何か一つでも探り出そうと、マリアはじっと彼を見つめる。
しかし、彼女が何かを探し当てる前に、老人は小さく頷いて再び視線を窓の外へ戻した。
それまで黙って成り行きを窺っていた男が、おずおずと、老人に向かって口を開いた。
「それで……?」
「お前にしては……まあ、良かろう」
明らかにほっとした様子で、男が心の底から笑みを漏らすと、面談は、それで終わった。
「どういうこと?」
それまでの緊張を解いた男の表情は、無防備な嬉しさで縁取られている。
「場所を変えようか」と言った男の、無邪気な笑顔に、マリアは釣られた。
彼の開けたドアから、無機質なコンクリートの上を冷たく乾いた風が、オリーブオイルとニンニクの香りを運んでくる。
頭上には、橙から藍に色づき始めた空。小さく見える飛行機が、切り取り線を描くように飛んでいる。
マリアは、わずかに身震いした。どうしてそうなったのか分からない。だがどんな理由にしろ、それをこの男には知られたくなくて彼女は、慌てて「どういうこと?」と再び、最ほどよりも強めの口調で男に詰め寄った。
言い方がきつくなったのは、たぶん、自分に理解できないことが起こったからだ。自分だけ蚊帳の外に置かれたような気がして、なぜかもどかしさに襲われている。
友人たちと一緒のときは、むしろ、蚊帳の外においてくれたほうがありがたいと思うのに、どうしてか、この男に対しては違っていて、それもまた苛立ちの原因の一つだ。
けれども男は、マリアの気持ちを、点けたばかりの煙草の煙とともに受け流した。
こういうところは大人だな、とそこでもまた少しイライラする。
「そういうところは、子供だな」
まるでマリアの心の中を見透かしたように、同じセンテンスを用いて反対のことを、嗤いながら男が言った。
「……自分に理解できないことが、腹立たしいんです」
マリアが不本意ながらもそう口にすると、男は「若いねぇ」と笑う。
「若くてはいけませんか」
「いや。理解できないことなんて、生きてれば沢山ある。――それにいちいち反応するのは若さで……俺は、うらやましいよ」
全くうらやましくなさそうに嗤うのが、また腹の奥をぞわぞわさせた。
マリアの不本意な様子に、彼はくっと喉の奥で笑うと、その手を彼女の頬へと伸ばす。
先ほどの枯れ枝のような指とは違って、適度に肉がついた、すらりとした指だった。指先から、わずかに苦味を含んだ草の香りが漂う。
男は、あの老人と同じように、マリアの頬にかかる髪をその指で優しく掻き分け、まっすぐに目を見つめた。そうされると、負けまいと目を逸らせない。
(結構、背が高かったんだな――)
こんなに至近距離で、自分よりも背の高い男からこんな風に見つめられたことなどなかったマリアは、瞳を覗き込まれていることよりも、そちらのほうが気にかかった。
満足そうに男が放った「なるほど……」という言葉でマリアは我に返る。
「なんですか?」
半ば見とれてしまった自分に、また腹が立って、口調に棘が立った。
男はその棘に気がつかないのか、触れてもダメージは受けないのか、依然口元に笑みを浮かべたままだ。
「いや、やっぱり俺、ラッキーボーイかも……ってさ」
「ボーイって……おじさんでしょ?」
「ひでぇ。俺、まだ三十代なんだけど……でも、まあ、あれか。君たちからすると、やっぱりおじさんか……」
反論しつつも、自分の言葉に納得したのが、見た目はどうであれ、素直で可愛らしい。
一方で、どんな風に見られようとも気にしない人なのだと思っていたのに、自分の言葉がきっかけで目の前でがっかりされたら、なんだか悪いことを言ったような気がして、少し申し訳なくもなる。
「……」
マリアは言葉を失った。
「いいよ。――今日の俺、結構、いい気分だから」
申し訳なくて、謝罪の言葉を探しているうちに、あっさり気持ちを切り替えた男がのほほんと笑顔をみせる。
それも、なんだか腹立たしい。
「もしかして、言葉で嬲られて喜ぶタイプですか?」
せっかく男がフォローしてくれたというのに、どうしてこう口に出してから後悔するような嫌味を言ってしまうのだろう。
けれど、やっぱり男は腹を立てることなく、「面白いね、君」と楽しそうに笑った。その――明らかにこの状況を楽しんでいる様子が、この場をコントロールできない――というか、逆に振り回されているマリアの苛立ちをさらに倍増させる。
「いや――どうやら、テキトーに拾ったのが、原石だったみたいだからさ」
意味が分からず、説明を求めようとしたとき、男の目元がふわりと弛み、夢見るように「きれいだな……」と呟いた。
男の無防備な表情に、思いがけなく、心臓が跳ねた。
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