世界が終わるという結果論

「一年後に、地球に惑星が衝突します」

 突然の航空宇宙局NASAの発表から、世界が終わるまでの1年間を描いた恋愛群像劇。

 発見された少しずつ接近する白き惑星。パンドラと名付けられたこの星によって世界は変わっていく。

 心理学を学ぶ大学生・生田颯太(20)の視点をメインに置き、学生生活や軽音楽部のバンド活動、アルバイトをする喫茶店、家族、友人、大切な人……終わりに近づいていく世界で生きていく人々や社会の在り様の変化が描かれていく。
 怒り、妬み、恐怖、逃避、無気力、失望、絶望。感情が徐々に露わになり、理性と本能で揺れ動く人々。そんな醜く、未来のない現実と真剣に向き合ったとき、若者たちは動き出す。
 それは意味のないことなのかもしれない。世界が終われば何も残らないのだから。では、人は死という結果に至るのだから、どう生きるかなど無意味なものなのだろうか。

 世界が終わるその瞬間、あなたはどう在りたいですか?
24h.ポイント 0pt
6
小説 192,275 位 / 192,275件 ライト文芸 7,630 位 / 7,630件

あなたにおすすめの小説

知恵の実みかん

三宅レイカ
ライト文芸
がんばれって感じのあれ

看取り人

織部
ライト文芸
 宗介は、末期癌患者が最後を迎える場所、ホスピスのベッドに横たわり、いずれ訪れるであろう最後の時が来るのを待っていた。 後悔はない。そして訪れる人もいない。そんな中、彼が唯一の心残りは心の底で今も疼く若かりし頃の思い出、そして最愛の人のこと。  そんな時、彼の元に1人の少年が訪れる。 「僕は、看取り人です。貴方と最後の時を過ごすために参りました」  これは看取り人と宗介の最後の数時間の語らいの話し

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

カラスの恩返し

阪上克利
ライト文芸
やりたいことなどなく毎日ぼんやりと好きなライトノベルを読みながら生きている植竹義弘は上尾にある実家を出て横浜の会社に就職する。 はじめての一人暮らしで苦労しながら実家にいたとき感じなかったことに気づく。入社後もぼんやりと仕事をする中でいろんなことを学ぶ義弘。 それでも自分が何がやりたいかが分からず、ついにはそれを考えることもなく流れるままに毎日を過ごすようになってしまう。 そんなある日、ごみ捨て場で瀕死になっているカラスを助ける。 助けたカラスは……

綿雨さんは甘すぎる

プル・メープル
ライト文芸
事情があって綿雨さんの家に住まわせてもらっている高校生、優一。 2人の甘くてゆるゆるな生活をどうぞ! 糖尿病にご注意ください!!

PROJECT10People

しんぐぅじ
ライト文芸
ある日芸能事務所にスカウトされ、問題児だらけのアイドル達の育成マネージャーを任された朝比奈のぞみ。 彼女は3ユニットをまとめるように言われたが問題児達は問題を起こしてないように見えて… これは彼女と個性豊かなアイドル達のトラブルメーカーでユニークな物語。 彼女は3ユニットをまとめられるのだろうか…

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

【ショートシュート】マジック・ストライカー フットボールは90分、ショートショートは2分で十分

ロボモフ
現代文学
サッカーを題材にしたショートシュートです

処理中です...