優しい手に守られたい

水守真子

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手作りサンドイッチとコーヒー

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==可南子視点に戻ります==



 亮一は、濃紺の折り目のついたスーツに、しっかりとアイロンの掛かった清潔な白のワイシャツを纏い、光沢のあるストライプのシルバーのネクタイをぴしりと締めていた。
 可南子は玄関先で、結婚式に出かけようとしている亮一の完璧な姿に、気づかれないように弱く笑う。
 傷も汚れも見当たらない、磨かれた焦げ茶の革靴を履き、靴紐を結び終わると、亮一は屈ませていた身体を起こす。
 亮一の鍛えて引き締まった肩から伸びる長い腕の袖口から、筋張った手首が覗き、大きな手が真っ直ぐに可南子の頬に触れる。
 自分に向ける亮一の目の色がどこまでも優しくて、可南子はその大きな手に頬を寄せて、温もりに目を潤ませた。

「式の途中だろうとか気にせずに、ちゃんと連絡しろよ」
「はい」

 頬から離れた手を寂しく思いながら、可南子は微笑んで答える。
 顔色の悪い可南子を前に、玄関で黒のトレンチコートを羽織る亮一は、まだ出かけるべきか否かを逡巡しているように見えた。

「心配をかけてごめんなさい。私、もうちょっと体力を付けます。結衣さんみたいに、腕相撲が強くなるくらい」
「……頼むから、結衣を基準にしないでくれ。だが、体力をつけるのは賛成だ」

 以前、社内の有志の飲み会で、グラスをテーブルの端に押しやり、腕相撲大会が突然始まった。男性社員相手に優勝した結衣の二の腕の力瘤は、とても頼りがいがあった。
 どうすれば、ああなるのだろうかと、可南子は真面目に考える。

「結衣は、三人の兄を見て、自分も男だと勘違いした結果があれだ」
「あ、何だか、かわいいですね」
「……本気で言ってるのか」
「はい。そういう活発な子に憧れます」
「いや、憧れるようなものでもない」

 渋い顔のまま、否定を繰り返す亮一に、可南子はくすくすと笑う。

「大丈夫じゃなかったら連絡します」
「……ちゃんと連絡しろよ」
「はい。いってらっしゃい。楽しんできてくださいね」

 可南子は亮一のコート越しでもわかる逞しい腕をそっと掴む。潤んだ目で顔を上げると、亮一の端整な顔が近づいてきた。それだけで嬉しくて、可南子は心地よい眠りにつくように目を閉じる。亮一の大きな手が髪を優しく撫でてくれた感覚に、じわりと目が熱くなった。
 触れた後、軽く押し付けられた柔らかい唇から、今朝、丁寧に淹れてもらったコーヒーの香りがした。混じって、歯磨き粉の清涼感ある香りも鼻腔をくすぐる。

 ……大好き。

 慣れ親しんだ亮一の匂いを胸いっぱいに吸い込むように、可南子は僅かに唇を開いた。咥内の湿った粘膜同士が触れあう感触に、下腹がきゅっと締まる。可南子は亮一の腕を掴む手に力を入れた。
 閉じていた瞼を開けると、間近で亮一の目と合う。亮一の瞳の中に熱い揺らめきを見て、可南子の中の想いが更に濃く色づき、甘い芳香を放つ。

 ……一緒に、いてください。

 亮一が唇を名残惜しそうに離した瞬間、可南子は口から出掛かった言葉を飲み込んで、亮一の腕から手を離す。

「いってらっしゃい」

 可南子が外出を促すように笑顔で手を振ると、亮一の左腕が可南子の腰を捉えた。そのまま胸に抱き寄せられて、亮一の右肘の中に後頭部が収まる。力強く抱き締められているのに、木陰で一休みしているような、安穏とした気分だ。ふんわりと折り重なったひだのような、複雑なのに心地よい感覚に包まれて、可南子は硬い胸に頬を寄せた。

「とにかく、無理するなよ。家事とか放っといてくれ。帰ってきてから俺がする」
「……家事って言っても、洗濯機も食洗機も自動ですよ。掃除機もハンディで軽いですし」
「あのな」
「できるだけ寝ています」
「そうしてくれ」

 亮一に強い口調で語尾に被されて、可南子はすぐに前言を撤回した。何かをしている方が、気が紛れるとは口が裂けても言えない。神経がまだ過敏気味らしく、何度か夜中に目が覚めたせいで寝不足気味だった。時間しか解決しないことだと、受け入れるしかない。
 可南子がすぐに頷いたことに亮一は安堵しながらも、推し量るように目を細めた。

「遅れますよ」

 可南子は明るく振舞い、亮一を押し出すように送り出そうとする。亮一は結局、靴を脱いで行くのを止めそうにも思えたからだ。

「……できるだけ、早く帰る」

 惜しむように亮一は最後に可南子に頬を寄せた。ざらっとした感触に可南子の口角が上がる。亮一は自分を猫か何かだと思っているのではないかと可南子が思っていると、本当に顎の下に触れられて、目尻まで下がってしまった。
 バタンとドアが閉まって、亮一の姿が消えると、部屋の静寂が可南子の肩に圧し掛かる。だが、ついさっき、亮一に触れられた、まだ感触が残っている頬に指を移動させると、自然と落ち着いた。
 台所に移動して、冷蔵庫の中のラップが掛けられたサンドイッチを見て、可南子は頬を緩ませる。
 亮一は朝から昼用にと軽いサンドイッチを多めに作ってくれた。それだけでも唖然としてしまったのに、多めに丁寧に淹れたコーヒーは保温ポットに入れて、おいしい状態でいつでも飲めるようにしてくれている。
 亮一は秋の結婚式で出会った最初の頃だけでなく、約五ヶ月の間、何のてらいもなく細々とした気遣いをみせてくれる。絶妙な距離感でしてくれる行動の中に、たくさんの愛情を見つけては、その中にたゆたう。
 可南子は寝不足で目の奥に鈍い痛みを感じながら、寝室に向かうとベッドに倒れこむように横たわった。
 そして、亮一の枕に強く顔を押し付ける。
 息苦しさで視界は塞がれ、亮一の匂いだけが嗅覚を支配し、そこから記憶が補整されるように、そばに亮一がいるような錯覚を起こす。後ろから抱き締められて、守られている感覚だ。

 ……亮一さんがいるみたい。

 枕に顔を押し付けたまま、可南子はくすりと笑う。安心感に包まれると、昨夜の疲れがのしかかり、そのまま、うとうとし始めた。
 電話が鳴る音が遠くからしてきて、寝ていたことに気づく。
 リビングから聞こえる電話の音に、亮一からではないかと慌てて身を起こして、リビングまで行くと、切れる前にとすぐにスマートフォンを手に取る。

「もしもし」
『あ、可南子。結衣です。今、大丈夫?』

 いつもメールでしかやりとりしない結衣からだったので驚く。しかも、つわりがあり、休日は横になっていると言っていた。亮一が広信と一緒に結婚式に出席すると言っていたので、結衣は家に一人のはずだ。何かあったのかと可南子はひやりと汗をかく。

「結衣さん、どうかしましたか? 今すぐ伺いましょうか?」
『ああ、私は大丈夫なの。ごめんね、早速なんだけど、単刀直入に言うね。永田さんから連絡があったの』

 可南子の背中から汗が噴出した。うまく返答できず間が出来ると、電話口から結衣の口調が少し緊張感のあるものに変化する。

『連絡を取りたいから連絡先を教えてくれという、唐突過ぎるメールが来て。……あ、もちろん何も教えてないからね』

 永田が結衣にまで連絡をしたことに、可南子は身震いする。ふっと、茶封筒のことを思い出した。あれを受け取れば全てが終わると思っていた。
 自分の通勤バッグを部屋の片隅に見つけて近寄り、茶封筒を取り出すと、薄いスマートフォンを肩と耳で挟みながら、糊付(のりづ)けされていない封を慌てて開ける。

『経理側の飲みで最近一緒に飲んだと言っていたけど、今日は休日でしょう? 彼、営業側で飲んでも、可南子は来ないのかと聞いてくる人だったから』

 茶封筒の中から千円と身に覚えの無い一万円。そして『帰ったら連絡をください』という走り書きと、連絡先が書いてあるメモ用紙が出てきた。タクシーで帰るように言われたことを思い出して、口を押さえる。

『……大丈夫?』

 何も喋らない可南子に、結衣はゆっくりと慎重に聞いてきた。
 
『……立ち入ったことを聞くけど、告白でもされたの?』
「好きだと、言われました……」
『すき、って』

 あきらかに狼狽した結衣の声を聞きながら、連絡先を書いてあるメモ用紙の端を掴む。電話番号しか書いていないそれには逃げ場がない。

「すいません、こちらから永田さんにすぐに連絡します。結衣さん、身体が大変なときに、変な事に巻き込んでしまって、ごめんなさい」

 昨日のうちに連絡が無かったから、結衣に連絡をしたのだとしても、今、大変な時の結衣まで巻き込んだことに、言いようのない不快な気持ちが、凝縮するように、可南子の腹の中にとぐろを巻き始める。

『……連絡先を、知っているということ?』
「ごめんなさい。渡されていた事に、今、気づきました」
『んーーー。永田さん、頭が回るからなーー』

 僅かの間、結衣が何事かを思案するように黙り、重く口を開く。

『……亮一に、連絡してもらうように、頼む?』
「いえ、自分で連絡します」
『可南子』

 可南子は書かれている電話番号を穴が開くほど、睨み付ける。
 喫茶店で相席くらいなら良かった。
 昨日は非常階段には誰もいないとわかっていて、後から入ってきたはずだ。しかも、その唯一の出入り口を塞ぐように立っていた。封筒にはお金を多めに入れて連絡をさせるように差し向けている。しかも、電話番号しか書いていない。結衣に連絡をすれば、きっと電話をかけてくるとわかっているのだ。直接話せば、丸め込められると思っているとしか思えない。
 好きだと言いながらも、やっている事は、所有したいとか、支配したいとか、そういう類のものだ。
 
 ……本当に、こういうの、嫌だ。

 ぐっと、唇を噛み締める。

『……まぁ、可南子ならできるか』
「結衣さん」
『小宮に渡されそうになった書類を突き返すくらいだもんね。困ったら連絡して。永田さんの方が、年上な分経験値は高いし、あの人、頭が良いもの』

 間を置けば置くほど、電話するのがどんどん怖くなり、出来なくなる。
 結衣との電話を切った後、可南子は不快な気持ちを腹に溜めた状態で、茶封筒から取り出した電話番号を押す。呼び出し音が鳴る間、どっどっどっ、と心臓が大きく叩きつけるように響いた。

『もしもし』
「相馬です」

 出た声の主が永田とわかり、可南子は固まる前に声を出した。緊張で肩が強張り始める。

『……昨日はすいませんでした。帰宅は無事にできたか、それを知りたくて』
「帰宅しています。封筒の中に覚えの無いお金が入っていました」
『ああ、それは、タクシー代です』
「受け取る理由がありません。お返しします」
『そうですか……。では、お会いできる日はありますか』

 開いた口がふさがらず、可南子は瞬きも忘れる。

『今日は、彼氏と一緒にいないのかな。今からはどうですか』
「……あの」
『いないから、電話をかけてきているのでしょう?』

 血の気が引いた。恐怖というよりも、怒りに近い感情だ。話が通じると、どこか期待していた自分自身への落胆でもあった。
 永田が目の前にいないのは良かったが、ペースに巻き込まれ約束をさせられた挙句、電話を一方的に切られたらお終いでもある。
 すぅっと息を吸って、可南子は静かに口を開く。

「口座番号を教えてください。振込みます」
『二時間後に、どうですか。時間は大丈夫ですか』
「永田さん」
『名前を呼んでもらえるのは、やはり嬉しいですね。こうやって、声を聞けるのも嬉しい。では、二時間後に』
「……口座番号を教えて頂けないのであれば、彼に、一緒に来てもらいます」
『……』

 安堵を探すように、唇に触れさせた拳が冷たい。
 ローテーブルに視線を移すと、亮一が用意してくれたコーヒーが入った保温ポットがあった。

 ……終わったら、飲もう。

 可南子はペンと紙を通勤バッグから取り出しながら続ける。

「永田さんの気持ちは嬉しいです。ありがとうございます。でも、私が永田さんを好きになることはありません」
『……男の勘だけど、そんなに、信用できる彼だとは思えない。一年も経たずに、すぐに連絡も無くなりそうだ。彼は貴方を選び続けないよ。きっと、次に行く』

 耳を塞ぎたくなるような言い方をされても、可南子は鮮やかに染め上がり続ける亮一への想いに、終わりがあると思えなかった。
 それに、永田の事を好意的に感じる事は、絶対に無いと可南子は思う。

「彼が誰を選ぶかは、彼が決めることです。でも、私も決めることが出来るんです。私は、永田さんを好きになれません」
『……はっきりと、言いますね』
「私は、彼が好きなんです」
『そうですか。では、彼氏と一緒にどうぞ来てください』
「わかりました。彼に連絡を取ります。今、用事で外出中なので、時間はこちらに合わせて頂く形になります。良いですか?」

 仕事みたいなものだなと、興奮状態が続いている脳の上のほう、冷静に俯瞰しているような場所でそう思った。
 長く沈黙が落ちて、自分の脈と呼吸の音だけが間を繋ぐ。
 やはり、強く押せば、永田と二人きりで会うような愚行を冒すと思われているらしい。
 可南子は、物悲しさと苛立ちの間の感情をうろうろとしながら、淹れてくれたコーヒーが入った保温ポットを見つめる。
 そんな風に思われるような、隙を見せたのは自分で、亮一は関係ない。それなのに、可南子の動揺を誘うためか、永田は昨夜から亮一の事を好き勝手に言っている。
 可南子は、目を固く瞑った。

「彼の事を、悪いように言わないで……」

 静かに怒りを顕すと、自分から出たとは思えないほど、冷ややかな声になった。ややあって、永田が口座番号を伝えてきた。立っていたら、その場に崩れそうになっていたはずだ。用意していたメモ用紙に、メモを取って電話を切った。すぐに自分のノートパソコンを用意しネットバンキングを立ち上げて、振込みを完了させる。
 昂った気持ちのまま、冷蔵庫から亮一が用意してくれたサンドイッチを出して、ポットの中のコーヒーをマグカップに注いだ。
 時計の音が響く室内で、ぱくりとサンドイッチにかぶりついた。ハムとチーズのサンドイッチにはきゅうりも挟んである。玉子のサンドイッチはパサパサせずにふわふわだった。パンも香ばしくて美味しい。
 コーヒーも保温ポットに入っていたので、煮詰まることもなく、風味が失われていない。

 ……モテるの、大変だったのかな。

 亮一の気遣いが詰まった食事を取りながら、亮一の過去を鑑みる。
 もし、こんなことが沢山あれば、さぞかし大変だっただろうと思った。

『……俺も、もっと早くに会いたかった』
『もっと前だ。十年位前』
『大学生と高校生なら、問題ないだろ』

 以前、亮一が言っていたことは、本気だったのだと。それを自分に言ってくれたことの意味と重みが、重力を思い出したように、現実味を帯びる。

『好きだ。愛してる。いい加減、わかってもらえるとありがたいんだが』

 途中から涙でしょっぱくなったサンドイッチをすべて平らげて、皿を流しに持っていくが、置いたままにした。
 一杯目はブラックコーヒーで味わったコーヒーを、二杯目は多めのミルクと砂糖を足して甘くして味わう。良質のコーヒー豆で淹れたコーヒーはその個性を失わず、カフェオレの味を引立て、品良く仕上げていた。
 ゆらりと揺れる乳白色の水面を見ながら、ぽつりと呟く。

「私も、愛しています……」

 同じようには咲かない花のように、同じ言葉なのにいつでも微妙に色合いの違う言葉を噛み締めて、可南子はカフェオレを飲み干した。





 二次会に寄ってから帰ると、憮然とした声で亮一から電話が掛かってきた。話を聞くと二次会に広信が連れて行かれそうになったので、自ら人質を名乗り出たようだった。つわりの結衣の下へ、広信を帰したらしい。
 夜、聞いていた時間よりも早く帰宅した亮一は、疲れているように見えた。

「おかえりなさい」
「ただいま。調子はどうだ」

 亮一に体調を聞かれながら、違和感に心の中で首を傾げる。

 ……香り。

 知らない香りが亮一から漂っているせいだとすぐにわかった。どきりと心臓が鳴る。
 亮一が靴を脱いで部屋に入り、その後ろから付いていくと、コートの背中に不思議なものを見つける。
 黒のコートにてらりと光る長細い二つの線と、少し上に白いもの。

 ……お化粧。

 今日は大学時代の友人の結婚式だと言っていた。満員電車だったんだと思いながらも、どきどきと心臓が早鐘を打ち始める。

「可南子、話がある」

 亮一の重い口調に、可南子の耳の奥は、じぃっと不可思議な音を立てた。

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