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どう考えても、そのおっぱいの大きさは間違っている
第2話
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「初日の広告状況はどうだった?」
僕はデスクで販売施策の稟議書作成に集中していた為、堀田にいきなり声をかけられて、体がビクっと大きく反応してしまった。HSP性向が強いと我ながら思う。堀田が笑った。
「営業企画部のフロアに来るなんて珍しいね」
僕が言うと、向かいの居室の経理担当に用があった次いでだと答えた。確かに、プロモなら経理とは頻繁に打ち合わせがあるだろうな。
僕は、スマホでtwitter広告のアナリティクス画面を堀田に見せた。
「イマイチなんだよね」僕が言った。「1,000円投下してる筈なんだけれど、1円も消化されてない。インプレッション自体が115しかないし」
「これは設計ミスね」堀田が言った。「まあ、ミスというか、こうやって入札額を調整していくのが定石だから、これはこれでいいんだけれど」
「やっぱり入札額が少なすぎたのが問題か…」
「今が20円だったよね。そうか、20円でも入札されないのね…」堀田が顎に指を当てながら悩む様に言った。「今回の広告設定で表示対象者数は確か7万人くらいよね?」堀田の言葉に、僕は首肯した。「対象を絞り過ぎたのも問題かもしれないわね。でも、もともとニッチな対象にアプローチしてるから、対象を広げるよりも先に入札額を上げておきたいところね」
「30円くらいにしとく?」
堀田はかぶりを振った。
「いえ、40円で入札して、1日様子をみましょう。それでまだ1,000円消化されないようだったら、入札額と対象者範囲の両方から最適設定を探って行きましょう。逆に消化が早すぎるようであれば、入札額を30円に下げればいいわ」
僕は堀田の提案に首肯した。
そうか。1日1,000円で設定しても、入札で勝てなければインプレッションもクリックも発生しないから、費用はかからないのか。逆に言えば、使った分だけ払えば良い方式。これはなかなかありがたい。
初日の広告実績
インプレッション:115
エンゲージメント:1
クリック数:0
消化金額:0
ストーリーの中の広告は、現実世界で実際に広告ツイートとして表示させています。
以下のURLまたは「オトナのラノベの作り方」でtwitterから検索!
https://twitter.com/BoPeep_16/status/1173275756685754369
リツイートも是非お願いします!
僕はデスクで販売施策の稟議書作成に集中していた為、堀田にいきなり声をかけられて、体がビクっと大きく反応してしまった。HSP性向が強いと我ながら思う。堀田が笑った。
「営業企画部のフロアに来るなんて珍しいね」
僕が言うと、向かいの居室の経理担当に用があった次いでだと答えた。確かに、プロモなら経理とは頻繁に打ち合わせがあるだろうな。
僕は、スマホでtwitter広告のアナリティクス画面を堀田に見せた。
「イマイチなんだよね」僕が言った。「1,000円投下してる筈なんだけれど、1円も消化されてない。インプレッション自体が115しかないし」
「これは設計ミスね」堀田が言った。「まあ、ミスというか、こうやって入札額を調整していくのが定石だから、これはこれでいいんだけれど」
「やっぱり入札額が少なすぎたのが問題か…」
「今が20円だったよね。そうか、20円でも入札されないのね…」堀田が顎に指を当てながら悩む様に言った。「今回の広告設定で表示対象者数は確か7万人くらいよね?」堀田の言葉に、僕は首肯した。「対象を絞り過ぎたのも問題かもしれないわね。でも、もともとニッチな対象にアプローチしてるから、対象を広げるよりも先に入札額を上げておきたいところね」
「30円くらいにしとく?」
堀田はかぶりを振った。
「いえ、40円で入札して、1日様子をみましょう。それでまだ1,000円消化されないようだったら、入札額と対象者範囲の両方から最適設定を探って行きましょう。逆に消化が早すぎるようであれば、入札額を30円に下げればいいわ」
僕は堀田の提案に首肯した。
そうか。1日1,000円で設定しても、入札で勝てなければインプレッションもクリックも発生しないから、費用はかからないのか。逆に言えば、使った分だけ払えば良い方式。これはなかなかありがたい。
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インプレッション:115
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