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俺たちのオナニーに賢者タイムはいらない
第4話
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「奴が人生に求める合理性は本物だ。俺たちは、それを改めて思い知っただけだ。気にするな」
会議室に戻り、大仰な仕草で椅子に腰かけるなり、金山が言った。
「合理的というか、なんというか」僕が、後ろ手に扉を閉めながら応えた。「言ってる事は納得感があったよね。まあ、論点がずれていると言えば、少なくとも僕のラノベは革新的イノベーティブなプロダクトじゃない、って事だけれど」
「案ずるな」金山が言った。「奴の会社人生における合理性の根底的考え方は、正に便器の中にある。少なくとも、お前たちはその人生において、自分達の排泄物を金を払って買って貰おうなんて発想をした事は無い筈だ」
「なんて下劣な話題なの」堀田が言った。「あたしはもう帰ってもいいかしら? マーケティングができない事が解った事だし」
僕は堀田の方に視線をやった。表情は冷静で、その炯々とした眼光からは、まだ帰るつもりはないことが伺えた。安心した。
「排泄物を買って貰うなんて、彼は農家との繋がりでもあるのか? とても儲かるようには思えないが…」
「はっ」金山が、髭面の口角だけを上げて笑った。彼は、この、人を故意に嘲る表情が得意だ。故意な嘲りなので、本気ではないと感じさせる所作が、彼のコミュニケーションの要かもしれないな。「確かに、奴を田舎のカントリーエレベーターにでも突っ込んでおけば、周辺の農家が破産するくらいの食欲は見せるかもしれない。だが違う。もっとシンプルな方法でウンコを金に換える方法がある。これは本当に簡単な方法で、もしお前が明日から自分のウンコを金に換えたかったら、朝っぱらから自宅の便器に跨るのは止めて、出社してから会社の便器を使え」
金山の言葉に、その意味する事を気づいたのだろう、堀田が、目を見開いて見せた。切れ長の釣り目の、只でさえ大きな眼が、見開かれると三白眼様になって、彼女の性格をよりその表情に深く刻むかの如くだった。
「鳴海くん」堀田が声をかけてきた。「正社員の1時間あたりの労務費って幾らだったかしら」
「労務単金だったら、5,600円くらいじゃないかな」
僕の言葉に、再び金山がにやつくのが解った。
「勘の鈍いお前らでも、ようやく答えにたどり着いたようだな」金山が言った。「その通りだ。会社で20分ウンコをしたとして、その時間も給料は支払われる。会社はその20分に、単純計算でおよそ1,900円を投資している。つまり、会社はお前のウンコを1,900円で買った事になる」
僕は、笑いを通り越して感心してしまった。思いもよらない理屈だが、確かにその通りなのだ。日本中の、いや、世界中の企業が、およそ農家が買い取らないような莫大な額の排泄物を、日々購入している事になる。
「日々の人生を会社の歯車として消費している愚か者は到底たどり着かないような合理性の世界で奴は生きている。だから、奴が意味がない、と言った事は、本当に意味がない」
金山が呼続に対して全幅の信頼を置いている事は解った。だが、それを結論としてしまったら、ラノベを受賞させる話はここで解散となってしまう。
「マーケティングができないのは解ったけれど、プロモーションが出来ない訳ではないだろ?」僕が二人に向かって言った。「例えば営業企画部では、新しい施策や代理店コンテストを行う時には、飛び道具としてDMやチラシを播いたりしてる。経験上、そこにマーケティング要素が入ったことは無いけれど、少なくとも会社は投資効果があるとみて実施している訳だと思うけれど」
「そう願いたいところね」堀田が言った。「営業企画の作成した費用対効果の検証データなんて見たことないけどね」
金山が頷いた。
「何度も言って悪いが、営業企画が蒙昧に垂れ流すDMやチラシは、会社にとって社員のウンコを買うよりも価値がない。部のトップが社内政治を理由に、やってやった感を出すのが目的なんだから、効果測定なんかやってはいけない前提で動いている。そんな事をされてしまったら、次からできなくなるからな」
なるほど、合理的だ。確かに、その程度の施策だとは薄々気づいていた。
「マーケティングなしでプロモーションをする方法が無い訳じゃない」堀田が言った。「少しお金は余分にかかるけれど、ABテストを重ねて解答を探す方法はある」
「それだな」金山が堀田をピストルで指差す仕草で言った。「仮説を立てて複数のプロモーションパターンを作成する。一定期間それを表示させて、それぞれの効果測定を行う。その中で一番効果があった方法を、今度は別の仮説の元作り上げたプロモーションパターンと比較をする。これを繰り返して、最も効果のある方法を探る手法だ」
そんなやり方があるのか。
「スマホゲームのレクタングル広告やバナー広告ではポピュラーな手法ね」僕の表情を捉えて、堀田が解説するように言った。「例えばグラブルなんかを例にすると、クリエイティブに表示する女の子のキャラクタを変えてみたり、コピーを変えてみたり、コピーのフォントや色、サイズを変えてみたりして、どの手法が一番効果的かを頻繁に調査してた傾向があるわね。個人的に興味深かったのは、かわいい女の子の笑顔の画像に『どうせお前ら、こういう女の子が好きなんだろ?』って挑発的文言を入れた広告と、女の子の画像だけで一切文字を入れなかった広告。これは、会社名も、ゲームの広告である事も一切書かれていなかったから、彼らの中でどんな評価がされたのか、とても興味がある」
「確かにグラブルはやり手だった」金山が言った。「他にも『スマホでは全年齢向けだが、PCでは18禁のゲーム』で、閲覧デバイスやデモグラ別でエロい画像とエロくない画像を表示分けをしてたっぽいな。流石に、山手線で大々的に広告を出していた時は声を出して笑っちまったが。更に、なかなかエモい手法だったのは、放置系で最も有名なゲームの広告だ。全く同じクリエイティブに見えて、下着を描いている物と、描いていない物の2種類が存在していた。やはりデバイスやデモグラで出し分けをしていんだろうが、これは巧妙だった。芸の細かさは、職人技と言っていい。更に、このゲームは、本来全年齢に対して表示して問題ない着衣画像の、胸元や股座に敢えてボカシを入れる事で、エロいゲームである事を匂わせる演出もやった。この手法は、古くは2chや画像掲示板で流行った、水着画像をバブル状に切り抜いて裸に見せるやり方に近いが、評価が高かったんだろう、他のゲームでも流用されてる。ただ、感心しないのは、ここ最近、尋常じゃない量の広告投下をしているビビッドなんたらってゲームだ。舶来ゲーだが、ローカライズに際してイラストを差し替えてる。問題は、エロいシーンなど一切ないにも関わらず、広告ではセックスを想起させる卑猥な画像やコピーを乱発している事だ。俺はこれだけは許せない。エロで騙された事に対しての怒りじゃない。景表法アウトスレスレの真似をすると、業界全体に規制が入る可能性があるにも関わらず、そのリスクを無視している事に対しての怒りだ」
「ありがちな話ではあるけどね」堀田が言った。「そこまで偏向した広告を出さなければいけないゲームや会社は、大抵、既に危ういか、これから危うくなるのが相場だから」
確かに、言われれば実感がある。表示されるスマホゲームの広告には一定の流行みたいなのがある、という気はしていた。なるほど、あれは全て、ABテストを重ねた結果、導き出された方法だった、って事か。
「よし」金山が切り出した。「では、お前のラノベを分析し、ターゲットの仮説を立て、プロモーション手段とABテストを行うクリエイティブ案を練る事としよう」
「ちょっと待って貰ってもいい?」堀田が言った。「今日はもう遅いし、そもそもあたし自身、鳴海くんのラノベを読んでないの。ここまでにして、明日にしない? あたしはそれまでにラノベを読んで、ターゲット仮説を立てるから」
「いや、そこまで堀田さんにやって貰うのは悪いよ」僕が言った。「概要なら解説ができる」
「鳴海よ」金山が制した。「ここは、堀田女史に一回読んで貰おうじゃないか。お前の性癖に堀田が耐えられるか、ご趣向というやつだ」
「なになに?」堀田が言った。「そんなに偏った内容って事?」
「いや、偏っているというか…」
「先進的だ」金山が言った。「こいつはウォズニアックだ。ラノベ界の革新的リーダーたる人材だ。惜しむらくは、それは18年前の話で、現在ではイノベーティブでもなんでもないんだがな」
堀田は大きく溜息をついた。
「いいわ。あたしだって、今日初めて会った鳴海くんに対して、どんな偏見を持ったところで、あたしの人生に大きな影響がある訳じゃないもの」これは、きっと堀田らしい回答なんだろうな。「鳴海くん、後でFBで友達申請してくれる? メッセンジャーでラノベのファイルを送って。読んでおくから」
会議室に戻り、大仰な仕草で椅子に腰かけるなり、金山が言った。
「合理的というか、なんというか」僕が、後ろ手に扉を閉めながら応えた。「言ってる事は納得感があったよね。まあ、論点がずれていると言えば、少なくとも僕のラノベは革新的イノベーティブなプロダクトじゃない、って事だけれど」
「案ずるな」金山が言った。「奴の会社人生における合理性の根底的考え方は、正に便器の中にある。少なくとも、お前たちはその人生において、自分達の排泄物を金を払って買って貰おうなんて発想をした事は無い筈だ」
「なんて下劣な話題なの」堀田が言った。「あたしはもう帰ってもいいかしら? マーケティングができない事が解った事だし」
僕は堀田の方に視線をやった。表情は冷静で、その炯々とした眼光からは、まだ帰るつもりはないことが伺えた。安心した。
「排泄物を買って貰うなんて、彼は農家との繋がりでもあるのか? とても儲かるようには思えないが…」
「はっ」金山が、髭面の口角だけを上げて笑った。彼は、この、人を故意に嘲る表情が得意だ。故意な嘲りなので、本気ではないと感じさせる所作が、彼のコミュニケーションの要かもしれないな。「確かに、奴を田舎のカントリーエレベーターにでも突っ込んでおけば、周辺の農家が破産するくらいの食欲は見せるかもしれない。だが違う。もっとシンプルな方法でウンコを金に換える方法がある。これは本当に簡単な方法で、もしお前が明日から自分のウンコを金に換えたかったら、朝っぱらから自宅の便器に跨るのは止めて、出社してから会社の便器を使え」
金山の言葉に、その意味する事を気づいたのだろう、堀田が、目を見開いて見せた。切れ長の釣り目の、只でさえ大きな眼が、見開かれると三白眼様になって、彼女の性格をよりその表情に深く刻むかの如くだった。
「鳴海くん」堀田が声をかけてきた。「正社員の1時間あたりの労務費って幾らだったかしら」
「労務単金だったら、5,600円くらいじゃないかな」
僕の言葉に、再び金山がにやつくのが解った。
「勘の鈍いお前らでも、ようやく答えにたどり着いたようだな」金山が言った。「その通りだ。会社で20分ウンコをしたとして、その時間も給料は支払われる。会社はその20分に、単純計算でおよそ1,900円を投資している。つまり、会社はお前のウンコを1,900円で買った事になる」
僕は、笑いを通り越して感心してしまった。思いもよらない理屈だが、確かにその通りなのだ。日本中の、いや、世界中の企業が、およそ農家が買い取らないような莫大な額の排泄物を、日々購入している事になる。
「日々の人生を会社の歯車として消費している愚か者は到底たどり着かないような合理性の世界で奴は生きている。だから、奴が意味がない、と言った事は、本当に意味がない」
金山が呼続に対して全幅の信頼を置いている事は解った。だが、それを結論としてしまったら、ラノベを受賞させる話はここで解散となってしまう。
「マーケティングができないのは解ったけれど、プロモーションが出来ない訳ではないだろ?」僕が二人に向かって言った。「例えば営業企画部では、新しい施策や代理店コンテストを行う時には、飛び道具としてDMやチラシを播いたりしてる。経験上、そこにマーケティング要素が入ったことは無いけれど、少なくとも会社は投資効果があるとみて実施している訳だと思うけれど」
「そう願いたいところね」堀田が言った。「営業企画の作成した費用対効果の検証データなんて見たことないけどね」
金山が頷いた。
「何度も言って悪いが、営業企画が蒙昧に垂れ流すDMやチラシは、会社にとって社員のウンコを買うよりも価値がない。部のトップが社内政治を理由に、やってやった感を出すのが目的なんだから、効果測定なんかやってはいけない前提で動いている。そんな事をされてしまったら、次からできなくなるからな」
なるほど、合理的だ。確かに、その程度の施策だとは薄々気づいていた。
「マーケティングなしでプロモーションをする方法が無い訳じゃない」堀田が言った。「少しお金は余分にかかるけれど、ABテストを重ねて解答を探す方法はある」
「それだな」金山が堀田をピストルで指差す仕草で言った。「仮説を立てて複数のプロモーションパターンを作成する。一定期間それを表示させて、それぞれの効果測定を行う。その中で一番効果があった方法を、今度は別の仮説の元作り上げたプロモーションパターンと比較をする。これを繰り返して、最も効果のある方法を探る手法だ」
そんなやり方があるのか。
「スマホゲームのレクタングル広告やバナー広告ではポピュラーな手法ね」僕の表情を捉えて、堀田が解説するように言った。「例えばグラブルなんかを例にすると、クリエイティブに表示する女の子のキャラクタを変えてみたり、コピーを変えてみたり、コピーのフォントや色、サイズを変えてみたりして、どの手法が一番効果的かを頻繁に調査してた傾向があるわね。個人的に興味深かったのは、かわいい女の子の笑顔の画像に『どうせお前ら、こういう女の子が好きなんだろ?』って挑発的文言を入れた広告と、女の子の画像だけで一切文字を入れなかった広告。これは、会社名も、ゲームの広告である事も一切書かれていなかったから、彼らの中でどんな評価がされたのか、とても興味がある」
「確かにグラブルはやり手だった」金山が言った。「他にも『スマホでは全年齢向けだが、PCでは18禁のゲーム』で、閲覧デバイスやデモグラ別でエロい画像とエロくない画像を表示分けをしてたっぽいな。流石に、山手線で大々的に広告を出していた時は声を出して笑っちまったが。更に、なかなかエモい手法だったのは、放置系で最も有名なゲームの広告だ。全く同じクリエイティブに見えて、下着を描いている物と、描いていない物の2種類が存在していた。やはりデバイスやデモグラで出し分けをしていんだろうが、これは巧妙だった。芸の細かさは、職人技と言っていい。更に、このゲームは、本来全年齢に対して表示して問題ない着衣画像の、胸元や股座に敢えてボカシを入れる事で、エロいゲームである事を匂わせる演出もやった。この手法は、古くは2chや画像掲示板で流行った、水着画像をバブル状に切り抜いて裸に見せるやり方に近いが、評価が高かったんだろう、他のゲームでも流用されてる。ただ、感心しないのは、ここ最近、尋常じゃない量の広告投下をしているビビッドなんたらってゲームだ。舶来ゲーだが、ローカライズに際してイラストを差し替えてる。問題は、エロいシーンなど一切ないにも関わらず、広告ではセックスを想起させる卑猥な画像やコピーを乱発している事だ。俺はこれだけは許せない。エロで騙された事に対しての怒りじゃない。景表法アウトスレスレの真似をすると、業界全体に規制が入る可能性があるにも関わらず、そのリスクを無視している事に対しての怒りだ」
「ありがちな話ではあるけどね」堀田が言った。「そこまで偏向した広告を出さなければいけないゲームや会社は、大抵、既に危ういか、これから危うくなるのが相場だから」
確かに、言われれば実感がある。表示されるスマホゲームの広告には一定の流行みたいなのがある、という気はしていた。なるほど、あれは全て、ABテストを重ねた結果、導き出された方法だった、って事か。
「よし」金山が切り出した。「では、お前のラノベを分析し、ターゲットの仮説を立て、プロモーション手段とABテストを行うクリエイティブ案を練る事としよう」
「ちょっと待って貰ってもいい?」堀田が言った。「今日はもう遅いし、そもそもあたし自身、鳴海くんのラノベを読んでないの。ここまでにして、明日にしない? あたしはそれまでにラノベを読んで、ターゲット仮説を立てるから」
「いや、そこまで堀田さんにやって貰うのは悪いよ」僕が言った。「概要なら解説ができる」
「鳴海よ」金山が制した。「ここは、堀田女史に一回読んで貰おうじゃないか。お前の性癖に堀田が耐えられるか、ご趣向というやつだ」
「なになに?」堀田が言った。「そんなに偏った内容って事?」
「いや、偏っているというか…」
「先進的だ」金山が言った。「こいつはウォズニアックだ。ラノベ界の革新的リーダーたる人材だ。惜しむらくは、それは18年前の話で、現在ではイノベーティブでもなんでもないんだがな」
堀田は大きく溜息をついた。
「いいわ。あたしだって、今日初めて会った鳴海くんに対して、どんな偏見を持ったところで、あたしの人生に大きな影響がある訳じゃないもの」これは、きっと堀田らしい回答なんだろうな。「鳴海くん、後でFBで友達申請してくれる? メッセンジャーでラノベのファイルを送って。読んでおくから」
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