63 / 141
5章:ある少女に花束を
第4話
しおりを挟む
「あ、ねえねえ、鳴海くん、ほら、あれ見て。あれじゃないかな?」
「えっと…ああ、そうだ、そうかもしれない。でも、まだ全然、つぼみにもなってないな…」
「国府ちゃん、あたしたちがやってきましたよ~」
「うむ、ヒマワリは開花までそこそこ時間がかかるんだな。なんか、もっと早く花が咲いて、しかも長く生き延びるしぶとい植物はないだろうか…」
「鳴海くん、自分が何の種を買うか、考えてるの?」
「せっかくなら、姿かたちを変えても長生きしたい…なんて俗な事を考えちゃったりね…」
「だったら葛(くず)がいいよ。海外では侵略的外来種として猛威を振るっているらしいよ」
「桜が難しい言葉を使った」
「ちょっとお、一応あたしだって、ちゃんと受験してあの高校受かってるんだからね」
「桜が、中学生時代に学年トップクラスの成績だったとか、想像つかないよなあ」
「い~だ。あたしは鳴海くんと違って俗じゃないから、キレイなお花が咲く種がいいなあ」
「だったら、名前の通り、桜の木でいいんじゃないか?」
「桜を種から育てるのはちょっと大変かなあ…。何年もかかると思うしね」
「どうせその時は自分は死んでるんだから、別に開花までの時間を気にしなくてもいいんじゃないか?」
「ま~、それはそうですな~」
「ゆっくり考えればいいよ。桜はまだスキル発現してない訳だしね」
「ま~、それもそうですな~」
「う~む。ゴブリンだったら食べられる植物にするだろうか。バナナとか…。いや、案外カカオとか…」
「そういえば鳴海くん、ゴブさんとは連絡ついたの?」
「うん…。気付いたら、何回か僕のスマホに着歴が残ってたんだ。どうやら、あの時、学校で、公衆電話から救急車呼ぼうとして、やっぱり無理で教室に戻ってきたら、もう誰もいなかったから、って感じだったらしい」
「そ、そうだったのね…。悪いことしちゃったね、あたしたち」
「でもまあ、ゴブリンも無事に自宅で生活をしていたみたいだから、それはそれでよかったよ」
「あ、鳴海くん。本星崎さん。来たみたい」
「なんだ。伊奈は一緒に来なかったのか…」
「お、おは、お花の、た、た、たね、種ですって?」
「本星崎さんも一緒に買いに行きませんか?」
「そ、そ、そうか…。そん、そ、そんな事、考えた事もなかった…」
「そこまでして自分が生きた証を残したいのか…とか、そんな深い意味ではないんだけどね。なんとなく、自分や誰かの死に対する悲しみが、薄らぐんじゃないかと思ってね」
「わ、わ、わる、悪くないアイデアだと思う…。わ、わ、私も、賛成する」
「ホントですか? やったぁ!」
「で、で? そ、そ、それだけのために、わた、わ、私を呼び出したわけじゃないでしょ?」
「うん。本星崎への用事は、種を買いに誘うこと以外に、2つあるよ」
「も、も、もう、わ、わ、私には隠す必要のあることなんかないから、なん、なん、なんでもきいて」
「ありがとう。まず、これは本星崎も気になっている事だと思うんだけれど、伊奈の寿命の事だ」
「い、い、伊奈さん…。そ、そう、そうね…」
「伊奈の寿命をまだ確認していなかったからさ。2人は防衛省にいた時も一緒だったと思うし、なにかと一緒に行動した方がやりやすいんだとは思うけれど、どちらかが先に崩壊フェイズに入った時、2人だけで解決を図ろうとして欲しくないんだ」
「…そ、そ、そうね…」
「本星崎の寿命はまだ3ヶ月弱あるのは前に確認したけど、伊奈はあまり残っていないんじゃないかと思うんだよね。だから、心配している」
「そ、それ、それで、もう1つの用事というのは?」
「誰かが崩壊フェイズに入る前に、神宮前の寿命を活用した、崩壊フェイズのパスができないかをちゃんと確認しておきたいんだ。平たく言うと、崩壊フェイズのパスの具体的な方法を教えて欲しいんだよね」
「あ、ああ…そ、そ、そういうことね。う、う、うん…。わかった」
「まず気になっているのは、寿命を分け与える、という事だ。これってつまり、崩壊フェイズに突入していなくても、いつでもスキル者同士であれば寿命のやりとりができるってことなのかな?」
「ふ、ふふ…。そ、そ、そうだったら、べ、べ、便利でしょうけどね…。じ、じ、実際は、ほ、ほう、崩壊フェイズが始まった時にしか、じゅ、寿命を分ける事はできない」
「そうか…。まあ、そんなにうまくはできてないよな。でも、一体どういう理屈でそうなっているんだろう。何かしらの要素が、崩壊フェイズか、そうでないかを判別している、という事になるんだろうけどな」
「だ、だ、だから、ほ、ほ、崩壊フェイズが近くなったら、か、か、かな、必ず近くに、ぎ、ぎ、犠牲となるスキル者をおいておかなければならない…」
「犠牲になる側のスキル者は、気が気じゃないだろうな…」
「…あ、あ、あまり気にしないようにしてた…。な、な、中には、ひ、ひど、ひどく怯えたり、は、反抗したりする人もいたもの…」
「あ…そうだった。ごめん。無神経だった」
「…い、いいえ…。いいの。わ、わ、私が背負わなければならない十字架でもあるから…」
「本星崎が…か。本星崎だって、犠牲者なのにな」
「わ、わた、私が? ど、ど、どうして」
「どうしてって…。そう思ったからさ」
「…そ、そ、そう…」
「で、肝心な崩壊フェイズのパスの方法なんだけれど、パスするスキル者と、犠牲になるスキル者は、具体的にどういう手順をとればいいんだ?」
「む、む、難しい事じゃないわ。ほ、ほ、ほう、崩壊フェイズに入ったスキル者に、ぎ、ぎせ、犠牲になるスキル者が触れたまま、ス、ス、スキルを発動すればいいだけ」
「触れたまま、スキルを発動?」
「え、え、ええ…。こ、この、この時、じ、じ、実際のスキルは発動せずに、じゅ、じゅ、寿命だけがやりとりされるの…」
「なるほど…。例えば本星崎が崩壊フェイズに入ったとする。それをパスするためには、僕が本星崎の体のどこかに触れながら、数値化のスキルを使えばいい。そういうことか?」
「そ、その、その、その認識で合ってる」
「意外とやり方自体はシンプルだな…。問題は確かに、崩壊フェイズに入った時に近くに別のスキル者がいなければならない、というところか。でもそれは、僕のスキルで寿命をきちんと確認しておけば、さほど問題にはならないはず…。ん? でも、神宮前の場合はどうするんだ? 神宮前のスキルは自らの意志で発動させるものじゃないよな…」
「さ…さあ…。そ、そ、そのパターンの場合、わ、わ、わた、私にもわからない…」
「そうなのか…。もしかすると、神宮前のようなスキルの場合、崩壊フェイズのパスには使えないのかもしれないな。まあ、その場合は、その場合か…。ふう…」
「えっと…ああ、そうだ、そうかもしれない。でも、まだ全然、つぼみにもなってないな…」
「国府ちゃん、あたしたちがやってきましたよ~」
「うむ、ヒマワリは開花までそこそこ時間がかかるんだな。なんか、もっと早く花が咲いて、しかも長く生き延びるしぶとい植物はないだろうか…」
「鳴海くん、自分が何の種を買うか、考えてるの?」
「せっかくなら、姿かたちを変えても長生きしたい…なんて俗な事を考えちゃったりね…」
「だったら葛(くず)がいいよ。海外では侵略的外来種として猛威を振るっているらしいよ」
「桜が難しい言葉を使った」
「ちょっとお、一応あたしだって、ちゃんと受験してあの高校受かってるんだからね」
「桜が、中学生時代に学年トップクラスの成績だったとか、想像つかないよなあ」
「い~だ。あたしは鳴海くんと違って俗じゃないから、キレイなお花が咲く種がいいなあ」
「だったら、名前の通り、桜の木でいいんじゃないか?」
「桜を種から育てるのはちょっと大変かなあ…。何年もかかると思うしね」
「どうせその時は自分は死んでるんだから、別に開花までの時間を気にしなくてもいいんじゃないか?」
「ま~、それはそうですな~」
「ゆっくり考えればいいよ。桜はまだスキル発現してない訳だしね」
「ま~、それもそうですな~」
「う~む。ゴブリンだったら食べられる植物にするだろうか。バナナとか…。いや、案外カカオとか…」
「そういえば鳴海くん、ゴブさんとは連絡ついたの?」
「うん…。気付いたら、何回か僕のスマホに着歴が残ってたんだ。どうやら、あの時、学校で、公衆電話から救急車呼ぼうとして、やっぱり無理で教室に戻ってきたら、もう誰もいなかったから、って感じだったらしい」
「そ、そうだったのね…。悪いことしちゃったね、あたしたち」
「でもまあ、ゴブリンも無事に自宅で生活をしていたみたいだから、それはそれでよかったよ」
「あ、鳴海くん。本星崎さん。来たみたい」
「なんだ。伊奈は一緒に来なかったのか…」
「お、おは、お花の、た、た、たね、種ですって?」
「本星崎さんも一緒に買いに行きませんか?」
「そ、そ、そうか…。そん、そ、そんな事、考えた事もなかった…」
「そこまでして自分が生きた証を残したいのか…とか、そんな深い意味ではないんだけどね。なんとなく、自分や誰かの死に対する悲しみが、薄らぐんじゃないかと思ってね」
「わ、わ、わる、悪くないアイデアだと思う…。わ、わ、私も、賛成する」
「ホントですか? やったぁ!」
「で、で? そ、そ、それだけのために、わた、わ、私を呼び出したわけじゃないでしょ?」
「うん。本星崎への用事は、種を買いに誘うこと以外に、2つあるよ」
「も、も、もう、わ、わ、私には隠す必要のあることなんかないから、なん、なん、なんでもきいて」
「ありがとう。まず、これは本星崎も気になっている事だと思うんだけれど、伊奈の寿命の事だ」
「い、い、伊奈さん…。そ、そう、そうね…」
「伊奈の寿命をまだ確認していなかったからさ。2人は防衛省にいた時も一緒だったと思うし、なにかと一緒に行動した方がやりやすいんだとは思うけれど、どちらかが先に崩壊フェイズに入った時、2人だけで解決を図ろうとして欲しくないんだ」
「…そ、そ、そうね…」
「本星崎の寿命はまだ3ヶ月弱あるのは前に確認したけど、伊奈はあまり残っていないんじゃないかと思うんだよね。だから、心配している」
「そ、それ、それで、もう1つの用事というのは?」
「誰かが崩壊フェイズに入る前に、神宮前の寿命を活用した、崩壊フェイズのパスができないかをちゃんと確認しておきたいんだ。平たく言うと、崩壊フェイズのパスの具体的な方法を教えて欲しいんだよね」
「あ、ああ…そ、そ、そういうことね。う、う、うん…。わかった」
「まず気になっているのは、寿命を分け与える、という事だ。これってつまり、崩壊フェイズに突入していなくても、いつでもスキル者同士であれば寿命のやりとりができるってことなのかな?」
「ふ、ふふ…。そ、そ、そうだったら、べ、べ、便利でしょうけどね…。じ、じ、実際は、ほ、ほう、崩壊フェイズが始まった時にしか、じゅ、寿命を分ける事はできない」
「そうか…。まあ、そんなにうまくはできてないよな。でも、一体どういう理屈でそうなっているんだろう。何かしらの要素が、崩壊フェイズか、そうでないかを判別している、という事になるんだろうけどな」
「だ、だ、だから、ほ、ほ、崩壊フェイズが近くなったら、か、か、かな、必ず近くに、ぎ、ぎ、犠牲となるスキル者をおいておかなければならない…」
「犠牲になる側のスキル者は、気が気じゃないだろうな…」
「…あ、あ、あまり気にしないようにしてた…。な、な、中には、ひ、ひど、ひどく怯えたり、は、反抗したりする人もいたもの…」
「あ…そうだった。ごめん。無神経だった」
「…い、いいえ…。いいの。わ、わ、私が背負わなければならない十字架でもあるから…」
「本星崎が…か。本星崎だって、犠牲者なのにな」
「わ、わた、私が? ど、ど、どうして」
「どうしてって…。そう思ったからさ」
「…そ、そ、そう…」
「で、肝心な崩壊フェイズのパスの方法なんだけれど、パスするスキル者と、犠牲になるスキル者は、具体的にどういう手順をとればいいんだ?」
「む、む、難しい事じゃないわ。ほ、ほ、ほう、崩壊フェイズに入ったスキル者に、ぎ、ぎせ、犠牲になるスキル者が触れたまま、ス、ス、スキルを発動すればいいだけ」
「触れたまま、スキルを発動?」
「え、え、ええ…。こ、この、この時、じ、じ、実際のスキルは発動せずに、じゅ、じゅ、寿命だけがやりとりされるの…」
「なるほど…。例えば本星崎が崩壊フェイズに入ったとする。それをパスするためには、僕が本星崎の体のどこかに触れながら、数値化のスキルを使えばいい。そういうことか?」
「そ、その、その、その認識で合ってる」
「意外とやり方自体はシンプルだな…。問題は確かに、崩壊フェイズに入った時に近くに別のスキル者がいなければならない、というところか。でもそれは、僕のスキルで寿命をきちんと確認しておけば、さほど問題にはならないはず…。ん? でも、神宮前の場合はどうするんだ? 神宮前のスキルは自らの意志で発動させるものじゃないよな…」
「さ…さあ…。そ、そ、そのパターンの場合、わ、わ、わた、私にもわからない…」
「そうなのか…。もしかすると、神宮前のようなスキルの場合、崩壊フェイズのパスには使えないのかもしれないな。まあ、その場合は、その場合か…。ふう…」
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
Hand in Hand - 二人で進むフィギュアスケート青春小説
宮 都
青春
幼なじみへの気持ちの変化を自覚できずにいた中2の夏。ライバルとの出会いが、少年を未知のスポーツへと向わせた。
美少女と手に手をとって進むその競技の名は、アイスダンス!!
【2022/6/11完結】
その日僕たちの教室は、朝から転校生が来るという噂に落ち着きをなくしていた。帰国子女らしいという情報も入り、誰もがますます転校生への期待を募らせていた。
そんな中でただ一人、果歩(かほ)だけは違っていた。
「制覇、今日は五時からだから。来てね」
隣の席に座る彼女は大きな瞳を輝かせて、にっこりこちらを覗きこんだ。
担任が一人の生徒とともに教室に入ってきた。みんなの目が一斉にそちらに向かった。それでも果歩だけはずっと僕の方を見ていた。
◇
こんな二人の居場所に現れたアメリカ帰りの転校生。少年はアイスダンスをするという彼に強い焦りを感じ、彼と同じ道に飛び込んでいく……
――小説家になろう、カクヨム(別タイトル)にも掲載――
風紀委員 藤堂正道 -最愛の選択-
Keitetsu003
恋愛
終わりが失恋だとしても、彼らは愛し続けるだろう。愚かなまでに……。
不良の楽園と呼ばれる町、青島で『不良狩り』と呼ばれる風紀委員がいた。
その名は、藤堂正道。
不良達の起こす理不尽な行動が許せなくて、今日も自分の信念に基づいて不良と真っ向からぶつかっていた。
そんな正道の前に、青島高等学校最大の問題児があらわれる。
予想もしなかった、予測すらできなかった問題児に、正道はどう立ち向かっていくのか。
*この物語は様々な恋愛がテーマとなっています。
第一部……ハーレム
第三部……同性愛
第四部……失恋
番外編……友情
第五部~……家族愛
『アルファポリス』様のサイトで番外編『藤堂正道のおしゃべり』を投稿しています。もし、よろしければ読んでみてください。
『小説家になろう』様『カクヨム』で投稿しています。
尚、『第七部 俺達の家族 -団結編-』の『兄さんなんて大嫌いです! 藤堂正道SIDE』は小説家になろう様のみ投稿していますので、そちらもぜひ寄ってみてください。
記憶がないっ!
相馬正
青春
目が覚めると記憶を失っていた。唯一覚えていたのは、誰かと≪秘密≫を交わしたこと。記憶を取り戻す足掛かりに、スマホの着信履歴が多い5人を探し始める。交友関係を再構築してゆく中で、非通知の電話の相手から≪秘密≫に関する揺さぶりが始まった。
【ラストアース】シリーズ4
※「NOVEL DAYS」「アルファポリス」にて掲載中です。
※修正版の再掲載です。
【ショートショート】ほのぼの・ほっこり系
樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
青春
◆こちらは声劇用台本になりますが普通に読んで頂いても癒される作品になっています。
声劇用だと1分半〜5分ほど、黙読だと1分〜3分ほどで読みきれる作品です。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
神様自学
天ノ谷 霙
青春
ここは霜月神社。そこの神様からとある役職を授かる夕音(ゆうね)。
それは恋心を感じることができる、不思議な力を使う役職だった。
自分の恋心を中心に様々な人の心の変化、思春期特有の感情が溢れていく。
果たして、神様の裏側にある悲しい過去とは。
人の恋心は、どうなるのだろうか。
きみにふれたい
広茂実理
青春
高校の入学式の日に、イケメンの男子高校生から告白されたさくら。
まるで少女漫画のようなときめく出会いはしかし、さくらには当てはまらなくて――?
嘘から始まる学校生活は、夢のように煌いた青春と名付けるに相応しい日々の連続。
しかしさくらが失った記憶に隠された真実と、少年の心に潜む暗闇が、そんな日々を次第に壊していく。
最初から叶うはずのない恋とわかっているのに、止められない気持ち。
悩み抜いた二人が選んだ、結末とは――
学園x青春xシリアスxラブストーリー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる