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二章 入学旅行二日目
2-16 おとぎ話の異世界、日本
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「あ、あのさ、むしろあたし、みんなが日本のこと、どう思ってるのか訊きたいな。みんなにとって日本って、どんな認識なの?」
霧の質問に、アデルがすぐさま答える。
「日本っていえば、『言語双生界』ね。日本と私たちの世界は、遥か昔に、見えない道で繋がったって言われてるの。その関係性は川の流れみたいな繋がりで、川上にある日本から、川下にあるククリコ・アーキペラゴに、一方向に日本語という言語が流れ着き、人々の意識に入り込み、徐々に浸透していき、今に至る……だったかな。まあ、おとぎ話みたいなものよ」
「そっかぁ……おとぎ話……なのか。すると、日本を舞台にした物語を書いている人も、いたりして?」
霧が誰ともなくそう尋ねると、リリエンヌが口を開いた。
「もちろん、物語に登場することがありますわ。中でも特に、絵本によく出てきますわ。ある絵本では、大きな辞典が目の前に現れて、それを開くと日本への道が描かれていて……その上に足を踏み出すと日本と言う異世界に旅立ってしまうの。ファンタジーですわ」
「そうそう、あったわね、そういうの! あの絵本、大好きだった!」
「へえ……そうなんだ、見てみたいなその絵本。もしかして日本に行ったことある人、過去に、いる……とか?!」
チェカのことを口止めされているため、きわどい質問だ。霧は少しためらったものの、好奇心が勝って訊かずにいられなかった。まるで会話の綱渡りをしているかのような心境になり、だんだんドキドキしてくる。
霧がみんなの反応を、恐れと期待の入り混じった気持ちで待っていると、リューエストが口を開いた。
「『市場迷宮』の中には日本のお店があって、そこから日本に辿り着けるって主張している人もいる。眉唾物だけどね。日本への道を探して研究している人もいるよ」
(えっ……?! 『市場迷宮』って、何だっけ。確か課題8がそれだったよね? 誰かに訊こうと思ってたやつだ。その『市場迷宮』に日本のお店があるって、いったいどういうこと?! あああ、何から訊けばいいのかわからん! 言っていいことに制限かかってるし、難しい)
霧がそんな風に内心であわあわしていると、トリフォンが会話に加わった。
「言語双生界の日本については色々伝承に残ってはいるが、その存在の有無についてはまだ誰にも立証できていないんじゃ。わし個人の考えでは、有る、と思った方が面白いし、我々が現在使っているこの『日本語』という言語の不可思議性、謎についても説明がつく。歴史を紐解いても、日本語は突然、このククリコ・アーキペラゴに登場しておるからな。いずれの旧言語とも共通点が見られないところからも、ルーツは他にあると見て取るのが自然じゃろうて」
「興味深いですわぁ……もしかしたら、キリは眠っている間、意識だけが日本に飛ばされていた、と考えることもできますわね。不思議ですわぁ」
「ね、キリ、まだ日本が現実で、この世界が夢の中だと思ってるの?」
アデルが直球でそう訊いてくる。そして彼女はまたもや、しまった、という顔をして慌てた調子で付け足した。
「あ、ごめん、答えなくていいから」
「えっ、えっ、なんで、謝らなくていいよ、アデル。何でもストレートに訊いてくれていいから。その方がアデルらしくて、あたしは好きだ。だから遠慮しないで。そのままのアデルでいて」
霧が本心からそう言うと、アデルは顔を赤くして、「私らしいって、何よ?! なんか究極の無神経女みたいじゃない、失礼しちゃう!」とすねたように唇を尖らせている。けれどその表情には、怒りではなく熱を帯びた照れ笑いが浮かんでいた。
霧はそれを見て「ツンデレスチルゲット! この旅ご褒美しかない! 最高かよ」などと心の中で万歳しながら、アデルの問いに静かに答える。
「今はね、もうここが夢の中なんて、思ってないんだ……。最初は、確かにずっと、これは夢で、いつか覚めてしまうって思ってたんだけど……。今は……」
霧はみんなの顔を見回し、泣き笑いのような表情で言った。
「どうやら夢じゃないって知って、ホッとしてる……」
霧の答えを聞いて、その場に安心したような、気まずいような、神妙な沈黙が降りる。
霧はハッとした。これはみんなにとってもデリケートな話題で、配慮が必要なものだと気付く。周囲に気遣いを求める会話は、霧としても歓迎できない。そこで霧は、わざと明るい調子で話題を変えた。
「ところで、課題にあるストーリードームって、何かな? もうさっきからそれが知りたくて知りたくて。なんかどんどん森の中に入って行ってるけど、『物語の泉』ってのが、この先にあるんだよね? そこで何をするの?!」
「そこでストーリードームが制作できるんだ。あと15分ぐらい歩いたら、『物語の泉』に着くよ。ストーリードームっていうのは、動く立体絵本でね、詳しく説明すると……」
リューエストがすぐに話題変更の波に乗ってくれて、霧はホッとした。
今、一行はリューエストの先導で森の中に足を踏み入れ、ひたすら奥へと進んでいる。もう夜なので人影はないが、きれいに整備された道には、案内標識が所々に設けてある。森に生える木々や下生えがぼんやり発光しているので、夜になっても不便なく歩くことができるし、辺りはとても美しく、霧にとっては何もかもが得難い体験だった。
そんな中、みんなは何も知らない霧のために、代わる代わるストーリードームについて説明してくれた。それによるとストーリードームとは、ドーム状の空間の中に描き込まれた立体動画のことで、『物語の泉』という特殊な設備に行けば誰でも制作できる身近なものらしい。この『クク・アキ』には、ストーリードーム作家も存在していて、人気作家の作品は複製されて世に出回り、多くの人に求めれれるとか。それらは大抵小さな子供に贈られる美しい物語仕立てとなっているが、中には大人の愛好家のための渋い物語もあるという話だ。
「なるほど。さしずめ小さな空間内で展開される、立体アニメーションか……」
と霧は呟き、『クク・アキ』の物語の中には出てこなかったストーリードームというものに、俄然興味が湧いてきた。
ほどなくして一行は、広場のように開けた場所に辿り着いた。驚いたことに、その場所には大小さまざまな大きさの水球があちこちに浮かんでいて、森の発光を受けてキラキラと輝いている。
「ほわぁ……きれぇ……何これぇ……ミラクルワンダホーアメイジング……」
霧の質問に、アデルがすぐさま答える。
「日本っていえば、『言語双生界』ね。日本と私たちの世界は、遥か昔に、見えない道で繋がったって言われてるの。その関係性は川の流れみたいな繋がりで、川上にある日本から、川下にあるククリコ・アーキペラゴに、一方向に日本語という言語が流れ着き、人々の意識に入り込み、徐々に浸透していき、今に至る……だったかな。まあ、おとぎ話みたいなものよ」
「そっかぁ……おとぎ話……なのか。すると、日本を舞台にした物語を書いている人も、いたりして?」
霧が誰ともなくそう尋ねると、リリエンヌが口を開いた。
「もちろん、物語に登場することがありますわ。中でも特に、絵本によく出てきますわ。ある絵本では、大きな辞典が目の前に現れて、それを開くと日本への道が描かれていて……その上に足を踏み出すと日本と言う異世界に旅立ってしまうの。ファンタジーですわ」
「そうそう、あったわね、そういうの! あの絵本、大好きだった!」
「へえ……そうなんだ、見てみたいなその絵本。もしかして日本に行ったことある人、過去に、いる……とか?!」
チェカのことを口止めされているため、きわどい質問だ。霧は少しためらったものの、好奇心が勝って訊かずにいられなかった。まるで会話の綱渡りをしているかのような心境になり、だんだんドキドキしてくる。
霧がみんなの反応を、恐れと期待の入り混じった気持ちで待っていると、リューエストが口を開いた。
「『市場迷宮』の中には日本のお店があって、そこから日本に辿り着けるって主張している人もいる。眉唾物だけどね。日本への道を探して研究している人もいるよ」
(えっ……?! 『市場迷宮』って、何だっけ。確か課題8がそれだったよね? 誰かに訊こうと思ってたやつだ。その『市場迷宮』に日本のお店があるって、いったいどういうこと?! あああ、何から訊けばいいのかわからん! 言っていいことに制限かかってるし、難しい)
霧がそんな風に内心であわあわしていると、トリフォンが会話に加わった。
「言語双生界の日本については色々伝承に残ってはいるが、その存在の有無についてはまだ誰にも立証できていないんじゃ。わし個人の考えでは、有る、と思った方が面白いし、我々が現在使っているこの『日本語』という言語の不可思議性、謎についても説明がつく。歴史を紐解いても、日本語は突然、このククリコ・アーキペラゴに登場しておるからな。いずれの旧言語とも共通点が見られないところからも、ルーツは他にあると見て取るのが自然じゃろうて」
「興味深いですわぁ……もしかしたら、キリは眠っている間、意識だけが日本に飛ばされていた、と考えることもできますわね。不思議ですわぁ」
「ね、キリ、まだ日本が現実で、この世界が夢の中だと思ってるの?」
アデルが直球でそう訊いてくる。そして彼女はまたもや、しまった、という顔をして慌てた調子で付け足した。
「あ、ごめん、答えなくていいから」
「えっ、えっ、なんで、謝らなくていいよ、アデル。何でもストレートに訊いてくれていいから。その方がアデルらしくて、あたしは好きだ。だから遠慮しないで。そのままのアデルでいて」
霧が本心からそう言うと、アデルは顔を赤くして、「私らしいって、何よ?! なんか究極の無神経女みたいじゃない、失礼しちゃう!」とすねたように唇を尖らせている。けれどその表情には、怒りではなく熱を帯びた照れ笑いが浮かんでいた。
霧はそれを見て「ツンデレスチルゲット! この旅ご褒美しかない! 最高かよ」などと心の中で万歳しながら、アデルの問いに静かに答える。
「今はね、もうここが夢の中なんて、思ってないんだ……。最初は、確かにずっと、これは夢で、いつか覚めてしまうって思ってたんだけど……。今は……」
霧はみんなの顔を見回し、泣き笑いのような表情で言った。
「どうやら夢じゃないって知って、ホッとしてる……」
霧の答えを聞いて、その場に安心したような、気まずいような、神妙な沈黙が降りる。
霧はハッとした。これはみんなにとってもデリケートな話題で、配慮が必要なものだと気付く。周囲に気遣いを求める会話は、霧としても歓迎できない。そこで霧は、わざと明るい調子で話題を変えた。
「ところで、課題にあるストーリードームって、何かな? もうさっきからそれが知りたくて知りたくて。なんかどんどん森の中に入って行ってるけど、『物語の泉』ってのが、この先にあるんだよね? そこで何をするの?!」
「そこでストーリードームが制作できるんだ。あと15分ぐらい歩いたら、『物語の泉』に着くよ。ストーリードームっていうのは、動く立体絵本でね、詳しく説明すると……」
リューエストがすぐに話題変更の波に乗ってくれて、霧はホッとした。
今、一行はリューエストの先導で森の中に足を踏み入れ、ひたすら奥へと進んでいる。もう夜なので人影はないが、きれいに整備された道には、案内標識が所々に設けてある。森に生える木々や下生えがぼんやり発光しているので、夜になっても不便なく歩くことができるし、辺りはとても美しく、霧にとっては何もかもが得難い体験だった。
そんな中、みんなは何も知らない霧のために、代わる代わるストーリードームについて説明してくれた。それによるとストーリードームとは、ドーム状の空間の中に描き込まれた立体動画のことで、『物語の泉』という特殊な設備に行けば誰でも制作できる身近なものらしい。この『クク・アキ』には、ストーリードーム作家も存在していて、人気作家の作品は複製されて世に出回り、多くの人に求めれれるとか。それらは大抵小さな子供に贈られる美しい物語仕立てとなっているが、中には大人の愛好家のための渋い物語もあるという話だ。
「なるほど。さしずめ小さな空間内で展開される、立体アニメーションか……」
と霧は呟き、『クク・アキ』の物語の中には出てこなかったストーリードームというものに、俄然興味が湧いてきた。
ほどなくして一行は、広場のように開けた場所に辿り着いた。驚いたことに、その場所には大小さまざまな大きさの水球があちこちに浮かんでいて、森の発光を受けてキラキラと輝いている。
「ほわぁ……きれぇ……何これぇ……ミラクルワンダホーアメイジング……」
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