11 / 16
第1章 失われた命
11 綺麗事
しおりを挟む
今日は、父さんと母さんが、ゼギウス府へ行く日・・・・
僕は、家の前で2人を見送る・・・
だけど、とても嫌な予感に襲われるんだ・・・行っちゃダメだ、2人とも・・・
絶対・・・・
マーベル「父さん、母さん・・・本当に行っちゃうの?」
マーベル父 「ああ、私たちが行って情報収集してこないと、革命軍が勝つことはできないだろう?」
マーベル母「良い子でお留守番しててね。学校はサボっちゃダメよ。」
危険な任務がこれから待っているというのに、その日のマーベルの両親は、いつも通りの笑顔で
息子に語りかけていた。
マーベル「なんで?だって2人は科学者だろ?それも革命軍の中で一番優秀な・・・2人は新兵器の開発だけしてればいいじゃないか!なんでそんな危険な任務をやらなきゃいけないんだよ・・」
マーベル母「革命軍も人が足りないのよ・・・大丈夫、すぐ帰ってくるから・・・」
マーベル「でも、もし・・もし政府の連中に、2人が革命軍のスパイだってことがバレたら・・・」
不安そうにそう叫ぶマーベルに、父は優しい笑顔で語りかけた。
マーベル父「いいかい?この世には役割というものがあるんだ・・・
お前も、この長い人生の中で、自分で、自分の心で決めた【自分の役割】を見つけなさい・・・
そうすれば、この悲しくて残酷な世界の中で、少しは生き易くなるはずだ・・・
覚えておきなさい。」
父は、そう言ってマーベルの頭を優しく撫でた・・
マーベル父「それに科学者として、革命軍の宿舎にずっと閉じこもっているわけにもいかない・・・
人類政府の優れた技術力も盗み見なくてはならないしね・・・」
なんで・・・・なんで・・・・・
マーベル「なんで、父さんも母さんも、そんなに明るくいられるんだよ!なんでいつもそんな笑顔で優しくいられるんだよ!この世は、こんなに悲しくて残酷なのに!今も戦争で人が死んでいるのに!
いくら頑張ったって、いくら理想を追いかけたって、いくら努力したって・・・
いくら革命軍が戦ったって・・・
ずっと焼け石に水だったじゃないか!
なんで、そんなに頑張れるんだよ!」
マーベルは思いの丈を全て、ぶつけた・・・・
そうだ、「努力は裏切らない」なんて綺麗事だ・・・とんでもない噓つきだ・・・
いつだって、「努力は裏切る」ものなんだ・・・・
努力は、冷たく人間を裏切る・・・・それは歴史が証明しているじゃないか・・・
300年、子供をイケニエにしてきた、この忌まわしき人類史が・・・・
でも、それを2人はよくわかっているのに・・・・なんで・・・
すると、父は穏やかな顔でしゃがんで・・・マーベルの肩を握り、優しく、でも力強くこう言った・・・
マーベル父「世界を変えたいなら、まず綺麗事を語れ・・・・・昔、ある偉大な哲学者がこう言ったそうだよ・・・」
綺麗事・・・・
マーベル父「こんな非常な時代だから、誰かが綺麗事を言えば、みんなバカにするように非難するかもしれない。
だけど、誰も綺麗事を語る者や信じる者がいなくなれば、それこそ、この世は本当に終わりだろう?
父さんと母さんは革命軍を信じている・・・人間の力を信じている・・・
自分が言う綺麗事の力を信じている・・・
いつか人類が神の支配から解き放たれ、誰一人子供が犠牲にならない社会が来ることを信じている・・そのための役割なら、命も惜しくないんだ・・・
お前たちにとって、幸せな時代が来るなら・・・」
マーベルは、そう語る父の一言、一言をかみしめながら、我慢していた大粒の涙を流していた。
マーベル「絶対、帰ってきてね・・・」
マーベル父「ああ、もちろん帰ってくるとも・・・必ずだ・・・」
マーベル母「私たちがいなくても、しっかり学校で勉強するのよ・・・」
マーベル「うん・・・・」
2人が、家の扉を開く・・・
出発間際、父はもう一度、マーベルの方を振り向き・・・
マーベル父「マーベル・・・・・大丈夫だ。お前が動けば、この世は変わる・・・・信じるんだ・・・」
お前の中の綺麗事を・・・・
父さんの噓つき!母さんも大嫌いだ!
自分たちの理想なんて、一つもかなっていないじゃないか・・・・
何も変わってないじゃないか!
僕を置いていくなんて・・・・僕を置いて、死んじゃうなんて・・・
マーベルは、両親の出発間際の記憶を思い出して、泣きながら、魔界の森の中を走っていた・・・
クソ!
クソ!
クソ!
何で・・・何で・・・・先に死んじゃうんだよ!
僕がこんな地獄みたいな学校に入ったのは、父さんと母さんの綺麗事を信じて、いつか人類が神々に勝てると思っていたからだ・・・
でも、でも、それを言った当人が・・・
言い出しっぺが・・・
一緒にその綺麗事を成し遂げる前に・・・いなくなっちゃうなんて・・・・
どうしてだよ!どうして先に死んじゃうんだよ!
マーベル「父さん・・・母さん・・・」
足を止め、溢れる涙を服の袖でふく・・・
その時だった!!
ハ!
数メートル先に、恐らく生徒だと思われる子達が3人いる・・・
一体、何をしているんだろう?
あ、あれは・・・・
さっきの新入生のタカトとカホ!・・・・
それから、ギルデロイ・・・・
ヤ、ヤバい・・・・
ギルデロイがカホを殺そうとして・・・・タカトが【魔女の聖水】を飲もうとしている!
マーベル「ちょ・・・・」
だが、その時、いつも学校のみんなが言っている言葉が、マーベルの脳裏によぎった。
学校で、みんなが人類新聞を読みながら言っていたこと・・・
「こいつら指名手配犯は、身勝手な行動で、ゼギウス府の俺達の家族を殺した奴らだぞ。例え不可抗力の事案であっても許せない・・・どんな理由があったって・・・」
そうだ・・・・許せない・・・・
あいつは・・・・タカトには・・・少しも申し訳なさそうな態度もなかった・・・
父さんと母さんは・・・二度と戻ってこないのに・・・・
だけど・・・
マーベル「く・・・・・」
だけど、もう一つの言葉が、頭の中でずっと周り続けていた・・・
マーベル父「世界を変えたいなら、まず綺麗事を語るんだ」
また、父の言葉が、マーベルの頭を支配する。
マーベル・・・父さんは、信じている・・・人間を・・・人間の優しさを・・・
長い闘いの果てに・・・きっと、私たちはわかるはずだ・・・
憎しみは、憎しみしか産まないことを・・・・その連鎖なんだと・・・
それがわかった時、始めて人類は1つとなって、神々と闘うことができるようになるだろう・・・
人を信じろ・・・人を許せ・・・・どんなにこの世が試練ばかりをもたらしても・・・
どんなに隣人が醜い所業を繰り返していても・・・
目に映る全てが憎かろうと・・・・
お前だけは、人も世界も信じろ!
お前が動けば、この世は変わる・・・・信じるんだ・・・
マーベル「クソ・・・・・」
父さん・・・・僕は、バカな父親の綺麗事を・・・信じることに決めたよ・・・
マーベル「タカト!その水を飲んじゃダメだ! カホー!今すぐ逃げるんだ!」
ギルデロイは、不意にやってきたマーベルに、虚を突かれたように、剣を持った手の動きが止まる。
タカト「え?」
カホ「え?」
!!
カホは、ギルデロイが自分を剣で殺そうとしていたことがわかり、走って、タカトの元へ駆け寄った。
マーベル「タカト!その川の水は、【魔女の聖水】と呼ばれる毒水だ!飲んだら、身体の全ての内臓器官が動かなくなり死んでしまう!飲んじゃダメだ!ギルデロイは、君らを殺す気なんだ!」
マーベルは、剣を持ったギルデロイと向かい合った・・・
ギルデロイの顔は、タカトとカホに親切だった時の表情は一切なく、鬼のような形相でマーベルを睨みつけた・・・
そして間一髪、タカトが川の水を飲むことはなかった・・・
タカト「ギ、ギルデロイ・・・・・お、お前・・・・」
タカトは、まだ信じられないようだ・・・・こんな良い奴が、俺らを殺そうとしていたなんて・・・
ギルデロイ「マーベル・・・一体、どういうことだい?僕が、こいつらを憎んでいたことはよく知っていただろう?邪魔をしたからには、君もただでは済まさないよ・・・・」
ギルデロイの剣は、マーベルに向けられた・・・・
僕は、家の前で2人を見送る・・・
だけど、とても嫌な予感に襲われるんだ・・・行っちゃダメだ、2人とも・・・
絶対・・・・
マーベル「父さん、母さん・・・本当に行っちゃうの?」
マーベル父 「ああ、私たちが行って情報収集してこないと、革命軍が勝つことはできないだろう?」
マーベル母「良い子でお留守番しててね。学校はサボっちゃダメよ。」
危険な任務がこれから待っているというのに、その日のマーベルの両親は、いつも通りの笑顔で
息子に語りかけていた。
マーベル「なんで?だって2人は科学者だろ?それも革命軍の中で一番優秀な・・・2人は新兵器の開発だけしてればいいじゃないか!なんでそんな危険な任務をやらなきゃいけないんだよ・・」
マーベル母「革命軍も人が足りないのよ・・・大丈夫、すぐ帰ってくるから・・・」
マーベル「でも、もし・・もし政府の連中に、2人が革命軍のスパイだってことがバレたら・・・」
不安そうにそう叫ぶマーベルに、父は優しい笑顔で語りかけた。
マーベル父「いいかい?この世には役割というものがあるんだ・・・
お前も、この長い人生の中で、自分で、自分の心で決めた【自分の役割】を見つけなさい・・・
そうすれば、この悲しくて残酷な世界の中で、少しは生き易くなるはずだ・・・
覚えておきなさい。」
父は、そう言ってマーベルの頭を優しく撫でた・・
マーベル父「それに科学者として、革命軍の宿舎にずっと閉じこもっているわけにもいかない・・・
人類政府の優れた技術力も盗み見なくてはならないしね・・・」
なんで・・・・なんで・・・・・
マーベル「なんで、父さんも母さんも、そんなに明るくいられるんだよ!なんでいつもそんな笑顔で優しくいられるんだよ!この世は、こんなに悲しくて残酷なのに!今も戦争で人が死んでいるのに!
いくら頑張ったって、いくら理想を追いかけたって、いくら努力したって・・・
いくら革命軍が戦ったって・・・
ずっと焼け石に水だったじゃないか!
なんで、そんなに頑張れるんだよ!」
マーベルは思いの丈を全て、ぶつけた・・・・
そうだ、「努力は裏切らない」なんて綺麗事だ・・・とんでもない噓つきだ・・・
いつだって、「努力は裏切る」ものなんだ・・・・
努力は、冷たく人間を裏切る・・・・それは歴史が証明しているじゃないか・・・
300年、子供をイケニエにしてきた、この忌まわしき人類史が・・・・
でも、それを2人はよくわかっているのに・・・・なんで・・・
すると、父は穏やかな顔でしゃがんで・・・マーベルの肩を握り、優しく、でも力強くこう言った・・・
マーベル父「世界を変えたいなら、まず綺麗事を語れ・・・・・昔、ある偉大な哲学者がこう言ったそうだよ・・・」
綺麗事・・・・
マーベル父「こんな非常な時代だから、誰かが綺麗事を言えば、みんなバカにするように非難するかもしれない。
だけど、誰も綺麗事を語る者や信じる者がいなくなれば、それこそ、この世は本当に終わりだろう?
父さんと母さんは革命軍を信じている・・・人間の力を信じている・・・
自分が言う綺麗事の力を信じている・・・
いつか人類が神の支配から解き放たれ、誰一人子供が犠牲にならない社会が来ることを信じている・・そのための役割なら、命も惜しくないんだ・・・
お前たちにとって、幸せな時代が来るなら・・・」
マーベルは、そう語る父の一言、一言をかみしめながら、我慢していた大粒の涙を流していた。
マーベル「絶対、帰ってきてね・・・」
マーベル父「ああ、もちろん帰ってくるとも・・・必ずだ・・・」
マーベル母「私たちがいなくても、しっかり学校で勉強するのよ・・・」
マーベル「うん・・・・」
2人が、家の扉を開く・・・
出発間際、父はもう一度、マーベルの方を振り向き・・・
マーベル父「マーベル・・・・・大丈夫だ。お前が動けば、この世は変わる・・・・信じるんだ・・・」
お前の中の綺麗事を・・・・
父さんの噓つき!母さんも大嫌いだ!
自分たちの理想なんて、一つもかなっていないじゃないか・・・・
何も変わってないじゃないか!
僕を置いていくなんて・・・・僕を置いて、死んじゃうなんて・・・
マーベルは、両親の出発間際の記憶を思い出して、泣きながら、魔界の森の中を走っていた・・・
クソ!
クソ!
クソ!
何で・・・何で・・・・先に死んじゃうんだよ!
僕がこんな地獄みたいな学校に入ったのは、父さんと母さんの綺麗事を信じて、いつか人類が神々に勝てると思っていたからだ・・・
でも、でも、それを言った当人が・・・
言い出しっぺが・・・
一緒にその綺麗事を成し遂げる前に・・・いなくなっちゃうなんて・・・・
どうしてだよ!どうして先に死んじゃうんだよ!
マーベル「父さん・・・母さん・・・」
足を止め、溢れる涙を服の袖でふく・・・
その時だった!!
ハ!
数メートル先に、恐らく生徒だと思われる子達が3人いる・・・
一体、何をしているんだろう?
あ、あれは・・・・
さっきの新入生のタカトとカホ!・・・・
それから、ギルデロイ・・・・
ヤ、ヤバい・・・・
ギルデロイがカホを殺そうとして・・・・タカトが【魔女の聖水】を飲もうとしている!
マーベル「ちょ・・・・」
だが、その時、いつも学校のみんなが言っている言葉が、マーベルの脳裏によぎった。
学校で、みんなが人類新聞を読みながら言っていたこと・・・
「こいつら指名手配犯は、身勝手な行動で、ゼギウス府の俺達の家族を殺した奴らだぞ。例え不可抗力の事案であっても許せない・・・どんな理由があったって・・・」
そうだ・・・・許せない・・・・
あいつは・・・・タカトには・・・少しも申し訳なさそうな態度もなかった・・・
父さんと母さんは・・・二度と戻ってこないのに・・・・
だけど・・・
マーベル「く・・・・・」
だけど、もう一つの言葉が、頭の中でずっと周り続けていた・・・
マーベル父「世界を変えたいなら、まず綺麗事を語るんだ」
また、父の言葉が、マーベルの頭を支配する。
マーベル・・・父さんは、信じている・・・人間を・・・人間の優しさを・・・
長い闘いの果てに・・・きっと、私たちはわかるはずだ・・・
憎しみは、憎しみしか産まないことを・・・・その連鎖なんだと・・・
それがわかった時、始めて人類は1つとなって、神々と闘うことができるようになるだろう・・・
人を信じろ・・・人を許せ・・・・どんなにこの世が試練ばかりをもたらしても・・・
どんなに隣人が醜い所業を繰り返していても・・・
目に映る全てが憎かろうと・・・・
お前だけは、人も世界も信じろ!
お前が動けば、この世は変わる・・・・信じるんだ・・・
マーベル「クソ・・・・・」
父さん・・・・僕は、バカな父親の綺麗事を・・・信じることに決めたよ・・・
マーベル「タカト!その水を飲んじゃダメだ! カホー!今すぐ逃げるんだ!」
ギルデロイは、不意にやってきたマーベルに、虚を突かれたように、剣を持った手の動きが止まる。
タカト「え?」
カホ「え?」
!!
カホは、ギルデロイが自分を剣で殺そうとしていたことがわかり、走って、タカトの元へ駆け寄った。
マーベル「タカト!その川の水は、【魔女の聖水】と呼ばれる毒水だ!飲んだら、身体の全ての内臓器官が動かなくなり死んでしまう!飲んじゃダメだ!ギルデロイは、君らを殺す気なんだ!」
マーベルは、剣を持ったギルデロイと向かい合った・・・
ギルデロイの顔は、タカトとカホに親切だった時の表情は一切なく、鬼のような形相でマーベルを睨みつけた・・・
そして間一髪、タカトが川の水を飲むことはなかった・・・
タカト「ギ、ギルデロイ・・・・・お、お前・・・・」
タカトは、まだ信じられないようだ・・・・こんな良い奴が、俺らを殺そうとしていたなんて・・・
ギルデロイ「マーベル・・・一体、どういうことだい?僕が、こいつらを憎んでいたことはよく知っていただろう?邪魔をしたからには、君もただでは済まさないよ・・・・」
ギルデロイの剣は、マーベルに向けられた・・・・
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる