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サムライ校での学園生活
【戦争部】という名の部活
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【戦争部】とは、一体、どんな部活なのか?
その概要は、副校長の【徳川孔子】先生の授業で明らかになった。
例の殺人図書室にいた、長身で白髭が特徴的な仙人のような格好をした老人だ。
副校長「戦争部・・・・それは、簡単に言えば戦争をする部活です。」
今、徳川副校長の授業は、訓練場の隣にある巨大な体育館の中で行われている・・・・
そこに全生徒が集まって、みんなゴクリと唾を飲み込み、不気味な静寂の中、話を聞いている・・・
副校長「戦争部とは、【戦争】を競技として行う部活です。入部して部員となった皆さんには【兵士】になっていただき、チームプレーで戦っていただきます。」
ザワザワ・・・・(生徒たちのざわめき)
何言ってんだ、この人??
そんな恐ろしい部活、誰も入るわけないだろ・・・・頭おかしくなったのか?
という顔で全生徒が、一斉に副校長を見る・・・
だが、副校長は、そんな生徒たちの雰囲気に気付かないのか、淡々と説明を続ける・・・
副校長「では、まず試合の概要とルールについてお話しましょう。
人数は、試合ごとによって異なりますが、小規模で行う場合は1チーム16人。
16対16で勝負し、相手が作った陣地や拠点を占拠し、相手チームのメンバーを全て皆殺しにすれば試合終了です。
1チームごとの部隊編成は、
・砲兵部隊
・刀剣部隊
・銃火器部隊
・重戦車部隊
・航空部隊
・海軍部隊
・サイバー作戦部隊
が主な六つの隊です。
また、16対16対16など3チーム同時に戦うこともあったり、大規模な試合になれば、1000人を超えて行うこともあります。」
え・・・・マジで本格的じゃん・・・
つーか皆殺しにするまで終わらない、とか今言った?
生徒たちは、頭が混乱しすぎて爆発しそうだった・・・・
副校長「もちろん、本気の殺し合いをするわけではありませんよ。安心してください。武器は全て偽物を使うんですから・・・銃はビービー弾が出るだけのモデルガンですし、使う大砲は空気砲・・・剣は木刀でやるんですから・・・・・」
生徒たちのあまりの混乱ぶりに、先生はやっと異様な雰囲気に気づいたのか、なだめるようにそう言った。
おお・・・安心した・・・・
つ、つまり【戦争部】でやる【戦争】とはサバゲーに近いものなのかな?
副校長「しかし戦争部で、部員として【戦争】をできるようになるためには、各授業で様々な必要な技術を身につける必要があります。これから、その技術を皆さんに教えますね。」
さて、その技術とは?
その概要は、副校長の【徳川孔子】先生の授業で明らかになった。
例の殺人図書室にいた、長身で白髭が特徴的な仙人のような格好をした老人だ。
副校長「戦争部・・・・それは、簡単に言えば戦争をする部活です。」
今、徳川副校長の授業は、訓練場の隣にある巨大な体育館の中で行われている・・・・
そこに全生徒が集まって、みんなゴクリと唾を飲み込み、不気味な静寂の中、話を聞いている・・・
副校長「戦争部とは、【戦争】を競技として行う部活です。入部して部員となった皆さんには【兵士】になっていただき、チームプレーで戦っていただきます。」
ザワザワ・・・・(生徒たちのざわめき)
何言ってんだ、この人??
そんな恐ろしい部活、誰も入るわけないだろ・・・・頭おかしくなったのか?
という顔で全生徒が、一斉に副校長を見る・・・
だが、副校長は、そんな生徒たちの雰囲気に気付かないのか、淡々と説明を続ける・・・
副校長「では、まず試合の概要とルールについてお話しましょう。
人数は、試合ごとによって異なりますが、小規模で行う場合は1チーム16人。
16対16で勝負し、相手が作った陣地や拠点を占拠し、相手チームのメンバーを全て皆殺しにすれば試合終了です。
1チームごとの部隊編成は、
・砲兵部隊
・刀剣部隊
・銃火器部隊
・重戦車部隊
・航空部隊
・海軍部隊
・サイバー作戦部隊
が主な六つの隊です。
また、16対16対16など3チーム同時に戦うこともあったり、大規模な試合になれば、1000人を超えて行うこともあります。」
え・・・・マジで本格的じゃん・・・
つーか皆殺しにするまで終わらない、とか今言った?
生徒たちは、頭が混乱しすぎて爆発しそうだった・・・・
副校長「もちろん、本気の殺し合いをするわけではありませんよ。安心してください。武器は全て偽物を使うんですから・・・銃はビービー弾が出るだけのモデルガンですし、使う大砲は空気砲・・・剣は木刀でやるんですから・・・・・」
生徒たちのあまりの混乱ぶりに、先生はやっと異様な雰囲気に気づいたのか、なだめるようにそう言った。
おお・・・安心した・・・・
つ、つまり【戦争部】でやる【戦争】とはサバゲーに近いものなのかな?
副校長「しかし戦争部で、部員として【戦争】をできるようになるためには、各授業で様々な必要な技術を身につける必要があります。これから、その技術を皆さんに教えますね。」
さて、その技術とは?
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