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サムライ校での学園生活

絶体絶命!!

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6人は、動く本棚の猛進のせいで、離れ離れになってしまった・・・


京子「きゃあああああ!!」

麗太「うわああああ!!」



ドサアアアア!!

京子と麗太は、本棚同士の衝突で、大量に落ちてくる本の雨の下敷きになってしまった・・・

そして、床に気絶して、本の中に埋もれてしまった・・・



友愛「京子ちゃん!麗太!!」



次々にやられてしまう仲間たち・・・



友愛「ああ・・・もうダメだ・・・・」


友愛が逃げようとした先には、また本棚の群れが待ち構えていた・・・・・そして、まるで友愛を
狙うように、進んでくるのだ!


絶体絶命だ・・・・挟み撃ちにされる・・・


もはや、誰も生きては、ここから戻れないだろう・・・・


この巨大な本棚の群れの地獄からは・・・・


そう思って、絶望して動けなくなる友愛・・・・・



友愛を餌食にしようと、眼前に迫る黄金の本棚たち・・・・

それは、まるで猛スピードの列車が、追突しようと向かってくるぐらいの迫力だった・・・



ドカアアン!!


大量の本が飛び散り、スコールのように、頭上に落ちてくる・・・・




一志「何してやがんだ!!」


一志が、友愛をすんでのところで、本棚との衝突から助けたのだ・・・

おかげで、本棚同士がぶつかり合って、本が大量に落ちたのである・・・・


一志「諦めちゃダメだ!!こんな所で人生終わってたまるかよ!まだ部活探しも終わってないんだぞ。」

一志が友愛の肩を揺さぶる・・・


友愛「で、でも・・・見てよ、本棚が大量に崩れ落ちて、またみんなと離れ離れに・・・」

一志「安心しろよ。まだ希望を捨てんな。俺たち兄弟の特技何か忘れたのかよ?」


そう言うと、本棚で覆い隠された向こうの景色から、身軽にひょいひょい飛び越えて、二志と三誌が、友愛の元へ舞い戻ってきた。


工藤3兄弟は、何か良いアイデアが思いついたのか、すごいニヤニヤ笑っている・・・

こんな時でも笑顔でいられるなんて、ある意味尊敬する友愛・・・


三誌「どうやら、この不気味な本棚たちは、俺たちをちゃんと狙って突進してきてるようだ・・・

まるで意志があるかのようにな・・

ならば、相手してやろうじゃねえか・・・

俺たちが得意のパルクールで、奴らの猛突進をヒラリヒラリと交わしていってやる。」


二志「俺たちが上手~く、すんでのところで避ければ、本棚同士がぶつかり合って動きも封じられるはずだ。」

一志「友愛は、俺たちが本棚を引きつけてる間に、本の中に埋もれてしまった京子ちゃんと麗太を救い出してくれ!!まだ2人が本棚の下敷きになっていなければ助かるはずだ!!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


友愛「わかった!!やってみるよ!」


その時!!友愛は、自分の腰にぶら下がっていた、ある「最強の道具」の存在に気づいた・・・

もしかしたら、一か八か・・・・上手くいくかもしれない・・・

使ってみよう・・・・














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