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じーちゃ
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連れていかれたのは二階にある部屋。
雨の日に庭に出られないとき休憩に使わせて貰っている広いリビング。武骨な暖炉があり、大きなソファーセットが置かれている。
天井まで届く大きなサッシを開けると、いつもじーちゃと過ごす庭を見下ろせるバルコニーがあった。
いつもは誰もいないそこで、ソファーに3人腰かけていた。
「さーく」
その中の一人、アーロが立ち上がって駆け寄ろうとしてマイロにパーカーのフードを捕まれ強制的に止められた。
もう一人はアーロとそっくりな女の子。
背はアーロより少し高いが、背格好顔がそっくりで、後ろで長い白っぽいブロンドをリボンで結んでいた。
ちなみに今日もワンピース姿だった。
「エイヴァ」
マイロに言われ、嫌々と言った表情で立ち上がり名乗った。
「私はハルローの婚約者エイヴァ」
「えっ?守屋敷麗香さんが婚約者って」
反射的に朔が言うと、エイヴァは赤くなった。頬のそばかすが濃くなる。
「あんな他の男とイギリス行った女なんて」
「エイヴァ!」
エイヴァの発言にびっくりして隣の治朗を見上げる。
「麗香は秋野を連れてイギリスへ戻ったからね。まぁ、世話係だからな」
「それだけでないとしても貴女には関係ありませんよ」
突然懐かしい声が聞こえた。
振り向くと入り口に麗香が微笑んで立っていた。
『なんでここに』
「それこそ貴女には無関係。朔くんお久しぶりね」
前半はエイヴァに冷たく、後半は朔に優しい笑顔で言った。
「なんかあったか?」
治朗が自分の隣を勧めた。
麗香はふふっと笑いながら、
「彼がやっと決心したようなのでお祖父様にご報告を」
「そうか」
2人が和やかに過ごしているのを悔しそうにエイヴァが睨んでいた。
『あんたなんて!』
まだ言い足りないエイヴァが口を開けるのを、マイロが止めた。
そこへ広瀬がコーヒーとケーキのセットを持って入ってきた。
「一息いれてからお話されてはいかがでしょう」
エイヴァも広瀬には言い返せないようだった。
エイヴァの頭が冷えた頃、治朗はマイロと双子の兄妹に
「今回のことは祖父にまだ報告はしていない」
その言葉にマイロは安堵の表情。アーロはそっと妹の顔を伺った。
エイヴァは右手の親指の爪を噛んでいる。
「今度同様なことがあれば、そちらの一族の長と祖父に報告する」
朔は初めて治朗の冷たい表情に驚いて声も出なかった。
『あれは不測の事態よ』
「日本語で話せ」
治朗に言われ、悔しそうに少し涙目で朔を睨んできた。
「あの時この人の姿が見えなかった。だから獣体になったのよ。あなただって!」
朔は一週間前の出来事を思い出した。
忘れてはいなかったが、考えないようにしていた。
だって…
「じーちゃ?」
朔はそっと治朗の顔を見て呼んでみた。
「…そうだ」
「なんで?」
治朗は少し悲しそうな表情で朔を見つめた。
「俺の一族は狼の獣人の血が入っている。全てではないが狼に姿を変えれる者もいる」
「じーちゃも?」
「そうだ」
そこで朔はマイロたちもいることを思い出し、エイヴァを見た。
「アーロやあの子も…」
「僕はまだ自分の意思で変化できないけど、できるようになったらさわらせてやるよ」
「アーロ…」
隣で兄が情けなさそうな表情で弟を見ていた。
「私は!私は黄金の狼になれるわ。ハルローの銀色と釣り合うのは私よ。そうすればお祖父様だって!」
「エイヴァ」
静かな声で治朗が言った。
エイヴァはさぁっと青ざめ朔から治朗に視線を向けた。
「前にも言ったように俺は君の気持ちには答えられない。もう子供の頃に決めた相手がいるから」
静かな、でも冷たい声で治朗が言うと、今度は朔をキッと睨み付けた。
かと思うと、うわああんと小さな子供のように泣きながら部屋を出ていった。
まだ14歳。小さくはなくても子供は子供だ。
「ハルロー迷惑かけた」
マイロはじゃあまたと言いながらアーロを引きずるようにエイヴァを追って出ていった。
「朔くん、ケーキをどうぞ」
広瀬が3人が出ていってから、朔の前にケーキの皿を置いた。
朔が好きな苺のショートケーキだ。
「ありがとうございます」
麗香の前には紅茶のカップをそっと置いた。
「ありがとう、広瀬」
朔はさっきアーロが言っていたことを頭の中で思い浮かべていた。
アーロが変身できたら撫でさせてくれる。
そうしたら豆太やじーちゃ以外にもふもふさせてくれる相手が増える。
フォークでケーキの上に乗った苺を口まで運びパクリと頬張る。
少しの酸味とたくさんの甘味に頬を緩ませ、
でも。
でもじーちゃは治朗さんだって。
もう抱き締めたりしちゃダメかな…?
一番抱き締めたり撫でたりしたいのはじーちゃなのに。
泣きそうになりながら隣に座っている治朗をそっと伺う。
すると目があった。
さっきから治朗は朔を見ていたらしい。
「怖くないか?」
「えっ?」
何のことか分からず、涙目のままきょとんとなった。
「狼の姿になるなんて普通じゃないだろ。怖かったり気味が悪かったりしないか」
この言葉には考えもせず首を左右に振った。
朔がじーちゃを怖く思ったりするはずはない。
「俺が人の姿に戻った時、態度が変だったから」
変だったと言うより普通と変わらなかった。
じーちゃが治朗の姿に変わった時、朔は目をパチパチさせて。そして治朗に挨拶をした。
普通に。
「こんにちは。お邪魔してます」
そして、
「そろそろ帰ります。さようなら」
そう言って、さあっと帰ってしまったのだ。
「あれは。」
朔は悲しそうな治朗の表情を見て、一度目を外し、また治朗の顔をしっかり見つめて小さな声で言った。
「あれはびっくりし過ぎて脳が止まっちゃったから。信じられなくて、考えないようにしてて」
じーちゃがいなくなったような、そんな想いに囚われて、あの時見たことを無かったことにしてしまった。
無意識に。
「初めて会った時のこと、覚えているかな。朔はとても小さかったけど」
そう言う治朗の瞳は優しかった。
大好きなじーちゃと同じ、少し赤い光が見える黒い瞳。
「何となくだけど」
まだ4つ。
でもホームでいじめられ、怖くて悲しくて誰も行かない所を探して見つけた場所。
あの小さな祠のあるあそこで、
「俺は生まれた時から髪がこの色でシルバーウルフではないかと羨まれていたらしい。銀色の狼はなかなか出ない優秀な血だ。初めて獣化したのは5歳だった。両親はそれを一族に隠していたがすぐばれて、俺は森屋敷に引き取られた」
えっ?と治朗の顔を見、麗香を見る。麗香は肩を竦めるだけで何も言わなかった。
「獣化なんかしたくなかった。両親みたいに普通の人間みたいに生活したかった。それに森屋敷の家は厳しくて、子供だったから時々逃げ出した」
どういう風に厳しかったんだろう。
僕みたいに虐められたのかな。
朔はその時の治朗を思い、悲しくなった。
「あの日も獣化したまま人に戻れず逃げ出して。俺を見つけた中学生に石ころ投げられて怪我して、あの祠へ隠れていた」
そして2人は出会った。
どちらも逃げ出して。
「あそこに行くと朔に会えるから、厳しいからって逃げるのは止めた」
「?」
「ちゃんと自分のすべきことをやって自立できるようになろう、最初はそう思ってた」
「最初?」
「何年もそうやって時々会ってたろ?」
こくん、と頷く。
「ただ自立するだけでは駄目だと気付いた。自分の血からは逃げられない。ならトップに立って認められて、何をしても文句を言わせないくらいにならなくては」
トップって、さっき言ってた一族の長のことだろうか…
「だからしばらく朔から離れた」
6年生の時学校の行事から帰ってきたら、じーちゃがいなくなってた、あの時。
思い出し、じわっと目が潤みだした。
「イギリスへ留学して、大学院までなるべく早く卒業して帰れるように」
予想よりかかったけどな、と苦笑して。
「朔が幸せそうに暮らしてて良かった」
でも、
「俺が居ないのに幸せなのは少し悔しかったな」
それでも、
「再会して朔が大人になったら一緒に暮らしたいって言ってくれて嬉しかった」
「ええっ!?」
黙って聞いていた麗香が、がばっと朔の肩を掴んだ。
「いつそんなことを言ったの?」
「いつって」
いつだっけ?朔は必死に思い出そうとするけれど、よく分からなかった。
でも。
「じーちゃとはずっと一緒にいたいから。お父さんお母さんに恩返ししたら家族ではない僕は家を出ようと思ってた」
そう両親に言ったら叱られた。
朔は家族だから。独り立ちするのは仕方ないけれど、家族ではないと言われるのは悲しいと。
「家族だったのに」
家族だから少しでも長く一緒にいよう。
そう今は思ってる。
「えぇ?治朗とは?」
麗香のに不満も露に言われ、目をパチパチさせた。
「え?え?」
治朗も朔をじっと見つめている。
何か言わなきゃ、と焦りながら考える。
「え。あ、あの。じーちゃは野良だと思ってて、僕が大人になって家を出たら、一緒に暮らせるかと思って、ました」
そう言うと、2人は笑った。
麗香は少し残念な感じで、治朗は何故か苦笑していた。
雨の日に庭に出られないとき休憩に使わせて貰っている広いリビング。武骨な暖炉があり、大きなソファーセットが置かれている。
天井まで届く大きなサッシを開けると、いつもじーちゃと過ごす庭を見下ろせるバルコニーがあった。
いつもは誰もいないそこで、ソファーに3人腰かけていた。
「さーく」
その中の一人、アーロが立ち上がって駆け寄ろうとしてマイロにパーカーのフードを捕まれ強制的に止められた。
もう一人はアーロとそっくりな女の子。
背はアーロより少し高いが、背格好顔がそっくりで、後ろで長い白っぽいブロンドをリボンで結んでいた。
ちなみに今日もワンピース姿だった。
「エイヴァ」
マイロに言われ、嫌々と言った表情で立ち上がり名乗った。
「私はハルローの婚約者エイヴァ」
「えっ?守屋敷麗香さんが婚約者って」
反射的に朔が言うと、エイヴァは赤くなった。頬のそばかすが濃くなる。
「あんな他の男とイギリス行った女なんて」
「エイヴァ!」
エイヴァの発言にびっくりして隣の治朗を見上げる。
「麗香は秋野を連れてイギリスへ戻ったからね。まぁ、世話係だからな」
「それだけでないとしても貴女には関係ありませんよ」
突然懐かしい声が聞こえた。
振り向くと入り口に麗香が微笑んで立っていた。
『なんでここに』
「それこそ貴女には無関係。朔くんお久しぶりね」
前半はエイヴァに冷たく、後半は朔に優しい笑顔で言った。
「なんかあったか?」
治朗が自分の隣を勧めた。
麗香はふふっと笑いながら、
「彼がやっと決心したようなのでお祖父様にご報告を」
「そうか」
2人が和やかに過ごしているのを悔しそうにエイヴァが睨んでいた。
『あんたなんて!』
まだ言い足りないエイヴァが口を開けるのを、マイロが止めた。
そこへ広瀬がコーヒーとケーキのセットを持って入ってきた。
「一息いれてからお話されてはいかがでしょう」
エイヴァも広瀬には言い返せないようだった。
エイヴァの頭が冷えた頃、治朗はマイロと双子の兄妹に
「今回のことは祖父にまだ報告はしていない」
その言葉にマイロは安堵の表情。アーロはそっと妹の顔を伺った。
エイヴァは右手の親指の爪を噛んでいる。
「今度同様なことがあれば、そちらの一族の長と祖父に報告する」
朔は初めて治朗の冷たい表情に驚いて声も出なかった。
『あれは不測の事態よ』
「日本語で話せ」
治朗に言われ、悔しそうに少し涙目で朔を睨んできた。
「あの時この人の姿が見えなかった。だから獣体になったのよ。あなただって!」
朔は一週間前の出来事を思い出した。
忘れてはいなかったが、考えないようにしていた。
だって…
「じーちゃ?」
朔はそっと治朗の顔を見て呼んでみた。
「…そうだ」
「なんで?」
治朗は少し悲しそうな表情で朔を見つめた。
「俺の一族は狼の獣人の血が入っている。全てではないが狼に姿を変えれる者もいる」
「じーちゃも?」
「そうだ」
そこで朔はマイロたちもいることを思い出し、エイヴァを見た。
「アーロやあの子も…」
「僕はまだ自分の意思で変化できないけど、できるようになったらさわらせてやるよ」
「アーロ…」
隣で兄が情けなさそうな表情で弟を見ていた。
「私は!私は黄金の狼になれるわ。ハルローの銀色と釣り合うのは私よ。そうすればお祖父様だって!」
「エイヴァ」
静かな声で治朗が言った。
エイヴァはさぁっと青ざめ朔から治朗に視線を向けた。
「前にも言ったように俺は君の気持ちには答えられない。もう子供の頃に決めた相手がいるから」
静かな、でも冷たい声で治朗が言うと、今度は朔をキッと睨み付けた。
かと思うと、うわああんと小さな子供のように泣きながら部屋を出ていった。
まだ14歳。小さくはなくても子供は子供だ。
「ハルロー迷惑かけた」
マイロはじゃあまたと言いながらアーロを引きずるようにエイヴァを追って出ていった。
「朔くん、ケーキをどうぞ」
広瀬が3人が出ていってから、朔の前にケーキの皿を置いた。
朔が好きな苺のショートケーキだ。
「ありがとうございます」
麗香の前には紅茶のカップをそっと置いた。
「ありがとう、広瀬」
朔はさっきアーロが言っていたことを頭の中で思い浮かべていた。
アーロが変身できたら撫でさせてくれる。
そうしたら豆太やじーちゃ以外にもふもふさせてくれる相手が増える。
フォークでケーキの上に乗った苺を口まで運びパクリと頬張る。
少しの酸味とたくさんの甘味に頬を緩ませ、
でも。
でもじーちゃは治朗さんだって。
もう抱き締めたりしちゃダメかな…?
一番抱き締めたり撫でたりしたいのはじーちゃなのに。
泣きそうになりながら隣に座っている治朗をそっと伺う。
すると目があった。
さっきから治朗は朔を見ていたらしい。
「怖くないか?」
「えっ?」
何のことか分からず、涙目のままきょとんとなった。
「狼の姿になるなんて普通じゃないだろ。怖かったり気味が悪かったりしないか」
この言葉には考えもせず首を左右に振った。
朔がじーちゃを怖く思ったりするはずはない。
「俺が人の姿に戻った時、態度が変だったから」
変だったと言うより普通と変わらなかった。
じーちゃが治朗の姿に変わった時、朔は目をパチパチさせて。そして治朗に挨拶をした。
普通に。
「こんにちは。お邪魔してます」
そして、
「そろそろ帰ります。さようなら」
そう言って、さあっと帰ってしまったのだ。
「あれは。」
朔は悲しそうな治朗の表情を見て、一度目を外し、また治朗の顔をしっかり見つめて小さな声で言った。
「あれはびっくりし過ぎて脳が止まっちゃったから。信じられなくて、考えないようにしてて」
じーちゃがいなくなったような、そんな想いに囚われて、あの時見たことを無かったことにしてしまった。
無意識に。
「初めて会った時のこと、覚えているかな。朔はとても小さかったけど」
そう言う治朗の瞳は優しかった。
大好きなじーちゃと同じ、少し赤い光が見える黒い瞳。
「何となくだけど」
まだ4つ。
でもホームでいじめられ、怖くて悲しくて誰も行かない所を探して見つけた場所。
あの小さな祠のあるあそこで、
「俺は生まれた時から髪がこの色でシルバーウルフではないかと羨まれていたらしい。銀色の狼はなかなか出ない優秀な血だ。初めて獣化したのは5歳だった。両親はそれを一族に隠していたがすぐばれて、俺は森屋敷に引き取られた」
えっ?と治朗の顔を見、麗香を見る。麗香は肩を竦めるだけで何も言わなかった。
「獣化なんかしたくなかった。両親みたいに普通の人間みたいに生活したかった。それに森屋敷の家は厳しくて、子供だったから時々逃げ出した」
どういう風に厳しかったんだろう。
僕みたいに虐められたのかな。
朔はその時の治朗を思い、悲しくなった。
「あの日も獣化したまま人に戻れず逃げ出して。俺を見つけた中学生に石ころ投げられて怪我して、あの祠へ隠れていた」
そして2人は出会った。
どちらも逃げ出して。
「あそこに行くと朔に会えるから、厳しいからって逃げるのは止めた」
「?」
「ちゃんと自分のすべきことをやって自立できるようになろう、最初はそう思ってた」
「最初?」
「何年もそうやって時々会ってたろ?」
こくん、と頷く。
「ただ自立するだけでは駄目だと気付いた。自分の血からは逃げられない。ならトップに立って認められて、何をしても文句を言わせないくらいにならなくては」
トップって、さっき言ってた一族の長のことだろうか…
「だからしばらく朔から離れた」
6年生の時学校の行事から帰ってきたら、じーちゃがいなくなってた、あの時。
思い出し、じわっと目が潤みだした。
「イギリスへ留学して、大学院までなるべく早く卒業して帰れるように」
予想よりかかったけどな、と苦笑して。
「朔が幸せそうに暮らしてて良かった」
でも、
「俺が居ないのに幸せなのは少し悔しかったな」
それでも、
「再会して朔が大人になったら一緒に暮らしたいって言ってくれて嬉しかった」
「ええっ!?」
黙って聞いていた麗香が、がばっと朔の肩を掴んだ。
「いつそんなことを言ったの?」
「いつって」
いつだっけ?朔は必死に思い出そうとするけれど、よく分からなかった。
でも。
「じーちゃとはずっと一緒にいたいから。お父さんお母さんに恩返ししたら家族ではない僕は家を出ようと思ってた」
そう両親に言ったら叱られた。
朔は家族だから。独り立ちするのは仕方ないけれど、家族ではないと言われるのは悲しいと。
「家族だったのに」
家族だから少しでも長く一緒にいよう。
そう今は思ってる。
「えぇ?治朗とは?」
麗香のに不満も露に言われ、目をパチパチさせた。
「え?え?」
治朗も朔をじっと見つめている。
何か言わなきゃ、と焦りながら考える。
「え。あ、あの。じーちゃは野良だと思ってて、僕が大人になって家を出たら、一緒に暮らせるかと思って、ました」
そう言うと、2人は笑った。
麗香は少し残念な感じで、治朗は何故か苦笑していた。
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