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「俺は公演のベンチで、君に出会った」
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俺は、ある日公演のベンチで可愛い猫に出会った。
男「あなたって、可愛いですね。キス……してもいいですか?」
ネコ「嫌」
男「……じゃあ、猫キス失敗した体でもいいんで。ホント、出会い頭の事故的な感じでいいんで」
ネコ「嫌」
男「信愛の気持ちとかなくていいんすよ。ホント、気の迷いっていうか。
マタタビ嗅ぐみたいなノリでいいんで」
ネコ「嫌」
男「……そんなに恥ずかしいなら、いつもみたいに目をつぶってボーッとしててもらえれば終わりますんで」
ネコ「嫌」
男「あの……、いやいや言ってますけど、可愛いの分かってます?その可愛さ罪なんですよ?」
ネコ「嫌」
(男、ため息をついて)
男「……そんなに恥ずかしいなら分かりましたよ……。俺、目を瞑って待ってるんで、あなたのタイミングで、してください」
(男、目を瞑る)
(暫しの沈黙)
(男、目を開ける)
男「やっぱり、いないんかいっ!」
……当たり前である。
男「あなたって、可愛いですね。キス……してもいいですか?」
ネコ「嫌」
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男「信愛の気持ちとかなくていいんすよ。ホント、気の迷いっていうか。
マタタビ嗅ぐみたいなノリでいいんで」
ネコ「嫌」
男「……そんなに恥ずかしいなら、いつもみたいに目をつぶってボーッとしててもらえれば終わりますんで」
ネコ「嫌」
男「あの……、いやいや言ってますけど、可愛いの分かってます?その可愛さ罪なんですよ?」
ネコ「嫌」
(男、ため息をついて)
男「……そんなに恥ずかしいなら分かりましたよ……。俺、目を瞑って待ってるんで、あなたのタイミングで、してください」
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