「黒子猫のシナリオ集」

「なんか下ネタに聞こえちゃう人」

（俺は、下ネタに聞こえやすくなる体質になってしまったらしい……。
そんな厄介な体質になってしまった俺は、なるべく、仕事に集中するように努めているのだが……）

【社員食堂にて】
男『あ、ヤバい。イヤホン忘れた……。イヤホンないと、周りの声が聞こえて厄介なんだよな～仕事の時は、なんとか目の前のことに集中してやり過ごしてるけど……。
早く食べてどっか行こう。
あ……、隣に誰か座ってきた。
ヤバい……』

女子①「今日、私の好きなブランドの新色リップ発売日なんだよね～」
女子②「え？あの発売前から話題になってたヤツ？」
女子①「そうそう！予約してるから、取りに行くの楽しみ～🎵」
女子②「今回、マットが新しく出たから、私も気になってたんだよね～」
男『マット？』
女子①「私も、マット大好きだからさ～♥️絶対手に入れたくて～♥️」
男『マット大好き！？？』
女子②「このシリーズのピンクバナナもお薦めだよ♥️可愛いし、華やかな感じになるし💕」
男『ピンクバナナ！？？』
女子①「じゃあ、お店行ったとき試してみようかな～。私、最近唇に濡れ艶感出すのはまってるんだよね～」
男『濡れ艶感！？？』
女子①「……あのさ……。さっきから隣でブツブツ言ってるの聞こえてるんだけど？気持ち悪い！向こう行こっ！」
男『やってしまった……。これからは気を付けよう。社内で変な噂が立ってしまわないように……』
女子②「そういえば、プチプラなんだけど、むちぷるティントもめっちゃお薦めだよ～🎵」
男「むちぷる……！？？」