6 / 6
【番外編】「変わりゆく、二人の関係」
しおりを挟む
〈あるデートの日……。待ち合わせの場所に着いたタケシ。
主人公を見つける〉
「お待たせー。……って……、君……!」
(主人公に耳打ちする)
「ブ……、ブラ……付けてないじゃないか……!」
(主人公「……怒る……?」)
[SE:衣擦れの音]
「……君は……。まったく……。そんなに目をキラキラせさて……。どういうつもりなんだよ……。ずっとオレは、キミとの関係を大事に大事にしてきたつもりだったのに……。あの時から、おかしくなってしまって……」
(主人公「こんな私、キライ……?」)
「……いや、嫌いじゃないけど……。人それぞれ、性癖ってあると思うし……。
ただ、もうちょっと大学生らしく……」
(主人公「大学生らしくって、何……?」)
「いや……、大学生らしくって……、例えばもうちょっと爽やかな感じとか……。それに、このまま付き合って、結婚とかも考えるようなったら、親御さんにもご挨拶しないといけないし、その時のためにも、もうちょっと健全なお付き合いを……」
(主人公「……健全……?」)
[SE:衣擦れの音]
「……だから!ちょっとああいう行きすぎたことは、あんまりよろしくないんじゃないかというか……。まだ早いというか……。だから、もうちょっと、大学生らしい付き合いを……。……これでも……オレなりに反省しているんだ。やっぱり、ああいうのは早かったんじゃないかって……。とりあえず……!なんか羽織って……!」
(タケシ、自分の上着を脱いで、主人公に着せようとする)
[SE:服を脱ぐ音]
(主人公、泣き出す)
[SE:衣擦れの音]
「ど……、どうしたの……?泣き出して……」
(主人公「タケシ君、全然分かってないっ!私はタケシ君の今まで見せたことのない顔が見れたことが、嬉しかったのに!」)
「オレの、今まで見せたことない顔……。でも、それは……」
(主人公「感情を押さえたタケシ君じゃなく、私を求めるタケシ君を見て……、私、興奮したの……。だから……、またそういうタケシ君が見たい……」)
「君……。……オレは、せっかく大学生らしい付き合いをしようと思っていたのに……。君の求めるものとは、違っていたんだね……」
(主人公「以前の優しいタケシ君も好きだった……。だから、付き合ったの……。でも……、あの時、新しい自分を見つけてしまって……。こんな私は、嫌かもしれないけど……」)
「嫌じゃないよ。……ただ……、戸惑ったんだ……。こんなにも、お互い気持ちを伝え合わないと、すれ違ってしまうんだね……」
(主人公、頷く)
[SE:衣擦れの音]
「……とりあえず、オレの上着羽織って。(耳元で)こんな姿見せるのは、オレだけにして欲しいから……」
(タケシ、主人公に上着をかける)
[SE:上着をかける音]
(主人公「……タケシ君……」)
「今日のデートは家でしよう……。オレの家、ここからそんなに遠くないし……」
(主人公、タケシに耳打ち)
[SE:衣擦れの音]
「……えっ……?家まで持たない……?」
(主人公、頷く)
[SE:衣擦れの音]
「そんなこと言われても……」
(タケシ、戸惑って、下を向く)
(主人公、タケシに耳打ち)
[SE:衣擦れの音]
「……えっ……、ラブホテル……?……近くにあるの知ってるって……、何で知って……」
(主人公「……嫌……?」)
[SE:衣擦れの音]
「いや、嫌じゃないけど……。こんな、昼間から……」
(タケシ、顔が赤くなる)
(主人公「この間も日中したのに……」)
「いや……、この間も確かに日中にしたけど……、それは、なんと言うか……アクシデントで……(ゴニョゴニョ言う)」
(主人公、タケシの腕に、しがみつく)
[SE:衣擦れの音]
「(小さくため息)……そうやって、腕にしがみついて、おねだりして……。君って、本当に甘え上手だね……。(小さくため息)……分かったよ」
(主人公、笑顔になる)
[SE:衣擦れの音]
「君と付き合ってると、オレもどんどん色んな面が見れて、楽しいよ……」
(タケシ、主人公の頭を撫でる)
主人公を見つける〉
「お待たせー。……って……、君……!」
(主人公に耳打ちする)
「ブ……、ブラ……付けてないじゃないか……!」
(主人公「……怒る……?」)
[SE:衣擦れの音]
「……君は……。まったく……。そんなに目をキラキラせさて……。どういうつもりなんだよ……。ずっとオレは、キミとの関係を大事に大事にしてきたつもりだったのに……。あの時から、おかしくなってしまって……」
(主人公「こんな私、キライ……?」)
「……いや、嫌いじゃないけど……。人それぞれ、性癖ってあると思うし……。
ただ、もうちょっと大学生らしく……」
(主人公「大学生らしくって、何……?」)
「いや……、大学生らしくって……、例えばもうちょっと爽やかな感じとか……。それに、このまま付き合って、結婚とかも考えるようなったら、親御さんにもご挨拶しないといけないし、その時のためにも、もうちょっと健全なお付き合いを……」
(主人公「……健全……?」)
[SE:衣擦れの音]
「……だから!ちょっとああいう行きすぎたことは、あんまりよろしくないんじゃないかというか……。まだ早いというか……。だから、もうちょっと、大学生らしい付き合いを……。……これでも……オレなりに反省しているんだ。やっぱり、ああいうのは早かったんじゃないかって……。とりあえず……!なんか羽織って……!」
(タケシ、自分の上着を脱いで、主人公に着せようとする)
[SE:服を脱ぐ音]
(主人公、泣き出す)
[SE:衣擦れの音]
「ど……、どうしたの……?泣き出して……」
(主人公「タケシ君、全然分かってないっ!私はタケシ君の今まで見せたことのない顔が見れたことが、嬉しかったのに!」)
「オレの、今まで見せたことない顔……。でも、それは……」
(主人公「感情を押さえたタケシ君じゃなく、私を求めるタケシ君を見て……、私、興奮したの……。だから……、またそういうタケシ君が見たい……」)
「君……。……オレは、せっかく大学生らしい付き合いをしようと思っていたのに……。君の求めるものとは、違っていたんだね……」
(主人公「以前の優しいタケシ君も好きだった……。だから、付き合ったの……。でも……、あの時、新しい自分を見つけてしまって……。こんな私は、嫌かもしれないけど……」)
「嫌じゃないよ。……ただ……、戸惑ったんだ……。こんなにも、お互い気持ちを伝え合わないと、すれ違ってしまうんだね……」
(主人公、頷く)
[SE:衣擦れの音]
「……とりあえず、オレの上着羽織って。(耳元で)こんな姿見せるのは、オレだけにして欲しいから……」
(タケシ、主人公に上着をかける)
[SE:上着をかける音]
(主人公「……タケシ君……」)
「今日のデートは家でしよう……。オレの家、ここからそんなに遠くないし……」
(主人公、タケシに耳打ち)
[SE:衣擦れの音]
「……えっ……?家まで持たない……?」
(主人公、頷く)
[SE:衣擦れの音]
「そんなこと言われても……」
(タケシ、戸惑って、下を向く)
(主人公、タケシに耳打ち)
[SE:衣擦れの音]
「……えっ……、ラブホテル……?……近くにあるの知ってるって……、何で知って……」
(主人公「……嫌……?」)
[SE:衣擦れの音]
「いや、嫌じゃないけど……。こんな、昼間から……」
(タケシ、顔が赤くなる)
(主人公「この間も日中したのに……」)
「いや……、この間も確かに日中にしたけど……、それは、なんと言うか……アクシデントで……(ゴニョゴニョ言う)」
(主人公、タケシの腕に、しがみつく)
[SE:衣擦れの音]
「(小さくため息)……そうやって、腕にしがみついて、おねだりして……。君って、本当に甘え上手だね……。(小さくため息)……分かったよ」
(主人公、笑顔になる)
[SE:衣擦れの音]
「君と付き合ってると、オレもどんどん色んな面が見れて、楽しいよ……」
(タケシ、主人公の頭を撫でる)
0
お気に入りに追加
16
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
【R-15】私だけの秘密のノート
黒子猫
恋愛
〈こちらの作品は、シチュエーションCDシナリオの形式で書いています。
佐藤くんのセリフがメインとなっていますので、自分に話しかけているように想像すると、ドキドキが増しそうです……💕〉
[あらすじ]
私の前に突然現れた、女性を癒す謎の生物〈佐藤くん〉。
最初は驚いたけれど、徐々に奇妙な共同生活を楽しむようになっていた。
ある日、家に帰宅すると、〈佐藤くん〉が秘密のノートを読んでいたようで……。
[キャラ紹介]
〈佐藤くん〉突如主人公の前に現れた女性を癒す謎の生物。主人公に合わせ、人間の姿形になっている。彼の名前「佐藤くん」は、人間(日本)の中ではメジャーな名前なので、そう名乗っている。
〈貴女〉
OL。突如現れた佐藤くんに最初は困惑していたが、徐々に受け入れ、今では風変わりな同居生活を楽しみつつある。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
先生と生徒のいかがわしいシリーズ
夏緒
恋愛
①先生とイケナイ授業、する?
保健室の先生と男子生徒です。
②生徒会長さまの思惑
生徒会長と新任女性教師です。
③悪い先生だな、あんた
体育教師と男子生徒です。これはBLです。
どんな理由があろうが学校でいかがわしいことをしてはいけませんよ〜!
これ全部、やったらダメですからねっ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる