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第二部 エリミア編

15 フィオルと双子

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 リンドルズ学校の中庭に二人が着くと。フィオルが先に居た。フェルムス隊員は、いつの間にか消えている

「フィオル」

「シ、シュリオン。ガ、ガルク。無事で良かったです」

 三人が話してると、教師達が来た。一番前には、校長がいる

「三人とも事情は、唯一王とフェルムスから聞きました」

 校長は、見た目の年齢を変えれる能力を持っており。今は、五歳くらいの姿だ。教師達に引率され、寮の部屋に行った



 三人の部屋は、前とは別の部屋にされている

「前の、五人部屋は?」

「三人は、こっちの部屋で生活してもらいます。この部屋は、三人以外の人間は入れません。三人以外で入れる例外は、校長と唯一王。フェルムス隊長だけ」

「入ろうとすると、どうなるの?」

「最悪の場合は、抹消される」

「コワッ!」
 


 三人の部屋で、事件について話し合われてた

「何でフェーナの家が狙われたんだ?」

「元老院メンバーだからだろ?」

「そうかもしれないけど。テロリスト達なら、父さんの命とか狙いそうだろ?」

「二人の、お父さんが強いから狙えないんじゃない?警備も多いし」

「なぁフィオル。夢はあるか?」

「夢ですか?親に裕福な暮らしをさせたいです。だから、この学校で良い成績を残したく頑張ってます」

「仕事とかは?」

「まだ、決めてないです」

 ガルクとシュリオンは、その言葉を聞いてニヤリとした

「フィオル。一緒にフェルムス目指そうぜ!」

「いや。フィオルは、俺が唯一王になったら、一緒に仕事をするべきだ」

「フェルムスと唯一王が二人の夢ですか?」

「そう!」
 
「シュリオンの夢は分かるのですが。ガルクはどうしてです?」

 フィオルがガルクに聞いた

「捕まえたい。テロリスト達を。あんな事件を起こして許せない!フェルムスに入ったら、エリミアの民を安心させたい。犯罪が起こらないなら、どんなことでもする。悪魔にでもなる」

「悪魔・・・。恐怖で支配でも?」

「さすが、フィオルだな」

「恐怖で支配は上手くいかないと思います。歴史を見れば・・・」

「それで、平和ならいいだろ?」

「フェルムス・・・。いいかもしれません。僕も、目指したいです」

 その言葉でシュリオンが落胆した

「嘘だろ?フェルムスかよ」

「はい!」

「どうして?」

「フェルムスに入り、みんなを守りたい。平和も。市民も。二人も」

「僕達?」

「ガルクが暴走しないように。唯一王シュリオンを監査して、星を壊さないために」

 ガルクとシュリオンは思った。なんて、僕たちは幼いんだろう。と

「フェーナはどうなんですか?」

「会ってない。事件の記憶から、事故の記憶に書き換えるそうだが。トラウマは残るだろう」

「三人で支えような」

 三人は、フェーナを守り、支えると誓い合った
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