幼馴染みに殺される!?

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百六十二話 玉子

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 大将は天馬を見て驚いてる

「お兄さんのご子息!」

「産まれてたの知らなかったんです?」

「いえ、お父様が前にいらしゃた時にお話されてました・・・。ですが、はじめましてですね」

 父さんも来てるんだ・・・

「ご贔屓にお願いします」

 大将は寝てる天馬に言った



 僕はいつも、大将のおまかせのネタにしてる。すると、大将が厳選してきた魚の中でも良いものが出てくるからだ。だが、おまかせにする前に絶対に頼むものがある

「玉子お願いします」

 玉子を一番最初に頼むのが我が家のルールみたいなものだ。小さい頃、家族でこの店に来たときに父が教えてくれた

「玉子の出来で、その寿司屋のレベルが決まると思ってる」

 だが、そんな風には僕は思ってない。しかし、習慣になってしまってる
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