幼馴染みに殺される!?

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百二十一話 赤ん坊の理解範囲

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 最低な弟でごめんなさい!

「さぁ。取引するか?」

 僕は天馬に聞いた。すると、天馬は驚いたことに頷いた

「え?言葉が分かるのか?」

 天馬は透き通るような瞳でこちらを見てる

「そんなわけないよな」

 どうかしてる。赤ん坊が言葉を理解できるわけない

「天馬よ。この事は、誰にも言うなよ」

 また、天馬は頷いた

「男と男の約束だからな」

 僕は小指で天馬の小指を握った

「さぁ。そろそろママのところに帰るか?」

 天馬があくびをしてるので聞いた

「眠っていいぞ。眠ってくれたら、ゆっくり花恋さんと喋れる」

 天馬はウトウトし、やがて眠った。僕は、兄さんと花恋さんがいる病室に向かった



 病室に向かってると廊下で、花恋さんに会った

「良かった。ちょうど、捜しにいこうとしてたの」

「僕らも、帰ろうかと」

「天馬の子守り、ごめんね。もう、いいわよ」
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