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催眠術とくすぐり

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気づいたら両手両足を固定されている。
クリトリスにはローター、膣には20センチ弱はある薄ピンクの鉤型が入っている。

ここはわたしの家。


「ナナカはすぐに催眠術にかかりそうだよね」
シュンヤとは友達として長い付き合いになるが、以前から事あるごとにそんなことを言われていた。

「じゃあシュンヤがあたしに催眠術かけてみてよ」
興味半分でそう言ったのが、全ての始まりだった。
いや、もっと前から始まっていたのかもしれないが。


催眠術をすることになり、とりあえず会ってカフェに行くことになった。
だがカフェに着いてみると、二人きりのところでしか催眠術をかけられないと言いだした。
わたしはちょうど一人暮らしを始めたばかりの頃だった。
催眠術をかけるために家に行きたいと言われ、呼ぶことになった。


まだ昼過ぎで明るい。
だが引っ越したてで座る場所もないため、布団を敷いてそこに座ってもらうことにした。

シュンヤにも彼女がいるし、あたしも彼氏がいるから、体の関係を持つことは避けたいところ。
まあ、部屋で二人きりになる時点で、もうまずいのでは??というところではあるが。


「で、催眠術ってどうやるの? 」

「ちょっと手貸して」

「???きゃあっ、くすぐったいよ」
なんで?と思いながら手を出すと、手首をくすぐられた。

あたしが笑っているのをいいことに、ずっとくすぐってくる。
だんだんフェザータッチになってきて、ゾワゾワさせられる。
さっきまでくすぐったかったはずなのに、なんだか気持ちが良くて、でも少し物足りなくて、不思議な気持ちになってくる。

「ねぇなんでそんな眠そうな顔してるの? 退屈? 」
「そ、そんなことないよ」
眠くもないし退屈でもない。かと言って楽しいわけではないけど。
「ぼーっとしてるよ。目がうとうとしてるよ。もしかして、手首触られただけで感じちゃってんの? 」
シュンヤが意地悪そうに、ニヤリと笑う。
「え、ちがっ」
違うと言おうとした瞬間シュンヤに押し倒された。

あ、これやばいやつ。どうしようあたし彼氏いるのに。
でもなんだか気持ちよくて抗えない。

お互いに相手がいることがわかっているので、形ばかりもの抵抗をしてみる。
「だめだよ。彼女さん悲しむよ」
「なにが?別におれまだ何もしてないけど 」
たしかに言われてみればキスされたわけでもない。
「あ、なんか勘違いしててごめん 」
いや、でも覆い被さっておいて何もしてないと言える神経もすごいけどな、とあたしは思いながらも
されるがままにされる。

「きゃっ、くすぐったっ」
気づいたら両手首を頭の上で抑えられて、シュンヤのもう片方の手で脇をくすぐってくる。
くすぐられすぎて息ができなくなって、でもくすぐったくて笑ってしまう。
「もうやめてもうやめて、ほんとに、くすぐったくて、もうやだぁ」
言っても聞いてくれない。
「笑ってるけど?もっとしてほしそうにみえるけど 」
「そんなことないっ、もう、やめて、ほんとにっ 」
「お願いの仕方がなってないな 」

え。シュンヤってそんなこと言う人だったっけ???
と思っていると
「まぁいいや、もっとほしいとか言われてもあげないからね 」
といってくすぐりをやめてくれた。
はぁよかった、と安心しようとした瞬間、
今度はいつのまに出したのか薄ピンクの丸いものを持っている。

「これ、知ってる? 」
とまた意地悪そうな顔でニヤリと笑いかける。
「ううん」
あたしは見たことはあったけど自分が使ったことはない。
内心、少し興味はある。
「じゃあちょうどいいや、使ってみよっか」
ブブブッ、ブブブッ、ブブブッ、、
電源を入れた。

ちょっとこわいな。どうなっちゃうんだろう。

「ひゃあっ! 」
ぼんやり見ていると、気づいたら胸に当てられた。
ブルブルしてくすぐったい。

服の上からだとあまり振動が来ない。
「あ、弱すぎる?もっとほしい? 」
私が思っていたことを言い当てられ、ビクッとする。

「じゃあ服脱いで」
「え。」
「脱ぎたくないならいいけど」
シュンヤは急にそっけない。あたしはもっと振動を感じたくて、本当は脱ぎたい。
でも欲しがってるみたいで恥ずかしい。
「やめる? 」
あれこれ考えていると、シュンヤは不機嫌そうにそう言った。

「やだやだ、やめないで」

「だったら脱いだら? 」
そう言われて何も言い返せなくなり、半泣きであたしは脱ぎ始める。
恥ずかしいので下着だけ着たままにしていると
「何やってんの? 全部だよ。早く脱いで」
とぶっきらぼうに言われた。
どうしよう、恥ずかしいしシュンヤにはあたしの裸なんてまだ見せたこともないのに、こんなにあっけなく見せることになるなんてっ…。
だけどまた早くしないと怒られそう。
昼間なので電気をつけていなくても明るい。
あたしは仕方なく、下着も外した。
「ふふ、よくできたね」
ふわふわの笑顔で頭を撫でられた。
なんなの、さっきまではそっけなくて冷たかったのに、急に優しくしないでよね。調子狂うわ。
と思えば、
「きゃあっ! 」
またローターを胸に当てられる。
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