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第3章 現実世界モンスター対戦開戦

大穴

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「みんな生きてるか」

「もちろんだ」

なぜか通信機器が使えなくなったがチャットなどの機能はステータス画面から使えるようになっていた。

「なんで携帯が使えなくなるんだよ」

俺は大体の予想は付いていた。

まず大穴の影響でモンスターが現れ次にダンジョンが降ってきた。

これから考えるにゲーム世界が侵食してきてその影響でゲーム世界の物理法則や魔法法則が現実の物理法則に上書きされたことで二つの世界の法則が混ざってしまったためこのように使えるものが出来たり出来なくなったりすると思う。

「原因はあの大穴だろうけどな」

「みんなもそう思うよね」

「それ意外ありませんもね」

「あの大穴のなかでゲーム世界と繋がっているんじゃ」

「それは俺も思う」

とそこに見知らぬ人からチャット許可の承認を求めるメールがきた。

「ちょっと抜ける」

「OK待ってる」

チャットの許可を押す

「あのどちら様ですか?」

「ごめんね私はvirtualWORLDofEdenの開発者の創我蓮斗だ」

「創我蓮斗ってゲーム作った人」

俺は驚いたそんな大物が俺に何のようだろうと思った。

「君は台助君だね」

「なんで俺の名前を」

「ゲームアカウントで」

「はぁそう言うことですか」

「単刀直入に言うけどいい」

「何ですか?」

「大穴に入ってくれないか」

「大穴ってあれですか?」

「そうその大穴だ」

「何ですか?」

「どうやら大穴が空いた原因がゲーム世界に入った異分子みたいでね」

「異分子」

「ざっと言うとこの世界と違う世界からきた魔王みたいなんだ」

「ほお」

「この前のウイルス騒動で魔王が嗅ぎ付けてゲーム世界に降臨してしまったみたいで」

「僕らの力でどうにか止めようとしたけど管理者権限を取られてしまって新規にゲームアカウントを作って討伐することも出来なく今君に話しかけてる訳なんだが」

「そう言うことなら協力します」

「ほんとか倒してくれるなら大歓迎だどうにかある程度弱体化はできた」

「そのなんで大穴からしか行けないんですか?」

「今現実世界とゲーム世界は繋がって閉まっている状態なんだ。」

「だから大穴からしかゲーム世界にいけないってことですよね」

「分かってるね君、内の会社に入らないか」

「ふざけてる場合ではないでしょう」

「はは私たちも元気にしていないとやってられないだよ」

「そうですか仲間も連れていっていいですか」

「いいけど、ゴットクラス以上の武器を持ってないと大穴には入れないようになってるから気を付けてね」

「俺の百剣を仲間に貸すので大丈夫です」


「確か君は最強の武器を引いたんだよね君なら行けるはずだよ頑張ってね検討を頼むよ」

「はい」

チャットを切った。

「みんなお待たせ」

「どうしたの?」

「今から大穴に突っ込む」


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