44 / 116
三章・三人集いまして
『決闘・前編』
しおりを挟む
「てな感じで収まった」と、ガルアがジョコーさんに簡潔に説明した。
「あんたは全くもう!!突然町外れの魔術師さんを呼んでくれだなんて!…まぁ、そうね。あれを見る限りではそれしかなさそうよね。話し合いにならなさそうだし」
昼間のあの事件のあと、ジョコーさんはガルアに言われてキアハで魔術師の元にいき、審判をお願いしてきたらしい。
さて、明日か。
「大丈夫?」
ターリャが訊ねてきた。
「ん。まぁ、なんとかなるさ。俺もアイツに対する枷はもう全部外れてんだ」
セドナは俺があの時のままだと思っている。
従うしかなかったあの頃の無様な俺はあの洞窟で死んだ。
きっとセドナは知らなかったんだろう。
あいつが俺を冒険者資格剥奪した控えの中に、簡易型の魔法契約書も一緒に入っていた。
古い契約書。
俺と前ギルド長と交わしたものだ。
当時は無知だったからさ、言われるままに契約したが……。
それら全てを洞窟で燃やしてきた。
前ギルド長もバカだな。
簡易型ではなく、ちゃんとしたものだったら今も俺はセドナに逆らえなかっただろうに。
「ネタ明かしと一緒に、最後の子守りとして教え込んでやるさ」
翌日の正午。
「…野次馬の数」
広場はお祭り騒ぎになっていた。
「ガルアさん?」
どう言うことですか?と視線を向ければ、悪びれる様子もなくヘラヘラ笑っている。
あの後、この人はわざわざ街のみんなに宣伝して回っていたのだ。
「なーに、証言者は多い方がいいだろ?」
「そうですけど」
なんだか腑に落ちない。
「おおー!トキ、みてみて屋台もあるよ!」
「美味そうだな」
「ねー!」
まぁ、ターリャはお祭りが好きだから良いけどさ。
おおかた、娯楽が少ないからこれ幸いと騒ぎたかった気もする。
広場の空いているところに向かう。
すると、広場の真ん中に杖を持ったおばあさんが立っていて、こっちに気が付いたのか手を振った。
「揃いましたね。こちらですよ」
あの人が審判か。
「いつも通りでやれば大丈夫だ」
「もちろんですとも」
「トキ頑張れ!」
「ああ、頑張る」
ガルアから借りた剣を腰に差し、広場の中央へと向かう。
すると俺の見たことのない、これまた高そうな剣を差したセドナがニヤニヤしながらやってきた。
「よお、木偶の坊。ちゃんとみんなにサヨナラしてきたか?ん?」
「はいはい。さっさとやって終わろう」
付き合うのも馬鹿らしい。
そんな感じで適当にあしらったらキレてた。
そのまま脳内血管切れちまえばいいのにな。
ギャーギャーうるさいセドナを無視して位置につく。
「はいそれでは契約書をお配りしますね」
目の前に突然空中に現れた紙と羽ペン。
ふわふわ浮いているペンと紙を取る。
この紙、宙に浮かせたまま書けるな。
すご。
「それぞれの相手への要求をお書きください。なお、記述した内容は相手の方へ転送されます」
それらしき欄に要求事項を書いていく。
内容はもちろん二度と俺とその関係者に関わらないこと。
そして英雄の親族を語らないことを書いた。
書き終えると文字が薄くなり、代わりにターリャにぜったいに見せられない内容の要求がびっしりな文字が浮かび上がってきた。
セドナ…、要求がスゲー増えてる。
欲張りセットか。
「はっ!木偶の坊おまえ文字書けたんだなー!」
煽ってくるけどムシムシ。
「はい、内容を確認いたしましたね。それでは、各自サインを」
下の方にサインをする。
すると紙は魔術師の元へと飛んでいき、ペンは消失した。
「はい。確かに。それでは、決闘のルールについて説明させていただきます。勝敗は相手を確実に仕留めることで成立します。もちろん間違っても死ぬことはありませんが、痛みはちゃんとありますのであらかじめご了承くださいませ。
《ウェーンデ・トーレ・メオンガ》」
トン、と、魔術師が杖に契約書を巻き付けて地面を突く。
ギョサィユプ語の詠唱だ。
エリカやアンリの使うエンギリス式とは違い、歌うように魔法を発動した。
俺でも分かったのは、魔法が光の波で範囲を教えてくれたからだ。
光は俺達と魔術師の三人と、観客席の方に薄い膜を張って、消えた。
「それでは、 始め 」
魔術師の合図でセドナが飛び出した。
「おおおおおおおおお!!!!」
雄叫びをあげて一直線に向かってくる。
攻撃方法は相変わらずのようだ。
でも一応用心。
触れる直前で進行方向から一歩後ろに引いて足を出した。
「!?」
思い切り俺の足に引っ掛かって転がった。
顔からいったな。
痛そうだ。
「ぶはっ!てめぇ!!バカにするのもいい加減にしやがれ!!」
しかしセドナは頭に血が上っているらしく、すぐに起き上がって向かってきた。
大振りでめちゃくちゃな剣筋。
脇も開いているし、剣先がぶれてる。
怒りもあるけれど、セドナは昔からスキルに頼りがちで、自身をどうにかしようとは一切しなかった。
(ガルアとは大違いだな)
全然綺麗じゃない。
そんなことを思いながら、回避していく。
剣を抜くまでもない。
こんな攻撃、歌いながら避けられる。
そうこうしているとだんだんセドナの息が上がってきた。
「くそ!!なんで当たらない!!」
「それは避けてるからだ」
「避けんじゃねーよ!!」
「避けられるような攻撃してんじゃねーよ」
いつも俺が無抵抗で殴られるから勘違いしてたんだろう。
ヒョイヒョイ避けていると、セドナがイラつき始めたのが分かった。
そろそろ来るな。
セドナの体が輝き、加速した。
スキルの一つ、《倍速》。
三分間普段の動きを二倍にすることができるスキルだ。
セドナの振り下ろした剣先が地面に亀裂を入れる。
二つ目のスキル。
《速力変換》。
振った速度をそのまま威力に変換できるスキル。
要はヘッドスピードの時速を、重さに変えるみたいなもので、セドナの場合だいたい160キロなので、それを二倍にしているから地面を割った時の威力は320キロほどは出てる。
ははは。
人に使うスキルじゃねーよ。
剣で受けたら折れるのでこれも避ける。
このスキルも回数制限あるから、三回避けたら終わり。
スキル発動の時間が半分経った頃に焦りを見せ始めたセドナがあっという間に三回目を発動した。
さて、これで厄介なスキルもしばらくは使えない。
剣を抜いて、セドナの剣を弾きあげた。
「さぁ、反撃開始だ」
「あんたは全くもう!!突然町外れの魔術師さんを呼んでくれだなんて!…まぁ、そうね。あれを見る限りではそれしかなさそうよね。話し合いにならなさそうだし」
昼間のあの事件のあと、ジョコーさんはガルアに言われてキアハで魔術師の元にいき、審判をお願いしてきたらしい。
さて、明日か。
「大丈夫?」
ターリャが訊ねてきた。
「ん。まぁ、なんとかなるさ。俺もアイツに対する枷はもう全部外れてんだ」
セドナは俺があの時のままだと思っている。
従うしかなかったあの頃の無様な俺はあの洞窟で死んだ。
きっとセドナは知らなかったんだろう。
あいつが俺を冒険者資格剥奪した控えの中に、簡易型の魔法契約書も一緒に入っていた。
古い契約書。
俺と前ギルド長と交わしたものだ。
当時は無知だったからさ、言われるままに契約したが……。
それら全てを洞窟で燃やしてきた。
前ギルド長もバカだな。
簡易型ではなく、ちゃんとしたものだったら今も俺はセドナに逆らえなかっただろうに。
「ネタ明かしと一緒に、最後の子守りとして教え込んでやるさ」
翌日の正午。
「…野次馬の数」
広場はお祭り騒ぎになっていた。
「ガルアさん?」
どう言うことですか?と視線を向ければ、悪びれる様子もなくヘラヘラ笑っている。
あの後、この人はわざわざ街のみんなに宣伝して回っていたのだ。
「なーに、証言者は多い方がいいだろ?」
「そうですけど」
なんだか腑に落ちない。
「おおー!トキ、みてみて屋台もあるよ!」
「美味そうだな」
「ねー!」
まぁ、ターリャはお祭りが好きだから良いけどさ。
おおかた、娯楽が少ないからこれ幸いと騒ぎたかった気もする。
広場の空いているところに向かう。
すると、広場の真ん中に杖を持ったおばあさんが立っていて、こっちに気が付いたのか手を振った。
「揃いましたね。こちらですよ」
あの人が審判か。
「いつも通りでやれば大丈夫だ」
「もちろんですとも」
「トキ頑張れ!」
「ああ、頑張る」
ガルアから借りた剣を腰に差し、広場の中央へと向かう。
すると俺の見たことのない、これまた高そうな剣を差したセドナがニヤニヤしながらやってきた。
「よお、木偶の坊。ちゃんとみんなにサヨナラしてきたか?ん?」
「はいはい。さっさとやって終わろう」
付き合うのも馬鹿らしい。
そんな感じで適当にあしらったらキレてた。
そのまま脳内血管切れちまえばいいのにな。
ギャーギャーうるさいセドナを無視して位置につく。
「はいそれでは契約書をお配りしますね」
目の前に突然空中に現れた紙と羽ペン。
ふわふわ浮いているペンと紙を取る。
この紙、宙に浮かせたまま書けるな。
すご。
「それぞれの相手への要求をお書きください。なお、記述した内容は相手の方へ転送されます」
それらしき欄に要求事項を書いていく。
内容はもちろん二度と俺とその関係者に関わらないこと。
そして英雄の親族を語らないことを書いた。
書き終えると文字が薄くなり、代わりにターリャにぜったいに見せられない内容の要求がびっしりな文字が浮かび上がってきた。
セドナ…、要求がスゲー増えてる。
欲張りセットか。
「はっ!木偶の坊おまえ文字書けたんだなー!」
煽ってくるけどムシムシ。
「はい、内容を確認いたしましたね。それでは、各自サインを」
下の方にサインをする。
すると紙は魔術師の元へと飛んでいき、ペンは消失した。
「はい。確かに。それでは、決闘のルールについて説明させていただきます。勝敗は相手を確実に仕留めることで成立します。もちろん間違っても死ぬことはありませんが、痛みはちゃんとありますのであらかじめご了承くださいませ。
《ウェーンデ・トーレ・メオンガ》」
トン、と、魔術師が杖に契約書を巻き付けて地面を突く。
ギョサィユプ語の詠唱だ。
エリカやアンリの使うエンギリス式とは違い、歌うように魔法を発動した。
俺でも分かったのは、魔法が光の波で範囲を教えてくれたからだ。
光は俺達と魔術師の三人と、観客席の方に薄い膜を張って、消えた。
「それでは、 始め 」
魔術師の合図でセドナが飛び出した。
「おおおおおおおおお!!!!」
雄叫びをあげて一直線に向かってくる。
攻撃方法は相変わらずのようだ。
でも一応用心。
触れる直前で進行方向から一歩後ろに引いて足を出した。
「!?」
思い切り俺の足に引っ掛かって転がった。
顔からいったな。
痛そうだ。
「ぶはっ!てめぇ!!バカにするのもいい加減にしやがれ!!」
しかしセドナは頭に血が上っているらしく、すぐに起き上がって向かってきた。
大振りでめちゃくちゃな剣筋。
脇も開いているし、剣先がぶれてる。
怒りもあるけれど、セドナは昔からスキルに頼りがちで、自身をどうにかしようとは一切しなかった。
(ガルアとは大違いだな)
全然綺麗じゃない。
そんなことを思いながら、回避していく。
剣を抜くまでもない。
こんな攻撃、歌いながら避けられる。
そうこうしているとだんだんセドナの息が上がってきた。
「くそ!!なんで当たらない!!」
「それは避けてるからだ」
「避けんじゃねーよ!!」
「避けられるような攻撃してんじゃねーよ」
いつも俺が無抵抗で殴られるから勘違いしてたんだろう。
ヒョイヒョイ避けていると、セドナがイラつき始めたのが分かった。
そろそろ来るな。
セドナの体が輝き、加速した。
スキルの一つ、《倍速》。
三分間普段の動きを二倍にすることができるスキルだ。
セドナの振り下ろした剣先が地面に亀裂を入れる。
二つ目のスキル。
《速力変換》。
振った速度をそのまま威力に変換できるスキル。
要はヘッドスピードの時速を、重さに変えるみたいなもので、セドナの場合だいたい160キロなので、それを二倍にしているから地面を割った時の威力は320キロほどは出てる。
ははは。
人に使うスキルじゃねーよ。
剣で受けたら折れるのでこれも避ける。
このスキルも回数制限あるから、三回避けたら終わり。
スキル発動の時間が半分経った頃に焦りを見せ始めたセドナがあっという間に三回目を発動した。
さて、これで厄介なスキルもしばらくは使えない。
剣を抜いて、セドナの剣を弾きあげた。
「さぁ、反撃開始だ」
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
家族全員異世界へ転移したが、その世界で父(魔王)母(勇者)だった…らしい~妹は聖女クラスの魔力持ち!?俺はどうなんですかね?遠い目~
厘/りん
ファンタジー
ある休日、家族でお昼ご飯を食べていたらいきなり異世界へ転移した。俺(長男)カケルは日本と全く違う異世界に動揺していたが、父と母の様子がおかしかった。なぜか、やけに落ち着いている。問い詰めると、もともと父は異世界人だった(らしい)。信じられない!
☆第4回次世代ファンタジーカップ
142位でした。ありがとう御座いました。
★Nolaノベルさん•なろうさんに編集して掲載中。
異世界転移は分解で作成チート
キセル
ファンタジー
黒金 陽太は高校の帰り道の途中で通り魔に刺され死んでしまう。だが、神様に手違いで死んだことを伝えられ、元の世界に帰れない代わりに異世界に転生することになった。
そこで、スキルを使って分解して作成(創造?)チートになってなんやかんやする物語。
※処女作です。作者は初心者です。ガラスよりも、豆腐よりも、濡れたティッシュよりも、凄い弱いメンタルです。下手でも微笑ましく見ていてください。あと、いいねとかコメントとかください(′・ω・`)。
1~2週間に2~3回くらいの投稿ペースで上げていますが、一応、不定期更新としておきます。
よろしければお気に入り登録お願いします。
あ、小説用のTwitter垢作りました。
@W_Cherry_RAITOというやつです。よろしければフォローお願いします。
………それと、表紙を書いてくれる人を募集しています。
ノベルバ、小説家になろうに続き、こちらにも投稿し始めました!
好き勝手スローライフしていただけなのに伝説の英雄になってしまった件~異世界転移させられた先は世界最凶の魔境だった~
狐火いりす@商業作家
ファンタジー
事故でショボ死した主人公──星宮なぎさは神によって異世界に転移させられる。
そこは、Sランク以上の魔物が当たり前のように闊歩する世界最凶の魔境だった。
「せっかく手に入れた第二の人生、楽しみつくさねぇともったいねぇだろ!」
神様の力によって【創造】スキルと最強フィジカルを手に入れたなぎさは、自由気ままなスローライフを始める。
露天風呂付きの家を建てたり、倒した魔物でおいしい料理を作ったり、美人な悪霊を仲間にしたり、ペットを飼ってみたり。
やりたいことをやって好き勝手に生きていく。
なぜか人類未踏破ダンジョンを攻略しちゃったり、ペットが神獣と幻獣だったり、邪竜から目をつけられたりするけど、細かいことは気にしない。
人類最強の主人公がただひたすら好き放題生きていたら伝説になってしまった、そんなほのぼのギャグコメディ。
拝啓、無人島でスローライフはじめました
うみ
ファンタジー
病弱な青年ビャクヤは点滴を受けに病院にいたはず……だった。
突然、砂浜に転移した彼は混乱するものの、自分が健康体になっていることが分かる。
ここは絶海の孤島で、小屋と井戸があったが他には三冊の本と竹竿、寝そべるカピバラしかいなかった。
喰うに困らぬ採集と釣りの特性、ささやかな道具が手に入るデイリーガチャ、ちょっとしたものが自作できるクラフトの力を使い島で生活をしていくビャクヤ。
強烈なチートもなく、たった一人であるが、ビャクヤは無人島生活を満喫していた。
そんな折、釣りをしていると貝殻に紐を通した人工物を発見する。
自分だけじゃなく、他にも人間がいるかもしれない!
と喜んだ彼だったが、貝殻は人魚のブラジャーだった。
地味ながらも着々と島での生活を整えていくのんびりとした物語。実は島に秘密があり――。
※ざまあ展開、ストレス展開はありません。
※全部で31話と短めで完結いたします。完結まで書けておりますので完結保障です。
器用さんと頑張り屋さんは異世界へ 〜魔剣の正しい作り方〜
白銀六花
ファンタジー
理科室に描かれた魔法陣。
光を放つ床に目を瞑る器用さんと頑張り屋さん。
目を開いてみればそこは異世界だった!
魔法のある世界で赤ちゃん並みの魔力を持つ二人は武器を作る。
あれ?武器作りって楽しいんじゃない?
武器を作って素手で戦う器用さんと、武器を振るって無双する頑張り屋さんの異世界生活。
なろうでも掲載中です。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる