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番外編
謝って…謝って…甘やかして
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「どおるざん酷い。ごんなんじゃどこにも行けない」
海斗のハスキーの声が部屋中に響いた。
「ごめん海斗。でも海斗もよかっただろ?」
「ぞうだけど、ごんなになるなんて聞いてない」
お互いタガが外れたように何度も求め合ったせいで、海斗の声はハスキーに変わっていた。しかも首筋には俺が残した赤い証がついているから持ってきたセーターだけでは見えてしまうからダウンジャケットは脱げない。タートルネックでも持ってくればよかったか…しばらくはタートルネックでの生活だな。
「ぞれに…腰と関節も痛いのとまだ透さんが中にいるような感じがして歩きにくい」
目が覚めて、部屋の温泉に入ろうとしたら海斗は足腰が立たず、1人ではいけなかったから抱っこをしてお風呂に入った。するとまだ透さんがお腹の中にいる感じがするの…と真っ赤な顔して言われてしまった…
「海斗、今日はどうする?このまま帰るか?」
するとそっぽを向いて泣き出してしまった。いっぱい観光してお土産買いたかったと…2人で初めての旅行を楽しみたかったと…
「海斗ごめんな。まさかこんなことになるなんて思ってなくて…本当にごめん」
海斗を抱きしめて謝った。
朝食会場には恥ずかしくて行けないって言う海斗のために俺はホテルに無理を言って朝食を部屋に持ってきてもらうように変更した。海斗をベッドで待っててもらってる間に朝食の準備をしてもらった。
「海斗、どう?ご飯食べれる?」
「透さんお腹空きました。でも…」
「わかってる。首に掴まって」
海斗は歩きづらいし、腰も痛いのだろう。今日は謝って…謝って…甘やかそうと決めている。
「どおるさん、今日はどこも行けないですね」
淋しそうに俯きながら話す海斗の隣に行って抱きしめた。
「海斗、ほんとにごめん。まさかこんなに酷くなるとは思ってなくて…っていうのはいい訳だな」
「透さんのせいじゃないのに怒ってごめんなさい。僕、柔軟教室にでも通おうかな?」
「えっ?教室?」
「だって体、硬いから…盛り上がってる時にはわからんないけど、きっと無理な体位だったのかも」
「いやタガを外した俺のせいだ。海斗が好きすぎて求めすぎてしまったな」
「でも…透さんにすごく愛されてるって実感しました。でも次からは2回までにしましょ。体が痛くて仕方がないの」
「本当にごめん。次からは善処はするから」
海斗も落ち着いてきたところで今日のスケジュールは大幅に変更した。
急遽、車をレンタルして車で観光名所をめぐるこなった。ロープウェイには乗れなかったけど黒たまごは買って食べた。船にも乗れなかったけど、色んな場所でお土産を選んだ。お昼は海斗の機嫌を取るために探し出した鰻屋に行って食べたら海斗の機嫌も少し良くなってホッとした。そのまま車で帰ってもよかったんだが、せっかく切符買ったのにもったいないです。という海斗の意見で電車に乗って帰った。
後ろの席なのでリクライニングを倒して2人で横になった。
「海斗、今度は桜の時期に来ようか?リベンジさせて」
「はい。でも紅葉もいいだろうな」
「あぁ何回だって連れてきてやるから」
じゃあ約束、そう言って指切りをするために差し出しだされた小指にキスをした。
流石に電車を乗り換えて家に行くのは無理そうなのでタクシーで帰った。
「はぁ~やっぱりわが家が1番ですね。いつもと違う雰囲気を味わえるのは楽しかったけど、お互いあんなに興奮するなんて思いませんでした」
「そうだな。愛し合うとは思っていたけど、こんなにも海斗を求めるなんてな」
「みんなもそうなのかな?今度、お土産渡すときに悠人に聞いてみたいな」
「そうだな俺も学に聞くよ。タガが外れない方法を」
長旅の疲れと昨日愛し合ったせいで海斗はいつの間にかソファーで眠ってしまった。朝、温泉に入ったからか海斗の肌はすべすべだった。ベットに寝かしパジャマに着替えさせようとして自分がつけた赤い証が目に入った。所有印の付け方を覚えたてみたいで恥ずかしいかった。でも海斗限定だ。俺が独占欲丸出しになってしまうのは…穏やかな寝息を立ててる海斗の頬にキスを落とした。
海斗のハスキーの声が部屋中に響いた。
「ごめん海斗。でも海斗もよかっただろ?」
「ぞうだけど、ごんなになるなんて聞いてない」
お互いタガが外れたように何度も求め合ったせいで、海斗の声はハスキーに変わっていた。しかも首筋には俺が残した赤い証がついているから持ってきたセーターだけでは見えてしまうからダウンジャケットは脱げない。タートルネックでも持ってくればよかったか…しばらくはタートルネックでの生活だな。
「ぞれに…腰と関節も痛いのとまだ透さんが中にいるような感じがして歩きにくい」
目が覚めて、部屋の温泉に入ろうとしたら海斗は足腰が立たず、1人ではいけなかったから抱っこをしてお風呂に入った。するとまだ透さんがお腹の中にいる感じがするの…と真っ赤な顔して言われてしまった…
「海斗、今日はどうする?このまま帰るか?」
するとそっぽを向いて泣き出してしまった。いっぱい観光してお土産買いたかったと…2人で初めての旅行を楽しみたかったと…
「海斗ごめんな。まさかこんなことになるなんて思ってなくて…本当にごめん」
海斗を抱きしめて謝った。
朝食会場には恥ずかしくて行けないって言う海斗のために俺はホテルに無理を言って朝食を部屋に持ってきてもらうように変更した。海斗をベッドで待っててもらってる間に朝食の準備をしてもらった。
「海斗、どう?ご飯食べれる?」
「透さんお腹空きました。でも…」
「わかってる。首に掴まって」
海斗は歩きづらいし、腰も痛いのだろう。今日は謝って…謝って…甘やかそうと決めている。
「どおるさん、今日はどこも行けないですね」
淋しそうに俯きながら話す海斗の隣に行って抱きしめた。
「海斗、ほんとにごめん。まさかこんなに酷くなるとは思ってなくて…っていうのはいい訳だな」
「透さんのせいじゃないのに怒ってごめんなさい。僕、柔軟教室にでも通おうかな?」
「えっ?教室?」
「だって体、硬いから…盛り上がってる時にはわからんないけど、きっと無理な体位だったのかも」
「いやタガを外した俺のせいだ。海斗が好きすぎて求めすぎてしまったな」
「でも…透さんにすごく愛されてるって実感しました。でも次からは2回までにしましょ。体が痛くて仕方がないの」
「本当にごめん。次からは善処はするから」
海斗も落ち着いてきたところで今日のスケジュールは大幅に変更した。
急遽、車をレンタルして車で観光名所をめぐるこなった。ロープウェイには乗れなかったけど黒たまごは買って食べた。船にも乗れなかったけど、色んな場所でお土産を選んだ。お昼は海斗の機嫌を取るために探し出した鰻屋に行って食べたら海斗の機嫌も少し良くなってホッとした。そのまま車で帰ってもよかったんだが、せっかく切符買ったのにもったいないです。という海斗の意見で電車に乗って帰った。
後ろの席なのでリクライニングを倒して2人で横になった。
「海斗、今度は桜の時期に来ようか?リベンジさせて」
「はい。でも紅葉もいいだろうな」
「あぁ何回だって連れてきてやるから」
じゃあ約束、そう言って指切りをするために差し出しだされた小指にキスをした。
流石に電車を乗り換えて家に行くのは無理そうなのでタクシーで帰った。
「はぁ~やっぱりわが家が1番ですね。いつもと違う雰囲気を味わえるのは楽しかったけど、お互いあんなに興奮するなんて思いませんでした」
「そうだな。愛し合うとは思っていたけど、こんなにも海斗を求めるなんてな」
「みんなもそうなのかな?今度、お土産渡すときに悠人に聞いてみたいな」
「そうだな俺も学に聞くよ。タガが外れない方法を」
長旅の疲れと昨日愛し合ったせいで海斗はいつの間にかソファーで眠ってしまった。朝、温泉に入ったからか海斗の肌はすべすべだった。ベットに寝かしパジャマに着替えさせようとして自分がつけた赤い証が目に入った。所有印の付け方を覚えたてみたいで恥ずかしいかった。でも海斗限定だ。俺が独占欲丸出しになってしまうのは…穏やかな寝息を立ててる海斗の頬にキスを落とした。
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