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同期にバレた…その後は
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今日も透さんに起こしてもらい、透さんが作ってくれた朝食を食べて仕事に行く支度をしているときに胸元のネックレスに視線を落とす。透さんと僕のお揃い。指をネックレスに絡ませながら遊んでると、透さんが僕を背後から抱きしめてきた。
「海斗、お揃いで嬉しいか?」
「嬉しいです」
「俺も海斗とお揃いで嬉しい」強く抱きしめてくれた。
「今日は一緒に出社するから早く支度しろよ」と頭を撫でられた。
「なんで?まだ公には…」
「海斗…忘れてる?平井のこと…」
そう言われて僕は思い出した。金曜日の夜のことを…「あ゛っーー」
透さんが川上さんとタクシーに乗って行った。それに嫉妬して、やけになって平井と飲んだんだ…飲み過ぎてしまい気がついたら平井の家にいて、僕…告白までされたんだった。ちゃんと返事をすることなく、そのまま透さん達に連れて行かれて…色々あったが透さんと和解して、透さんの実家に行ったりして、忘れてたよ。どーしよー。どうすればいい?1人でアワアワしながら焦ってると
「海斗、赤くなったり、青くなったり忙しそうだな。ハハっ心配しなくても平井には俺から話す、ちゃんと理解してもらって、もちろん口止めもするから心配しなくていいから」
「でも…」
「大丈夫。川上さんは…もしまた何か誘われても行かないし、なんなら海斗も誘って行こうかな?秘書の勉強って案外ためになることあるから」
「透さん…」
「もう二度と悲しませることしないよ。約束する。愛してるから。海斗も、俺のことが好きだから嫉妬してくれるんだろう?でもそれで関係がギクシャクしたりするのは、もう俺が耐えられないから。じゃあ…そろそろ行くか」
そう言って玄関の方に歩いてる透さんの背中に抱きついた。
「透さん好きです。大好きです」
言わずにはいられなかった。こんなに好きになるなんて思ってなかった…でもいつも僕のこと大事に思ってくれてるのがわかって嬉しかった…
「海斗、そんな可愛いこと言われたら襲いたくなるから…朝から勘弁してくれっ」
俺の方を向いて、深い口づけを落とされた。
「ふぅーんっ」「海斗、愛してる。このまま抱き合いたいが…遅刻するっ」
時計を見ると本当にまずい!早く行かなきゃ。慌てて鞄を持って2人で玄関を出た。
電車は相変わらず満員だけど、今日はすぐそばに透さんがいてくれる。僕が揺れに耐えられずにふらついてしまうと、すぐに支えてくれた。周りが気になって見渡しても、視線を浴びることがなくてホッとしていた。
会社に向かうまでドキドキしながら透さんの少し後ろを歩いていた。いつ平井に会うかわからなかったからだ。でも今日はいつもより遅いからか平井に会うことはなかった。会社のエントランスに入ると川上さんが走って来るのが見えた。
「浅井部長、おはようございます。この前はありがとうございました。今日、もしよかったら一緒にご飯でも…」
「川上さん、申し訳ないがこれから大事な案件があるんだ。それと…今後、2人で会うつもりはないので…もし勘違いをさせてしまっていたらすまない。では急ぎますので失礼します」
いつも以上に低く、冷たい声色で話す透さんに、僕もビクッとしてしまった。
川上さんはその場で固まり、周りにいた人は川上さんに視線を向けてコソコソと話をしていたが聞き取れなかった。
透さんが川上さんに、はっきり言ってくれて約束を守ってくれたことが僕は嬉しかった。急足で透さんの横を「おはようございます」と言って通りすぎた。透さんより遅く部署には入れない。
僕の少し後に「おはよう」といつものようにニコリともせずに自分のディスクに座る姿を見ていた。今から部長、部長だぞ!自分に言い聞かせてると
「平井、ちょっといいか?」透…いや部長の声がした。
「なんですか?」少し不貞腐れたような平井がしぶしぶ部長のところに行くのが見えた。
「今から予定は?」
「ありません」
「少しいいか?第2会議室で待っていてくれ」
「わかりました」
「第2会議室にいるから、急用以外は連絡しないでくれ」そう言って部長は部屋を出て行った。周りのみんなが平井は何かやらかした?どうした?と言っていた。平井はわかってくれるだろうか?心配だったが透さんに任せておこうとパソコンに向き合った。
30分ほどで2人は帰ってきた。
平井は大丈夫か?とみんなから声をかけられても「あぁ…」となんだか上の空で少し心配していた。
昼休みになった頃、平井が「小沢…飯行かない?」と誘ってくれた。いつものことだけど、ちょっと不安になった僕は思わず部長を見てしまった。部長が頷いてくれたので、平井と社食に行こうと歩いていたら「今日は外だから…裏の定食屋」「えっ?」思わず声が出てしまった。
「心配するな。部長も後で来るから…」
「部長も?」
「流石に…このメンツで社食にいたら目立つだろ?俺も話したいことあるし…」
確かに、部長も一緒に社食でいたら他の人の視線が怖い。
きっと平井は僕と部長の関係を知ってるんだろう。だからこそ、あまり会社の人も来ない所に誘ったのか…そう思いながら2人で定食屋に向かった。
「海斗、お揃いで嬉しいか?」
「嬉しいです」
「俺も海斗とお揃いで嬉しい」強く抱きしめてくれた。
「今日は一緒に出社するから早く支度しろよ」と頭を撫でられた。
「なんで?まだ公には…」
「海斗…忘れてる?平井のこと…」
そう言われて僕は思い出した。金曜日の夜のことを…「あ゛っーー」
透さんが川上さんとタクシーに乗って行った。それに嫉妬して、やけになって平井と飲んだんだ…飲み過ぎてしまい気がついたら平井の家にいて、僕…告白までされたんだった。ちゃんと返事をすることなく、そのまま透さん達に連れて行かれて…色々あったが透さんと和解して、透さんの実家に行ったりして、忘れてたよ。どーしよー。どうすればいい?1人でアワアワしながら焦ってると
「海斗、赤くなったり、青くなったり忙しそうだな。ハハっ心配しなくても平井には俺から話す、ちゃんと理解してもらって、もちろん口止めもするから心配しなくていいから」
「でも…」
「大丈夫。川上さんは…もしまた何か誘われても行かないし、なんなら海斗も誘って行こうかな?秘書の勉強って案外ためになることあるから」
「透さん…」
「もう二度と悲しませることしないよ。約束する。愛してるから。海斗も、俺のことが好きだから嫉妬してくれるんだろう?でもそれで関係がギクシャクしたりするのは、もう俺が耐えられないから。じゃあ…そろそろ行くか」
そう言って玄関の方に歩いてる透さんの背中に抱きついた。
「透さん好きです。大好きです」
言わずにはいられなかった。こんなに好きになるなんて思ってなかった…でもいつも僕のこと大事に思ってくれてるのがわかって嬉しかった…
「海斗、そんな可愛いこと言われたら襲いたくなるから…朝から勘弁してくれっ」
俺の方を向いて、深い口づけを落とされた。
「ふぅーんっ」「海斗、愛してる。このまま抱き合いたいが…遅刻するっ」
時計を見ると本当にまずい!早く行かなきゃ。慌てて鞄を持って2人で玄関を出た。
電車は相変わらず満員だけど、今日はすぐそばに透さんがいてくれる。僕が揺れに耐えられずにふらついてしまうと、すぐに支えてくれた。周りが気になって見渡しても、視線を浴びることがなくてホッとしていた。
会社に向かうまでドキドキしながら透さんの少し後ろを歩いていた。いつ平井に会うかわからなかったからだ。でも今日はいつもより遅いからか平井に会うことはなかった。会社のエントランスに入ると川上さんが走って来るのが見えた。
「浅井部長、おはようございます。この前はありがとうございました。今日、もしよかったら一緒にご飯でも…」
「川上さん、申し訳ないがこれから大事な案件があるんだ。それと…今後、2人で会うつもりはないので…もし勘違いをさせてしまっていたらすまない。では急ぎますので失礼します」
いつも以上に低く、冷たい声色で話す透さんに、僕もビクッとしてしまった。
川上さんはその場で固まり、周りにいた人は川上さんに視線を向けてコソコソと話をしていたが聞き取れなかった。
透さんが川上さんに、はっきり言ってくれて約束を守ってくれたことが僕は嬉しかった。急足で透さんの横を「おはようございます」と言って通りすぎた。透さんより遅く部署には入れない。
僕の少し後に「おはよう」といつものようにニコリともせずに自分のディスクに座る姿を見ていた。今から部長、部長だぞ!自分に言い聞かせてると
「平井、ちょっといいか?」透…いや部長の声がした。
「なんですか?」少し不貞腐れたような平井がしぶしぶ部長のところに行くのが見えた。
「今から予定は?」
「ありません」
「少しいいか?第2会議室で待っていてくれ」
「わかりました」
「第2会議室にいるから、急用以外は連絡しないでくれ」そう言って部長は部屋を出て行った。周りのみんなが平井は何かやらかした?どうした?と言っていた。平井はわかってくれるだろうか?心配だったが透さんに任せておこうとパソコンに向き合った。
30分ほどで2人は帰ってきた。
平井は大丈夫か?とみんなから声をかけられても「あぁ…」となんだか上の空で少し心配していた。
昼休みになった頃、平井が「小沢…飯行かない?」と誘ってくれた。いつものことだけど、ちょっと不安になった僕は思わず部長を見てしまった。部長が頷いてくれたので、平井と社食に行こうと歩いていたら「今日は外だから…裏の定食屋」「えっ?」思わず声が出てしまった。
「心配するな。部長も後で来るから…」
「部長も?」
「流石に…このメンツで社食にいたら目立つだろ?俺も話したいことあるし…」
確かに、部長も一緒に社食でいたら他の人の視線が怖い。
きっと平井は僕と部長の関係を知ってるんだろう。だからこそ、あまり会社の人も来ない所に誘ったのか…そう思いながら2人で定食屋に向かった。
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