5 / 46
本編
5
しおりを挟む
今日は51回目のレヴォン様とのお茶会だ。
目覚めるとすぐにそのことを思い出し、メイドを呼んで支度をする。
ガラス越しに見える、メイドが私に化粧を施す様子をぼんやり眺めながら、レヴォン様との50回目のお茶会の日に思い出した前世、前々世の記憶が頭の中を駆け巡っていた。
夢の中で、その記憶の全てを見ていたからだ。
私は"私"の記憶が戻ってからでも、人格に関してはほとんど影響が及ばなかった。
前世と前々世の記憶は、私の身に起き、自分が体験したことなのだということは理解している。
しかしはっきりと言葉で表すことはできないのだが、"私"の記憶は私であって私でない存在、そんな認識の仕方をしていた。
私は準備を終えると、朝食の用意された場へ向かう。お父様は今日お仕事へ行く時間がいつもより遅いとおっしゃっていたからいるはずよね、と考えながら歩を進める。
部屋の前へ着くと、扉の前に立っていた執事が戸を開け、私は中に入る。
部屋の中心にある、10メートル程の長さの机にはいくつかのフルーツと、パンが用意されていた。その机の右端に父と母は座っておられて、私は彼らの方へ歩み寄り、挨拶をすると席に座った。
父はブラウンの髪に緑色の瞳をした人で、母はシルバーの髪に紫の瞳を持った人だ。2人は温厚で優しく、甘やかされて育ったが、我儘にはならぬようそれなりに厳しくも育てられた。
父の髪色と母の瞳の色を受け継ぎ、この家の次期当主である3つ上の兄は他国へ留学に行っており、家には父と母、そして私しかいない。あとはメイドや執事のみだ。
私は目の前に置かれたパンを一口分千切って食べ飲み込むと、数日前から考え言おうとしていた言葉を口に出した。
「お父様、お母様。少しお話しよろしいでしょうか」
「ええ、なんの話かしら?」
「もしもの話になるのですが…私とレヴォン様との婚約がなくなってしまったら、お父様とお母様は私を勘当いたしますか?」
「あら、もしもの話だとしてもそれはありえない話じゃないの?シェーヌはレヴォン殿下のこと、とても好んでいるじゃない」
「…人の気持ちなんて簡単に変わってしまうと本で読んだことありますの。それにあくまでもしもの話ですから」
お母様がキョトンとした表情でそうおっしゃり、私は心の中で数日前まではそうでしたわ、と言う。
「もしもねぇ…あまりありえなさそうだから想像できないけれど、少なくとも勘当はしないと思うわ。ねえあなた?」
「ああ。シェーヌは大事な私たちの娘なんだから、そんな危ないことできないよ」
「…そうなのですか。ありがとうございます、お父様、お母様」
優しい微笑みを浮かべて話す父と母に安心し、私の表情は自然と柔らぎ、微笑みが浮かんだ。
勘当されてしまえば生きて行くことは難しいだろう、と考えていたために迷っていたが、これで迷うことはなくなった。
今日のお茶会でレヴォン様に婚約解消を願い出てみよう、と考える。
たかが公爵令嬢が国の王太子である人に婚約解消を願い出るなど無礼なことだと知っていても、未来で婚約破棄されるだけでなく断罪もされてしまうのなら、今のうちに婚約解消しておいた方がいいと思ったのだ。
午後になり王宮に行くため水色のドレスへ着替えると、メイドは私に化粧を手直しする。
全ての用意を終えると、私とメイドが一人馬車に乗り込み出発する。
どうやって婚約解消の話題に入ろうか、解消の話が上手く行った後はどうすればいいのか。窓の外を眺めながらそんなことを考えていると、気づけば王宮についていた。
馬車から降り、王宮の中へ入ればすっかり見慣れてしまった庭園や城などの景色が目に入る。前々世の記憶の中での景色と全く同じで、やはり同じ世界なのだと実感する。
今日で訪れること51回目となる庭園へ行けば、その中心に設置された白い椅子やテーブルのあるテラスにレヴォン様は座っておられた。
そこへたどり着けば、私は彼の前に立ち挨拶をする。
「こんにちはレヴォン様」
「こんにちは、シェーヌ」
顔を上げて彼の顔を見れば、優しく微笑んでいた。心の中で、数年後にはこの笑顔が私に向けられることはなくなるのね。と考える。
近くにいたメイドが手前に置かれている椅子を引くので、私はそこへ腰を下ろす。すると、すかさずそのメイドはお茶を用意し私の前に置く。
置かれたお茶を手に取り匂いを嗅げば、前世で社会人になってから愛由美ちゃんと久しぶりに会った日に飲んだアールグレイを思い出す。
その匂いを嗅ぎ、何故かさっさと言ってしまおうという考えになった。今言って解消できれば、すぐに帰ってしまえばいい。
そのお茶を一口飲みカップを皿の上に戻すと、私はぼんやりと庭園を眺めておられるレヴォン様に向かって口を開いた。
「…レヴォン様、私と婚約を解消致しませんか?」
「…………………は?」
「突然な話で申し訳ございません。でも私はこの婚約は解消すべきだと思ったのです」
私が早速今日言おうとしていたことを言えば、彼は表情を崩さぬまま私の目を見て一言だけ口にする。
突然それなりに上手くいっていた婚約者から『婚約を解消しませんか』と言われれば、誰だって驚くだろう。
しばらく固まっていたレヴォン様は目が醒めると、真剣な表情になり、口を開いた。
「…しない。婚約は解消しないよ」
「理由はお聞きにならないのですか?」
「うん。君がどういう考えでその結論に至ったのかは少し気になるけど、聞いたところで僕は意見を変える気はないからね」
彼は手元のカップに手を伸ばしお茶を飲むと、そう言った。
婚約は解消できると、いつのまにか思い込んでいた私は少し焦り始める。
「なぜそう考えられたのですか」
「好きだからだよ。シェーヌのことが」
即答だった。あまりに突然の爆弾発言は、私の表情を先程のレヴォン様と同じような表情にさせた。どきりと鳴った心臓の音は、あまり良い意味ではない音だった。
考えていなかった。前々世で彼が私を好きだと言ったのは86回目のお茶会のときだった。だから、その日より1年程前である今日までにレヴォン様に好かれていたとは考えていなかった。
「だから、たとえシェーヌが僕のことを嫌っていようが興味が無かろうが、婚約は解消しない」
前世の彼も、付き合ってほしいと言った日は少し強引だった。やはり同一人物なんだ、と思う。
「…それは困りましたわ」
「困られても意見は変わらない」
断言する彼にため息が出そうになる。それと同時に、やはり運命はそんな簡単に帰れないものなんだと思い挫けそうになる。
あと少し粘ってもダメな場合は諦めようと思い、私は話し出す。
「…私が大きくなったとき自分のことしか考えれなくて、他の人を傷つけるような人になってしまったとしてもですか」
「うん。その時は俺が止めるし、それくらいで嫌いになることはないよ」
嘘だ、大きくなったら貴方は私を嫌いになるんですよ。
そう言いたくなったけれど、口には出さず心の中に閉じ込める。
「わかりましたわ、諦めます。このお話はお忘れください」
「わかったよ」
彼は満足気に頷くと、再びその手にもったお茶を飲んだ。
私はそんな彼の様子を眺めながら、前世や前々世のことを思い出しぼんやり考える。
『好きだからだよ。シェーヌのことが』
『俺はシェーヌと初めて会った時から、1人の女性としか見てない。好きだよ』
この言葉は数年後には別の方へ向けられる。お母様に言った、『人の気持ちなんて簡単に変わってしまう』とは、本当にそうなのだ。ずっと好きなんてありえない。
『俺は、結婚するならもう咲良以外考えられない。絶対それ以外の人とは考えられないんだ』
この言葉もそう、嘘になった。この言葉を言ってからたった三カ月で、私は彼に裏切られた。
私は貴方を許さない。たとえ記憶がないとしても、同一人物ということには変わりないのだから。
許せるわけないでしょう?私は死ぬ直前まで信じていたのに、彼は裏切った。
せめて最後くらいは、私を見て欲しかった。声をかけて欲しかった。でも、貴方は何もしてくれなかった。
だから私は貴方を好きになれそうにない。
恨んでいる人を好きにはなれないでしょう?
その言葉たちは口に出すことなく、お茶を飲むことで心の中に流し込んだ。
目覚めるとすぐにそのことを思い出し、メイドを呼んで支度をする。
ガラス越しに見える、メイドが私に化粧を施す様子をぼんやり眺めながら、レヴォン様との50回目のお茶会の日に思い出した前世、前々世の記憶が頭の中を駆け巡っていた。
夢の中で、その記憶の全てを見ていたからだ。
私は"私"の記憶が戻ってからでも、人格に関してはほとんど影響が及ばなかった。
前世と前々世の記憶は、私の身に起き、自分が体験したことなのだということは理解している。
しかしはっきりと言葉で表すことはできないのだが、"私"の記憶は私であって私でない存在、そんな認識の仕方をしていた。
私は準備を終えると、朝食の用意された場へ向かう。お父様は今日お仕事へ行く時間がいつもより遅いとおっしゃっていたからいるはずよね、と考えながら歩を進める。
部屋の前へ着くと、扉の前に立っていた執事が戸を開け、私は中に入る。
部屋の中心にある、10メートル程の長さの机にはいくつかのフルーツと、パンが用意されていた。その机の右端に父と母は座っておられて、私は彼らの方へ歩み寄り、挨拶をすると席に座った。
父はブラウンの髪に緑色の瞳をした人で、母はシルバーの髪に紫の瞳を持った人だ。2人は温厚で優しく、甘やかされて育ったが、我儘にはならぬようそれなりに厳しくも育てられた。
父の髪色と母の瞳の色を受け継ぎ、この家の次期当主である3つ上の兄は他国へ留学に行っており、家には父と母、そして私しかいない。あとはメイドや執事のみだ。
私は目の前に置かれたパンを一口分千切って食べ飲み込むと、数日前から考え言おうとしていた言葉を口に出した。
「お父様、お母様。少しお話しよろしいでしょうか」
「ええ、なんの話かしら?」
「もしもの話になるのですが…私とレヴォン様との婚約がなくなってしまったら、お父様とお母様は私を勘当いたしますか?」
「あら、もしもの話だとしてもそれはありえない話じゃないの?シェーヌはレヴォン殿下のこと、とても好んでいるじゃない」
「…人の気持ちなんて簡単に変わってしまうと本で読んだことありますの。それにあくまでもしもの話ですから」
お母様がキョトンとした表情でそうおっしゃり、私は心の中で数日前まではそうでしたわ、と言う。
「もしもねぇ…あまりありえなさそうだから想像できないけれど、少なくとも勘当はしないと思うわ。ねえあなた?」
「ああ。シェーヌは大事な私たちの娘なんだから、そんな危ないことできないよ」
「…そうなのですか。ありがとうございます、お父様、お母様」
優しい微笑みを浮かべて話す父と母に安心し、私の表情は自然と柔らぎ、微笑みが浮かんだ。
勘当されてしまえば生きて行くことは難しいだろう、と考えていたために迷っていたが、これで迷うことはなくなった。
今日のお茶会でレヴォン様に婚約解消を願い出てみよう、と考える。
たかが公爵令嬢が国の王太子である人に婚約解消を願い出るなど無礼なことだと知っていても、未来で婚約破棄されるだけでなく断罪もされてしまうのなら、今のうちに婚約解消しておいた方がいいと思ったのだ。
午後になり王宮に行くため水色のドレスへ着替えると、メイドは私に化粧を手直しする。
全ての用意を終えると、私とメイドが一人馬車に乗り込み出発する。
どうやって婚約解消の話題に入ろうか、解消の話が上手く行った後はどうすればいいのか。窓の外を眺めながらそんなことを考えていると、気づけば王宮についていた。
馬車から降り、王宮の中へ入ればすっかり見慣れてしまった庭園や城などの景色が目に入る。前々世の記憶の中での景色と全く同じで、やはり同じ世界なのだと実感する。
今日で訪れること51回目となる庭園へ行けば、その中心に設置された白い椅子やテーブルのあるテラスにレヴォン様は座っておられた。
そこへたどり着けば、私は彼の前に立ち挨拶をする。
「こんにちはレヴォン様」
「こんにちは、シェーヌ」
顔を上げて彼の顔を見れば、優しく微笑んでいた。心の中で、数年後にはこの笑顔が私に向けられることはなくなるのね。と考える。
近くにいたメイドが手前に置かれている椅子を引くので、私はそこへ腰を下ろす。すると、すかさずそのメイドはお茶を用意し私の前に置く。
置かれたお茶を手に取り匂いを嗅げば、前世で社会人になってから愛由美ちゃんと久しぶりに会った日に飲んだアールグレイを思い出す。
その匂いを嗅ぎ、何故かさっさと言ってしまおうという考えになった。今言って解消できれば、すぐに帰ってしまえばいい。
そのお茶を一口飲みカップを皿の上に戻すと、私はぼんやりと庭園を眺めておられるレヴォン様に向かって口を開いた。
「…レヴォン様、私と婚約を解消致しませんか?」
「…………………は?」
「突然な話で申し訳ございません。でも私はこの婚約は解消すべきだと思ったのです」
私が早速今日言おうとしていたことを言えば、彼は表情を崩さぬまま私の目を見て一言だけ口にする。
突然それなりに上手くいっていた婚約者から『婚約を解消しませんか』と言われれば、誰だって驚くだろう。
しばらく固まっていたレヴォン様は目が醒めると、真剣な表情になり、口を開いた。
「…しない。婚約は解消しないよ」
「理由はお聞きにならないのですか?」
「うん。君がどういう考えでその結論に至ったのかは少し気になるけど、聞いたところで僕は意見を変える気はないからね」
彼は手元のカップに手を伸ばしお茶を飲むと、そう言った。
婚約は解消できると、いつのまにか思い込んでいた私は少し焦り始める。
「なぜそう考えられたのですか」
「好きだからだよ。シェーヌのことが」
即答だった。あまりに突然の爆弾発言は、私の表情を先程のレヴォン様と同じような表情にさせた。どきりと鳴った心臓の音は、あまり良い意味ではない音だった。
考えていなかった。前々世で彼が私を好きだと言ったのは86回目のお茶会のときだった。だから、その日より1年程前である今日までにレヴォン様に好かれていたとは考えていなかった。
「だから、たとえシェーヌが僕のことを嫌っていようが興味が無かろうが、婚約は解消しない」
前世の彼も、付き合ってほしいと言った日は少し強引だった。やはり同一人物なんだ、と思う。
「…それは困りましたわ」
「困られても意見は変わらない」
断言する彼にため息が出そうになる。それと同時に、やはり運命はそんな簡単に帰れないものなんだと思い挫けそうになる。
あと少し粘ってもダメな場合は諦めようと思い、私は話し出す。
「…私が大きくなったとき自分のことしか考えれなくて、他の人を傷つけるような人になってしまったとしてもですか」
「うん。その時は俺が止めるし、それくらいで嫌いになることはないよ」
嘘だ、大きくなったら貴方は私を嫌いになるんですよ。
そう言いたくなったけれど、口には出さず心の中に閉じ込める。
「わかりましたわ、諦めます。このお話はお忘れください」
「わかったよ」
彼は満足気に頷くと、再びその手にもったお茶を飲んだ。
私はそんな彼の様子を眺めながら、前世や前々世のことを思い出しぼんやり考える。
『好きだからだよ。シェーヌのことが』
『俺はシェーヌと初めて会った時から、1人の女性としか見てない。好きだよ』
この言葉は数年後には別の方へ向けられる。お母様に言った、『人の気持ちなんて簡単に変わってしまう』とは、本当にそうなのだ。ずっと好きなんてありえない。
『俺は、結婚するならもう咲良以外考えられない。絶対それ以外の人とは考えられないんだ』
この言葉もそう、嘘になった。この言葉を言ってからたった三カ月で、私は彼に裏切られた。
私は貴方を許さない。たとえ記憶がないとしても、同一人物ということには変わりないのだから。
許せるわけないでしょう?私は死ぬ直前まで信じていたのに、彼は裏切った。
せめて最後くらいは、私を見て欲しかった。声をかけて欲しかった。でも、貴方は何もしてくれなかった。
だから私は貴方を好きになれそうにない。
恨んでいる人を好きにはなれないでしょう?
その言葉たちは口に出すことなく、お茶を飲むことで心の中に流し込んだ。
0
お気に入りに追加
1,971
あなたにおすすめの小説
わたしの婚約者は婚約破棄を回避したいらしい
真咲
恋愛
悪役令嬢セレナの婚約者、アルマンが主役です。惚気たり惚気たり惚気たり。鈍感なセレナの勘違い行為を止められるのか……。
さらっと読めるSSですです!
オチが弱いかも……。
侯爵令嬢の置き土産
ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。
「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。
婚約破棄された悪役令嬢は王子様に溺愛される
白雪みなと
恋愛
「彼女ができたから婚約破棄させてくれ」正式な結婚まであと二年というある日、婚約破棄から告げられたのは婚約破棄だった。だけど、なぜか数時間後に王子から溺愛されて!?
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
【改稿版】婚約破棄は私から
どくりんご
恋愛
ある日、婚約者である殿下が妹へ愛を語っている所を目撃したニナ。ここが乙女ゲームの世界であり、自分が悪役令嬢、妹がヒロインだということを知っていたけれど、好きな人が妹に愛を語る所を見ていると流石にショックを受けた。
乙女ゲームである死亡エンドは絶対に嫌だし、殿下から婚約破棄を告げられるのも嫌だ。そんな辛いことは耐えられない!
婚約破棄は私から!
※大幅な修正が入っています。登場人物の立ち位置変更など。
◆3/20 恋愛ランキング、人気ランキング7位
◆3/20 HOT6位
短編&拙い私の作品でここまでいけるなんて…!読んでくれた皆さん、感謝感激雨あられです〜!!(´;ω;`)
気配消し令嬢の失敗
かな
恋愛
ユリアは公爵家の次女として生まれ、獣人国に攫われた長女エーリアの代わりに第1王子の婚約者候補の筆頭にされてしまう。王妃なんて面倒臭いと思ったユリアは、自分自身に認識阻害と気配消しの魔法を掛け、居るかいないかわからないと言われるほどの地味な令嬢を装った。
15才になり学園に入学すると、編入してきた男爵令嬢が第1王子と有力貴族令息を複数侍らかせることとなり、ユリア以外の婚約者候補と男爵令嬢の揉める事が日常茶飯事に。ユリアは遠くからボーッとそれを眺めながら〘 いつになったら婚約者候補から外してくれるのかな? 〙と思っていた。そんなユリアが失敗する話。
※王子は曾祖母コンです。
※ユリアは悪役令嬢ではありません。
※タグを少し修正しました。
初めての投稿なのでゆる〜く読んでください。ご都合主義はご愛嬌ということで見逃してください( *・ω・)*_ _))ペコリン
その国外追放、謹んでお受けします。悪役令嬢らしく退場して見せましょう。
ユズ
恋愛
乙女ゲームの世界に転生し、悪役令嬢になってしまったメリンダ。しかもその乙女ゲーム、少し変わっていて?断罪される運命を変えようとするも失敗。卒業パーティーで冤罪を着せられ国外追放を言い渡される。それでも、やっぱり想い人の前では美しくありたい!
…確かにそうは思ったけど、こんな展開は知らないのですが!?
*小説家になろう様でも投稿しています
執着王子の唯一最愛~私を蹴落とそうとするヒロインは王子の異常性を知らない~
犬の下僕
恋愛
公爵令嬢であり第1王子の婚約者でもあるヒロインのジャンヌは学園主催の夜会で突如、婚約者の弟である第二王子に糾弾される。「兄上との婚約を破棄してもらおう」と言われたジャンヌはどうするのか…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる