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第28話 ペットの躾 ⑥ ※
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力を抜いた方が楽だと頭では分かっているのに。
強すぎる快感に身体のコントロールが上手くできなかった。
「まだこんなに抵抗が強い」
その言葉とは逆に、和真が紐を引く力に負けて、内側から窄みが口を開いてしまう。
そして締め付けたまま引き抜かれる玉が、蕾の縁を捲っていった。
「花が咲いたみたいだな」
見えないそこは蕾が花開くように、晒された粘膜が赤く綻んで見えているのかもしれない。
耳に届いた言葉の意味を理解すれば、亜樹の身体が羞恥にカッと熱くなった。
「やだ、や、だぁ、め、くら…ない…でぇ……!!」
そう訴える声はあまりの恥ずかしさに引き攣って、悲鳴のような音だった。
だがその訴えはやっぱり聞き入れては貰えなかった。
あっけなく無視をされ、和真の指が形を教え込むように何度も撫でてくる。
日頃空気さえ触れない場所のせいか。
柔く敏感なその場所は、捲られだけでもひどく辛い。
「っひ…あぁぁ……やあぁ……」
見開いた亜樹の目には、生理的な涙が浮かんでいた。
それはまるで身体が限界を訴えるように、そのまま零れてシーツを濡らしていく。
背後にいる和真がいまどんな目で自分の姿を見ているのかが分からない。
その事がどんどん不安にさせる。
まだまだ終わりがみえないどころか。
スタートラインに立っているかどうかといった状況なのに。
もうこの身体はグズグズに溶けている。
それなのに、和真はまだまだ足りないと言うのだ。
これ以上溶かされて、追い詰められて。
みっともない姿を見せるのが怖かった。
とんでもないことを口走った結果、やっぱりペットだとしてもいらないと言われそうで不安になる。
「やめ、て…おね、が…ぃ、お、ねがぃ……」
不意に亜樹の状態を窺っている様子だった和真の指が、ビーズを引く力を緩めた。
それに合わせて縁を捲りながら顔を出していたビーズが、身体の内へと戻っていく。
だけどそれは、和真が亜樹の訴えを聞き入れてくれたからではなかった。その事を教え込むように。
「こうやってゆっくり、1つずつ慣らしていけば、上手く力も抜けるんじゃないか?」
ビーズに繋がれた紐を引いたり緩めたり、と和真の指が繰り返している。
それはビーズを入れた時と同じように、またさんざん嬲られるのだと、暗に告げていた。
(どうしよう、どうしたら…)
内部の痼りをこじりながら、縁を捲られ、撫でられて。
電流で刺激されてるんじゃないか、と思うような堪えるには辛すぎる快感を与えられる。
(今でも身体から力を抜けないのに……)
さんざん嬲られた後の身体が言うことをきくはずがないから。
「震えてるな、どうした。お前が望んだ方法だろ?」
それは、力を入れる事さえできないぐらい、甚振られるという事だろう。
和真の言葉に竦んだ身体が、カタカタと震えていた。
「あれもイヤだ、これもイヤだとワガママを言うような、ダメなペットじゃないだろ?」
そう言って覆い被さるように身体を重ねてきた和真の体温が、背中に熱かった。
強すぎる快感に身体のコントロールが上手くできなかった。
「まだこんなに抵抗が強い」
その言葉とは逆に、和真が紐を引く力に負けて、内側から窄みが口を開いてしまう。
そして締め付けたまま引き抜かれる玉が、蕾の縁を捲っていった。
「花が咲いたみたいだな」
見えないそこは蕾が花開くように、晒された粘膜が赤く綻んで見えているのかもしれない。
耳に届いた言葉の意味を理解すれば、亜樹の身体が羞恥にカッと熱くなった。
「やだ、や、だぁ、め、くら…ない…でぇ……!!」
そう訴える声はあまりの恥ずかしさに引き攣って、悲鳴のような音だった。
だがその訴えはやっぱり聞き入れては貰えなかった。
あっけなく無視をされ、和真の指が形を教え込むように何度も撫でてくる。
日頃空気さえ触れない場所のせいか。
柔く敏感なその場所は、捲られだけでもひどく辛い。
「っひ…あぁぁ……やあぁ……」
見開いた亜樹の目には、生理的な涙が浮かんでいた。
それはまるで身体が限界を訴えるように、そのまま零れてシーツを濡らしていく。
背後にいる和真がいまどんな目で自分の姿を見ているのかが分からない。
その事がどんどん不安にさせる。
まだまだ終わりがみえないどころか。
スタートラインに立っているかどうかといった状況なのに。
もうこの身体はグズグズに溶けている。
それなのに、和真はまだまだ足りないと言うのだ。
これ以上溶かされて、追い詰められて。
みっともない姿を見せるのが怖かった。
とんでもないことを口走った結果、やっぱりペットだとしてもいらないと言われそうで不安になる。
「やめ、て…おね、が…ぃ、お、ねがぃ……」
不意に亜樹の状態を窺っている様子だった和真の指が、ビーズを引く力を緩めた。
それに合わせて縁を捲りながら顔を出していたビーズが、身体の内へと戻っていく。
だけどそれは、和真が亜樹の訴えを聞き入れてくれたからではなかった。その事を教え込むように。
「こうやってゆっくり、1つずつ慣らしていけば、上手く力も抜けるんじゃないか?」
ビーズに繋がれた紐を引いたり緩めたり、と和真の指が繰り返している。
それはビーズを入れた時と同じように、またさんざん嬲られるのだと、暗に告げていた。
(どうしよう、どうしたら…)
内部の痼りをこじりながら、縁を捲られ、撫でられて。
電流で刺激されてるんじゃないか、と思うような堪えるには辛すぎる快感を与えられる。
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さんざん嬲られた後の身体が言うことをきくはずがないから。
「震えてるな、どうした。お前が望んだ方法だろ?」
それは、力を入れる事さえできないぐらい、甚振られるという事だろう。
和真の言葉に竦んだ身体が、カタカタと震えていた。
「あれもイヤだ、これもイヤだとワガママを言うような、ダメなペットじゃないだろ?」
そう言って覆い被さるように身体を重ねてきた和真の体温が、背中に熱かった。
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