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二部 番外編:“キライ” というセーフワード
“キライ” というセーフワード 2 ※
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目に映る光景はいつもの見慣れた部屋ではなく、穏やかに広がる木立だった。上気した首筋で感じる吹き抜けた風の涼しさが、ここが外なのだと改めてレフラに認識させる。
(こんな所なのに……)
分かっているのに。それでももう、ギガイの指で的確に煽られ続けた身体の熱は、理性の歯止めを溶かしていた。
ギガイの胸元に早く早くと、頬をグリグリ擦り付ける。
だけど交わる時には意地悪になってしまう主なのだ。レフラの要望をそのまま素直に聞いてくれる可能性が低いことは分かっていた。
「そうは言っても外で恥ずかしいのだろう? そんなお前を剥いてしまうのも可哀想だからな」
確かにそう言って始めに抵抗したのはレフラの方だった。
それでももうこうやってもどかしい快感で弄ばれ続ける状況はツラいのだ。
「やっ! やだ、おねが、いです……さわって…ふくの、うえからじゃ、いや、です……」
もともと限られた者しか入れない場所な上に、許されたいつもの人達へも制限をしていると言っていた。こんなことになるのなら、素直に応じてしまった方がマシだったのかもしれない。
でも今さらそんなことを思っても遅いのだろう。
「それにこのままでも十分気持ち良くなるはずだ。このまま服の上から摘まんでみろ」
ククッと笑いながら行為を続けるギガイは、もう撤回させてくれる気はないようだった。
ギガイの手に自分の乳首へと促され、そのまま自身の指で摘まませられる。だけどこんなにグズグズな状態なのだ。自分でなんて、とうてい動かせそうにない。
「っやぁ…ムリで、す……」
乳首に指を添えたまま首を振って、レフラは限界だと訴えた。それでも考えを変える気はないのだろう。促したギガイの指がレフラの指まるごと揉みしだく。
「っ、ひっ、あぁ、あっ……ああっ……!」
痛みさえ感じるぐらいの刺激に、レフラはイヤイヤと首を振った。
「どうした? 気持ち良いだろう?」
「ちがっ…いたっ…ギガ、イ、さま…これ、やだぁ…」
ジンジンとした痛みの中に、ジンワリとした快感が大きくなっていく感じがレフラには怖くて仕方がない。だって痛いのに気持ち良いなんて、おかしいのだ。そんな感覚を認めてしまうのも怖くなる。
「だが感じているぞ」
それなのにしっかりと気が付いたギガイが、固さを保ったままのレフラの茎を指で弾いた。
「あぁ!やっ…あぁ…ッ!」
乳首を責めていたギガイの指が、今度は茎を弄い始めていく。与えられる刺激に腰がビクビク跳ね上がる。
そのまま服の上から先端辺りをクルクルとされれば、中はもうすでにぐちゃぐちゃに濡れそぼっているのだろう。濡れて貼り付きながらも、ヌルッと滑る感触がギガイの手の動きに合わせてレフラの茎を苛んでいく。
「ほら手が止まっているぞ。イキたいならお前自身で揉んでいろ」
言葉と一緒にギガイの指がピタリと止まる。それはレフラ自身が動かすまで、ギガイ自身も動く気がないということなのだろう。
「ふう……っ、……っう」
レフラがギュッと目を瞑り、指先へ徐々に力を込めていく。乳首をすり潰すような指の動きは痛みを生んで、レフラはギガイの胸に擦り寄った。
それでも同時に感じる疼きもそこから広がっていた。
「あぁッ!! あっ、あぁっ、あ…ぁぁ…ッ!!」
閉じきれない唇から漏れ続ける声は嬌声以外の何ものでもない。そんなレフラの口角から涎が伝い落ちていった。
(こんな所なのに……)
分かっているのに。それでももう、ギガイの指で的確に煽られ続けた身体の熱は、理性の歯止めを溶かしていた。
ギガイの胸元に早く早くと、頬をグリグリ擦り付ける。
だけど交わる時には意地悪になってしまう主なのだ。レフラの要望をそのまま素直に聞いてくれる可能性が低いことは分かっていた。
「そうは言っても外で恥ずかしいのだろう? そんなお前を剥いてしまうのも可哀想だからな」
確かにそう言って始めに抵抗したのはレフラの方だった。
それでももうこうやってもどかしい快感で弄ばれ続ける状況はツラいのだ。
「やっ! やだ、おねが、いです……さわって…ふくの、うえからじゃ、いや、です……」
もともと限られた者しか入れない場所な上に、許されたいつもの人達へも制限をしていると言っていた。こんなことになるのなら、素直に応じてしまった方がマシだったのかもしれない。
でも今さらそんなことを思っても遅いのだろう。
「それにこのままでも十分気持ち良くなるはずだ。このまま服の上から摘まんでみろ」
ククッと笑いながら行為を続けるギガイは、もう撤回させてくれる気はないようだった。
ギガイの手に自分の乳首へと促され、そのまま自身の指で摘まませられる。だけどこんなにグズグズな状態なのだ。自分でなんて、とうてい動かせそうにない。
「っやぁ…ムリで、す……」
乳首に指を添えたまま首を振って、レフラは限界だと訴えた。それでも考えを変える気はないのだろう。促したギガイの指がレフラの指まるごと揉みしだく。
「っ、ひっ、あぁ、あっ……ああっ……!」
痛みさえ感じるぐらいの刺激に、レフラはイヤイヤと首を振った。
「どうした? 気持ち良いだろう?」
「ちがっ…いたっ…ギガ、イ、さま…これ、やだぁ…」
ジンジンとした痛みの中に、ジンワリとした快感が大きくなっていく感じがレフラには怖くて仕方がない。だって痛いのに気持ち良いなんて、おかしいのだ。そんな感覚を認めてしまうのも怖くなる。
「だが感じているぞ」
それなのにしっかりと気が付いたギガイが、固さを保ったままのレフラの茎を指で弾いた。
「あぁ!やっ…あぁ…ッ!」
乳首を責めていたギガイの指が、今度は茎を弄い始めていく。与えられる刺激に腰がビクビク跳ね上がる。
そのまま服の上から先端辺りをクルクルとされれば、中はもうすでにぐちゃぐちゃに濡れそぼっているのだろう。濡れて貼り付きながらも、ヌルッと滑る感触がギガイの手の動きに合わせてレフラの茎を苛んでいく。
「ほら手が止まっているぞ。イキたいならお前自身で揉んでいろ」
言葉と一緒にギガイの指がピタリと止まる。それはレフラ自身が動かすまで、ギガイ自身も動く気がないということなのだろう。
「ふう……っ、……っう」
レフラがギュッと目を瞑り、指先へ徐々に力を込めていく。乳首をすり潰すような指の動きは痛みを生んで、レフラはギガイの胸に擦り寄った。
それでも同時に感じる疼きもそこから広がっていた。
「あぁッ!! あっ、あぁっ、あ…ぁぁ…ッ!!」
閉じきれない唇から漏れ続ける声は嬌声以外の何ものでもない。そんなレフラの口角から涎が伝い落ちていった。
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