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旅は続くよ、どこまでも。
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ヴィラード国の大地を浄化して回ったあと、聖女様ご一行が次に手をつけたのは、知識の宝珠の捜索と保護だったの。
ヴィラード国の北果ての村にいた男の子は、知識の宝珠だった。知識の宝珠と認められた人間は国に保護されるのが普通だ。なにも地球の日本の、私が生きた時代の人間である必要はない。アメリカ人だってフランス人だって、中国人だっていただろう。
どこの国のどこの時代の記憶だって、この世界とは違う知識を持っている。だから、大切に保護されるのが慣例なのだとザシャル先生に習った。
ある程度の教養がある、ましてや管理や指導を生業にする人なら、必ず得ている知識らしい。つまり、代官はジュジ君⋯⋯拾い物の男の子のことを保護しなければならなかったはずよ。
貧しい北の地で生活する人々は当然、知識の宝珠なるものを知らなかった。私もバレるまで知らなかったけど、まだ学習していなかったというだけの話だ。バレなくても知識の宝珠なるものを知ったなら、素直に父様でも母様でも相談したはずだもの。
つまりなにが言いたいのかというと、代官はジュジ君を見落としていた、それ以前にジュジくんが住む北果ての村を視察もしていなかった、と言うこと。
代官は住民が助けを求めなかったとか抜かしていたけれど、視察っていうのは求められなくてもするものだわ。それを怠った代官の怠慢は、首のすげ替えには充分な理由よね。
ヴィラード国の新国王ジュリオ王は現場主義の王様だし、新王妃様も旦那さん以上に現場を大切にする人だもの。怒髪天をついた。
浄化と共に食料支援と住居の建て直しのための人足を派遣して、早急に生活を整える。肉とか穀物を王都から運び、私がこっそり生の野菜や果物を育ててそこに紛れ込ませた。
北果ての村は、それでなんとか支援出来たと思う。
問題はジュジ君だった。
と言うか、ジュジ君の件で浮き彫りになった、『知識の宝珠って、そこいらにいるんじゃね?』説が問題になった。
ジュジ君は日本人の記憶を持っていた。公用語を覚える前に日本語で喋り出したんだけど、おおらかすぎる田舎の人々は気にしなかった。初めは言葉と思っていなかったのかもしれない。
「ここはさぁ、貧乏すぎて口減らしもできねぇんだ。減らしても、残った者の口に入る物なんかどうせねぇし、そんなだったら働き手に残しといた方がいいじゃろ?」
ジュジ君が前歯の抜けた歯並びを見せて、にししと笑った。異端の自分が生かされている理由をよくわかっている。中身はやっぱり大人だ。
「土着の信仰とか迷信に縛られた場所に生まれた前世持ちは、命がないかもしれねぇな」
幼い顔にそぐわない大人びた眼差しで、ジュジ君は言った。その一言が、私たちの進む道を決めた。
大陸中を行脚して、いるかもしれないしいないかもしれない、知識の宝珠を探すのよ。
ジュジ君は魔力を持たなかった。村にはわずかな魔力を持つ人もいたけれど、字を書ける人はひとりもいなくて、紙ももちろんなかった。だから漢字を書こうと思ったことがなかったらしい。
それが、無知ゆえの惨事を回避したのね。ジュジ君の日本語を魔法として他人が使うには、文字を書かなきゃならないから。
知識の宝珠の安全確保だけど、事故で周りを巻き込むのを未然に防ぐためにも、知ったからには知らん顔なんてできないわ。
ローゼウス領に隣接したヴィラード国の土地を貰い受け(搾取とも言う)、サープ君の神殿を建立した。ダフ商会の財力とローゼウス家の石切技術をもってして建てられた神殿は、幼い神様の終の住処になった。
その隣に聖女のための騎士団舎を建てて、活動拠点とする。
なんか白鷹騎士団が黄金の薔薇騎士団とか呼ばれるようになって、本人たちが困惑している。ヒュー団長が「俺が薔薇って、なんの悪夢だ」と死んだ目をしていた。
黒鯨騎士団のバッカス団長が「ならば代われ!」とのたまっていたけれど、ザトウクジラにも薔薇は似合わないと思うわ。
結局黒鯨騎士団も帝国から離脱して、聖女の守護に専念することになって、白黒団長は再び同僚になった。顔を合わせると仲良く喧嘩している。
それはとても気の長い旅だった。
だって、当てなんかないもの。
長い長い旅の中、七年目に老いた女性に出会った。田舎の閉鎖された村で生き神様として贄のように閉じ込められていた。
それから三年して、虐待された四歳の女の子を見つけた。さらに四年経って立て続けにふたり。盗賊団で鎖に繋がれて使役されていた十二歳の男の子と、豪農の座敷牢で真綿に包むように隠されていた二十代の女性。
盗賊団の男の子は日本人で他の三人は英語圏、アメリカ人とオーストラリア人の記憶があった。幸いなことにジュジ君が英語と中国語が堪能だったので、日本語しか話せない私は大いに助けられた。
その間にユンが守護龍さんの番になって、シーリアが結婚してお母さんになった。ユンは押されて押されて諦めて(笑)、シーリアの旦那様はなんとザシャル先生だ。公爵、侯爵、両家のつながりは帝国内では最強だわ。その上、生まれた子どもはサープ君が可愛がっている。⋯⋯神様が子守って、なんて贅沢な。
タタンはヴィラード国の財務を立て直したあとは、神殿と私の騎士団の経理を担当している。ダフ商会の算盤係は、神殿と騎士団の運営費をまとめて管理してさらに、剣の鍛錬も怠らない。気づけば三兄様がいつもそばにいる。⋯⋯あれ?
そして私は。
「宝石姫、心配だからおとなしく座っていてくれないか?」
「んもう、アル。宝石姫はやめてって言ってるでしょ。次に呼んだら私も従兄様って呼ぶわよ」
「⋯⋯わかったからロージー、おとなしくしていてくれ」
「それとこれとは話が別よ」
大きなお腹をよっこらせと支えて、トマトをもぎる。うん、今日のトマトも美味しそうだわ。
まだ学生だった最初の旅から、ずっと私を守ってくれたアル従兄様。
「別じゃない。今にもはち切れそうなお腹で、なにを言ってるんだ」
過保護で心配性なのは、ローゼウスの男だから仕方ないか。この世界の貴族女性にしたら、高齢での初産だしね。旅でしっかり歩いて足腰鍛えてるから、箱入りの若奥様より安産できると思うんだけど、アル従兄様的には安心できないみたい。
私とアル従兄様の結婚は、父様を筆頭に一族総出で大反対された。別に従兄様が悪かったんじゃなくて、私がお嫁にいくと言うのが耐えられなかったみたい。そしたら三兄様が言ったのよ。
「他領に奪われるのとうちの一族の男が守るのと、どっちがマシ?」
その一言であっさり許す父様も父様よね。
こうして聖女様ご一行は、恋愛を近場で済ませて(笑)、知識の宝珠を探す旅を続けた。今は私の出産のため、しばらくの休憩期間よ。
結局私は、やりたいことはなんでもやってきたってことよね。
貧しい人々の生活を目の当たりにして胸を痛めたり、生き神よろしく拝まれて慄いたりしながらだったけど、楽しかったなぁ、今までの人生。
これからもきっと、楽しい。
まだまだ旅は続くわ。
なんだか笑いが込み上げてふふふと声を漏らしたら、従兄⋯⋯じゃない、アルフレッドがトマトの籠を私の手から取り上げた。
その時。
「⋯⋯、なんかお腹痛いかも」
「うわぁああっ! まて、陣痛か⁈ 」
アルフレッドの上擦った声が畑に響く。んもう、ローゼウスの男は過保護で心配性ね。
その日、私は。
可愛い宝石姫を産んだのだった。
〈おしまい〉
ヴィラード国の北果ての村にいた男の子は、知識の宝珠だった。知識の宝珠と認められた人間は国に保護されるのが普通だ。なにも地球の日本の、私が生きた時代の人間である必要はない。アメリカ人だってフランス人だって、中国人だっていただろう。
どこの国のどこの時代の記憶だって、この世界とは違う知識を持っている。だから、大切に保護されるのが慣例なのだとザシャル先生に習った。
ある程度の教養がある、ましてや管理や指導を生業にする人なら、必ず得ている知識らしい。つまり、代官はジュジ君⋯⋯拾い物の男の子のことを保護しなければならなかったはずよ。
貧しい北の地で生活する人々は当然、知識の宝珠なるものを知らなかった。私もバレるまで知らなかったけど、まだ学習していなかったというだけの話だ。バレなくても知識の宝珠なるものを知ったなら、素直に父様でも母様でも相談したはずだもの。
つまりなにが言いたいのかというと、代官はジュジ君を見落としていた、それ以前にジュジくんが住む北果ての村を視察もしていなかった、と言うこと。
代官は住民が助けを求めなかったとか抜かしていたけれど、視察っていうのは求められなくてもするものだわ。それを怠った代官の怠慢は、首のすげ替えには充分な理由よね。
ヴィラード国の新国王ジュリオ王は現場主義の王様だし、新王妃様も旦那さん以上に現場を大切にする人だもの。怒髪天をついた。
浄化と共に食料支援と住居の建て直しのための人足を派遣して、早急に生活を整える。肉とか穀物を王都から運び、私がこっそり生の野菜や果物を育ててそこに紛れ込ませた。
北果ての村は、それでなんとか支援出来たと思う。
問題はジュジ君だった。
と言うか、ジュジ君の件で浮き彫りになった、『知識の宝珠って、そこいらにいるんじゃね?』説が問題になった。
ジュジ君は日本人の記憶を持っていた。公用語を覚える前に日本語で喋り出したんだけど、おおらかすぎる田舎の人々は気にしなかった。初めは言葉と思っていなかったのかもしれない。
「ここはさぁ、貧乏すぎて口減らしもできねぇんだ。減らしても、残った者の口に入る物なんかどうせねぇし、そんなだったら働き手に残しといた方がいいじゃろ?」
ジュジ君が前歯の抜けた歯並びを見せて、にししと笑った。異端の自分が生かされている理由をよくわかっている。中身はやっぱり大人だ。
「土着の信仰とか迷信に縛られた場所に生まれた前世持ちは、命がないかもしれねぇな」
幼い顔にそぐわない大人びた眼差しで、ジュジ君は言った。その一言が、私たちの進む道を決めた。
大陸中を行脚して、いるかもしれないしいないかもしれない、知識の宝珠を探すのよ。
ジュジ君は魔力を持たなかった。村にはわずかな魔力を持つ人もいたけれど、字を書ける人はひとりもいなくて、紙ももちろんなかった。だから漢字を書こうと思ったことがなかったらしい。
それが、無知ゆえの惨事を回避したのね。ジュジ君の日本語を魔法として他人が使うには、文字を書かなきゃならないから。
知識の宝珠の安全確保だけど、事故で周りを巻き込むのを未然に防ぐためにも、知ったからには知らん顔なんてできないわ。
ローゼウス領に隣接したヴィラード国の土地を貰い受け(搾取とも言う)、サープ君の神殿を建立した。ダフ商会の財力とローゼウス家の石切技術をもってして建てられた神殿は、幼い神様の終の住処になった。
その隣に聖女のための騎士団舎を建てて、活動拠点とする。
なんか白鷹騎士団が黄金の薔薇騎士団とか呼ばれるようになって、本人たちが困惑している。ヒュー団長が「俺が薔薇って、なんの悪夢だ」と死んだ目をしていた。
黒鯨騎士団のバッカス団長が「ならば代われ!」とのたまっていたけれど、ザトウクジラにも薔薇は似合わないと思うわ。
結局黒鯨騎士団も帝国から離脱して、聖女の守護に専念することになって、白黒団長は再び同僚になった。顔を合わせると仲良く喧嘩している。
それはとても気の長い旅だった。
だって、当てなんかないもの。
長い長い旅の中、七年目に老いた女性に出会った。田舎の閉鎖された村で生き神様として贄のように閉じ込められていた。
それから三年して、虐待された四歳の女の子を見つけた。さらに四年経って立て続けにふたり。盗賊団で鎖に繋がれて使役されていた十二歳の男の子と、豪農の座敷牢で真綿に包むように隠されていた二十代の女性。
盗賊団の男の子は日本人で他の三人は英語圏、アメリカ人とオーストラリア人の記憶があった。幸いなことにジュジ君が英語と中国語が堪能だったので、日本語しか話せない私は大いに助けられた。
その間にユンが守護龍さんの番になって、シーリアが結婚してお母さんになった。ユンは押されて押されて諦めて(笑)、シーリアの旦那様はなんとザシャル先生だ。公爵、侯爵、両家のつながりは帝国内では最強だわ。その上、生まれた子どもはサープ君が可愛がっている。⋯⋯神様が子守って、なんて贅沢な。
タタンはヴィラード国の財務を立て直したあとは、神殿と私の騎士団の経理を担当している。ダフ商会の算盤係は、神殿と騎士団の運営費をまとめて管理してさらに、剣の鍛錬も怠らない。気づけば三兄様がいつもそばにいる。⋯⋯あれ?
そして私は。
「宝石姫、心配だからおとなしく座っていてくれないか?」
「んもう、アル。宝石姫はやめてって言ってるでしょ。次に呼んだら私も従兄様って呼ぶわよ」
「⋯⋯わかったからロージー、おとなしくしていてくれ」
「それとこれとは話が別よ」
大きなお腹をよっこらせと支えて、トマトをもぎる。うん、今日のトマトも美味しそうだわ。
まだ学生だった最初の旅から、ずっと私を守ってくれたアル従兄様。
「別じゃない。今にもはち切れそうなお腹で、なにを言ってるんだ」
過保護で心配性なのは、ローゼウスの男だから仕方ないか。この世界の貴族女性にしたら、高齢での初産だしね。旅でしっかり歩いて足腰鍛えてるから、箱入りの若奥様より安産できると思うんだけど、アル従兄様的には安心できないみたい。
私とアル従兄様の結婚は、父様を筆頭に一族総出で大反対された。別に従兄様が悪かったんじゃなくて、私がお嫁にいくと言うのが耐えられなかったみたい。そしたら三兄様が言ったのよ。
「他領に奪われるのとうちの一族の男が守るのと、どっちがマシ?」
その一言であっさり許す父様も父様よね。
こうして聖女様ご一行は、恋愛を近場で済ませて(笑)、知識の宝珠を探す旅を続けた。今は私の出産のため、しばらくの休憩期間よ。
結局私は、やりたいことはなんでもやってきたってことよね。
貧しい人々の生活を目の当たりにして胸を痛めたり、生き神よろしく拝まれて慄いたりしながらだったけど、楽しかったなぁ、今までの人生。
これからもきっと、楽しい。
まだまだ旅は続くわ。
なんだか笑いが込み上げてふふふと声を漏らしたら、従兄⋯⋯じゃない、アルフレッドがトマトの籠を私の手から取り上げた。
その時。
「⋯⋯、なんかお腹痛いかも」
「うわぁああっ! まて、陣痛か⁈ 」
アルフレッドの上擦った声が畑に響く。んもう、ローゼウスの男は過保護で心配性ね。
その日、私は。
可愛い宝石姫を産んだのだった。
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