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幼馴染み二人と僕の15歳の試練
47 幸せでも涙が出るの
しおりを挟むふわふわでひらひらで、薄い桃色のとても軽いサラサラの生地。
袖はなくて、両肩のとこはリボンで止められてる。
あちこちにリボンがついてる服で、女の子の服なのかな?って思っちゃう。
それに、足元がとてもすぅすぅする。ひらひらの裾は、膝の上くらいまでしかない。
……贈り物が僕?
「僕を二人にあげるの?」
また首を傾げたら、僕の頬に二人がキスしてくれた。
「『全部』貰うのは来年だな」
「ほんの少しだけ透けてるのがいいね。裸よりそそられる」
そう言って、二人の手が裾から中に入ってきた。
「ひぁ…っ」
片側ずつお尻を揉まれて、この服以外に下着とか身につけてないことに今更気づいてしまった。
「朝から弄ってるから敏感になってるな」
「はぁ……私達のフィーが乱れてて可愛い……」
「ん……んんぅ、やぁ……」
二人の指が、時々お尻の中に入ってくる。
そこをくにくにもまれたら、足が震えて立っていられなくなる。
ディーとエルに縋り付きながら、敏感な先端が布に擦れて泣きたくなった。
嫌じゃないのに、なんで涙が出るんだろう。
「どうした?」
「どうしたの?」
何故かこぼれた涙を、二人が拭ってくれた。
「わかんない……」
正直に言ったら、くすって笑われた。
「気持ちいいんだな」
「…ふぇ?」
「お尻いじられて気持ちよくなっちゃったんだね」
「……んぅ…?」
「フィー、とろけた顔してるから」
「気持ちよくて幸せで、出ちゃったんだね」
「そ……なの?」
まだくすくす笑う。
涙が止まったら、ディーにキスされた。
「ぁぅ……」
舌が絡むの気持ちいい。
くちゅくちゅって音にドキドキしてくる。
ディーとのキスに夢中になってたら、その場に膝をついたエルが、僕の服の裾をたくし上げて、布に擦れてた僕のを、口の中に入れた。
「あ………っ、あぅっ、はぁ………んん」
ディーは僕にキスをしながら、胸のとこをさわってくる。指先で尖ったとこを捻られて、口を離したら追いかけられた。
エルは僕のを舐めながら、お尻を撫でて、中に指を潜り込ませてくる。
「やぁ……ぁ……ん、いく……も……いくよぅ………んん……んんぅ」
どこもかしこも気持ちが良くて、体をビクビクさせながら、いってた。
じゅる…ってエルが吸うように舐めて、飲み込んだ。
「っ、と」
くたりとして倒れそうになったけど、すぐにディーに抱きとめられた。
「それじゃ私は夕飯の準備してくるから。フィー、ディーに甘えてていいからね」
「ぅん……」
ディーはエルが見える位置に行くと、椅子に座って僕を正面から抱き込んで、背中をとんとん叩いてくれた。
「夕飯食べたら風呂に入ろう」
「……一緒?」
「もちろん。フィーのこと全部綺麗に洗うから」
「ん……じゃ、僕も、ディーとエルのこと、洗ぅ」
「それはいいな」
ふふ…って笑うディーが、僕の唇を撫でた。
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