5 / 9
ふくふくおむねと僕の婚約者
ふくふくおむねを見つめてたその理由は、
しおりを挟む「あんっ」
「気持ちいいね、ジュリアン」
「あ、あ」
むにむにされて、そうかと思えば乳首を引っ張られる。
痛いのも快感。
快感を得たら僕のあそこが硬くなって、硬くなったらリングに締め付けられていれられたままの棒の存在がはっきりとする。
「あー……気持ちいい。よすぎる。よく揉んでおこうね、ジュリアン」
「あ…ん、ぁ、ぁぁ」
女性のようなふくふくのおむねにはならないのに。
ニールは手のひら全体で左の胸を揉むようになでる。それから、わきの下からぐいぐいってひっぱるように揉んで、ドレスを引き上げる。右側も、同じように。
それから、ドレスの中に手をいれて、乳首をひっぱりながら形を整えていった。……乳首を引っ張る仕草、いる?
腰を細く見せるコルセットはなかったけど、ドレスの胸のところにコルセットに似た何かが仕込まれていたらしい。
ニールは僕の胸を整えると、前に回り込んだりまた後ろにいったり、何かの紐をひっぱったり、…何故か乳首をひっぱったりした。すごく真剣な顔で。
「…よし。いいね。想像通り」
……破顔した。
ニールはまた僕の後ろに回って、首に華奢なネックレスをつける。それから、少しくせのある少し伸ばしていた僕の髪を手櫛で整えて、ざっくりと編んでしまった。器用だなぁ。
どれだけ物を準備してたのかもう考えるのもできないんだけど、今度は僕の真正面に回って、化粧道具まで出してきたんだ。
「少しだけだからね。もうすぐ終わるよ」
「うん…」
目を閉じたら、顔に何か塗られた。目元にも、それから、唇にも。
「────いいね。じゃあ、立って。でもまだ目を開けないで」
「うん」
手をとられて、椅子から立ち上がる。
編まれた髪は左の肩から流された。
ドレスは胸元が大きく開いてるのか、すうすうする。
飾られていたドレスはとにかくレースがたくさんだった。
「ちょっと直すからじっと立ってて。…見えないの、怖い?」
「ううん…。大丈夫」
「よかった」
ニールはまた胸元を何か調整してる。
そうかと思えばスカート部分の裾を整えているのか、後ろに引っ張られてる感じもする。
「よし。終わった。ジュリアン、お待たせ。もう目を開けていいよ」
「うん」
手を取られて。
ゆっくり目を開けたら、目の前には大きな鏡がおかれていた。
その鏡の中に、濡れたようにつやつやな唇の、少女………もとい、僕が、いた。
「………」
「どう?」
「えっと……、かわ、いい……?」
「だよね?」
嬉しそうなニールの顔を鏡越しに見る。
「街で見たときにね、絶対ジュリアンに似合うと思ったんだ。ほら、ここ。どうやったらいいか悩んだかいがあった」
『ここ』って示されたのは、大きく開いた胸元。
……そこに、ささやかな『谷間』ができていた。
正直、言葉が出てこない。
あのひっぱったりよせたり揉んだりは、このためだったんだ。
呆然としながら胸元をみていたんだけど、ふと、全身に視線を移した。
「っ」
このドレス、飾られていた時は気づかなかったけど、スカート部分がすごく短い。いや、前側が、かな。
後ろにいくにつれて長さがでて、真後ろは床につくくらいの長さなのに、前は本当に短い。裾にレースが使われているけど、普通に立ってるのに、白い下着がちらちら見えるくらいに短いっ。
「ニール、これっ」
「ジュリアンの太もも、やっぱりエロい」
「ニールっ」
「ジュリアンをこれだけ可愛くできるのは僕だけだね。やっぱりこのまま結婚式挙げよう?神様の前で誓って、夫婦になろう?」
「ニール…っ」
「いや?」
「…っ、ずるいっ、僕が、いやなんて、いうわけないのに…っ」
「うん。そうだね。…可愛いジュリアン、僕のジュリアン。愛してるよ」
「ん、僕も…っ」
鏡の中で後ろから抱かれる僕が見える。
ニールは鏡越しに僕を見つめ、口元に不適な笑みを浮かべた。
お互い、鏡から視線を外さないまま、唇を触れ合わせる。
甘いキスに僕がうっとりしていると、スカートの後ろ側をめくられた。
ぴたりとくっついたニールの下半身。
いつのまに緩めていたのか、ぬるぬるとした先端が僕のお尻をなでていく。
「は……っ、あ、あん」
「ジュリアン…っ」
鏡の中の僕があえぐ。
ずりゅ…って、白い下着をえぐりながら、その真下に赤黒くてくっきりと男の形をしたニールのそれが出てきた。
「っ」
見えちゃう。
スカートが短いし、鏡は目の前だし。
「あ、あんっ、あぁっ、あっ、あっ」
「ジュリアン…ジュリアン…っ」
ぐちゅぐちゅ
ニールの先走りでぬるぬるした太ももの間を、男らしいそれが何度も往復していく。
耳元に熱い吐息がかかって背中がぶるぶるする。
……ずるいよ。
僕、ドレスを汚すかもしれないから、って、あの棒とか入れられたのに、このままじゃニールがドレスを汚しちゃう。
僕のそこだってまた硬くなって締め付けられるし、ニールの動きで揺れて中の棒も動いてびくびくするし…。
「ジュリアン、息をとめないで」
でも気持ちいい気持ちいい……って鏡を見ていたら、ニールの男のものが引っ込んだ。そのあとすぐに、僕のお尻が両手で広げられて、熱い男の高ぶりがそこに押し入ってきた。
「ひぅ…!!!」
下着、脱いでないのにっ。
深く深くニールの男のたかぶりが入ってる。
ふーって息をついたニールは、僕を見つめながら両足を抱え上げてきた。
「ひゃ…っ」
「ジュリアンの小さなお尻の蕾が僕のをいっぱい飲み込んでるところ、見える?」
「み、えるっ」
「じゃあ、このちっちゃなお尻の蕾から僕が出した子種が流れるのも見ていてね?」
「ひゃあんっ」
「そのあと、ちっちゃな胸の谷間にもずりずりしてあげる。うっかり口に入ったらしっかりしゃぶってくれるよね?」
「やんっ、ひゃっ、あっ、あんんっ」
「一番最後にブジーを抜いてあげるね。コックリングも外したら、蜜だけじゃなくてお漏らしもしちゃうかもね」
「や、やら、おもらし、やらぁっ」
「全部みててあげるからね。何度も中だけで達していいよ。僕のことしか考えられなくなるくらい、いっぱいしてあげる。…ああ、夕食は父上と母上が楽しみにしてるから、別のドレスに着替えていこうね。そのときにはお尻に栓をしてあげるから、子種が流れる心配はないよ」
ニールが、話を続ける。
本当ならいろいろ怒ってもいい内容なんだろうけど、もう僕にはそんなことを考える余裕がない。ひたすらニールが好きで、ニールがくれる快感のとりこになってる。
「あー…失敗した。ドレスが整ってる間にその姿を残しておけばよかった。仕方ないから、子種にまみれた姿を絵に残そうか」
「んゃぁ……」
「大丈夫。僕が描いてあげるからね。ジュリアンのすべては僕のものなんだから」
僕を大事に大事にしてくれるニール。
大好き。
ちょっと執着しすぎてる気もするけど、それは僕もいっしょ。
ニール、ニール、もっと僕を愛して。
何度も抱かれてくたくたになりながら、体を清められた。
最中に言っていた栓はされずに回避できたけど、別のドレスっていうのは本気だったみたいで、また真っ白の下着をつけられて、あの長いソックスもはかされて、ドレスを着せられた。
あのドレスと違って裾は短すぎることはなかったけど、お辞儀したらお尻が見えそうなくらい後ろ側にも布がなかった。胸元は……まあ、普通くらいの開き具合……かな?
そんな姿でニールにエスコートされながら食堂に行くと、おかあさんから感激された。おとうさんはなぜか涙ぐんだ。
「いつでもお嫁にいらっしゃいね!」
っていう満面笑顔の言葉に、僕は心からの笑顔を返す。ニールの家族に睨まれるより、過剰なほどに受け入れられる方が嬉しいに決まってるよね。
…もうなんだか感覚が鈍ってて、世間的には僕がどんなに『はしたない格好』をしていたのか気づいてもいなかった。おとうさんもおかあさんも、何も言わなかったし。
普通のご令嬢は足を見せない。平民の女性だって、見せるのは足首までが常識なのにね。太もも半分以上も出して歩いてたよ、僕。
そのことに気づいたのは翌朝のことだったけど。
ニールに言ったら「似合っているから問題ない」って。
もうっ、もうっ、ほんとに僕を好きすぎるよね!
(おわり)
*****
好きすぎるというか、変態さんですね。どっちもどっち(笑)
ここまで読んでくださってありがとうございました^^
52
お気に入りに追加
695
あなたにおすすめの小説
騎士団長の俺が若返ってからみんながおかしい
雫谷 美月
BL
騎士団長である大柄のロイク・ゲッドは、王子の影武者「身代わり」として、魔術により若返り外見が少年に戻る。ロイクはいまでこそ男らしさあふれる大男だが、少年の頃は美少年だった。若返ったことにより、部下達にからかわれるが、副団長で幼馴染のテランス・イヴェールの態度もなんとなく余所余所しかった。
賊たちを返り討ちにした夜、野営地で酒に酔った部下達に裸にされる。そこに酒に酔ったテランスが助けに来たが様子がおかしい……
一途な副団長☓外見だけ少年に若返った団長
※ご都合主義です
※無理矢理な描写があります。
※他サイトからの転載dす
ご主人様に幸せにされた奴隷
よしゆき
BL
産まれたときから奴隷だったエミルは主人に散々体を使われて飽きられて奴隷商館に売られた。そんな中古のエミルをある日やって来た綺麗な青年が購入した。新しい主人のノルベルトはエミルを奴隷のように扱わず甘やかしどろどろに可愛がってくれた。突然やって来た主人の婚約者を名乗る女性に唆され逃げ出そうとするが連れ戻され、ノルベルトにどろどろに愛される話。
穏やかS攻め×健気受け。
後輩に本命の相手が居るらしいから、セフレをやめようと思う
ななな
BL
「佐野って付き合ってるやつ居るらしいよ。知ってた?」
ある日、椎名は後輩の佐野に付き合ってる相手が居ることを聞いた。
佐野は一番仲が良い後輩で、セフレ関係でもある。
ただ、恋人が出来たなんて聞いてない…。
ワンコ気質な二人のベタ?なすれ違い話です。
あまり悲壮感はないです。
椎名(受)面倒見が良い。人見知りしない。逃げ足が早い。
佐野(攻)年下ワンコ。美形。ヤンデレ気味。
※途中でR-18シーンが入ります。「※」マークをつけます。
お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
隣国王子に快楽堕ちさせれた悪役令息はこの俺です
栄円ろく
BL
日本人として生を受けたが、とある事故で某乙女ゲームの悪役令息に転生した俺は、全く身に覚えのない罪で、この国の王子であるルイズ様に学園追放を言い渡された。
原作通りなら俺はこの後辺境の地で幽閉されるのだが、なぜかそこに親交留学していた隣国の王子、リアが現れて!?
イケメン王子から与えられる溺愛と快楽に今日も俺は抗えない。
※後編がエロです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる