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ふくふくおむねと僕の婚約者

ふくふくおむねを見つめてたその理由は、

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「あんっ」
「気持ちいいね、ジュリアン」
「あ、あ」

 むにむにされて、そうかと思えば乳首を引っ張られる。
 痛いのも快感。
 快感を得たら僕のあそこが硬くなって、硬くなったらリングに締め付けられていれられたままの棒の存在がはっきりとする。

「あー……気持ちいい。よすぎる。よく揉んでおこうね、ジュリアン」
「あ…ん、ぁ、ぁぁ」

 女性のようなふくふくのおむねにはならないのに。
 ニールは手のひら全体で左の胸を揉むようになでる。それから、わきの下からぐいぐいってひっぱるように揉んで、ドレスを引き上げる。右側も、同じように。
 それから、ドレスの中に手をいれて、乳首をひっぱりながら形を整えていった。……乳首を引っ張る仕草、いる?
 腰を細く見せるコルセットはなかったけど、ドレスの胸のところにコルセットに似た何かが仕込まれていたらしい。
 ニールは僕の胸を整えると、前に回り込んだりまた後ろにいったり、何かの紐をひっぱったり、…何故か乳首をひっぱったりした。すごく真剣な顔で。

「…よし。いいね。想像通り」

 ……破顔した。
 ニールはまた僕の後ろに回って、首に華奢なネックレスをつける。それから、少しくせのある少し伸ばしていた僕の髪を手櫛で整えて、ざっくりと編んでしまった。器用だなぁ。
 どれだけ物を準備してたのかもう考えるのもできないんだけど、今度は僕の真正面に回って、化粧道具まで出してきたんだ。

「少しだけだからね。もうすぐ終わるよ」
「うん…」

 目を閉じたら、顔に何か塗られた。目元にも、それから、唇にも。

「─⁠─⁠─⁠─⁠いいね。じゃあ、立って。でもまだ目を開けないで」
「うん」

 手をとられて、椅子から立ち上がる。
 編まれた髪は左の肩から流された。
 ドレスは胸元が大きく開いてるのか、すうすうする。
 飾られていたドレスはとにかくレースがたくさんだった。

「ちょっと直すからじっと立ってて。…見えないの、怖い?」
「ううん…。大丈夫」
「よかった」

 ニールはまた胸元を何か調整してる。
 そうかと思えばスカート部分の裾を整えているのか、後ろに引っ張られてる感じもする。

「よし。終わった。ジュリアン、お待たせ。もう目を開けていいよ」
「うん」

 手を取られて。
 ゆっくり目を開けたら、目の前には大きな鏡がおかれていた。
 その鏡の中に、濡れたようにつやつやな唇の、少女………もとい、僕が、いた。

「………」
「どう?」
「えっと……、かわ、いい……?」
「だよね?」

 嬉しそうなニールの顔を鏡越しに見る。

「街で見たときにね、絶対ジュリアンに似合うと思ったんだ。ほら、ここ。どうやったらいいか悩んだかいがあった」

 『ここ』って示されたのは、大きく開いた胸元。
 ……そこに、ささやかな『谷間』ができていた。
 正直、言葉が出てこない。
 あのひっぱったりよせたり揉んだりは、このためだったんだ。
 呆然としながら胸元をみていたんだけど、ふと、全身に視線を移した。

「っ」

 このドレス、飾られていた時は気づかなかったけど、スカート部分がすごく短い。いや、前側が、かな。
 後ろにいくにつれて長さがでて、真後ろは床につくくらいの長さなのに、前は本当に短い。裾にレースが使われているけど、普通に立ってるのに、白い下着がちらちら見えるくらいに短いっ。

「ニール、これっ」
「ジュリアンの太もも、やっぱりエロい」
「ニールっ」
「ジュリアンをこれだけ可愛くできるのは僕だけだね。やっぱりこのまま結婚式挙げよう?神様の前で誓って、夫婦になろう?」
「ニール…っ」
「いや?」
「…っ、ずるいっ、僕が、いやなんて、いうわけないのに…っ」
「うん。そうだね。…可愛いジュリアン、僕のジュリアン。愛してるよ」
「ん、僕も…っ」

 鏡の中で後ろから抱かれる僕が見える。
 ニールは鏡越しに僕を見つめ、口元に不適な笑みを浮かべた。
 お互い、鏡から視線を外さないまま、唇を触れ合わせる。
 甘いキスに僕がうっとりしていると、スカートの後ろ側をめくられた。
 ぴたりとくっついたニールの下半身。
 いつのまに緩めていたのか、ぬるぬるとした先端が僕のお尻をなでていく。

「は……っ、あ、あん」
「ジュリアン…っ」

 鏡の中の僕があえぐ。
 ずりゅ…って、白い下着をえぐりながら、その真下に赤黒くてくっきりと男の形をしたニールのそれが出てきた。

「っ」

 見えちゃう。
 スカートが短いし、鏡は目の前だし。

「あ、あんっ、あぁっ、あっ、あっ」
「ジュリアン…ジュリアン…っ」

 ぐちゅぐちゅ

 ニールの先走りでぬるぬるした太ももの間を、男らしいそれが何度も往復していく。
 耳元に熱い吐息がかかって背中がぶるぶるする。
 ……ずるいよ。
 僕、ドレスを汚すかもしれないから、って、あの棒とか入れられたのに、このままじゃニールがドレスを汚しちゃう。
 僕のそこだってまた硬くなって締め付けられるし、ニールの動きで揺れて中の棒も動いてびくびくするし…。

「ジュリアン、息をとめないで」

 でも気持ちいい気持ちいい……って鏡を見ていたら、ニールの男のものが引っ込んだ。そのあとすぐに、僕のお尻が両手で広げられて、熱い男の高ぶりがそこに押し入ってきた。

「ひぅ…!!!」

 下着、脱いでないのにっ。
 深く深くニールの男のたかぶりが入ってる。
 ふーって息をついたニールは、僕を見つめながら両足を抱え上げてきた。

「ひゃ…っ」
「ジュリアンの小さなお尻の蕾が僕のをいっぱい飲み込んでるところ、見える?」
「み、えるっ」
「じゃあ、このちっちゃなお尻の蕾から僕が出した子種が流れるのも見ていてね?」
「ひゃあんっ」
「そのあと、ちっちゃな胸の谷間にもずりずりしてあげる。うっかり口に入ったらしっかりしゃぶってくれるよね?」
「やんっ、ひゃっ、あっ、あんんっ」
「一番最後にブジーを抜いてあげるね。コックリングも外したら、蜜だけじゃなくてお漏らしもしちゃうかもね」
「や、やら、おもらし、やらぁっ」
「全部みててあげるからね。何度も中だけで達していいよ。僕のことしか考えられなくなるくらい、いっぱいしてあげる。…ああ、夕食は父上と母上が楽しみにしてるから、別のドレスに着替えていこうね。そのときにはお尻に栓をしてあげるから、子種が流れる心配はないよ」

 ニールが、話を続ける。
 本当ならいろいろ怒ってもいい内容なんだろうけど、もう僕にはそんなことを考える余裕がない。ひたすらニールが好きで、ニールがくれる快感のとりこになってる。

「あー…失敗した。ドレスが整ってる間にその姿を残しておけばよかった。仕方ないから、子種にまみれた姿を絵に残そうか」
「んゃぁ……」
「大丈夫。僕が描いてあげるからね。ジュリアンのすべては僕のものなんだから」

 僕を大事に大事にしてくれるニール。
 大好き。
 ちょっと執着しすぎてる気もするけど、それは僕もいっしょ。
 ニール、ニール、もっと僕を愛して。





 何度も抱かれてくたくたになりながら、体を清められた。
 最中に言っていた栓はされずに回避できたけど、別のドレスっていうのは本気だったみたいで、また真っ白の下着をつけられて、あの長いソックスもはかされて、ドレスを着せられた。
 あのドレスと違って裾は短すぎることはなかったけど、お辞儀したらお尻が見えそうなくらい後ろ側にも布がなかった。胸元は……まあ、普通くらいの開き具合……かな?
 そんな姿でニールにエスコートされながら食堂に行くと、おかあさんから感激された。おとうさんはなぜか涙ぐんだ。

「いつでもお嫁にいらっしゃいね!」

 っていう満面笑顔の言葉に、僕は心からの笑顔を返す。ニールの家族に睨まれるより、過剰なほどに受け入れられる方が嬉しいに決まってるよね。
 …もうなんだか感覚が鈍ってて、世間的には僕がどんなに『はしたない格好』をしていたのか気づいてもいなかった。おとうさんもおかあさんも、何も言わなかったし。
 普通のご令嬢は足を見せない。平民の女性だって、見せるのは足首までが常識なのにね。太もも半分以上も出して歩いてたよ、僕。
 そのことに気づいたのは翌朝のことだったけど。
 ニールに言ったら「似合っているから問題ない」って。
 もうっ、もうっ、ほんとに僕を好きすぎるよね!






(おわり)






*****
好きすぎるというか、変態さんですね。どっちもどっち(笑)
ここまで読んでくださってありがとうございました^^
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