12 / 119
第一章 王子とロバ耳と国際交流と
11、ダークホース?いえ、僕はロバです
しおりを挟む
「ラニちゃんっ!」
昼休みになり、食堂に着くと先に着いて座っていたエレンがブンブンと手を振り、おいでと自身の膝を叩く。
そんな姿に苦い笑みを浮かべつつもリュビオが僕の分の食事をエレンの席に置く。シルビオはニコニコと王子様じゃないのに王子様スマイルで流れるように僕を持ち上げ、エレンの膝の上に座らせた。
そんなカオスな状態で始まる皇子によるテーブルマナー講習。
そんな状態に僕はもう慣れていた。
いや、多分、毎日の事なので感覚が麻痺してしまったと言った方がいいのかもしれない。
「ラニ、スプーンを握るな!!親指と人差し指、中指で支えて持てと言ってるだろうっ!」
「鉛筆持ちでしょ?分かってるよ。分かってる」
「阿呆。分かってないから、その持ち方をするんだろう」
「……鉛筆と言えば。僕の友達のエリオットがね。この前、鉛筆をくるくる指で回して遊んでいたんだ。それがカッコよくってね。僕もできるようになりたいから毎日練習してるんだよ!」
「露骨に話を逸らすな。…それにな。お、俺だって鉛筆の一つや二つ回せる。教えてやってもいいんだからなっ!」
「……見事に話を逸らされてるじゃないですか」
「フィルっち。そこは『ペン回しの練習に力を入れるくらいならテーブルマナーの復習しろッ』って言うところぢゃん」
「ラニちゃんっ。俺もっ、俺も出来るよ!お兄さん、ラニちゃんに教えられるよ!!」
完全にこの三ヶ月で関わってくる主要キャラ達から逃げる事を諦めた僕。
何故かエレンも加わり、仲良しグループと化した主要キャラグループの一員に組み込まれていた。
だが、別に『転生モブもの』の世界観に転がり落ちた訳じゃない。
僕は転んでもただじゃ起きない。そんな男の子です。
ぷるんと揺れるプリンを鉛筆持ちしたスプーンで掬う。
皇子の目を盗み、スプーンごと口の中に突っ込む。滑らかなそのプリンの舌触りに幸福感に浸りながらチラリと後ろを見るとシルビオとエレンが仲睦まじ気にお話ししている。
前世の記憶がある僕には分かる。
もう主人公はシルビオルートに入っているんだと。
「そうだよね。学園モノの物語の始まりは入学からが定番だし、エレンは4年生だもんね。4年間もシナリオ進んでるならルート分岐してるよね」
「おいっ、スプーンを舐めるな」
咥えたスプーンを口でふんふんと上下に振りながら腕を組み、ニタリと思わず笑う。
転生モノの定番は主人公と出会う前に攻略対象に出会い、攻略対象が抱える問題を解決してしまうもの。もうルート分岐すら終わってるならモブの僕が入る隙はない………筈!!
「フィル。スプーンの一つや二ついいじゃないですか」
「そうだよ。フィルっち」
「スプーンの一つや二つで大人しくエレンの膝の上にいてくれるならいいじゃないですか。エレンはラニ王子を差し出せばご機嫌なのだから」
「……リュビっち。心の声が盛大に漏れてるよ」
ついでにこの状況を作り出したのはリュビオだ。
この悪徳メガネはエレンが僕を膝に乗せるとご機嫌になると分かった瞬間、秒で僕をエレンに売り渡した。
だけど、許してあげよう。
なんたって、シナリオでの僕の出番はもうない。そして、リュビオに2人の間に入る隙もない。
「……なんでしょうね。時折、ラニ王子から哀れみの感情を感じるのは」
静かに心の中で合掌すると、リュビオが納得のいかないという顔をした。
僕は情けの感情を知る14歳。
広い心でリュビオの悪あがきを許してあげるんだ。
この時の僕は完全に失念していた。
三ヶ月で当たり前の事になってしまい。
考えていなかった。
実際問題。
ロバ耳をどうにかしない事には何の解決にもならないし、この目立つ4人と関わるという事は僕も自然と注目の対象になるって事を…。
《ダークホース。皇子達を手玉に取る異国の王子の魅了術》
大々的に学園の掲示板に張り出された新聞。
そこには何処のゴシップ記事ばりの見出しがドンッと大きく乗っかっていて、何時撮られたのか分からない僕の写真がデカデカと載っていた。
「へ?」
移動教室の最中にたまたま見つけたその新聞の前には人集りが出来ていた。
中身までは人が多くて覗けないけど、見出しからして良くないものだって事だけは分かる。
それにしても僕がいつ皇子達を手玉に取ったのか。
「ひ、酷い風評だ…」
やはり、攻略対象達に関わってはいけなかった。
僕がこの皇子達とどうこうなる展開なんてないや…とたかを括り、段々と逃げるのが面倒になり、現状を受け入れたのが間違いだったのか。
後悔しながら後退るとトンッと誰かにぶつかり、その誰かに肩を掴まれた。
振り向くと、その人は漫画で出てきそうな大きなグルグル眼鏡の下からにっと笑い、スッとメモ帳とペンを取り出した。
「わたくし、ミューズ学園新聞部の者です。ダークホースのラニ氏」
「いえ! 僕はダークホースじゃありません。ロバですっ!」
「…ロバ?」
「あっ、まずっ!」
慌てておしゃべりな口を手で塞く。
この状況に混乱し過ぎて、「惜しい! 馬じゃなくて僕はロバ耳っ」…なんてふざけた事を考えたのが悪かった。
つい、話しかけられて思ってた事をほぼそのまま言ってしまった。
目に見えて、やっちゃった感を出す僕になんのこっちゃ?と言わんばかりに「ろ、ろば??」と小声で再度呟き、相手も目に見えて動揺する。
グルグル眼鏡の新聞部さんは僕の謎の返しにまだ困惑しつつもコホンと咳払いをして、仕切り直し始めた。
「わたくし、ミューズ学園新聞部の者です」
そうもう一度名乗ると得意げにグルグル眼鏡をクイッと上げて、勝ち誇ったように胸を張り、ビシッと僕を指差す。
「わたくしは貴方の秘密を知っていますっ!! ずばり、貴方は前世の記憶がありますねっ!」
「うん。そうだけど、なに?」
「フフンッ。隠したって無駄です。わたくしには分かります。なんたってわたくしも転せ……。え?」
ロバ耳がバレてない事にホッとして満面の笑みで答えると、解せないと言わんばかりの不満を大きなグルグル眼鏡の下から覗かせていた。
何故、僕が前世の記憶を持ってると思ったのか。
それが分かって、何がしたかったかは知らないけど、僕、別に前世の記憶を持ってる事隠してないよ?
昼休みになり、食堂に着くと先に着いて座っていたエレンがブンブンと手を振り、おいでと自身の膝を叩く。
そんな姿に苦い笑みを浮かべつつもリュビオが僕の分の食事をエレンの席に置く。シルビオはニコニコと王子様じゃないのに王子様スマイルで流れるように僕を持ち上げ、エレンの膝の上に座らせた。
そんなカオスな状態で始まる皇子によるテーブルマナー講習。
そんな状態に僕はもう慣れていた。
いや、多分、毎日の事なので感覚が麻痺してしまったと言った方がいいのかもしれない。
「ラニ、スプーンを握るな!!親指と人差し指、中指で支えて持てと言ってるだろうっ!」
「鉛筆持ちでしょ?分かってるよ。分かってる」
「阿呆。分かってないから、その持ち方をするんだろう」
「……鉛筆と言えば。僕の友達のエリオットがね。この前、鉛筆をくるくる指で回して遊んでいたんだ。それがカッコよくってね。僕もできるようになりたいから毎日練習してるんだよ!」
「露骨に話を逸らすな。…それにな。お、俺だって鉛筆の一つや二つ回せる。教えてやってもいいんだからなっ!」
「……見事に話を逸らされてるじゃないですか」
「フィルっち。そこは『ペン回しの練習に力を入れるくらいならテーブルマナーの復習しろッ』って言うところぢゃん」
「ラニちゃんっ。俺もっ、俺も出来るよ!お兄さん、ラニちゃんに教えられるよ!!」
完全にこの三ヶ月で関わってくる主要キャラ達から逃げる事を諦めた僕。
何故かエレンも加わり、仲良しグループと化した主要キャラグループの一員に組み込まれていた。
だが、別に『転生モブもの』の世界観に転がり落ちた訳じゃない。
僕は転んでもただじゃ起きない。そんな男の子です。
ぷるんと揺れるプリンを鉛筆持ちしたスプーンで掬う。
皇子の目を盗み、スプーンごと口の中に突っ込む。滑らかなそのプリンの舌触りに幸福感に浸りながらチラリと後ろを見るとシルビオとエレンが仲睦まじ気にお話ししている。
前世の記憶がある僕には分かる。
もう主人公はシルビオルートに入っているんだと。
「そうだよね。学園モノの物語の始まりは入学からが定番だし、エレンは4年生だもんね。4年間もシナリオ進んでるならルート分岐してるよね」
「おいっ、スプーンを舐めるな」
咥えたスプーンを口でふんふんと上下に振りながら腕を組み、ニタリと思わず笑う。
転生モノの定番は主人公と出会う前に攻略対象に出会い、攻略対象が抱える問題を解決してしまうもの。もうルート分岐すら終わってるならモブの僕が入る隙はない………筈!!
「フィル。スプーンの一つや二ついいじゃないですか」
「そうだよ。フィルっち」
「スプーンの一つや二つで大人しくエレンの膝の上にいてくれるならいいじゃないですか。エレンはラニ王子を差し出せばご機嫌なのだから」
「……リュビっち。心の声が盛大に漏れてるよ」
ついでにこの状況を作り出したのはリュビオだ。
この悪徳メガネはエレンが僕を膝に乗せるとご機嫌になると分かった瞬間、秒で僕をエレンに売り渡した。
だけど、許してあげよう。
なんたって、シナリオでの僕の出番はもうない。そして、リュビオに2人の間に入る隙もない。
「……なんでしょうね。時折、ラニ王子から哀れみの感情を感じるのは」
静かに心の中で合掌すると、リュビオが納得のいかないという顔をした。
僕は情けの感情を知る14歳。
広い心でリュビオの悪あがきを許してあげるんだ。
この時の僕は完全に失念していた。
三ヶ月で当たり前の事になってしまい。
考えていなかった。
実際問題。
ロバ耳をどうにかしない事には何の解決にもならないし、この目立つ4人と関わるという事は僕も自然と注目の対象になるって事を…。
《ダークホース。皇子達を手玉に取る異国の王子の魅了術》
大々的に学園の掲示板に張り出された新聞。
そこには何処のゴシップ記事ばりの見出しがドンッと大きく乗っかっていて、何時撮られたのか分からない僕の写真がデカデカと載っていた。
「へ?」
移動教室の最中にたまたま見つけたその新聞の前には人集りが出来ていた。
中身までは人が多くて覗けないけど、見出しからして良くないものだって事だけは分かる。
それにしても僕がいつ皇子達を手玉に取ったのか。
「ひ、酷い風評だ…」
やはり、攻略対象達に関わってはいけなかった。
僕がこの皇子達とどうこうなる展開なんてないや…とたかを括り、段々と逃げるのが面倒になり、現状を受け入れたのが間違いだったのか。
後悔しながら後退るとトンッと誰かにぶつかり、その誰かに肩を掴まれた。
振り向くと、その人は漫画で出てきそうな大きなグルグル眼鏡の下からにっと笑い、スッとメモ帳とペンを取り出した。
「わたくし、ミューズ学園新聞部の者です。ダークホースのラニ氏」
「いえ! 僕はダークホースじゃありません。ロバですっ!」
「…ロバ?」
「あっ、まずっ!」
慌てておしゃべりな口を手で塞く。
この状況に混乱し過ぎて、「惜しい! 馬じゃなくて僕はロバ耳っ」…なんてふざけた事を考えたのが悪かった。
つい、話しかけられて思ってた事をほぼそのまま言ってしまった。
目に見えて、やっちゃった感を出す僕になんのこっちゃ?と言わんばかりに「ろ、ろば??」と小声で再度呟き、相手も目に見えて動揺する。
グルグル眼鏡の新聞部さんは僕の謎の返しにまだ困惑しつつもコホンと咳払いをして、仕切り直し始めた。
「わたくし、ミューズ学園新聞部の者です」
そうもう一度名乗ると得意げにグルグル眼鏡をクイッと上げて、勝ち誇ったように胸を張り、ビシッと僕を指差す。
「わたくしは貴方の秘密を知っていますっ!! ずばり、貴方は前世の記憶がありますねっ!」
「うん。そうだけど、なに?」
「フフンッ。隠したって無駄です。わたくしには分かります。なんたってわたくしも転せ……。え?」
ロバ耳がバレてない事にホッとして満面の笑みで答えると、解せないと言わんばかりの不満を大きなグルグル眼鏡の下から覗かせていた。
何故、僕が前世の記憶を持ってると思ったのか。
それが分かって、何がしたかったかは知らないけど、僕、別に前世の記憶を持ってる事隠してないよ?
1
お気に入りに追加
87
あなたにおすすめの小説
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
本物のシンデレラは王子様に嫌われる
幸姫
BL
自分の顔と性格が嫌いな春谷一埜は車に轢かれて死んでしまう。そして一埜が姉に勧められてついハマってしまったBLゲームの悪役アレス・ディスタニアに転生してしまう。アレスは自分の太っている体にコンプレックを抱き、好きな人に告白が出来ない事を拗らせ、ヒロインを虐めていた。
「・・・なら痩せればいいんじゃね?」と春谷はアレスの人生をより楽しくさせる【幸せ生活・性格計画】をたてる。
主人公がとてもツンツンツンデレしています。
ハッピーエンドです。
第11回BL小説大賞にエントリーしています。
_______
本当に性格が悪いのはどっちなんでしょう。
_________
くんか、くんか Sweet ~甘くて堪らない、君のフェロモン~
天埜鳩愛
BL
爽やかスポーツマンα × 妄想巣作りのキュートΩ☆ お互いのフェロモンをくんかくんかして「甘い❤」ってとろんっとする、可愛い二人のもだきゅんラブコメ王道オメガバースです。
オメガ性を持つ大学生の青葉はアルバイト先のアイスクリームショップの向かいにあるコーヒーショップの店員、小野寺のことが気になっていた。
彼に週末のデートを誘われ浮かれていたが、発情期の予兆で休憩室で眠ってしまう。
目を覚ますと自分にかけられていた小野寺のパーカーから香る彼のフェロモンに我慢できなくなり、発情を促進させてしまった!
他の男に捕まりそうになった時小野寺が駆けつけ、彼の家の保護される。青葉はランドリーバスケットから誘われるように彼の衣服を拾い集めるが……。
ハッピーな気持ちになれる短編Ωバースです
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
その男、有能につき……
大和撫子
BL
俺はその日最高に落ち込んでいた。このまま死んで異世界に転生。チート能力を手に入れて最高にリア充な人生を……なんてことが現実に起こる筈もなく。奇しくもその日は俺の二十歳の誕生日だった。初めて飲む酒はヤケ酒で。簡単に酒に呑まれちまった俺はフラフラと渋谷の繁華街を彷徨い歩いた。ふと気づいたら、全く知らない路地(?)に立っていたんだ。そうだな、辺りの建物や雰囲気でいったら……ビクトリア調時代風? て、まさかなぁ。俺、さっきいつもの道を歩いていた筈だよな? どこだよ、ここ。酔いつぶれて寝ちまったのか?
「君、どうかしたのかい?」
その時、背後にフルートみたいに澄んだ柔らかい声が響いた。突然、そう話しかけてくる声に振り向いた。そこにいたのは……。
黄金の髪、真珠の肌、ピンクサファイアの唇、そして光の加減によって深紅からロイヤルブルーに変化する瞳を持った、まるで全身が宝石で出来ているような超絶美形男子だった。えーと、確か電気の光と太陽光で色が変わって見える宝石、あったような……。後で聞いたら、そんな風に光によって赤から青に変化する宝石は『ベキリーブルーガーネット』と言うらしい。何でも、翠から赤に変化するアレキサンドライトよりも非常に希少な代物だそうだ。
彼は|Radius《ラディウス》~ラテン語で「光源」の意味を持つ、|Eternal《エターナル》王家の次男らしい。何だか分からない内に彼に気に入られた俺は、エターナル王家第二王子の専属侍従として仕える事になっちまったんだ! しかもゆくゆくは執事になって欲しいんだとか。
だけど彼は第二王子。専属についている秘書を始め護衛役や美容師、マッサージ師などなど。数多く王子と密に接する男たちは沢山いる。そんな訳で、まずは見習いから、と彼らの指導のもと、仕事を覚えていく訳だけど……。皆、王子の寵愛を独占しようと日々蹴落としあって熾烈な争いは日常茶飯事だった。そんな中、得体の知れない俺が王子直々で専属侍従にする、なんていうもんだから、そいつらから様々な嫌がらせを受けたりするようになっちまって。それは日増しにエスカレートしていく。
大丈夫か? こんな「ムササビの五能」な俺……果たしてこのまま皇子の寵愛を受け続ける事が出来るんだろうか?
更には、第一王子も登場。まるで第二王子に対抗するかのように俺を引き抜こうとしてみたり、波乱の予感しかしない。どうなる? 俺?!
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
学生時代
Me-ya
BL
これは僕-隼人と治夫、そして寧音との三角関係の話。
※この小説は他の場所で書いていましたが、携帯が壊れてスマホに替えた時、小説を書いていた場所を忘れてしまいました…😨
ので、新しく書き直します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる