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第四の依頼
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「おい、いーさん、お前は行かなくて良いのか?」
「え?あ、あぁ…そうだね。
僕も手伝わなくちゃね……」
って、なんでだよ。
手伝うとしたら、年下のおまえじゃないのか?
……と、言いたい気持ちをぐっと堪え、へらへらしながらおじさんの後を追った。
別にいいさ、きのこ狩りくらい。
あぁ、やってやるよ。
どうせ僕は戦闘じゃ全く役に立たないからな。
おじさんは、青いきのこの所に辿り着いた。
それにしても、えらく派手な青色だ。
色鮮やかなきのこには毒があるとか聞いたことがあるけど、大丈夫なのかな?
「おじさ……」
僕がそのことを言おうとした時、何かおかしなものを見たような気がした。
青いきのこがなんだかちょっと動いたような……
「いーさん、逃げるんです!」
「……え?」
おじさんが僕の方に向かって駆け出すのと同時に、青いきのこの背が急に伸びたような気がして……
それは、僕の見間違いでもなんでもなく、青いきのこには短いながらも二本の足が生え、その足でおじさんを追いかけて来てたんだ。
「う、うわっ!」
僕は駆け出した。
きのことはいえ、普通のきのこじゃないんだ。
以前噛まれたズナールの時みたいに、毒にやられてしまうかもしれない。
あの時は切なかったよなぁ……魔物がうじゃうじゃいる森の中に、僕は一人放っておかれて……
と、回想してる間にも、おかしな物音はどんどん近付いて来て……
「リ、リッチー!!
ま、魔物だーーーー!」
僕は声を限りにそう叫んだ。
リッチーはすぐに気付いて、エドガーと一緒に僕らの方に走って来る。
「いーさん、早く!!
急ぐんです!」
「あ、お、おじ……」
おじさんが僕の脇を風のように追い越して行った。
「え?あ、あぁ…そうだね。
僕も手伝わなくちゃね……」
って、なんでだよ。
手伝うとしたら、年下のおまえじゃないのか?
……と、言いたい気持ちをぐっと堪え、へらへらしながらおじさんの後を追った。
別にいいさ、きのこ狩りくらい。
あぁ、やってやるよ。
どうせ僕は戦闘じゃ全く役に立たないからな。
おじさんは、青いきのこの所に辿り着いた。
それにしても、えらく派手な青色だ。
色鮮やかなきのこには毒があるとか聞いたことがあるけど、大丈夫なのかな?
「おじさ……」
僕がそのことを言おうとした時、何かおかしなものを見たような気がした。
青いきのこがなんだかちょっと動いたような……
「いーさん、逃げるんです!」
「……え?」
おじさんが僕の方に向かって駆け出すのと同時に、青いきのこの背が急に伸びたような気がして……
それは、僕の見間違いでもなんでもなく、青いきのこには短いながらも二本の足が生え、その足でおじさんを追いかけて来てたんだ。
「う、うわっ!」
僕は駆け出した。
きのことはいえ、普通のきのこじゃないんだ。
以前噛まれたズナールの時みたいに、毒にやられてしまうかもしれない。
あの時は切なかったよなぁ……魔物がうじゃうじゃいる森の中に、僕は一人放っておかれて……
と、回想してる間にも、おかしな物音はどんどん近付いて来て……
「リ、リッチー!!
ま、魔物だーーーー!」
僕は声を限りにそう叫んだ。
リッチーはすぐに気付いて、エドガーと一緒に僕らの方に走って来る。
「いーさん、早く!!
急ぐんです!」
「あ、お、おじ……」
おじさんが僕の脇を風のように追い越して行った。
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