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第四の依頼

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 「それは良かったですね!」

しばらくして三人が満足そうな顔をして帰って来た。
そりゃあそうだろうよ、うまいものをたらふく食べてきたんだろうから。
そんな奴らに依頼のことを話すのはいやだったけど、でも、僕ひとりで依頼が解決出来るはずもない。
だから、仕方なく話したら、みんな、けっこうやる気になっていた。



 「じゃあ、明日早速出発する?」

 「いや、あと数日はここにいよう。
まだ武器や防具を新しくしてないからな。」

 「次の町についての情報も聞き込んでいないしな。」

 「それにあの店にも食べに行きたいですしね。」

 「……あの店って?」

 「この近くのレストラン、知ってるだろ?
ちょっと高そうだけど、そのうち一度行ってみようって言ってた…あそこのことだ。」

 「あぁ、君達が今日行って来たあの店のことだね。」

 僕はちょっと勇気を振り絞り、精一杯のイヤミを言ってやった。
なめるんじゃないぞ。
 僕だって怒ることはあるんだから!



 「それが……今日は行かなかったんですよ。」

 「え…?」

 「ですから、明日にでもみんなで行きましょう。
そうそう、蒸しパンは夕食後にして下さいね。」
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